独特な制度もある!ベンチャー企業の福利厚生事情とは

このページのまとめ

  • 朝食の提供や飲み会代金の補助、昼寝制度などベンチャー企業にはユニークな福利厚生が多い
  • しかし、中には給与の低さを福利厚生でカバーしているケースもある
  • 社員同士のコミュニケーションを活性化したり、労働意欲や定着率を上げたりするために福利厚生は導入される
  • 福利厚生だけでなく、給与や休日といった基本的な労働条件や仕事のやりがいに注目して企業を選ぼう

住宅手当や家族手当、提携施設の利用といった福利厚生を揃えている企業は多く、就活生の中には就職の決め手になったという方もいるかもしれません。
一般的に、大企業のほうが福利厚生が充実しているイメージがありますが、ベンチャー企業にはユニークな制度が存在することも。
当コラムでは、ベンチャー企業が実施する独特な福利厚生を紹介しています。
福利厚生とはそもそもどんな制度なのか、企業選びの際に重視すべきかを知りたい方も参考にしてください。
 

 

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ベンチャー企業のユニークな福利厚生

福利厚生というと、住宅手当や家族手当を思い浮かべる方は多いと思います。
また、宿泊施設やスポーツジムを格安で利用できたり、自社製品を安く購入できたりする福利厚生も多数。
近年では、社員が好みのサービスを選択できる「カフェテリア方式」を導入している企業も見受けられます。

しかし、ベンチャー企業には上記のような一般的な福利厚生だけでなく、ユニークな内容を揃えている企業も少なくないようです。
以下に、企業独自の福利厚生例をまとめました。

食べ物系

社内にカフェやレストランを設けていたり、シャッフルランチを行ったりするベンチャーは多いようです。
ほかにも、社員数名でランチに行くとランチ代全額が会社負担になる制度や、部署の異なる数名で飲みに行くと1人あたり数千円が支給される制度も。
朝食を無料で提供したり、コーヒーやドリンクが無料で利用できたりする企業も増えているようです。

健康系

自転車通勤を推奨し、実施者には手当の支給がある、非喫煙者には毎月手当が支給される、始業前に朝ヨガを実施しているなど、社員の健康を支える制度が目立ちます。
社内に昼寝スペースを設けている、眠くなったときに自由に寝れるといった企業もあり、集中力や作業効率アップに役立っているようです。

補助金系

オフィスの近くに住むと住宅手当が支給されたり、会社が指定する物件に格安で住める社宅制度を導入している企業は多数。
また、業務改善の提案をするだけで500円(採用されると3万円)支給される制度や、社会人としての身だしなみを保つために会社が服飾代を負担してくれるものもあるようです。

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恋愛・育児系

ベビーシッターを格安または会社負担で利用できたり、子どもの看護が必要な場合に在宅勤務に切り替えることができたりと、育児に関する制度を整えているベンチャー企業は多いようです。
また、パートナーや家族など大切な人の記念日に休める記念日休暇や、失恋したら有給を取得できる失恋休暇といった制度を設けている企業も見受けられます。

自己投資系

購入する書籍代を企業が負担する、退職しても6年以内なら復職ができる、勤続年数が長い社員に対して有給と手当が支給されるなど、社員の自己投資に積極的な企業が目立ちます。
また、通常であれば会社が辞令を出す異動も、社員自ら希望を申請してキャリアパス設計を行う…という企業も。
自ら稼ぐ力を養い、自分に自信をつけるために副業を推奨する制度を導入している企業もあるようです。

社員のモチベーションや定着率を高めるために導入される福利厚生。
勢いがあり新しいことに積極的、若い社員が多いベンチャー企業ならではの制度に注目してみると面白いでしょう。
 

 

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就活では福利厚生にも注目すべき?

就活生の中には、福利厚生が充実している企業に惹かれる…という方も多いのではないでしょうか。

福利厚生は補助金が出るなど社員にとって有利な条件ですが、寮を完備していても周辺環境が悪い、住宅補助を利用する人は急な呼び出しや残業を要求されやすくなるといったデメリットがあることも。

また、企業によっては休日を利用して行われるイベント系の福利厚生を実施していることもあります。
貴重な休日まで仕事…と考える方もいれば、社内コミュニケーションに役立つと考える方もいるように、人によって捉え方が異なるケースも多いので、必ずしも全ての福利厚生が自分にとって有益となるかは分かりません。

ベンチャー企業の中には給与の低さを福利厚生でカバーし、社員に対する還元のバランスを取っているというケースも見受けられます。
福利厚生に惹かれて就職したけど、給与が低くて生活が大変…といったことも起こりかねないので、福利厚生ばかりを気にして就活するのはおすすめできません。
福利厚生だけでなく、給与や休日といった基本的な勤務条件までしっかりと確認しておきましょう。
 

 

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福利厚生の意味を考えよう

会社によって異なる福利厚生ですが、基本的な意味は理解していますか?

そもそも福利厚生とは、社員の日頃の勤務や成果を労い、勤労意欲や能率を高めるために存在します。
また、違う部署や職種など、普段の業務でなかなか接しない人とコミュニケーションを図ることを目的とすることも。

いわゆる飲みニケーションや部活動などは、社員同士の交流を図る目的で行っている企業がほとんどのようです。
社員同士が業務外の時間を一緒に過ごすことでお互いの理解や信頼度を高め、業務でもその経験が活かせると考えているから実施されているとも言えるでしょう。

また、魅力的な福利厚生を整えることで社員の定着率を上げたり、優秀な人材を集めたりすることを目的にしているケースも。
社員が働きやすい環境を整えている、ワーク・ライフ・バランスが取りやすいといった企業イメージのために導入する企業もあるようです。

企業によって福利厚生の目的は異なりますが、いずれにしても導入には大きなコストがかかります。
福利厚生が充実していればいるほど社員1人に対する投資額が大きくなると考えられることから、仕事のパフォーマンスを上げて会社に還元する必要があるでしょう。
 

 

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ベンチャー企業の魅力は仕事のやりがい

定着率や業務パフォーマンスの向上、社員同士のコミュニケーション手段として導入されることが多い福利厚生。
ベンチャー企業にはユニークな制度も多く、それを目的に入社を検討する方もいるかもしれません。
ですが、ベンチャーの大きな魅力は給与や福利厚生ではなく、裁量権が与えられやすい点ではないでしょうか。

ベンチャー企業は失敗を恐れずに挑戦する社風が強く、社員数が少なかったり社歴が浅かったりすることから、社員1人の裁量権が大きいのが特徴。
特に主体性を持って行動ができる、仕事の幅を広げられる、自分で仕事を取ってこれるという人はやりがいを感じやすいフィールドと言えます。

さらに、実力主義や結果主義の企業が多いこと、経営陣や社員の年齢が若いため年功序列ではないことが影響し、結果さえ出せば若いうちから役職付きとなる可能性も高め。
20代で取締役…というケースも少なくありません。
自分だけでなく会社の成長も感じられたり、新たなサービスや価値を生み出せたりするのが、ベンチャー企業で働く魅力と言えるでしょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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