就活に向けてキャッチコピーはどう決める?魅力的に作るコツを解説

このページのまとめ

  • 就活でキャッチコピーが必要なのは端的に自分をアピールするため
  • 就活のキャッチコピーからはわかりやすく自分を伝えられるかが見られている
  • 就活のキャッチコピーを作る際は、比喩表現や数字を使うのがおすすめ

就活に向けてキャッチコピーはどう決める?魅力的に作るコツを解説のイメージ

就活で「キャッチコピーを教えてください」と言われて、困ったことのある就活生もいるでしょう。就活では「自分を一言で表すと?」「モノや動物に例えると何ですか?」などのように、自分を簡潔に表現できるかが問われる場合もあります。

この記事では、キャッチコピーの作り方や、魅力的に伝えるコツを解説。例文も紹介するので、表現に悩む場合はぜひ参考にしてください。

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目 次

就活でキャッチコピーが必要なのはなぜ?理由を解説

就活でキャッチコピーが必要になるのは、わかりやすくほかとは違うアピールをするためです。印象に残るキャッチコピーを伝えられれば、選考突破に影響するでしょう。

ここでは、キャッチコピーが欠かせない理由を2つ解説します。

端的にアピールするため

就活でキャッチコピーが必要なのは、面接や自己紹介で端的に自分を伝えるためです。キャッチコピーは限られた時間でのアピールに効果的になるでしょう。

たとえば、集団面接では参加人数が多く、一人当たりが話す時間は短くなります。普通の面接と同じように考えていたら、時間が足りなくなることも。

キャッチコピーを用意しておけば、短い時間で自分をアピールできます。自分の特徴やスキルを一言で表せるのもポイントです。

ほかの就活生と差別化するため

オリジナルのキャッチコピーがあれば、ほかの就活生との差別化につながります。珍しいキャッチコピーほど印象に残り、エントリーシートや面接でプラスになるでしょう。

特に、採用担当者はエントリーシートや履歴書を短時間で大量に見ています。注目すべき箇所がなければ、興味を持ってもらえず、選考に落ちてしまうことも。

秀逸なキャッチコピーがあれば、ほかの就活生と比較した際に印象に残り、選考も突破しやすくなります。一味違うと思ってもらうためにも。キャッチコピーで差別化するのがポイントです。

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企業が就活のキャッチコピーでチェックしているポイント

キャッチコピーからは、「自分について理解できているか」「わかりやすくアピールできているか」などが見られています。企業のチェックポイントも考えて、キャッチコピーを考えてみましょう。

自己分析ができているか

キャッチコピーからは、自分の長所や強みを理解できているかが見られています。自分について深く知らなければ、ほかの人にアピールができません。

キャッチコピーと応募者のイメージが合う場合、自己分析ができていると高評価されるでしょう。一方で、違った印象を持たれるのであれば、自己分析が甘いと思われてしまいます。

自己分析については、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事を参考に取り組んでみましょう。キャッチコピーを作る前に、まず自己分析を行ってください。

わかりやすく伝える能力があるか

キャッチコピーの内容から、わかりやすく伝えられているかも見られています。短い言葉のなかで、最大限アピールできるように工夫しましょう。

また、就活のキャッチコピーでは、自分の特性をただ伝えるだけでなく、相手の心に響くような表現を考えるのが重要です。面接官を驚かせられるように工夫してみてください。

自社が求める人材に合っているか

アピールする強みや長所が、企業の求める人物像に合っているかもチェックされます。企業は採用する人材が、自社で活躍できそうかどうかを考えているからです。

企業の求める人物像は、Webサイトや採用ページに記載されています。また、「営業職であれば行動力やコミュニケーションスキルが重要」「事務職は正確性が求められる」のように、職種から推測する方法もあります。

どのような人材が求められているかは、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事を参考に、企業研究をして調べてみましょう。

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就活のキャッチコピーを作る4つの手順

キャッチコピーを作る際は、「自己分析」「企業研究」「強みの言い換え」「具体的に言葉にする」の手順で行うのがおすすめです。

それぞれの手順について詳しく解説するので、キャッチコピー作成の参考にしてください。

1.自己分析をする

キャッチコピーを作るにあたり、まずは徹底的に自己分析を行いましょう。

自己分析をする際は、これまでの経験を、思いつく限りすべて紙に書き出します。一つひとつの経験に対して抱いていた感情や実績なども、同時に記入していきましょう。

ある程度経験を書き出せたら、「好きなこと」「苦手なこと」「楽しいと感じること」「得意なこと」など、さまざまな視点からグループ分けをします。グループ分けした中から「自分はどのような経験をしたときにどのような感情を抱くのか」という共通点を探すことで、次第に自分の特性がわかってくるはずです。

また、自己分析をするときは、自分の強みだけでなく弱みやマイナス面にも目を向けてみましょう。自分では弱みだと思っていても、ほかの人には魅力的に映る場合もあります。自己分析をするときは、視野を広げて自分を客観視することが重要です。

2.企業研究をする

自分についての理解が深まれば、企業研究も行いましょう。企業がどのような人材を求めているかがわかれば、アピールすべき長所や強みも絞れます。

応募企業の業務内容と関係ない強みや長所は、評価されにくいので気を付けましょう。「強みを活かして企業に貢献できるか」の基準で考えるのがおすすめです。

3.強みや長所を具体的に言い換える

アピールする強みや長所が決まれば、具体的な言葉に言い換えてみましょう。たとえば、「聞き上手」をキャッチコピーにする場合、「聞き上手です」と表現するだけではインパクトのあるアピールになりません。

「どのような相談を聞くのが得意なのか」「どれくらいの頻度で相談されるのか」「どのような姿勢で話を聞いているか」など、聞き上手といえる理由を掘り下げます。深く掘り下げれば掘り下げるほど、自分だけの魅力的なキャッチコピーが作りやすくなるでしょう。

4.オリジナルの表現にする

最後に、オリジナルの表現になるように、言葉選びを工夫してください。キャッチコピーに「インパクト」や「オリジナル性」を持たせることで、ほかの就活生と差をつけられます。

表現方法では、比喩を使ったり、数字を盛り込んだりするのがおすすめ。インパクトのある独自のキャッチコピーを作りましょう。

キャッチコピーを作る際のポイントは、「就活に必要なキャッチフレーズを作るときのポイントは?」の記事でも解説しているので、合わせて参考にしてください。

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就活で評価される魅力的なキャッチコピーを作るコツ

魅力的なキャッチコピーを作るためには、比喩表現や数字をうまく使うのがおすすめです。キャッチコピー作りに使えるコツを4つ紹介するので、参考にしてください。

簡潔に表現する

キャッチコピーを作る際は、一言のように簡潔に伝えられるものにしましょう。アピールする強みや長所についても、1つに絞るのがコツです。

要点がまとまった文章にすると、表現がストレートに伝わり、相手の印象に残りやすくなります。印象づけるためにアピールポイントを詰め込んでしまうと、何が重要なポイントか分からなくなってしまうので気を付けましょう。

比喩表現を使う

強みを言い換える際に、比喩表現を使えば印象に残りやすくなります。ほかの就活生との差別化にもなるでしょう。

たとえば、吸収力の高さをアピールする場合は「スポンジ」、柔軟な適応力をアピールする場合は「カメレオン」というように表現可能です。

ただし、Web上で紹介されている比喩表現の多くは、すでにたくさんの就活生に使われています。インパクトに欠ける恐れがあるので気を付けましょう。

比喩表現を使う場合は、「キャッチコピーとしてありふれた表現ではないか」を意識するのがポイントです。

数字やエピソードを盛り込む

キャッチコピーに数字やエピソードを盛り込むと、インパクトや説得力が増すのでおすすめ。

たとえば、忍耐強さをアピールするときは「100回立ち上がった男」、聞き上手をアピールするときは「24時間営業の相談所」というように表現できます。

数字はあくまでもアピールなので、実際の記録でなくても構いません。ただし、あまりにも自分の状態とかけ離れた数字を使うと「自己を客観視できていない」と思われてしまうため注意してください。

反対語と組み合わせる

キャッチコピーでインパクトを与えるために、「真逆の意味を持つ言葉や表現と組み合わせる」という方法も有効です。

たとえば、「聞き過ぎない聞き上手」というキャッチコピーにすれば、「話をしっかりと聞きながらも、適切なタイミングでアドバイスをする」という意味を込められます。

ただし、担当者に一発で理解してもらえないこともあるため、補足説明を忘れないようにしましょう。

キャッチコピーを作る際は、長所や短所から考えるのもおすすめです。「自分の長所と短所は何?面接での伝え方を例文付きで紹介」の記事を参考に、うまく表現できそうなものはないか探してみましょう。

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就活用のキャッチコピーを作るときの注意点

キャッチコピーを作る際は、「大げさにしない」「難しい言葉は使わない」などの工夫が大切です。キャッチコピー作成時の注意点を5つ紹介するので、気を付けながら考えるようにしましょう。

無理にインパクトを与えようとしない

キャッチコピーを作るとき、無理にインパクトを与えようとするのは避けてください。キャッチコピーの目的は、自分の特性を端的に伝えることだからです。

自分を印象づけることは重要ですが、インパクトを与えることに重きを置いてしまうと、自分の魅力が十分に伝わりません。無理にウケを狙ったり奇抜な表現を使ったりせず、自然な表現を意識しましょう。

難しい言葉を使わない

難しい言葉や説明が必要な言葉は使わないように注意してください。聞いてもわからないキャッチコピーでは、魅力が伝わりません。

難しい言葉を使ってしまうと、「どういう意味ですか?」「どのような強みを指していますか?」などのように聞き返されてしまうことも。誰もが聞いただけで意味を理解できる、言葉選びを工夫してください。

理想ではなく今の姿を伝える

キャッチコピーでは理想ではなく、今の自分自身を表現しましょう。将来の夢や姿を伝えるものではありません。

キャッチコピーには、今までの経験によって身についた人格・能力などの情報を盛り込みましょう。今の自分とかけ離れている場合、自己理解ができていないと思われてしまいます。

大げさな表現をしない

自分の強みやスキルを大げさに表現したり、誇張したりするのもNGです。自分の実力に合っているか、よく考えて決めましょう。

たとえば、「日本一」や「最大級」などの言葉は気を付けなければなりません。よほどの実績やエピソードがなければ、「本当に日本一なのか?」と思われてしまいます。

「本当に表現したとおりの人格を持っているか」「相手を納得させるだけのエピソードが話せるか」をよく考えて表現するようにしてください。

アピールに使うエピソード探しに困った場合は、「自己PRが書けない!エピソードを見つけるコツとは?」の記事を読んでみましょう。説得力を持たせられるように、エピソードを用意しておくと安心です。

応募書類の内容と一貫性を持たせる

応募書類に書いたアピール内容と、キャッチコピーの内容は統一しましょう。キャッチコピーと書類で矛盾していると、本当に長所を示しているのかがわかりません。

たとえば、自己PRで「協調性」をアピールしているのであれば、協調性についてのキャッチコピーを伝える方がいいでしょう。自己PRにも長所短所にも、志望動機にもない特徴をアピールしても、説得力がありません。

キャッチコピーは、「応募書類で記入したすべてのアピールを総括したもの」という意識で作成し、応募書類とのブレがないようにしましょう。

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就活で役立つキャッチコピーの例文

ここでは、就活で役に立つキャッチコピーの例文を紹介します。キャッチコピーを作るときの参考にしてください。

・「笑顔」のキャッチコピー:「誰もが安心する笑顔」「メリハリのある笑顔」「年中スマイル」
・「聞き上手」のキャッチコピー:「心地良い聞き上手」「相槌マスター」「みんなの相談窓口」
・「努力家」のキャッチコピー「土日休業のがんばり屋さん」「ゆとりのある努力家」
・「責任感」のキャッチコピー:「目標に向かって猪突猛進」
・「向上心」のキャッチコピー:「人生はロッククライミング」
・「コミュニケーション能力」のキャッチコピー:「出会った日から親友」
・「柔軟性」のキャッチコピー:「柔軟剤配合」
・「誠実性」のキャッチコピー:「うそをついたことがない人」
・「忍耐力」のキャッチコピー:「石の上にも20年」
・「集中力」のキャッチコピー:「時間を忘れる集中力」

上記はあくまでも例文です。そのままの引用はせず、オリジナルのキャッチコピーで自分をアピールしましょう。

キャッチコピーの例文は、「自己PRに適したキャッチコピーとは?作成のポイントと例文を紹介」の記事でも紹介しているので、合わせて参考にしてください。

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就活でアピールできるキャッチコピーに悩むあなたへ

就活で効果的にアピールするためには、キャッチコピーを使ってインパクトを与えるのもポイントです。ほかの就活生とはひと味違うアピールができれば、印象に残り、選考にも有利に働くでしょう。

しかし、キャッチコピーを考えるためには、自己分析を行って自分を理解し、企業研究を行って企業を理解しなければなりません。そこから印象に残る言葉を考えるのは大変です。

キャッチコピーの相談相手を探しているなら、ぜひキャリアチケットに相談してください。キャリアチケットでは専任のアドバイザーが、あなたの就職活動をサポートします。自己分析や企業研究もサポートし、キャッチコピーの相談にものるのでお任せください。

就活は取り組むべき内容が多く、一人ですべてをこなすのは大変です。キャリアチケットに登録して、効率的に就活を行い、志望企業の内定獲得を実現しましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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