自己PRで向上心を伝えよう!就活が成功する上手な書き方と例文

このページのまとめ

  • 自己PRとは、自分の特徴と雇用するメリットを企業に伝えるためにある
  • 向上心を表すエピソードを自己PRに盛り込む
  • 具体性のないものや当たり前なことは、向上心をアピールする材料として向いていない
  • 企業が求める向上心を自己PRに書くことで、良い結果につながる可能性が高まる

自己PRで向上心を伝えよう!就活が成功する上手な書き方と例文のイメージ

自己PRで「向上心」はどうやってアピールすればいいの?といった疑問がある方も多いのではないでしょうか。
ただ体験談を並べたり中身のないエピソードをあげたりしてしまうと、自分の向上心が企業側に伝わらない可能性も。このコラムでは、向上心を上手く表現する方法をいくつかのポイントに沿って解説します。
就活の成功につながる自己PRの書き方を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

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なぜ自己PRを聞かれるのか?

自己PRとは、自分の長所や強みをアピールすることで、その人の人柄やパーソナルな部分を伝えるものです。
企業からの質問のみでは、回答する内容や数も限られてしまいますが、自己PRでは自分で話す内容を決められるので、より印象に残る話を採用担当者に伝えられます。企業へ自分を売り込むための宣伝として、自分の特徴や雇用メリットをしっかり伝えましょう。

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自己PRで向上心を伝えるときの5つのポイント

魅力ある自己PRが書ける方法を下記に5つまとめました。

1.印象に残るキャッチフレーズを作る

自分を主張するようなキャッチコピーを作ってみましょう。
たとえば、以下のようなものがあります。

・私はすべてをやり抜く人間です(目標達成を実現させるスキルがある)
・私はスケジュール帳が親友です(常に計画的な行動ができる)
・私は緩衝材のような人間です(穏やかな人間関係やチームワークを築き上げるのが上手い)

印象に残るようなフレーズは採用担当者の目にとまりやすいほか、「その他」に含まれない確立された自分の特徴をアピールできます。

2.過去のエピソードからアピールポイントを見つける

自分の中で向上心が発揮された過去のエピソードを交えると、説得力が増します。
単純に自分の長所や強みを羅列するだけではなく、それらが活かされたエピソードを具体的に示すことで、自分の向上心がしっかりと伝わるでしょう。

3.言葉を言い換える

どうしてもありがちになってしまう言葉は、別の表現で言い換えましょう。
最初から定番の文言を並べてしまうと、採用担当者から興味を持たれない可能性があります。語彙力を増やすことで深みが増し、より説得力のある文章になるでしょう。

4.「なぜ努力できたのか」を伝える

努力をした内容から、その人の人柄が見えます。この動機にあたる部分から引き出されるのが向上心です。そのため、努力できた・頑張れた理由を説明することで、自分の良さが伝わる自己PRになります。

5.得られたすべての結果を伝える

自分を採用することで企業側にどんなメリットがあるのかを伝えるべく、「向上心から得たもの」を説明しましょう。どのような努力をして、どんな結果になったのかを詳しく述べてみてください。
また、なるべく複数の事象を話すと、より向上心があることを確実にアピールできます。

6.将来のビジョンについて話す

向上心を発揮しながら、将来どのように活躍していきたいのかを伝えましょう。志望先の企業で何をしたいのか、どのような立場を目指しているのかなど、具体的な内容を伝えてください。
向上心によって企業に利益をもたらしてくれる人材は、どの企業でも非常に重要視される傾向があります。

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向上心をアピールするときに避けるべき3つの内容

自己PRは、採用担当者に自分の強みをきちんと伝えることが重要です。ここでは、就活生がつまずきやすいポイントについて解説します。

1.具体性がないもの

「向上心を持っています」といった、一言で終わらせる文章は避けましょう。
1つの事象についての結果を述べるだけでは、自身のアピールに繋がりません。「その結果に至るまでに行ったこと」や、「何をどうやって努力したのか」というように、具体的な内容を書いてみましょう。企業側に興味を沸かせる内容にすることを心がけてみてください。

2.企業が求める向上心とズレている

企業が提示するビジョンや理念に沿わない内容は避けましょう。たとえば、企業側が「向上心をもってチームワークのとれた働きをする」といった理念に対し、自己PRで「1人でコツコツと作業することで力を発揮する」と書いてしまうと、企業と自分の目指す方向に差が生じてしまいます。
事前に企業側の概要欄を確認し、採用担当者に響くような内容を書きましょう。

3.当たり前のこと

社会人として出来て当然のことは書かないように注意しましょう。たとえば、学生時代のエピソードで「毎日遅刻をしなかった」ことはあまり特別ではありません。
大きなエピソードを無理に探す必要はないものの、向上心が活きた、自分にしかない・自分だからこそできるアピールポイントを見つけてみてください。
 

 

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2つのテーマに沿った自己PR例文

最後に、「向上心」を使用した例文を2つご紹介します。

1.サークル活動に関する自己PR

「私は、高い目標への努力を惜しまない向上心があります。
サークル勧誘で先輩から約30名の勧誘を依頼されましたが、何か工夫をすることでさらに人数が見込めるのではと考え、自分で目標値を20名増やし、50名に設定しました。
私は、それまで誰もやったことがなかったキャッチコピーやイラストを用いたフライヤーを作成し、毎朝大学の校門前で配布したところ、1週間で合計1,500枚を配布しました。
ほかにも、放課後や休み時間に学生と会話をしながら説得を試み、目標の50名勧誘を達成することができました。
この経験から、目標値を高く設定しても地道な努力や工夫を重ねることで、本来の目標を超えた結果を残せることを体感しました。
この達成感を忘れず、貴社でも目標を大きく持って貢献していきたいと思います。」

いつ、何があって、どんなことをしたかといった内容を、数字とともに具体的に書くと説得力のある自己PRとなります。相手に熱意も伝わりやすいでしょう。

2.継続している物事に関する自己PR

「私は、自分の好きなことや、やり遂げたいことへの向上心を強く持っています。
身体が弱かったことから、祖母の勧めで3歳から日本舞踊を始めました。物心ついたときには舞台に立っていたため、好きなことをしているというより、義務的に稽古をしていた時期もあります。
しかし、名取の話を聞いた際、県内での舞台のみならず、東京の大舞台で踊ってみたいと思うようになりました。
名取を取得してからは東京と地元を往復しながら練習を続けていますが、大変だと感じたころはありません。自分の好きなことに心から取り組めていることにやりがいを感じながら、『必ず大舞台に立つ』という姿勢で努力を続けています。」

やり遂げたい目標のために努力できた経験がある人は、継続したエピソードとあわせて向上心をアピールすると良いでしょう。継続期間が短い場合でも、目標に向かって努力した経験であればアピール可能です。
 

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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