自己PRで研究をテーマにするのはアリ?ナシ?

就職活動では、ESや面接などであなたの人柄を見るためにさまざまな質問をされます。研究をしてきた人にとって、自己PRで「研究」について語っていいのかどうかは悩むポイントのようです。 そこで、研究をテーマにした内容は有効かどうかについてまとめてみました。また、研究について話すときの注意点についてもクローズアップ。参考にしてみてください。

目次
 

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自己PRで「研究」は有効?

研究をテーマに自己PRを作成すると、「コミュニケーションが不得手だと思われるのでは」「暗い印象を与えてしまう気がする」「研究以外に熱意がないと思われそう」など、ネガティブな印象を与えてしまうと思い込み、避けたほうが無難だと判断する人は少なくありません。
結論から言いますと、研究も立派な自己PRの1つです。学生時代にやってきたことに自信を持って、テーマに取り入れましょう。

自己PRと言うと、表彰された経験があるなど、胸を張って人に自慢できるような内容、他の人が成し得なかった内容など、特別なものでないといけないというイメージをお持ちの方が多いです。
しかし、実際に重要視して欲しいのは、実績そのものよりも、その過程。物事から見えるその人の取り組み方やポテンシャルなど、採用担当者は応募者の人柄を知りたいのです。

また、研究実績は数値化しやすいところが利点。もともと5W1Hを意識して進めるため分かりやすく、アピールに繋げやすいと言えるでしょう。

 

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研究について話すときの注意点

研究は、過程にさえポイントを押さえれば立派な自己PRになることが分かったと思います。

さらに意識することで、良いアピールができるポイントがありますので見ていきましょう。

・注意点1
研究という特殊な分野柄、専門用語を使用すると思いますが、作成する際は誰でも分かる用語へ変換してください。
現場にいなかった第三者にも分かるような文章を考えることが大切です。

・注意点2
「毎日◯時間研究した」「土日の休みも研究に励んだ」など、研究に費やした時間は評価されにくいことが多いです。
これだけをアピールのメインにするのは、避けたほうが無難でしょう。

・注意点3
研究はスポーツと違って勝敗がありませんし、資格や免許と違って合否がありません。学会への参加や論文の提出回数などをアピールするのもいいでしょう。

上記の注意点を踏まえつつ、研究で得たもの、なぜ研究を始めたか、失敗したときどういう対処をしたか、そこからどういうことを学んだか、学んだことを企業でどういう風に活かせると考えているのか、などに着目して構成してみてください。

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研究以外のことについても考えておこう

前述のとおりに文章を構成していけば、「研究」もプラスのアピールポイントとなることでしょう。

ここでもう1つ対策を立てて置きたいのが、研究以外の自己PR。研究職として応募している場合でも、「研究以外で頑張ったことはありますか?」「なぜ大学に残って研究を続けないのですか?」などと質問を受ける可能性もゼロではありません。

研究以外で取り組んだ物事や、大学に残らず就職を決意した理由などもすぐに話せるよう準備しておくことがベストです。
PRしたい内容は、できれば研究をテーマにした自己PRと共通する内容が望ましいと言えるでしょう。
あなたの魅力が一貫性のあるものだと、採用担当者にアピールすることができます。

今までお伝えしてきたとおり、自己PRのテーマが研究であっても、伝え方次第ではあなたの魅力を十分に発信できるのです。
研究してきた内容そのものよりも、研究を通して学んだことや感じたこと、得られた知識やスキルなどに着目して伝えることが大切。企業側が欲しいと思えるよう、あなたの人柄をアピールできるよう意識しましょう。

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