このページのまとめ
- エントリーシートの誤字が原因で選考に落ちることはあまりないが評価は低くなる
- エントリーシートの誤字を防ぐため、提出前に入念にチェックすることが大事
- エントリーシートの誤字に気付いたら基本的には最初から書き直す
エントリーシートに誤字があった場合、選考に影響するか不安に思っている就活生もいると思います。
この記事では、エントリーシートや履歴書を提出したあとに誤字脱字に気付いたときの対処法、ミスを事前に防ぐための効果的な方法をご紹介します。
エントリーシートや履歴書に対する企業の評価ポイント、修正するときの注意点も解説しているので、誤字脱字ゼロの書類作成を目指し、就活の第一歩を突破しましょう。
エントリーシートについて詳しく知りたい方は、「エントリーシートの書き方は?基本のマナーから選考突破のポイントがすべてわかる!」も参考にしてください。
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- エントリーシートに誤字!選考への影響・企業側の評価は?
- 誤字脱字が原因で落ちることはない
- 業界によっては合否に影響する場合もある
- マイナスイメージにつながる可能性はある
- エントリーシートに誤字脱字があった時の対処法
- 修正したエントリーシートを再送する
- 修正したエントリーシートを面接に持参する
- 面接対策に集中する
- エントリーシートの誤字を修正する場合の注意点
- はじめから書き直す
- 修正テープや修正液・消えるボールペンは使用しない
- やむを得ない場合は訂正印を使う
- エントリーシートの誤字を防ぐ方法
- 下書きをする
- 辞書を活用する
- 第三者に読んでもらう
- 時間に余裕を持って作成する
- 時間を置いて読み直す
- エントリーシートは誤字脱字以外のチェックも大切
- 宛先が間違っていないか
- 顔写真は正しく準備できているか
- エントリーシートの作成に悩んでいるあなたへ
エントリーシートに誤字!選考への影響・企業側の評価は?
エントリーシートや履歴書を作成し、見直した際に誤字脱字に気付くこともあるでしょう。応募書類に誤字脱字や修正があると、それだけで評価が下がってしまうこともあるので、誤字脱字を見つけた際は、基本的に最初から書き直すことが大切です。
エントリーシートや履歴書の作成時は、綺麗で読みやすい書類作りを念頭に置き、意識することが大切です。ここでは、エントリーシートに誤字がある場合の評価についてまとめました。
誤字脱字が原因で落ちることはない
ESや履歴書に誤字脱字があったとしても、それ自体が原因で選考に落ちることはほとんどないでしょう。採用担当者が最も重要視するのは内容なので、魅力的な文章であれば、多少の間違いであればさほど気にする必要はないといえます。
業界によっては合否に影響する場合もある
ただし、志望する業界や職種によっては、応募書類に誤字脱字があると合否に影響する場合があります。
・金融業界
・インフラ業界
・医療業界
・出版業界
・事務職
・経理
上記のような業界では、文字や数字を日常的に取り扱う事が多く、ほかの業界に比べて誤字脱字に注意を払っています。書類の少しの不備やミスにより社員や顧客に迷惑をかけるだけでなく、一瞬で多額の損害が出てしまったり、会社全体の信用を失ってしまう可能性も。
マイナスイメージにつながる可能性はある
エントリーシートの誤字が選考に直接的に影響はしなくとも、採用担当者の印象には影響を及ぼします。下記のようなネガティブな印象につながる恐れがあるので注意しましょう。
志望意欲が低いと思われる
ESや履歴書にあまりに誤字脱字が多いと、「自社への志望度が低いのでは」と印象を抱かれる可能性が高いです。
絶対に受かりたい志望企業の応募書類であれば、より入念に誤字脱字がないかをチェックするはず。「志望度が低いから適当に仕上げている」「志望度が低いから誤字チェックをしていない」といった印象につながるでしょう。
仕事上でもミスがあると思われる
ESや履歴書などの書類上に誤字脱字が多いと、仕事をする上でも間違いが多いのでは?という評価につながってしまうことも。
クライアントへのメールや作成資料においての誤字、郵送物の宛先間違いなど、細かいケアレスミスを連想させてしまうでしょう。どんな人でも誤字やミスはするものですが、頻発すると会社の心象に影響します。採用リスクがあると考えられ、好印象にはならないでしょう。
期限ギリギリに提出したと思われる
ESや履歴書は就活において重要な書類であるため、時間をかけて正確に作成するのが一般的。しかし、誤字脱字が多いと、「この学生は提出期限ギリギリになってあせって準備したのでは?」と思われてしまう可能性があります。
提出期限に十分な時間があったにも関わらずミスがあると、「計画性がない」という印象も与えてしまうでしょう。
ほかの志望者と比べて不利になる
書類上のミスによって、ほかの学生と比較する際に不利になる場合があります。エントリーシート・履歴書の内容が同じくらい優秀な学生がいたとして、どちらかに絞らなければいけない場合、書類に誤字脱字がない学生の方を選ぶでしょう。
ミスの対処法や防止法をさらに知りたい学生は、「履歴書の誤字脱字は内定に影響する?ミスしたときの対処法や防ぐコツを解説」の記事も参考にしてください。
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エントリーシートに誤字脱字があった時の対処法
何度も慎重に見直したつもりでも、提出後にエントリーシートや履歴書のミスに気付くこともあるでしょう。そんなときは絶望的にならず、ここで紹介する対処法を実行してみてください。
修正したエントリーシートを再送する
一つめの対処法は、間違った部分を修正して書き直したエントリーシートを再提出する方法です。その際、事前に必ず再提出の許可をメールで取ったあとに提出しましょう。
企業からの訂正方法に従い、お詫びと訂正箇所を記載した内容のカバーレターを添えて書類を再郵送(またはメール)します。
以下は、メールで企業に訂正箇所を連絡するときの例文なので、必要に応じて参考にしてください。
件名:
提出エントリーシートのお詫びと訂正依頼 △△大学△△(名前)
本文:
△△株式会社採用担当
△△様
お世話になっております。△△大学△△学部の△△と申します。
表題の件につきまして、お詫びと訂正のご依頼をさせていただきたくご連絡しました。
△月△日に郵送したエントリーシートですが、記載内容に誤りがございました。お忙しい中大変申し訳ありませんが、記載内容の訂正をお願いしたくご連絡を差し上げました。
私の不手際によりご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません。
もし可能でしたら、上記内容を訂正した、新しい履歴書を再送させていただきたいのですが、お送りしてもよろしいでしょうか。
———————————————–
△△ △△(名前)
△△大学△△学部△△学科
携帯電話:☓☓☓☓-☓☓☓☓
メール:@☓☓☓☓☓☓
———————————————–
就活メールのマナーについては「送る?送らない?就活におけるお礼状やメール」の記事も参考にしてください。
修正したエントリーシートを面接に持参する
企業から面接の連絡を受け取ったあとに誤字脱字に気付いた場合、面接当日に修正した書類を直接持参する、というのも一つの手です。
面接選考に進んでいるのでさほど気にする必要はないと思われますが、修正して持参した方が面接官に好印象を持たれやすいです。書類を提示する際は、面接が始まる前に口頭で再提出したい旨を伝えてからにしましょう。
エントリーシートや履歴書のフォーマットの原本が1枚しかない場合は、あらかじめコピーを取っておくと安心です。万が一間違えた時のために、また、コピーした用紙に下書きをすることもできます。
さらに、作成後の書類もコピーを取っておくのがおすすめです。誤字脱字のチェックに活用できるほか、面接対策のときに見直すことで書類と相違のない回答を用意できるからです。
面接対策に集中する
エントリーシート提出後に誤字脱字に気付いてしまった場合は、気持ちを切り替えて面接対策に集中することも大切です。誤字脱字よりも重要なのは内容なので、多少のミスであれば、さほど気にする必要はないといえます。
面接で企業からの評価を上げることは面接対策でいくらでも可能なので、今からできる準備に集中しましょう。
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エントリーシートの誤字を修正する場合の注意点
ここでは、エントリーシートで誤字脱字を見つけたときに修正する際、注意するべき点についてまとめました。
はじめから書き直す
前述したように、誤字脱字が1文字や2文字であったとしても、基本的にはじめから書き直すのがマナー。「一字だけだからいいだろう」と提出すると、マイナスなイメージを与える可能性が高まるからです。
誤字だけでなく脱字や汚れが生じた場合もはじめから書き直すのが望ましいため、ESや履歴書の用紙は余分に準備しておくとよいでしょう。
修正テープや修正液・消えるボールペンは使用しない
ビジネス文書や公的な文書と同様に、ESや履歴書においても修正液や修正テープは使用しないようにしましょう。誰が、どんな目的で修正したか分からないため、情報改ざんを疑われます。
また、「間違えたら困るから」と、消せるボールペンで記入するのも避けるべきです。消せるボールペンのインクは熱で消えてしまうため、採用担当者がコピーを取った際に文字が見えづらくなる恐れがあります。
やむを得ない場合は訂正印を使う
訂正印とは、公的文書などで間違った箇所にハンコを押して修正する方法のこと。
もし予備の用紙がなく、どうしても修正しなければいけないのであれば、間違った箇所に定規で二重線を引き、訂正印を押し、訂正したい箇所の上に正しい文字を書きます。
ただし、訂正印が多すぎると「なぜ書き直さないのか」といった印象を与えるので、使用は1箇所にとどめましょう。
エントリーシート・履歴書の修正方法については「履歴書修正に修正テープやごまかしはNG!ミスをしたときの対処法を紹介」の記事も参考にしてください。
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エントリーシートの誤字を防ぐ方法
ここでは、エントリーシート・履歴書の誤字脱字を防ぐための方法をご紹介します。ミスのない書類作成のための参考にしてみてください。
下書きをする
書き間違えを防ぐためには、下書きをするのがおすすめです。印刷したフォーマットに鉛筆などで下書きしてからペンでなぞることで、誤字脱字をする可能性を大幅に減らせるでしょう。パソコンで作成する場合は、Wordなどの文章校正機能や誤字脱字チェック機能を利用するのがおすすめです。
辞書を活用する
エントリーシートや履歴書では、慣れない漢字や表現法を使用することも多いです。少しでも分からない言葉が出てきたら、辞書で確認してから使用しましょう。
アルファベットや英語表記がある場合は、スペルに間違いがないかどうか必ずチェックしてください。
第三者に読んでもらう
誤字脱字がないか自分自身でチェックしたあと、家族や友人など第三者にも確認してもらうことをおすすめします。第三者にチェックをお願いすることで、自分では気付かなかった間違いに気付ける可能性が高いです。自分では完璧な文章だと思っていても、他者にとってはわかりにくい表現だと発覚することもあるでしょう。
時間に余裕を持って作成する
エントリーシートを提出期限間際に急いで書くと、誤字脱字が起こりやすくなります。締め切り前日ではなく、最低でも3~4日前までには完成させ、見直しの時間を十分に確保するのが理想です。ミスを防ぐだけでなくクオリティの高いエントリーシートにするためにも、時間に余裕を持って作成しましょう。
時間を置いて読み直す
エントリーシートや履歴書の作成後は、すぐに封入せず、時間を開けて再度読み直すことも誤字脱字防止に役立ちます。
書いた直後には気付かなかった誤字脱字を見つけることができる可能性があるからです。書いた後数時間経ってから、時間に余裕がある場合は翌日に見直すのがおすすめです。
就活の応募書類のマナーについては「評価されるエントリーシートの書き方は?項目別に分かりやすく解説します」の記事も参考にしてください。
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エントリーシートは誤字脱字以外のチェックも大切
誤字脱字以外にも、エントリーシートや履歴書を提出する前にチェックする項目があります。就活生が知っておくべき下記の項目を改めて確認してみてください。
宛先が間違っていないか
書類の郵送先の住所、電話番号などが合っているか確認しましょう。メールで送付する場合は、企業担当者の名前、メールアドレスを間違えずに入力することが大切です。
企業名や担当者名を間違えてしまうと、「一般常識に欠けている」という印象も与えかねないため、送付・送信前に最新の注意を払いましょう。
顔写真は正しく準備できているか
書類に貼る証明写真は一番最後に貼るのがおすすめ。書類より証明写真のほうがコストがかかっており、最初に貼ってから書類を書き損じてしまったら、写真が無駄になってしまうからです。
また、書類をデータで提出する場合は、企業によって規定のサイズやデータ形式が異なります。事前に確認してから証明写真をアップロードし、正しく反映されているかを確認してから提出しましょう。
写真を撮る際は、顔がぼやけておらず鮮明に映っているか、背景が暗くならないように気を付けることも大切です。就活の応募書類の書き方や注意点については「履歴書と違うの?エントリーシートの書き方を知ろう」の記事も参考にしてください。
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エントリーシートの作成に悩んでいるあなたへ
エントリーシートは就活の初期に提出するもので、仕上がりによって書類選考を通過するか分かれます。エントリーシートの内容が良くても誤字があればマイナスイメージが強まるため、面接に進めても周囲の就活生と差ができてしまう可能性もあるでしょう。
選考を左右するエントリーシートに対して、「自分のエントリーシートに自信がない」「プロからの専門的なアドバイスが欲しい」と思っているならキャリアチケットの利用がおすすめです。
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エントリーシートで大切なことや好アピールのコツ、誤字脱字のチェックなど第三者からのアドバイスを受けられます。自信を持って就活に臨みたい方や、やみくもなエントリーを避けて効率よく就活を進めたい方は、ぜひご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。