このページのまとめ
- 就活で自分のエピソードが聞かれるのは考え方や取り組み方を見るため
- 就活で自分のエピソードを探す際は自分史や自己分析がおすすめ
- 就活で自分のエピソードを伝える際は、過程を重視して伝えるのがポイント
就活の自己PRやガクチカで自分のエピソードを聞かれて、困る就活生も多いでしょう。「エピソードって何を伝えたらいいの?」「どんな内容が必要?」などは、悩みやすいポイントです。
この記事では、就活で自分のエピソードを聞かれた際に、どのように答えればいいかを解説しています。エピソードの探し方や伝える際の注意点も紹介するので、高評価を得るために参考にしてください。
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- 就活で自分のエピソードが聞かれる理由
- 入社後に活躍できそうか判断するため
- わかりやすく説明できる能力があるか確認するため
- 物事への取り組み方を見るため
- 就活で使える自分のエピソードを探す方法
- 自己分析を行う
- 自分史を書く
- モチベーショングラフを使う
- 長所や強みから探す
- 友人や家族に聞いてみる
- 就活で自分のエピソードを探す際に悩みやすいポイント
- 実績や成果を出したエピソードがない
- 学生時代頑張ったこと(ガクチカ)と内容が被る
- 強みや特徴のアピールにつながらない
- 就活で自分のエピソードを伝える際のポイント
- オリジナルのエピソードにする
- 結果よりも過程を具体的に伝える
- 企業の求める人物像に合わせてアピールする
- 就活で自分のエピソードを伝える際の注意点
- 伝えるエピソードは1つに絞る
- 抽象的な表現は避ける
- 嘘のエピソードや成果を使わない
- 難しい言葉や専門用語は避ける
- 就活で伝える自分のエピソードに困っているあなたへ
就活で自分のエピソードが聞かれる理由
就活で自分のエピソードが聞かれるのは、企業は就活生の考え方や物事への取り組み方などを知りたいと考えているからです。エピソードの内容や話し方を通して、就活生がどのような人物かがチェックされています。
ここでは、就活生がエピソードを聞かれる理由を3つ紹介するので、確認しておきましょう。
入社後に活躍できそうか判断するため
就活でエピソードが聞かれるのは、入社後に活躍できそうな人物かを見るためです。企業はエピソードを通して、どのような能力やスキルがあるかを見ています。
エピソードが聞かれる自己PRやガクチカなどの場面では、コミュニケーションスキルや協調性のように強みや長所をアピールするのが一般的です。エピソードは強みに説得力を持たせるものであり、内容が信用できるかはエピソードの内容から判断されています。
エピソードが具体的であれば、説得力もあり、活躍できそうだと納得してもらえるでしょう。一方で、内容が薄ければ、強みやスキルを持っていなさそうだと判断され、評価を得られなくなります。
わかりやすく説明できる能力があるか確認するため
エピソードを通して、わかりやすく説明できるかも見られているので覚えておきましょう。仕事をスムーズに進めるためには、説明する能力が欠かせないからです。
たとえば、結論からわかりやすく話せる人物は、同僚や取引先にもわかりやすく説明できると考えられます。コミュニケーションはどの職種や業種でも必要であり、仕事で成果を出すには欠かせません。
自分のエピソードを伝える様子を見るのは、説明能力を確認しやすい場面になります。初めて話をする相手であっても、内容を理解してもらえるように伝え方を工夫しましょう。
物事を説明する力を成長させたい人には、「5分でわかる『頭の良さとは「説明力」だ』|就活生おすすめ本要約」の記事がおすすめです。
物事への取り組み方を見るため
物事に対してどのように取り組むかも、エピソードを通して見られています。仕事に対して、どのように取り組むかイメージをするためです。
たとえば、物事に対してコツコツ取り組むタイプの就活生は、入社後もコツコツ取り組みそうだと思えます。行動力のあるタイプは、仕事でも活動的に動いてくれると想像できるでしょう。
大学時代の物事への取り組み方は、社会人での物事への取り組み方にも影響します。企業は経験やエピソードを通して、仕事への取り組み方も見ているので覚えておいてください。
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就活で使える自分のエピソードを探す方法
就活で使える自分のエピソードを探すには、自己分析やモチベーショングラフの作成がおすすめです。ここでは、エピソード探しに効果的な5つの方法を紹介します。
自己分析を行う
自己分析を行い、これまでの出来事を振り返ってみましょう。自己分析を行えば、強みや長所なども明確にできるメリットがあります。
自己分析は、自分の考えを明確にしたり、就活の軸を決めたりするために役立つのもポイント。エピソード探しだけではなく、就活全体に役立つので実施してみてください。
自己分析の進め方については、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事で解説しています。
自分史を書く
自分史を作り、過去のエピソードを振り返るのもおすすめです。「小学校」「中学校」「高校」「大学」と時期に分けて振り返ってみましょう。
自分史を作る際は、とにかくエピソードを書き出すのがおすすめです。就活に使えるかどうかは関係なく、とにかく思い出してみましょう。思いがけない出来事から、就活で使える特徴や性格がわかる場合もあります。
自分史の作り方については、「自分史とは?就活のために設置する項目や自己分析への活用法を解説」の記事で解説しているので、参考にしてください。
モチベーショングラフを使う
モチベーショングラフを使い、エピソードを振り返るのもおすすめ。モチベーショングラフとは、過去のエピソードから自分のやる気の上がり下がりを見るグラフです。
モチベーショングラフのメリットは、出来事に対して自分の感情がわかりやすい点です。「自分は△△ならやる気が出る」「△△の出来事は落ち込みやすい」など、自分の感情を視覚化できます。
価値観や考え方も分析できるので、自己分析にも使ってみるといいでしょう。モチベーショングラフの概要や作成方法については、「自己分析に役立つモチベーショングラフとは?作成時のコツ・注意点・使い方」の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
長所や強みから探す
自分の長所や強みから、エピソードを探してみる方法もあります。どのような場面で強みが発揮されたか、振り返ってみましょう。
たとえば、「コミュニケーションスキル」が強みの場合、「部活の後輩指導で役立った」「アルバイトのクレーム対応で役立った」のように、エピソードが思い出せます。エピソードについて深掘りしていけば、面接でも伝えられる内容になるでしょう。
友人や家族に聞いてみる
友人や家族に聞くと、自分では思いつかなかった内容を教えてもらえる場合もあるのでおすすめです。他己分析で客観的な意見をもらってみましょう。
第三者に聞いた場合、自分では強みや長所と考えていなかった部分が評価されていると気づくことも。第三者からの意見をエピソードに混ぜれば、説得力も増します。自分だけでは思いつかない場合、周囲の人に聞いてみてください。
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就活で自分のエピソードを探す際に悩みやすいポイント
自分のエピソードが思いつかないのは、「実績や成果を求めすぎている」「ガクチカと内容が被ってしまう」などで悩んでいるからかもしれません。
エピソードを探す際に悩みやすいポイントを紹介するので、自分なりのエピソードが考えられるように、悩みを解消しておきましょう。
実績や成果を出したエピソードがない
エピソードが思いつかない場合、実績や成果を求めすぎている可能性があります。エピソードでは優れた実績がなくても問題ないので、安心してください。
たとえば、「全国大会で優勝した」「アルバイトで売上30%アップを達成した」などのエピソードを持つ人は少数でしょう。企業も実績を求めるのは難しいと理解しているので、実績よりも「どのように取り組んだのか」の過程を見ています。
試合で負けてしまっても、「レギュラーを取るために努力した」「メンバーが活躍できるようにサポートに徹した」などのように、取り組み方からでもアピールは可能です。実績や成果がないと悩まずに、努力した過程をアピールするように意識してみてください。
学生時代頑張ったこと(ガクチカ)と内容が被る
学生時代頑張ったこと(ガクチカ)と内容が被り、伝えるエピソードがないと悩む就活生も多くいます。この場合、同じテーマであっても、切り口を変えてみましょう。
たとえば、学生時代はアルバイトに集中していたとします。しかし、同じアルバイトであっても、「接客を意識したエピソード」「売上を上げるためのエピソード」では、内容も発揮した強みも変わってくるでしょう。
同じテーマになってしまっても、エピソードの内容が違うものであれば大丈夫です。ガクチカと別の強みをアピールできないか、別の切り口のエピソードはないかなど、考えてみるといいでしょう。
ガクチカって何?と思う就活生は、「ガクチカとは?作成方法や例文を徹底解説」の記事を参考にしてください。ガクチカの内容を把握し、別エピソードが選べるように準備しましょう。
強みや特徴のアピールにつながらない
エピソードがあっても、強みや特徴のアピールができないと悩む就活生もいます。この場合、自分の強みが何かを整理したり、アピールできそうなエピソードをさらに書き出したりしてみましょう。
伝えるエピソードについては、エピソードから探しても、強みや特徴から探してもOKです。エピソードから探す場合、どの強みを発揮して成功したのか、あらためて整理してみましょう。
アピールしたい強みや特徴がある場合は、エピソードをとにかく書き出し、強みが発揮されたか1つずつ振り返るのがおすすめ。情報を整理して、強みとエピソードがつながるように考えてみてください。
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就活で自分のエピソードを伝える際のポイント
ここでは、就活で自分のエピソードを伝える際に大切な、3つのポイントを解説します。
オリジナルのエピソードにする
使用するエピソードは、オリジナルのものを使いましょう。ほかの人から聞いた内容や、Web上にある例文をそのまま使ってもアピールにはなりません。
オリジナリティに欠ける場合、ほかの就活生と内容が被り、目立たなくなります。特に、エントリーシートは書類でしかアピールできないので、ほかの就活生と同じであれば、評価されないことも。
エピソードは自分にしか書けない、オリジナルのものを選んでください。「どのように取り組んだか」「何を考えたのか」などに注目してアピールすれば、自分だけのエピソードが作れるでしょう。
結果よりも過程を具体的に伝える
エピソードは結果よりも、過程を中心に伝えましょう。企業は「どのように取り組んだのか」を中心に見ているからです。
物事の結果だけを伝えても、仕事で活かせるかはわかりません。たとえば、「野球部で全国制覇を果たしました」とアピールしても、全国制覇の実績が仕事で活かせる場面はないでしょう。
企業は結果ではなく、「コツコツと毎日練習を続けた」「誰よりも元気に声を出し、チームを引っ張った」のように、結果を出すための過程や努力を見ています。取り組み方を具体的にアピールすると、高評価につながるでしょう。
企業の求める人物像に合わせてアピールする
エピソードを通してアピールする強みや長所は、企業が求めるものがおすすめです。「仕事で活かせそうか?」「業務と関係があるか?」の目線で考えてください。
企業がどのような人物を求めているか知りたい場合は、企業研究を行いましょう。採用ページやWebサイトに、「企業の求める人物像」を記載している企業があります。
明記されていない場合でも、エントリーする業種や職種から、どのような強みや長所が求められるか考えてみましょう。営業であればコミュニケーションスキルや粘り強さ、事務職であれば処理能力や正確性のように、必要な強みがイメージできます。
企業研究の方法については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事で解説しているので、参考に研究を進めてみてください。
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就活で自分のエピソードを伝える際の注意点
エピソードを伝える際には、「嘘はつかない」「複数のエピソードを伝えようとしない」のように注意点があります。4つの注意点を紹介するので、エピソードを考える際に活かしましょう。
伝えるエピソードは1つに絞る
伝えるエピソードについては、1つだけにします。複数のエピソードを同時に伝えると、内容がわからなくなるからです。
たとえば、「私はアルバイトとサークルと勉強に力を入れ、コミュニケーションスキルと協調性と粘り強さを手に入れました」とアピールされても、重要な内容がどれなのかわかりません。また、複数のエピソードを話されても、内容が頭に入ってこないでしょう。
エピソードは1つに絞り、具体的に伝えるのがアピールのコツです。伝えたい内容が多いのもわかりますが、重要な1つだけにしておきましょう。
抽象的な表現は避ける
抽象的な表現は避け、具体的に伝えるようにしてください。抽象的な表現が多いと、どのような人物なのか、どのように活躍できそうかがイメージできないからです。
たとえば、「リーダーとしてリーダーシップを発揮しました」よりも、「リーダーとして部員一人ひとりの話を聞き、同じ目標に向かって進めるようにチームをまとめました」の方が、どのようにリーダーシップを発揮したのかがわかります。
また、「リーダーでした」より「100人の部員をまとめるリーダーでした」の方が、規模感が伝わるでしょう。
物事を詳しく説明したり、数字を使ったりすれば、具体的な表現になります。曖昧な表現は避けて、状況をイメージしやすいようにエピソードを伝えてください。
嘘のエピソードや成果を使わない
嘘の内容や成果を伝えるのはNGです。面接で深掘りされ場合、バレるケースも多いのでやめておきましょう。
就活でウソがばれると、企業からの評価は下がります。嘘がきっかけで不採用になる場合もあるでしょう。
就活で嘘をつくリスクについて、「就活で嘘をつくのはNG?人事にバレる理由とリスク」の記事で詳しく解説しています。好印象を与えられるようにアピールするのは大切ですが、誇張や嘘はやめてください。
難しい言葉や専門用語は避ける
わかりにくい言葉や専門用語は避け、誰にでもわかる内容にしましょう。相手は自分のエピソードを初めて聞く人物だと意識してください。
専門用語や難しい言葉で話の内容がわからない場合、相手に伝える能力が低いと判断されます。仕事でも説明できなさそうと思われ、評価を下げてしまうでしょう。
エントリーシートであれば、内容がわからないと読みとばされてしまうかもしれません。誰でも内容を理解できるように、言葉選びを行いましょう。
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就活では自己PRやガクチカなど、エピソードを伝える場面が複数あります。エピソードの伝え方次第で評価が変わるので、高評価を得られる伝え方を覚えておきましょう。
もし、どのように伝えるか、どのような内容を伝えるか迷う場合は、就活エージェントのキャリアチケットに相談してください。キャリアチケットでは、あなたの持つエピソードで最大限のアピールができるようにアドバイスします。
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