このページのまとめ
- グループ面接では、学生の身だしなみや言動がしっかりチェックされている
- 入退室時や面接中はもちろん、待ち時間にもマナーは大切
- 退室後も油断せず、会場を出るまでは気を引き締めよう
グループ面接は、複数の学生が同時に面接を受けるスタイルです。「ほかの学生と同時に面接を受けるため気持ちがラク」という声もあるようですが、気を抜いて臨むのは禁物。面接官が見ている点や気をつけたいマナーなど、グループ面接の攻略ポイントを詳しく見ていきましょう。
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グループ面接・集団面接とは
面接には、一人ずつ受ける個人面接と、複数の学生が同時に受けるグループ面接があります。集団面接も、グループ面接と同じ意味です。
グループ内の学生には同じ質問が投げかけられ、回答は一人ひとり順番に行うパターンと面接官から名指しされるパターンがあります。
面接官の人数は企業によって異なり、一人の場合もあれば複数で応じる場合もあるようです。
冒頭でもお伝えしたように、グループ面接は複数人が同時に受ける面接のため気が紛れるという声も。しかし、複数人が同時に受けるということは、ほかの学生が回答している様子を目の当たりにするということです。用意していた回答が周囲と被ったり、ほかの学生の回答に流されたりするケースも考えられます。
複数の学生が一堂に会するグループ面接では、個人面接とはまた違った点に注意が必要です。グループ面接を突破するために、以下で紹介するポイントをチェックして面接対策を行いましょう。
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面接官が見ているポイント
複数の学生が同室で面接を受けるグループ面接。ほかの学生と比較されがちな点は、個人面接と異なる箇所の1つといえます。
そのため、マナーに関して普段以上に注意を払う必要があるでしょう。
面接官がチェックしているポイントは以下のとおりです。
身だしなみ
服装の乱れは、入室後すぐに目につく部分です。自宅でしっかり身だしなみを整えて会場に向かっても、到着後は再度スーツのシワや埃の付着、ネクタイの歪み、靴の汚れなどをチェックし直す必要があります。
面接の際は清潔感を意識し、ビジネスシーンにふさわしい身だしなみを心掛けることが大切です。
スーツや靴といった身につけるもののチェックは、面接前日・当日の出発前・会場到着後には必ず行いましょう。
また、髪型の乱れにも注意が必要。面接会場までの道中で、セットが崩れる可能性も十分に考えられます。
万全の状態で面接に臨むため、面接当日は時間に余裕を持って出発しましょう。
立ち振る舞い
身だしなみが万全でも、立ち振る舞いのマナーがなっていなければ印象が下がります。
・入室してから席に着くまでの間
・ほかの学生が回答しているとき
・自身が回答しているとき
・面接官が説明しているとき
上記以外に、入室までの待ち時間の態度も要注意です。足や腕を組んだりスマホを頻繁にいじったりといった行動は、マイナス印象につながります。
面接会場に到着した時点ですべてのマナーがチェックされていると考えて、気を抜かないことが大切です。
言葉遣い
面接で重視されるのは、流暢に話すスキルよりも正しい言葉遣いだといえます。
多少つまづきながらでも、正しい言葉遣いではっきりと回答すると好印象に近づくでしょう。
面接では、挨拶はもちろん敬語の使用も必須です。挨拶や敬語はビジネスシーンにおいて常に求められるため、面接でしっかり話せるように練習を重ねておきましょう。
面接が和やかな雰囲気だったとしても、油断して友人と話すような言葉遣いになるのは禁物です。
以上が、グループ面接で特に目につきやすいポイントです。
ほかの学生と欠点が比較されやすい反面、マナーをしっかりと身につけることで差をつけるチャンスもあるでしょう。
このあとの項目では、入室時・面接中・退室時のマナーを詳しく解説します。
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入室時のマナー
入室の順番が先頭になった場合、個人面接と同様にまずはドアを3回ノックします。
入室するのは、「どうぞお入りください」と声がかかったあとです。ドアを開ける前に「失礼します」と挨拶し、一歩入室したところで面接官にお辞儀をします。
ドアは、後の学生が入室しやすいように開けっ放しにしておいても問題ありません。
「失礼します」と挨拶してから入室し一旦お辞儀をする点は、後に入室する学生も同じです。
最後に入室する場合、面接官にできるだけ背を向けないようにして両手でドアノブを握ってドアを閉めます。
お辞儀をするのは、ドアを閉め終わって面接官の方に身体を向け直したあとです。
入室とお辞儀が済んだら、先頭の学生は一番奥のイスに進みます。最後に入室した学生が、入り口に近いイスに座る形です。
イスの左側に立ち、「どうぞおかけください」と声をかけられたら「失礼します」と一礼して座りましょう。
面接官が着席を促すのは、すべての学生がイスのところに揃ったタイミングです。
それまではキョロキョロせず、落ち着いた態度で姿勢を正して面接官の方を向きましょう。
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面接中のマナーとポイント
グループ面接はほかの学生と同時進行のため、面接官とやり取りするのは自身だけではありません。
当然ながら自身が話さない時間も出てきますが、その際にもマナーをしっかりと見られています。
ほかの学生が回答しているときは、聞く姿勢が大切です。ボーッとして興味がないような態度を取らず、軽くうなずきながら話を聞きましょう。
面接官の話や質問内容には終始しっかりと耳を傾け、質問内容に沿った内容を答えます。
自己紹介をするタイミングで長々と自己PRをしてしまうのは、陥りがちなミスです。「簡単に自己紹介をしてください」と言われたら、言葉どおり簡潔に済ませる必要があります。
グループ面接では、指示がない限り長々と話すのは避けた方が賢明です。複数の学生が同時に面接を受けるため、一人ひとりが話す時間は限られています。
「1分ほどで」と話す長さを指定された場合はそれに従い、ほかの学生の回答時間を奪わないよう配慮しましょう。
ほかの学生の回答を聞く姿勢は必要ですが、惑わされないことも大切なポイント。前に回答した学生が長々と回答したからといって、自身も長く話す必要はありません。
周囲に流されず、面接官の話を聞き指示を守りましょう。
逆質問は、面接官の印象に残る絶好のチャンス。積極的に手を挙げることをおすすめします。
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退室時のマナー
「面接は以上で終了です」と面接官から声がかかると、次に退室時のマナーに気をつけましょう。
無言で立ち去らず、「本日はお忙しいなか、面接をしていただきありがとうございました」とお礼の言葉を述べて立ち上がります。
起立したあとには、イスの横で再度一礼しましょう。
退室は、最後に入室した方から順番に行います。ドアの前で、「ありがとうございました。失礼します」と一旦あいさつをしてから部屋を出ましょう。
ドアを閉めるのは、一番最後に退室する学生です。
退室すると、一気に緊張感が抜けてしまうかもしれません。ほかの学生と面接の感想を言い合ったり情報交換をしたり、交流を図るケースも少なくないようです。
しかし、会場内では社員と鉢合わせする可能性があるため、退室後にも油断は禁物。完全に会場を出るまでは面接の続きと捉えて、気を引き締めましょう。
このように、グループ面接には集団で受けるからこそ気をつけるべきポイントがあります。
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