キャッチフレーズを就活で使うときはどうすればいい?作り方と例文を解説

このページのまとめ

  • キャッチフレーズは就活で魅力をアピールする武器になる
  • キャッチフレーズを就活で使うには自己分析からはじめよう
  • キャッチフレーズを就活で使うときは具体的なエピソードを交えよう

キャッチフレーズを就活で使うときはどうすればいい?作り方と例文を解説のイメージ

「キャッチフレーズを就活で使うにはどうすればいいの?」と悩む人もいるでしょう。

面接で、いきなりキャッチフレーズを聞かれても、急には答えられません。慌てないためにも、キャッチフレーズは早めの準備が大切です。

今、思い浮かばなくても大丈夫。ポイントを押さえれば、キャッチフレーズは作れます。

作り方と例文も紹介していますので、キャッチフレーズを使う就活に悩んでいる人は、ぜひ読んでみてください。

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目 次

キャッチフレーズ(キャッチコピー)とは?言葉の意味を解説

キャッチフレーズ(キャッチコピー)とは、「相手の関心を集めて強い印象を与えるための短い言葉、うたい文句」のことです。

テレビCMなどで目にする商品ひとつひとつにもある、キャッチフレーズ。「知ってる」「聞いたことある」から店頭で商品を手にとった経験がある人も多いでしょう。

就職活動に言い換えれば、印象に残る就活生がいたから選考を通過させた、となります。キャッチフレーズを就活で使うときは、好印象を与えて採用担当者の目をひくことが重要です。

キャッチフレーズの作り方については、「就活に必要なキャッチフレーズを作るときのポイントは?」も参考にしてください。

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キャッチフレーズを就活で使うときに面接官が見ていること

面接で注目を集めよう、自分を印象付けようとして、それっぽいフレーズをただ言えばいいわけではありません。面接官がキャッチフレーズを聞いたときに着目する点について解説します。

自己分析ができているか

自分のことを一言で表すには、自身を把握しておく必要があります。キャッチフレーズを尋ねた質問への答えが、自身のことを客観視できていることの証明になります。

また、キャッチフレーズ自体は言えても、そのキャッチフレーズに至った理由などを応えられなければ意味がありません。自分のことを分析した上で、キャッチフレーズを考えてみてください。

あなたの魅力はなにか

キャッチフレーズそのものや伝える際の態度から、就活生を見極める目的もあるでしょう。

自分の言葉に自信をもって堂々としているかや、面接官の目を見て発言できているかなども見られているかもしれません。

伝え方一つでも印象は大きく変わるので、事前に面接練習をしておきましょう。

伝える力があるか

言葉選びはもちろん、すぐに理解できる内容かどうかも大切です。

ありきたりな表現は聞き慣れている面接官もいるでしょう。しかし、独創的過ぎる表現にしても意味が伝わらなければ、かえって印象が悪くなることもありえます。

また、初対面の面接官がキャッチフレーズに納得できるよう、根拠となるエピソードも分かりやすくまとめる必要があります。

整合性があるか

ESに書いた長所、面接の内容と一貫性があるかもチェックしています。それまでに話した内容と矛盾があると、信頼に関わるので注意しましょう。

キャッチフレーズを考える際は、上記のような企業側の意図を汲み取った内容にすることが大切です。

キャッチフレーズだけでなく、自己PR全体の作り方についても知りたい方は、「就活前の大学生必見!面接官に伝わる自己PRを作る方法とは」も参考にしてください。

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就活をするにあたってキャッチフレーズを考えるべき理由

キャッチフレーズを使った就活には、大きなメリットがあります。多少の労力を使ってでも考えるべき理由を紹介します。

端的な自己紹介のため

キャッチフレーズがあれば、自分自身の特徴や考え方、強み、経験をわかりやすく伝えられます。言葉選び次第では、「自分らしさ」も表現できるでしょう。

文字数の限られたESはもちろん、時間制限のある面接では自己紹介にかける時間を削れば削るだけ、志望動機や入社してやりたいことなど、面接官と別の話ができます。

面接官の印象に残りやすくするため

面接官は一日に何人もの就活生を相手にしているため、あなたが面接を受けるときには既に疲れているかもしれません。また、そのように披露が溜まっているなかで常に集中して就活生と向き合っているとも限りません。

つまり、ただ自己紹介をしただけでは目立たず、他の就活生に埋もれてしまう可能性があります。

そんなときに、キャッチフレーズで自分自身を伝えることであなたの印象を強烈に残せるかもしれません。

ライバルを引き離すには、限られた言葉の中でいかにして強い印象を与えるかがカギです。

自己PRに活用できるため

キャッチフレーズは、自己PRの冒頭に活用することでインパクトを残せます。ESを読む採用担当者や面接官に「おっ?」と思わせられれば上々でしょう。

いきなり、「私は取っ手」です」と言われれば、「なになに?」と続きが気になる面接官もいるはず。

何事も最初が肝心です。最初に面接官の関心を集められれば、その後のPR全体にいい影響が出るでしょう。

キャッチフレーズそのものを問う質問があるため

中には、ESや面接で「あなたのキャッチフレーズは」と問う企業もあります。または、「あなたを一言で表すと」という場合もあるでしょう。

この質問の意図は、前述のとおり、自己分析ができているかやあなたの魅力の確認、伝達力や整合性の確認などが挙げられます。経歴からは読み取れない「あなた」の人間的な部分や、筋道をたてて自身を説明できる人物かなど、キャッチフレーズを尋ねることで、採用担当者は就活生の人柄を引き出しています。

ESや面接で聞かれる可能性がある以上、きちんと準備しておくにこしたことはありません。

自己PRの冒頭、相手の関心の集め方については、「自己PRは書き出しが重要!書き方のコツ・注意点や例文を紹介」も参考にしてください。

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キャッチフレーズを就活で使うときの作り方

商品広告のキャッチフレーズは商品の特徴や効果、ほかと比べて優れている点をピックアップして作成しています。キャッチフレーズを就活で使うときも、基本的には同じです。

次の4つに注意して作ってみてください。

1.自分の長所・強みを知る

まず、自身の魅力を探るところからはじめましょう。採用担当者に知ってほしい、一番の魅力・長所がすぐに浮かばない場合は、あなたが力を注いだことをひとつひとつ挙げてみるのも効果的です。学生生活やサークル活動、アルバイトや趣味など、以下の項目を書き出してみてください。

・どういうことを頑張ったか
・なぜ頑張ることができたか
・その活動の中でどんな壁にぶつかったか
・その壁を乗り越えるためにどのような対策を講じたか
・対策してどのような結果が生まれたか
・その経験からなにを学んだか

頑張ったと思う内容は1つではなく思いつく限り書き出しましょう。その中から面接やESでアピールするのに向いていそうなことに絞り、深掘ってみてください。

自分の魅力探しに詰まったら、「就活時のキャッチコピー探しは、自分探しの延長でもある」も参考にしてください。

2.選考を意識して企業の求める人物像を分析する

満足のいくキャッチフレーズができても、企業の求める人物像とかけ離れていたら意味がなくなってしまいます。

どんなアピールをしても間違いではありません。ただ、「積極的な人が欲しい!」と思っている企業に対して「真面目さ」を主張しても、採用担当者には響かない可能性があるので注意しましょう。

印象に残るキャッチフレーズ作りには、自己分析だけでなく、志望企業の分析も必要です。

3.企業の求める人物や強みに合わせてアピールポイントを選ぶ

重要なのは、企業が求める人物像を理解したうえでアピールする内容を考えることです。

たとえば、「学校でもアルバイトでも皆勤賞」からは、努力家、「本が好きで毎月5冊読んでいた」からは継続力、「高校で3年間生徒会役員」からは積極性、行動力が思い浮かぶでしょう。

どの経験を伝えるか、志望企業ごとにうまく使い分けるとより効果的です。

4.印象に残るフレーズを用いて作成する

最後は、アピールポイントに繋がる言葉を考えることです。経験から連想しましょう。以下のように考えていくのもおすすめです。

学校でもアルバイトでも皆勤賞→いつでも教室にいた→教室の主

学校でもアルバイトでも皆勤賞→遅刻もない→時間は必ず守る→生きた時計

高校で3年間生徒会役員→毎回役員に立候補→常に選挙→いつも公約について考えていた→歩く演説台

どのような連想をするかでキャッチフレーズは全く違うものになります。

キャッチフレーズを就活に活用する方法がまだよくわからない方は、「【21卒 就活お悩み相談室 #4】ESの自己PR、どんなふうに書けばいいの?」も参考にしてください。

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キャッチフレーズを使って就活で好印象を与えるポイント

キャッチフレーズの印象をアップさせるには、聞いてすぐにあなたの人柄がイメージできる内容かどうか考えるとよいでしょう。

具体的な経験・数字を交える

キャッチフレーズを一言で伝えて終わりではなく、それを裏付ける簡単なエピソードを交えましょう。また、数字を入れればグッとイメージが深くなります。

たとえば、「クラシックバレエを長年続けた」ではなく「3歳のころに始めたクラシックバレエを10年間皆勤賞でやり遂げた」とします。同じ継続力をアピールするにも、どれだけの期間続いたかによって採用担当者の受け止め方は変わります。

志望企業の仕事内容に関連をもたせる

あなたの人柄を分かってもらうことが大切ですが、業務と全く関係のない内容をアピールしても効果は薄いでしょう。企業の立場からすると、会社への貢献が期待できそうな人材を求めるのは当然のことです。

仕事で活かせる強みかどうかを考慮しましょう。

分かりやすく、端的に述べる

キャッチフレーズは「相手の関心を集めて強い印象を与えるための短い言葉、うたい文句」です。まわりくどい表現は避け、自分の長所を短く、端的に伝えましょう。

たとえば、「私は諦めない人間です」に「トコトン」という一言を加えるだけで、この就活生はストイックな人なのか、頑張り屋なのか、そんなにすごいのかなどと採用担当者の脳内でイメージが膨らむかもしれません。

情報の詰め込み過ぎは混乱を招くので、注意が必要です。

比喩表現を使う

なにかに例えると、考えやすいかもしれません。動物や色、食べ物、花、日用品など、身近なもののイメージや役割から連想してみてください。

誇大表現はしない

自分の実力以上のことを表現するのは避けましょう。入社後、「話が違う」と思われるなどのリスクがあります。

あくまでも自分の身の丈に合った内容をベースに作ることが大切。面接官はESやこれまでの受け答えなどから総合的に判断するため、嘘のアピールは避けるのが無難です。

就活で嘘をついた場合のリスクについて知りたい方は「自己PRに書いた嘘は見破られる?バレた際のリスクについて解説」も参考にしてください。

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キャッチフレーズを使う就活のアピール別の例文一覧

キャッチフレーズとその補足の例文を一覧で紹介します。あなただけのキャッチフレーズを作る参考にしてください。

協調性・コミュニケーション能力の高さ

私は「白ご飯」です。どんなおかずにも合う白ご飯のように、周りに馴染みます。

思いやり・気遣い

私は「まごの手」だと言われます。かゆい所に手が届く人間です。

努力家

私は「つくし」です。踏まれても負けない雑草魂で、上を向き続けます。

行動力

私は「ガソリン」人間です。すぐに火が付くガソリンのように気持ちを燃やし、やる気をみなぎらせます。

責任感

私の足には「バネ」がついています。転んでもただでは起きず、必ず跳ねて最後までやり遂げます。

真面目さ

私を一言で表すと「竹」です。まっすぐのびる竹のように目標に向かって突き進みます。

忍耐力

私を食べ物に例えると「餅」です。突かれても突かれても倒れず、あきらめない粘り強さがあります。

継続力

私は「鉄」です。一度決めたことはやり通す、熱したら冷めにくい性質です。

柔軟性

私を色に例えると「白」です。状況に応じて染まります。

以上は一例です。キャッチフレーズを就活で使う場合の例文をもう少し知りたい方は「就活のキャッチコピーで好印象を与えるには?作り方を例文付きで紹介」も参考にしてください。

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キャッチフレーズを使った就活でライバルに差をつけたい方へ

キャッチフレーズを使った就活の第一歩は、自己分析です。自己分析がうまく進まない、分析してみたけど不安がある人は、他者に客観的なアドバイスをもらうとよいでしょう。就活のプロである就活エージェントに頼ることも一つの手段です。

中でもキャリアチケットはキャリア形成や企業の採用活動に精通したプロが、あなたの就職活動をサポートしています。キャッチフレーズに関する不安や、就活をどう進めればいいのかわからない方はぜひ利用してみてください。

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キャッチフレーズを使った就活に関するよくある質問

キャッチフレーズを使った就活についてよくある質問をまとめました。

Q.キャッチフレーズの目的は?

A.短い言葉で相手の関心を集めて強い印象を与えること。採用担当者からの注目を集めるための方法の一つです。自己PRの冒頭に活用もできます。

ESの自己PRにお悩みの方は「ESの自己PRで高評価を得よう!書き方のコツをご紹介」も参考にしてください。

Q.就活面接のキャッチフレーズはどうやって作ればいい?

A.まず、自己分析と企業の求める人物像の分析を行います。
分析した自分の長所・強みの中から、企業の求める人物像に合うアピールポイントを選んで作りましょう。

キャッチフレーズを自己PRに活用して面接に臨みたい場合は「自己PRは書き始めが重要!基本的な書き方を例文つきで解説」も参考にしてください。

Q.キャッチフレーズの例文は?

A.「私は、面倒見の良いお母さんです」「私は、みんなの潤滑油です」「私の9割はサッカーでできています」のように、数字を交えたり比喩表現を使い、端的に述べると伝わりやすいです。

気になる方は「就活で効果的なキャッチコピーとは?作り方のポイントと例文をご紹介」も参考にしてください。

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