このページのまとめ
- 就活の自己紹介を1分でまとめるためには、必要な情報を簡潔に伝えることが大切
- 就活の自己紹介は自己PRや志望動機と混ざらないように注意する
- 就活の1分自己紹介は、大学名や学生時代の取り組み、趣味などをまとめる
「就活で自己紹介を1分間求められて焦った」「1分以内に収まるか不安」と悩む就活生が多いようです。自己紹介は、自分の基本情報を簡潔に伝えることが大切です。丸暗記せず自然に話し、面接官からの好印象を狙いましょう。
この記事では、自己紹介を1分でまとめるコツや話し方、自己PRとの違いを例文付きで解説します。NG例文や注意点もまとめたので、1分間の自己紹介で好印象を与えたい方は参考にしてください。
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- 就活の自己紹介では1分ですべてを伝えなくてもよい
- 就活における1分間の自己紹介の役割とは?自己PRとの違いを解説
- 自己紹介を1分で求める企業の意図
- 学生の人柄を知りたい
- 人にどんな第一印象を与えるか知りたい
- 的確な返答ができるのかを見極めたい
- 緊張をほぐすためのアイスブレーキングをしたい
- 面接前に準備を整える計画性を確認したい
- 就活の自己紹介に盛り込むべき内容
- 基本情報
- 大学での取り組み
- 特技、趣味
- 簡潔な志望動機
- 締めの挨拶
- 就活の自己紹介を1分間にまとめるコツ
- 文字数は200~300字が目安
- 本当に伝えたい項目だけに絞る
- 情報は概要だけに留める
- 作成できたら何度か音読する
- 自己紹介を1分間で話す際の流れ
- 最初の10秒で好印象を与える
- 40秒で自分の強みを簡潔に伝える
- 最後の10秒で丁寧に締めくくる
- 自己紹介を話すときに気をつけるべきポイント
- 焦らずゆっくりと話す
- アイコンタクトや身振り手振りを適度に交える
- 大きめの声でハキハキと喋る
- 丸暗記せずに要点だけ覚える
- 好感度を上げる1分の自己紹介の例文
- 語学力を活かし国際的な活動を意識した自己紹介の例文
- 体力と継続力をアピールする自己紹介の例文
- コミュニケーション能力を強みとする自己紹介の例文
- 面接官に悪い印象を与えるNGな1分の自己紹介の例文
- ネガティブな表現を使っている自己紹介の例文
- 自己PRになっている自己紹介の例文
- 内容が抽象的過ぎて伝わりにくい自己紹介の例文
- 就活で自己紹介を1分でまとめられずに悩むあなたへ
就活の自己紹介では1分ですべてを伝えなくてもよい
就活の自己紹介は、自分の基本情報を相手に伝えるものです。詳細な情報を長々と話す必要はありません。伝えたいことをすべてをアピールしようとすると、情報が多過ぎてインパクトが薄くなってしまう可能性もあります。また、時間内に話し切ることに必死で早口になってしまう場合も。
1分間の自己紹介では、あなたの長所や強みすべてをアピールしようとするのではなく、企業が知りたい重要なポイントを厳選しましょう。
1分間の自己紹介については、「「簡単な自己紹介」とは?回答のポイントを例文つきで解説」も参考にしてください。
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就活における1分間の自己紹介の役割とは?自己PRとの違いを解説
1分間の自己紹介の役割は、自分に関する基本的な情報の説明です。1分程度でまとめることが求められるため、長く話さないことが大切です。
また、一つのテーマを集中的にアピールするのではなく、複数の情報をまんべんなくカバーしなくてはなりません。出身大学やサークル・部活の経験、あなたの強みなどを広く浅く話しましょう。
一方、自己PRは、あなたの強みをアピールして自分について売り込むのが目的です。あれこれ話すのではなく、ポイントを絞って具体的に話します。たとえば、自己PRでアルバイト経験をアピールする場合、以下を中心に伝えてみましょう。
・いつからどんなアルバイトをしているのか
・そこでどんな経験をしたのか
・どのようなスキルを身につけたのか
・入社したらそのスキルをどう活かせるのか
自己紹介では「私は大学1年生のころからカフェでアルバイトをしており、お客さまの立場になって考えるスキルが身につきました」と一言で終わるでしょう。しかし、自己PRでは一つの情報につき複数の情報を加えて、さらに掘り下げていきます。
・自己紹介:自分の基本情報を紹介する
・自己PR:自分のよいところを宣伝する
自己紹介と自己PRの違いは上記のように理解しておきましょう。詳しくは、「自己PRと自己紹介の違いを知ろう!1分間設定や間違えたときの対処法も」をご覧ください。
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自己紹介を1分で求める企業の意図
面接官は、自己紹介を通じて学生をさまざまな視点から評価しています。なんとなく自己紹介するのではなく、面接で求められている意図を読み取ることが重要です。
自己紹介には、面接官が知りたい情報を的確に伝える役割があります。学生がどのような人柄を持っているか、第一印象はどうか、コミュニケーション能力があるか、さらに緊張を和らげる効果もあります。これらの目的を理解したうえで、効果的な自己紹介を行いましょう。以下に、面接官が自己紹介において期待しているポイントを詳しく解説します。
学生の人柄を知りたい
面接官は、エントリーシートや履歴書だけでは分からない学生の人柄を知るために自己紹介を求めます。書類では記載されない表情や声のトーン、話し方、言葉づかいから、その人の性格や価値観、コミュニケーションスキルが見えるためです。
特に企業は、自社の文化や価値観に合った人材を採用したいと考えています。そのため、形式的な説明だけでなく、学生の人となりが表れる自己紹介が好まれるでしょう。
人にどんな第一印象を与えるか知りたい
第一印象は、働くうえで重要な要素です。特に、営業職やサービス業などお客さまと接する機会が多い仕事だと、よりよい第一印象を与えられる人材を採用したいと思うでしょう。
自己紹介は面接の最初に行うため、そこで第一印象を測られることが多いです。もし、自分の第一印象に自信がなければ、以下のポイントに気をつけてみてください。
笑顔で話す
メラビアンの法則によると、人の印象に影響するのは視覚情報が55%、言語情報が7%、聴覚情報が38%、です。つまり、面接官に好印象を持ってもらうには、笑顔でいることが重要です。
緊張して言葉につまったり、噛んでしまったりしても、表情が柔らかければネガティブな印象は与えません。笑顔で話すために、自分が話している様子をビデオで撮影して自分の表情を確認したり、面接の直前に鏡を見て笑顔の練習をしたりするとよいでしょう。
清潔感を出す
就活生にはフレッシュさが求められるため、清潔感を出すことが重要です。
・寝癖を直す
・爪は短く切り揃える
・スーツやカバンにしわや汚れがないか確認する
清潔感を出すために、上記の基本的なことを意識しておきましょう。第一印象をよくするためにやるべきことについては、「家を出る前に確認したい、第一印象で損をしないための就活マナー」も参考にしてください。
的確な返答ができるのかを見極めたい
自己紹介では、質問の意図に合わせた適切な返答をする力も試されています。自己紹介であれば自分の基本情報を簡潔に述べ、自己PRや志望動機の場面ではポイントを絞って具体的な話を展開する必要があります。
的確な返答ができることは、理解力や論理的な思考、そしてコミュニケーション能力の証明でもあります。面接官は、質問の意図に合わせた的確な返答ができるかを見ているため、焦らず要点を捉えて話すことが重要です。
緊張をほぐすためのアイスブレーキングをしたい
面接は、多くの学生にとって緊張する場面です。そこで、自己紹介は「アイスブレーキング」としての役割を持っています。アイスブレーキングとは、初対面の相手との緊張を和らげ、場の雰囲気を和やかにするために行う手法です。
自己紹介を通じて面接官との距離を縮め、リラックスして話せる環境を作ることが目的です。緊張がほぐれることで、後半の質問にも自信を持って答えやすくなるでしょう。自己紹介を単なる形式としてではなく、アイスブレーキングの一環と捉え、落ち着いて話すことが大切です。
面接前に準備を整える計画性を確認したい
面接に臨む際には、自己紹介を含む基本的な質問への準備が重要です。面接官は、事前にどれだけ準備をしてきたかを通じて、就活生の計画性を見極めます。自己紹介や自己PRは必ず聞かれるため、時間の制限に合わせて話せる内容をあらかじめ整理しておく必要があります。
例えば、1分、30秒、2分といった異なる時間制限に対応できるように練習しておくと良いでしょう。時間内で要点を押さえ、簡潔かつ的確に自分を伝えられるかどうかが、計画的に準備できる人物であるかを示す大きなポイントとなります。
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就活の自己紹介に盛り込むべき内容
自己紹介では、必要な情報を伝えたうえで、自分をさらに知ってもらうための内容を盛り込みましょう。それぞれの項目で押さえておきたいポイントを解説します。
基本情報
自己紹介では、はじめに大学名、学部名、学科名、氏名といった基本情報を伝えます。大学名や学部・学科名は、略称ではなく正式名称を使います。学部学科名と合わせてどのような分野の勉強をしているかも、簡単に説明するとよいでしょう。
大学での取り組み
勉強や部活、アルバイト、ボランティア活動など、学生時代に力を入れてきたことを話しましょう。その後の自己PRなどにつながりやすい項目なので、詳しくアピールしたいと思っていることに触れておくのがおすすめです。
どのような取り組みについて話すべきか悩む就活生は、「特別な経験は不要?『学生時代に力を入れたこと』の伝え方」を参考にしてみてください。
伝わりやすいように具体的な内容を入れる
自己紹介では、「何をどれくらいやったか」「その結果どうなったのか」という過程や結果を具体的に伝えましょう。数値で表せるものは、数値を伝えるとより伝わりやすくなります。
「○○をしてきました」「△△を頑張りました」だけでは説得力に欠け、アピールとしては不十分です。成長の過程と成果が分かる内容にすると良いでしょう。
ただし、話し過ぎないように時間は意識してください。面接は、限られた時間のなかで行われます。熱意のあまり指定の時間をオーバーしてしまっては、「時間を守れない」「周りへの配慮が感じられない」とマイナス評価につながってしまいます。事前に練習を繰り返し、時間内に収められているかチェックしましょう。
特技、趣味
趣味や特技について話すことは必須ではありませんが、アピールしたい内容と合致する場合はエピソードを交えながら紹介しましょう。
特技や趣味に触れる場合は、意外性を出すことで面接官の印象に残りやすくなります。ただし、意外性を演出するために嘘の趣味や特技を話すのは避けてください。
簡潔な志望動機
簡単な志望動機も伝えましょう。なぜその会社に興味を持ったのか、どのようなところを魅力と感じているのかを一言で伝えるのがポイントです。志望動機は、自己紹介の中では簡潔に述べる程度で構いません。
ほかでアピールする内容と一貫性を持たせる
面接官は、事前に提出されたエントリーシートや履歴書を確認しながら面接を進めます。そこに書かれていることと自己紹介が食い違うことがないように、内容を照らし合わせておきましょう。
アピールする内容に矛盾が生じると、嘘をついているのではないかというマイナスな印象を与える可能性もあるので注意が必要です。
締めの挨拶
自己紹介の終わりに誠意を持って挨拶をするのは、最低限のマナーです。面接の機会を頂いたことへの感謝の気持ちを込めて、「本日はよろしくお願いいたします」と挨拶しましょう。最後まで気を抜かず、声のトーンや表情に気を配ることを忘れないでください。
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就活の自己紹介を1分間にまとめるコツ
面接官から自己紹介を求められたとき、特に時間指定がない場合は1分程度で話すのがよいとされています。1分というのは短過ぎず長過ぎず、聞いている側が丁度よいと感じやすい長さです。
自己紹介を1分にまとめる際のポイントを確認しましょう。
文字数は200~300字が目安
1分間で話せる文字数はおよそ200〜300文字なので、これを目安に自己紹介を作ってみましょう。
企業によっては、「2分で自己紹介をしてください」「30秒でお願いします」と時間を指定されることもあります。1分の自己紹介をもとに、内容を調整していくつか準備しておくとよいでしょう。
本当に伝えたい項目だけに絞る
自己紹介を1分にまとめるためには、伝えるエピソードに優先順位をつけ、主軸となる内容を絞りましょう。面接では、自分を知ってもらいたいと強く思うあまり、多くの要素を盛り込んでしまいがちです。
しかし、短い時間のなかで多くの内容を伝えようとすると、単なる要素の羅列になってしまいます。あなたが本当に伝えたいことが薄れてしまう恐れがあるので、注意しましょう。
情報は概要だけに留める
自己紹介では、それぞれのエピソードを詳しく説明する必要はありません。始めの自己紹介で話し過ぎてしまうと、面接の後半で話すことと内容が重複してしまいます。
まずは、面接官に興味を持ってもらうことを意識し、要点を押さえた簡潔な表現に留めておきましょう。
作成できたら何度か音読する
自己紹介を完成させたあとは、何度か音読してみてください。声に出して音読すると、言い回しの不自然さや不適切な表現が見つかる場合があります。
また、作成した文章が1分間で収まるかどうかも分かります。タイマーをかけて音読しながら、文章量や話すスピードを調整するとよいでしょう。面接対策の一つとして、自己紹介の音読は欠かさないようにしてください。
自己紹介についてさらに詳しく知りたい就活生は、「自己紹介の書き方のコツは?好印象を与えるポイントと6つの例文を紹介」もご一読ください。
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自己紹介を1分間で話す際の流れ
1分間の自己紹介で自分の魅力を最大限に伝えるのは簡単ではありません。しかし、構成をしっかり考え、ポイントを押さえて準備すれば、効果的な自己紹介ができるようになります。ここでは、1分間の自己紹介を成功させるためのコツを、時間ごとに分けて解説していきます。
最初の10秒で好印象を与える
1分間の自己紹介では、限られた時間で自分の魅力を伝える必要があります。まず最初の10秒で、名前や大学名をしっかりと明るい声で伝えることが大切です。自己紹介の第一声は、相手に与える印象を大きく左右します。
緊張して声が小さくならないよう、少し大きめに、はっきりと話すことを意識しましょう。ここで「元気で前向きな印象」を与えることができれば、その後のやり取りもスムーズに進むはずです。
40秒で自分の強みを簡潔に伝える
次の40秒では、自分の強みやこれまでの経験を簡潔にまとめて伝えるのがポイントです。例えば、「サークル活動でリーダーを務めた経験」や「アルバイトを通じて得た接客スキル」など、具体的なエピソードを選びましょう。
自分がどんな成果を出したのか、どんな課題に取り組んだのかを短くまとめて話すと、相手に伝わりやすくなります。焦って早口にならないように、落ち着いて話すことを心がけましょう。
最後の10秒で丁寧に締めくくる
最後の10秒では、丁寧に自己紹介を締めくくりましょう。「以上です。よろしくお願いいたします」といった言葉でまとめ、しっかりとお辞儀をすると、相手に誠実さが伝わります。この最後の部分で、面接官に良い印象を残すことが大切です。
時間を気にしすぎて慌てることなく、落ち着いて話し終えるよう意識しましょう。
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自己紹介を話すときに気をつけるべきポイント
自己紹介は面接の冒頭のため、緊張により焦ったり固くなったりしがちです。あらかじめ、注意点を知って準備しておけば、自信を持って自己紹介を始められます。
効果的な自己紹介をするために、押さえておくべきポイントを確認しましょう。
焦らずゆっくりと話す
自己紹介では、時間制限があるからといって焦らずにゆっくりと話しましょう。緊張すると、早口になったりもごもごとした口調になりがちです。しかし、相手に伝わらなければ、自己紹介の意味がありません。
用意した文章が200〜300文字であれば、1分間に収まります。本番で焦らないように、ゆっくりと話す練習をしておくと良いでしょう。
アイコンタクトや身振り手振りを適度に交える
面接での自己紹介は、その後の面接の印象を左右する大事な時間です。うつむいて話すのではなく、面接官と適度にアイコンタクトをとりながら話しましょう。
話の内容に合わせて自然な身振り手振りを交えることで、緊張もやわらぎます。ただし、大袈裟な印象にならないように注意しましょう。
大きめの声でハキハキと喋る
声が小さいと、それだけでマイナスの印象を与えてしまいます。自己紹介では、普段より少し大きめの声で話しましょう。ぼそぼそ喋っていると聞き取りにくいので、口を大きく開けハキハキと話してください。
自分の話し方に自信がないあなたは、「面接での話し方には重要マナーが!就活生なら知っておくべき好印象を与えるコツとは」も参考にしてみてください。
丸暗記せずに要点だけ覚える
あらかじめ作成した自己紹介は、丸暗記せずに要点だけを覚えるとよいでしょう。練習した内容を読むだけでは気持ちや熱意が伝わりにくく、相手からの印象が薄くなりやすいです。また、緊張で頭が真っ白になると、丸暗記した内容がすべて飛んでしまう可能性もあります。
「丸暗記しないと不安」という就活生は、文字数を250文字以内に抑えた文章を用意しましょう。残りの50文字程を使って、当日にあった話題を話してみたり、今の気持ちや熱意を伝えられるような内容を盛り込んだりするのもおすすめです。
企業は、あなたの性格や人柄などを知るために、自己紹介の機会を設けています。気持ちが伝わるように自己開示することも、就活では大切なポイントの一つです。
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好感度を上げる1分の自己紹介の例文
ここまでの内容を踏まえて、実際の自己紹介をイメージした例文を見てみましょう。自己紹介は自分の言葉で話すことが大切で、必ずこの形式にしなければならないというルールはありません。例文の構成を参考にしながら、自分の経験に合わせて細部をブラッシュアップしていきましょう。
語学力を活かし国際的な活動を意識した自己紹介の例文
▲▲大学▲▲学部▲▲学科から参りました、▲▲と申します。大学時代は1年間スペインに留学し、現地の学生と交流しながら語学力を磨きました。
現在は、スペイン語のほかに、英語と中国語の勉強に力を入れているところです。さまざまな国の文化に触れるなかで、多様な環境に順応できる適応能力が身につきました。趣味は海外旅行で、年に1〜2回は友人とアジアやヨーロッパを訪れ、視野を広げることに楽しみを感じています。
将来は国際的に活躍する人材になりたいと思っており、海外に拠点を持つ御社に魅力を感じました。
本日はよろしくお願いいたします。
体力と継続力をアピールする自己紹介の例文
▲▲大学▲▲学部▲▲学科の▲▲と申します。私は中学生のころから現在までマラソンを続けており、毎年フルマラソンを完走しているのが自慢です。
毎日5時に起きて10km走るのが習慣で、最近では趣味として健康を意識した料理の勉強もしています。大学やアルバイトでは一度も遅刻や欠席をしたことがなく、自己管理能力が身についてきたことを実感しています。
御社では、スポーツで培った体力と継続力を武器に活躍したいと思っております。
本日はこのような貴重なお時間を頂きありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
コミュニケーション能力を強みとする自己紹介の例文
▲▲大学▲▲学部▲▲学科4年の▲▲です。大学では民俗学を学んでおり、対象となる地域に出向いて現地の方の話を聞き、民俗が形成される過程を研究しています。
研究を進めるなかでコミュニケーション能力をさらに磨きたいと感じたため、飲食店と書店で接客のアルバイトを続けています。多くのお客さまの多様な要望に臨機応変に応えることで、店舗のスムーズな運営に貢献できています。
さまざまな立場のお客さまと接する機会の多い御社での業務に魅力を感じ、これまでの経験をぜひ活かしたいと思いました。本日はよろしくお願いいたします。
どの例文も、250字前後になっています。作成する際は、このくらいの文字数を目安にすると良いでしょう。さらに例文を読みたい就活生は、「例文あり。「30秒で自己紹介してください」への対処法」をご覧ください。
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面接官に悪い印象を与えるNGな1分の自己紹介の例文
良い例文だけでなく、悪い例文を知っておくことで、失敗を避けられます。以下のような内容にならないよう、気をつけましょう。
ネガティブな表現を使っている自己紹介の例文
▲▲大学▲▲学部▲▲学科の▲▲です。私の家は、裕福とはいえないため、自分で働いて大学に通うことにしました。現在居酒屋とカフェのアルバイトを掛け持ちして、学費を稼ぎながら生活をしています。
自分の課題は、コミュニケーション能力の低さです。居酒屋のアルバイトを始めたころは、お客さまとのコミュニケーションがうまく取れず、売上を伸ばせていないと実感しました。
現在はお客さまとの会話を大切にした接客を心掛け、コミュニケーション能力を伸ばすための経験を積んでいます。
御社に入社する場合は、取引先はもちろん、同期や先輩とも円滑なコミュニケーションができるように、精進して参ります。本日は、貴重なお時間を頂きありがとうございます。よろしくお願いいたします。
こちらの例文は、現在の課題に関する話題が多いです。ネガティブなワードが多いと、面接官からの印象はあまりよくないでしょう。
面接官からは、「入社しても短所が目立つのではないか」「採用するのが不安…」と思われかねません。直面している課題ではなく、「解決された課題から分かる強み」を話しましょう。
自己PRになっている自己紹介の例文
▲▲大学▲▲学部▲▲学科の▲▲です。私の強みは、責任感を持って行動できるところです。
大学2年生のころ、飲食店のバイトリーダーを任されました。そこで、バイトリーダーとしての役割を考えて行動し、売上を伸ばすことを目指してアルバイトに指導を行っています。
自分が好きな商品の魅力が伝わるPR文を作成し、お客さまに伝える練習を行いました。注文を取る際にプラスでもう1品頼んでもらえるような働きかけをしてもらい、2ヶ月目には、店舗売上が前年度から10%上がりました。
責任ある役割をまっとうし、結果を残すことが私の長所と考えています。御社で働くことになったら、主体的に行動して業務を遂行します。本日は、どうぞよろしくお願いいたします。
この例文は、自己紹介ではなく自己PRになっています。自己紹介では、大学名や氏名などの基本情報や学生時代に取り組んだこと、趣味などを入れるのが一般的です。しかし、自己紹介で強みに関する話題を詳しく話すと、自己PRで話題がなくなってしまいます。
内容が抽象的過ぎて伝わりにくい自己紹介の例文
▲▲大学▲▲学部▲▲学科の▲▲です。私の長所は、課題解決能力が高いことです。まずは問題を分析し、解決のためにどんな選択肢があるのかを考えます。その一つひとつを検証して、それぞれにどのようなメリット・デメリットがあるかを検討します。そして、どの選択肢が最適かを見極めて実行します。
実行にあたり、誰に協力を求めるべきか、どのようなスケジュールで動くべきかも考えます。御社に入社してからも、仕事のなかで起きるさまざまな課題を解決していきたいです。本日は、よろしくお願いいたします。
自分の長所について話すのは良いのですが、具体的な話が一つも入っていません。面接官は、「この人は本当に課題解決能力が高いのか?」と悩んでしまいます。説得力を持たせるためにも、抽象的な話のなかに具体的なエピソードを入れましょう。
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就活で自己紹介を1分でまとめられずに悩むあなたへ
就活の自己紹介を1分でまとめるためには、250〜300文字で文章を作成し、自分の基本情報を盛り込みましょう。自分のすべてを話す必要はないので、自己PRにならないように注意してください。
しかし、「自己紹介を1分でまとめられない」「本番でうまく話せるか心配」と悩む就活生は多いでしょう。そのような方は就活エージェントを活用し、自己紹介をはじめ、自己PRや志望動機などの面接対策をするのがおすすめです。
就活エージェントの「キャリアチケット」では、自己紹介作成のお手伝いや添削を行います。また、志望動機や自己PRの作成に欠かせない自己分析のやり方や模擬面接による面接対策も可能です。
自己紹介や面接対策で悩んでいる就活生は、ぜひキャリアチケットにご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。