このページのまとめ
- ESの研究内容には、研究の概要やこれから調べる内容を書く
- ESの研究内容は、専門外の人でも理解できる言葉で分かりやすく伝える
- ESに研究内容を書く際は、得た学びやスキルを入社後にどう活かすかも伝える
「ESの研究内容には何を書けば良いのか」「研究内容の書き方のコツはあるか」などと悩む就活生もいるでしょう。ESの研究内容はゼミでの勉強に関する内容を記載する項目であり、結果が出ていない場合は現時点の状況を伝えれば問題ありません。
この記事では、ESの研究内容に書く内容や基本的な書き方、文字数ごとの例文などを解説します。最後まで読めば研究内容の書き方が分かるでしょう。
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- ESの研究内容の書き方6ステップ
- 1.結論として研究テーマと概要を書く
- 2.研究の背景を説明する
- 3.具体的な研究内容を伝える
- 4.直面した課題や工夫したこと
- 5.研究から得た学びをまとめる
- 6.入社後の業務での活かし方で締める
- ESで研究内容の記載が求められる理由
- 就活生がESに研究内容を書く際のポイント8選
- 1.専門外の採用担当者も理解できる説明を心掛ける
- 2.研究で得た知識やスキルの活かし方を述べる
- 3.面接時の想定質問を考えておく
- 4.研究内容で嘘をついたり誇張したりしない
- 5.熱意が伝わる表現を意識する
- 6.自己PRやガクチカとの書き分けを意識する
- 7.書式は企業の規定に従う
- 8.文字数制限に従う
- ESに書く研究内容の構成例
- 50文字:研究内容をコンパクトにまとめる
- 100文字:研究から得た学びを追加する
- 200文字:研究の内容を深掘りして書く
- 400文字:研究に至るまでの背景や心情も盛り込む
- ESに書く研究内容の例文
- 1.研究内容を応募先企業の仕事に活かせる場合の例文
- 2.研究内容と仕事に共通点がない場合の例文
- 3.文字数制限50文字の例文
- 4.文字数制限100文字の例文
- 5.文字数制限200文字の例文
- 6.文字数制限400文字の例文
- 文系や研究がまだ始まっていない場合の書き方
- 文系の場合
- 研究がまだ始まっていない場合
- ESに研究内容を書く場合の注意点
- ESの添削をしてほしい!おすすめの相談先一覧
- 研究室の教授
- 大学のキャリアセンター
- 専門外の友人
- 研究室の先輩やOB・OG
- 就職エージェントのキャリアアドバイザー
- ESの研究内容を上手にアピールしたいあなたへ
ESの研究内容の書き方6ステップ
研究は専門的な内容になるため、基本的な流れに沿って説明するように意識すると、簡潔にまとまります。「結論・概要」「背景」「具体的な研究内容」「学び」「業務での活かし方」の流れで記入しましょう。
ここでは、ESの研究内容の書き方を詳しく解説します。
1.結論として研究テーマと概要を書く
文頭では結論となる研究テーマをひと言で書き、何を学んでいるのかひと目で分かるようにしましょう。
ひと言でまとめるのが難しい複雑な研究内容の場合も、文頭で長々と説明するのは避けてください。具体的な内容は中盤に記載するので、最初の一文では質問の回答を簡潔に記載しましょう。
難しい専門用語はなるべく使わずに、誰が読んでもどのような研究をしているのか分かるように伝えるのが大切です。掴みの部分なので、続きが読みたくなるような一文を考えてみましょう。
2.研究の背景を説明する
続いて、研究に至った背景を説明します。テーマについて調べようと思った理由や研究の意義、現時点での課題を記載しましょう。
企業は、学生が目的意識を持って研究に取り組んでいるかを確認します。そのため、研究の背景を明確に書き、目的意識をもって研究に励んでいる旨を伝えましょう。
特に、以下の項目を意識して具体的に記述する必要があります。
| 研究に至った背景 | 意識する内容 |
|---|---|
| なぜその研究を選んだのか | 個人的な興味や過去の経験に基づく理由を具体的に書く |
| なぜ取り組もうと思ったのか | 現状の課題や解決したい問題意識を示す |
| 特にどのような点に興味をもったのか | 研究テーマのどこに魅力を感じたか、情熱を伝える |
さらに、研究内容を選んだ理由を深掘りすると、大学・学部を選んだ理由や個人的な経験とつながり、研究に対する興味の深さを自然にアピールできるでしょう。
3.具体的な研究内容を伝える
次に、研究内容の具体的な解説として研究の進め方や手法を記入します。
研究はほかのメンバーと分担して取り組むことがほとんどなので、自分が担った役割も具体的に書きましょう。たとえば、データ収集や分析、実験のデザイン、プレゼンテーションなど、自分の貢献度を明確にすれば、リーダーシップやチームワークのスキルをアピールできます。
また、このあとに研究を通じて得た学びを記入するため、次につながる流れを事前に想定しておくとスムーズに文章を作成できるでしょう。
4.直面した課題や工夫したこと
研究の過程で直面した困難と、それを乗り越えるために凝らした工夫を記載しましょう。企業は研究成果そのものだけでなく、未知の課題に対して自ら考え、行動できる人物かどうかを判断しています。
「実験が計画どおりに進まない」といった壁にぶつかった際、どのように原因を分析し、再試行したかを具体的に伝えましょう。自分なりの視点で仮説を立て直し、試行錯誤したプロセスを記述すれば、実務に欠かせない論理的思考力や粘り強さをアピールできます。
また、周囲との議論を通じて課題を解決した経験などは、組織で働くうえで必要な対人能力の裏付けとなるでしょう。
5.研究から得た学びをまとめる
研究の具体的な解説に続いて、活動のなかで直面した課題や解決方法、成果を記載しましょう。企業は、学生がどのような姿勢で研究と向き合ってきたか、問題解決力や柔軟性、粘り強さを知りたいと考えています。
そのため、ただ研究の結果だけを書くのではなく、過程を伝えれば人柄や思考力をアピールできるでしょう。
たとえば、以下のような内容を伝えるのがおすすめです。
・教授のアドバイスをもとに実験手法を改善し、△△という成果を出した
・データを整理する過程で論理的思考やスケジュール管理能力が向上した
・トラブルに直面しても粘り強く改善策を試した
このように、小さな成果や日常の工夫でも具体的に書くと、説得力が増します。ただし、事実よりも誇張したり嘘を書いたりすることは避けましょう。
6.入社後の業務での活かし方で締める
企業の事業やビジョンに沿った研究テーマへの応用や、自身のスキル活用を示すと好印象が期待できます。企業の事業に直接関係のない研究であっても問題ありません。得た学びを仕事にどう応用できるかを具体的に書くことで、応募先企業への強い志望度が伝えられるでしょう。
ESの締めでは研究成果+学び+今後の活かし方を簡潔にまとめ、企業での活躍イメージと熱意を伝えることがポイントです。
ESの基本的な書き方を知りたい人は、「就活のエントリーシートの書き方を一から解説!落ちないための注意点」もあわせて参考にしてみてください。
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ESで研究内容の記載が求められる理由
企業がESで研究内容記載を求めるのは、学生の「論理的思考力」と「分かりやすく伝える力」を確認するためです。
ビジネスの現場では、自分の専門外の人に対して複雑な情報を簡潔に説明する機会が頻繁にあります。そのため、難解な研究テーマを噛み砕き、背景を知らない採用担当者に正しく伝える能力は重宝されるでしょう。
また、研究への向き合い方から、課題解決のプロセスもチェックされています。結果の良し悪しよりも、どのような目的意識をもち、壁にぶつかった際にどう試行錯誤したかをアピールしましょう。自ら考え、学びを深める姿勢は仕事への再現性が高いと判断されるため、自身の取り組みを言語化しておくことが内定への近道です。学部生や院生という立場を問わず、学びの核心を伝える準備をしておきましょう。
なお、書類選考を通過するためには、研究内容以外の項目に関する対策も必要です。ESに関する基礎知識や書き方のコツを知りたい人は、「エントリーシートとは?履歴書との違いや基本を押さえて選考を突破しよう」もあわせてご確認ください。
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就活生がESに研究内容を書く際のポイント8選
ESに研究内容を書く際は、専門的な用語を使うのは避け、図やグラフも活用しながら、客観的に分かりやすく伝えましょう。
ここでは、就活生がESに研究内容を書く際に意識したいポイントを解説します。

1.専門外の採用担当者も理解できる説明を心掛ける
ESに研究内容を書く際は、専門外の採用担当者でも理解できるよう誰にでも分かる言葉で説明しましょう。
採用担当者は必ずしもあなたの専門分野に詳しいわけではありません。専門用語や略語ばかりを使うと、内容が伝わらず評価されない可能性があります。
難しい専門用語はひと言で噛み砕いて説明し、具体的な手法や成果を添えるのがポイント。ESで研究内容を書くときは、専門外の人でも理解できる表現を使い、研究の意図や成果が誰にでも伝わる文章にすることが大切です。
2.研究で得た知識やスキルの活かし方を述べる
ESに研究内容を書く際は、研究で得た知識やスキルを入社後にどう活かすかまで具体的に伝えることが大切です。
企業は、研究の成果そのものよりも、その学びを実際の仕事でどのように活かせるかを知りたがっています。そのため、ただ調査・分析した内容を述べるだけでなく、入社後に役立つ知識・スキルを具体的に述べて貢献度の高さを示せば、意欲や熱意を効果的にアピールできるでしょう。
なお、研究内容と応募先企業の仕事に共通点がない場合も、アピールは可能です。たとえば、「ゼミのリーダーとしてメンバーのモチベーション向上に貢献した」「最初は実験がうまくいかず挫折しそうになったが、根気良く続けた結果、成果を出せた」と書けば、積極性や前向きな姿勢を示せます。
3.面接時の想定質問を考えておく
ESに研究内容を書く際は、面接でどのような質問がされるかを事前に想定して準備しておきましょう。
面接では、ESの内容をもとに研究内容を深掘りされることが多くあります。質問にスムーズに答えられなければ、せっかくのES内容も十分にアピールできません。事前に想定質問を考えておけば、落ち着いて自分の経験や学びを説明できます。
教授や友人に意見をもらい、想定質問の幅を広げるのも効果的です。ESの内容はコピーやデータで保存して、面接前に確認できる状態にしておきましょう。
4.研究内容で嘘をついたり誇張したりしない
ESに研究内容を書く際は、嘘や誇張をせず、正直に自分の経験や学びを記述しましょう。嘘や誇張があると、書類選考に通った場合でも面接でバレる可能性があります。
もし嘘がバレると、採用担当者に悪い印象を与えるだけでなく、ほかの内容にも疑念を抱かれるリスクがあるでしょう。
・実験や研究結果を誇張せず、実際の成果やプロセスを正確に記述する
・得られた学びが小さくても、問題解決力や粘り強さなど具体的な成長ポイントを示す
・もし学びが思いつかない場合は、自己分析が不足している可能性があるため、あらためて自分の経験を振り返る
ESで研究内容を書くときは、正直に、自分の経験や学びをありのままに伝えることがポイントです。
5.熱意が伝わる表現を意識する
ESに研究内容を書く際は、熱意が伝わるポジティブな表現を意識しましょう。ネガティブな表現や事実の羅列だけでは、採用担当者に「後ろ向きな性格」「入社意欲が低い」といったマイナス印象を与えてしまう可能性があります。
ポジティブな表現を使えば、入社後に活躍するイメージをもってもらいやすくなるでしょう。
・失敗経験を書く場合でも、「課題に直面したが、方法を工夫して解決できた」といった前向きな結果を強調する
・研究の成果や成長ポイントを「挑戦して学んだ」「積極的に改善した」といった表現でまとめる
・ポジティブ表現を使いながら、具体的な行動や成果を添えることで説得力を高める
ESで研究内容を書くときは、熱意や前向きな姿勢が伝わる表現を意識し、読む人に好印象を与えることがポイントです。
語尾の表現を統一する
ESの研究内容を書く際は、語尾を統一して文章の読みやすさを意識しましょう。「ですます調」と「だである調」が混在すると、文章に違和感が生まれ、読み手が理解しにくくなります。読みやすい文章は、企業側に丁寧で整理された印象を与えられるでしょう。
ESに研究内容を書くときは、語尾の統一と適度な変化を意識するのがポイントです。読みやすく丁寧な印象を与えられるようにしましょう。
6.自己PRやガクチカとの書き分けを意識する
ESで研究内容を書く際は、自己PRやガクチカと内容が重複し過ぎないよう、役割分担を意識しましょう。これらは似ているようで、企業側が評価しているポイントが異なります。
自己PRやガクチカでは、主にあなたの「性格」や「対人能力」、「組織での行動特性」が評価の対象です。一方で、研究内容の項目では、未知の課題に対する「論理的な思考プロセス」や、専門分野における「基礎学力・探究心」に焦点が当てられます。
もし研究をガクチカの題材にする場合でも、切り口を変える工夫が必要です。ガクチカでは「周囲との協力体制や困難を乗り越えた意欲」を強調し、研究内容では「具体的な分析手法や学術的な試行錯誤」を詳しく記述すると、多角的な魅力をバランス良く伝えられるでしょう。
7.書式は企業の規定に従う
ESに研究内容を書く際は、企業が指定する書式や提出方法を厳守してください。企業は数千人単位の応募書類を管理しているため、独自の形式で提出されると確認作業に支障をきたします。規定を守れない応募者は、「仕事でもルールを軽視する懸念がある」と判断されかねません。
自由記述と指定がある場合を除き、フォントサイズや改行、ファイル形式に至るまで、細かな指示を見落とさないよう注意が必要です。提出前に募集要項を再確認する誠実な姿勢が、信頼される社会人への第一歩となります。
8.文字数制限に従う
ESに研究内容を記載する際は、指定された文字数に対して適切な分量を維持してください。一般的に、制限文字数の8割から9割程度を埋めるのが理想的とされています。文字数が超過するのは論外ですが、少な過ぎても熱意や説明能力が欠けているとみなされ、正当な評価につながりません。
限られた枠内で「背景・課題・行動・成果」をバランスよく配置する要約力は、企業が求めるスキルの一つです。伝えたい情報を精査して過不足のないボリュームで仕上げれば、読み手の負担を減らしつつ自身の強みを効果的にアピールできるでしょう。
研究内容の整理と並行して、選考全体の流れを把握しておくことも内定獲得には欠かせません。
ES作成から面接対策まで、就活の全体像を詳しく知りたい方は「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」もあわせて参考にしてください。現在の準備状況を見直し、着実に内定へ近づきましょう。
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ESに書く研究内容の構成例
「研究内容はどれくらいの割合で盛り込めば良いの?」と疑問に思う方もいるでしょう。ESに研究内容を書く際、文字数制限がある場合は指定文字数の8割以上を目安に記入するのが基本です。
ここでは、ESの研究内容を指定された文字数に収めるコツを解説するので、文字数内で文章を上手くまとめきれずに悩んでいる学生はぜひ参考にしてみてください。
50文字:研究内容をコンパクトにまとめる
50文字以内の制限がある場合は、研究の核心部分を1文程度で簡潔にまとめて記載してください。この文字数では詳細な説明が難しいため、採用担当者は研究の全体像を把握するための概要のみを求めています。
内容を凝縮しきれない場合は無理に詰め込まず、研究テーマと目的を明確に伝えることに専念しましょう。何について研究しているかをひと目で理解してもらえるよう、言葉を厳選して構成することが重要です。
100文字:研究から得た学びを追加する
100文字以内の制限がある場合は、研究内容の概要に加えて、結果から得た学びも記載します。
文字数的に研究内容の全容を説明するのは難しいため、ポイントを押さえて紹介してください。具体的な研究内容に関しては、面接などで補足説明するイメージで構成を考えましょう。
文字数に余裕がある場合は、学んだ内容の今後の活かし方も伝えるのがおすすめです。
200文字:研究の内容を深掘りして書く
200文字以内の制限がある場合は、文字数的に余裕があります。研究内容の概要や結果から得た学び、今後の活かし方などに加えて、具体的な研究の内容も記載しましょう。
文字数に余裕があると、比較的自由に自分の長所や個性をアピールできます。160文字以上200文字未満に収まるように、自分の強みから逆算して構成を組み立てると、評価につながる一貫性のある内容に仕上がりやすいでしょう。
400文字:研究に至るまでの背景や心情も盛り込む
400文字以内の制限がある場合は、研究内容の概要や具体的な活動、結果から得た学び、今後の活かし方に加えて、研究に至るまでの背景や心情も盛り込みましょう。
なお、400文字の文章を構成するのが難しい場合は、200文字までの要素を盛り込んだ骨組みを作ってから、説得力に欠ける部分を補強していくとスムーズにまとめられるでしょう。
なお、ESでは研究内容以外の項目にも文字数制限が設けられている場合があります。ESの自己PRの文字数で悩んでいる人は、「自己PRの文字数はどのくらいにすべき?適切な長さに調節するポイントを解説」もあわせてチェックしてみてください。
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ESに書く研究内容の例文
研究で得た知識が応募先企業の仕事に直結する・しない場合に分けて、ESの記入例を紹介します。
また、文字数制限がある場合の例文も紹介するので、文章を作成する前に確認し、上限の8割以上を目安に記入しましょう。
1.研究内容を応募先企業の仕事に活かせる場合の例文
「私の研究テーマは、生分解性プラスチックについてです。生分解性プラスチックは、プラスチックごみ問題の解決策として社会からの注目が高まっています。しかし、性能アップやコスト削減に課題があるため、実用化に向けた方策がないか興味が湧き、研究テーマにしました。
具体的には、耐熱性・耐久性のある生分解性プラスチックを低コストで開発するために、△△の原料を使用した研究・開発を進めています。
研究では△△という課題が生じたこともありましたが、○○によって解決できました。現時点では△△という結果が出ており、今後は○○にも着目して研究を進める予定です。研究を通して△△の知識が身につき、生分解性プラスチックの製品開発にいち早く取り組んでいる貴社で活かせると考えています」
専門知識の有無だけでなく、入社後の活躍イメージが具体的に描けている点が評価されます。研究の背景から課題解決までのプロセスが論理的に説明されているため、実務における活躍も期待されるでしょう。
2.研究内容と仕事に共通点がない場合の例文
「私の研究テーマは、生分解性プラスチックについてです。生分解性プラスチックは、プラスチックごみ問題の解決策として社会からの注目が高まっています。
しかし、性能アップやコスト削減に課題があるため、実用化に向けた方策がないか興味が湧き、研究テーマにしました。具体的には、耐熱性・耐久性のある生分解性プラスチックを低コストで開発するために、△△の原料を使用した研究・開発を進めています。
研究は一筋縄では行かず、結果が出ないことに焦りを感じるときもありました。しかし、教授や研究室のメンバーと定期的に意見交換し、アイデアを出し合って△△という成果を出せました。貴社に入社した際も、周りと連携する姿勢やチャレンジ精神を大切にしたいと思っております」
研究の専門性そのものではなく、チームでの協力体制や困難を乗り越えた姿勢が評価対象になります。仕事内容と研究テーマが直結しなくても、汎用的なスキルや人間性をアピールできれば好印象です。
3.文字数制限50文字の例文
「私は、従来よりも耐熱性能を20%向上させた新たな合金素材の開発について研究しています」
一文で「何を」「どうしたのか」が明確に示されている点が評価されます。短い制限のなかで要点を絞り、具体的な数値を用いると、相手に専門分野の核心を伝える要約力がある人物だと判断されるでしょう。
4.文字数制限100文字の例文
「私の研究は、耐熱性を20%向上させた新たな合金素材の開発です。研究を通して、課題解決力や粘り強さを身につけました。卒業後は航空宇宙や自動車産業の高温耐久性向上に貢献したいと考えています」
研究の概要に加えて、得られた学びと将来の展望が簡潔に盛り込まれている点が好印象です。短い文章でも、自分がどの方向に進もうとしているのかという目的意識の強さが伝わります。
5.文字数制限200文字の例文
「私の研究は、耐熱性を20%向上させた新たな合金素材の開発です。合金配合や微細構造の制御に工夫を凝らし、300℃から800℃の耐熱試験を実施しました。研究を繰り返すなかで最適な配合を見つけ、耐熱性と耐久性を15〜20%向上させることに成功しました。
この経験から、課題解決力や改善策を模索する粘り強さを身につけました。卒業後は航空宇宙や自動車産業の高温耐久性向上に貢献したいと考えています」
具体的な試験条件や数値が含まれており、研究の信頼性が高まります。成功に至るまでのプロセスから、地道な努力をいとわない人物像が評価されるでしょう。
6.文字数制限400文字の例文
「私の研究は、従来よりも耐熱性を20%向上させた新たな合金素材の開発です。航空宇宙や自動車産業で高温環境下でも耐久性を維持できる素材の需要が高まるなか、従来素材の限界を超える必要性を感じて取り組みを始めました。
異なる合金配合比を設計し、300℃から800℃までの耐熱試験を行い、微細構造の制御や熱膨張の抑制に工夫を凝らしました。顕微鏡観察やシミュレーションを駆使して最適配合を見出し、その結果、耐熱性と耐久性がそれぞれ20%と15%向上しました。
研究のなかで行き詰まることもありましたが、粘り強く課題を抽出・分析し、最適な配合比を見つけ出せました。
この経験から、課題解決力や改善策を模索する粘り強さを身につけました。卒業後は研究の経験を活かし、社会のニーズに応える高性能素材の開発と企業の利益に貢献したいと考えています」
「なぜその研究が必要だったのか」という背景から、「どう行動したか」というプロセスまで詳しく語られているため、論理性と熱意が十分に伝わります。複雑なプロセスを整理して伝える記述力は、事務系・技術系を問わず高く評価されるでしょう。
研究室やゼミでの活動内容を伝えるコツは「ゼミで学んだことをどうアピールする?伝えたい内容やおすすめの構成を解説」の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
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文系や研究がまだ始まっていない場合の書き方
文系の学生のなかには、研究内容の書き方に困っている方もいるでしょう。また、就活の時期によってはまだ研究が始まっておらず、研究内容を伝えられない場合もあります。
ここでは、文系の学生がESに研究内容を書く場合の対処法をまとめました。さらに、研究がまだ始まっていない場合のESの書き方も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
文系の場合
文系学生の場合、理系のように実験データや数値で成果を示しにくいことから、何を書けば良いか悩むこともあるでしょう。しかし、企業は研究のテーマそのものよりも、その学問を通じてどのような視点やプロセスを学んだかに注目しています。
論理的思考力をアピールする
文系の研究では、特定の正解がない問いに対して、自分なりの答えを導き出すプロセスが重視されます。そのため、研究の成果そのものだけでなく、どのように情報を収集し、どのような根拠に基づいて結論を出したかという論理的思考力を前面に押し出しましょう。
複雑な社会現象や文献の内容を整理し、第三者が納得できる形で筋道を立てて説明する力は、入社後の企画立案や資料作成においても高く評価されるポイントです。
ゼミ活動や注力した講義について書く
卒業論文のテーマが確定していない場合は、所属しているゼミでの活動や、これまで最も熱心に取り組んだ講義を題材にするのがおすすめです。ゼミでの議論を通じて得た多角的な視点や、特定の学問領域に対する深い洞察について記述してください。
研究という言葉を重く捉え過ぎず、「どのような問題意識をもって学んできたか」を明確にすると、あなたの知的好奇心や物事に取り組む姿勢を採用担当者へ効果的に伝えられるでしょう。
例文
「私の研究テーマは『地元の祭りが、いかに町の絆を守っているか』です。
高齢化で祭りがなくなるなか、それでも祭りを続ける町は『住民同士の助け合い』が強い傾向にあります。そこで私は、『祭りがなくなると町はどう変わるのか?』という疑問をもち、研究を始めました。現在は過去の記録を調べていますが、今後は実際に村に泊まり込み、20名以上の住民の方に意見を伺う計画です。
この研究で意識した『現場に飛び込み、相手の本音を引き出す力』は、貴社の営業職においても、顧客の真の課題を見つける際に活かせると考えています」
研究がまだ始まっていない場合
就活のスケジュールによっては、ゼミや研究室に入った直後で具体的な活動はこれからということも少なくありません。そのような場合は、現時点での進捗を正直に伝えつつ、これまでの学習の積み重ねや今後の計画を論理的に組み立てると、十分に魅力的な内容に仕上げられます。
これから着手予定の研究について書く
研究室やゼミに配属されたばかりで本格的な調査が始まっていない時期であれば、これから取り組む予定の研究計画を「仮説」や「目的」に焦点を当てて記述しましょう。どのような背景からそのテーマに関心をもち、現時点でどのような調査手法を検討しているかを説明してください。
具体的な結果が出ていなくても、今後の見通しを論理的に語ることができれば、計画性や先を見通す力をアピールする絶好の機会となります。
研究のベースになった科目について書く
具体的な研究テーマが未定の場合は、その研究に取り組む土台となった基礎科目や、過去の学習経験をベースに構成します。これまでの授業で得た知識が、今後の研究にどう結びつくのかを言語化しましょう。
「なぜその分野を専攻しようと考えたのか」という原点を振り返ると、一貫性のある学習姿勢をアピールできます。現時点での準備状況を誠実に伝えれば、学びに対する真摯な姿勢が評価につながるでしょう。
例文
「私は現時点で研究が始まっていませんが、今後の研究内容として考えているのは、生分解性プラスチックについてです。プラスチックは生活のあらゆる場面で利用されており、私たちの生活には欠かせません。一方で、プラスチックごみの増加も問題になっており、環境を守るためにどのような対策ができるかが課題となっています。
私の研究内容は、△△の原料を使用した開発を進め、プラスチックの耐熱性や耐久性を向上させることです。耐久性が向上すれば使用できる期間が増え、結果的にごみの減少につなげることが期待できます」
さらに一歩踏み込んで評価される構成を目指したい方は、「就活のアピール材料になる?研究概要の効果的な伝え方とは」の記事もご覧ください。研究テーマの有無にかかわらず、自分の経験を魅力的にアピールするコツを詳しく解説しています。内容をブラッシュアップして、自信をもって選考に臨みましょう。
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ESに研究内容を書く場合の注意点
ESに研究内容を書く際は、専門用語を多用しないよう注意が必要です。読み手である採用担当者が内容を理解できなければ、あなたの思考力や論理性が伝わりません。独りよがりな説明になってしまうと、「コミュニケーション能力が低い」という印象を与える恐れがあります。
また、事実関係の羅列に終始し、自分自身の意思や試行錯誤が見えない内容にならないようにしましょう。企業が知りたいのは研究結果そのものではなく、未知の課題に対してあなたがどう考え、動いたかという人間性です。
さらに誤字脱字の有無も注意深くチェックしましょう。せっかく研究内容がきちんと書けていても、誤字脱字があると「注意力がない」「仕事がいい加減」などのマイナスの印象を与えてしまう恐れがあります。
ESの提出について不安がある方は、「就活におけるエントリーとは?開始時期や応募数などを解説」の記事もあわせてご覧ください。
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ESの添削をしてほしい!おすすめの相談先一覧
ESに研究内容を書いてみたものの、「本当にこれで良いのだろうか…」「内定に効果的な内容になっているか不安…」と感じている方もいるでしょう。
ここでは、ESの添削をしてもらえる相談先を紹介します。ESの作成に不安を抱いている方は、ぜひ参考にしてみてください。
研究室の教授
ESの研究内容を書き終えたら、研究室の教授に読んでもらうのがおすすめです。研究室の教授にお願いする際は、研究内容の書き方に問題がないかチェックしてもらいましょう。
「就職活動のESで研究内容を書いているのですが、内容に論理的な矛盾がないかと、専門外の人にも重要性が伝わる表現になっているか、先生の視点でアドバイスをいただけないでしょうか?」など、何をチェックしてほしいかを具体的にして依頼するのがおすすめです。
大学のキャリアセンター
大学のキャリアセンターにESの添削をしてもらうのも一つの方法です。
研究内容をただ説明するのではなく、「問題解決力」や「論理的思考力」としてどう見せるべきか、ビジネスの視点でチェックしてくれるでしょう。
また、大学によっては、先輩がどの企業にどんな研究内容を書いて内定したかというデータを閲覧できることがあります。過去の内容を参考に、自分のESを修正できることもあるでしょう。
専門外の友人
文章の伝わりやすさを客観的に判断したいなら、研究分野を知らない友人や家族に読んでもらいましょう。自分一人では気づけない説明不足や、無意識に使っている専門用語を指摘してもらえます。
専門外の人に読んでもらえば、予備知識がなくても内容をイメージできるか、難解な表現で読み手の思考が止まらないかを冷静に確認できるでしょう。
特に研究の意義が門外漢にも響くかは重要なポイントです。周囲の率直な意見を取り入れれば、誰が読んでも分かりやすく伝わる内容に仕上がるでしょう。
研究室の先輩やOB・OG
研究室の先輩や卒業生にESの添削を依頼するのも一つの手です。実際にESを作成して選考を通過した人たちであれば、より実践的なアドバイスが期待できます。
「その説明では人事担当者に魅力が伝わらない」「研究の独自性を強調すべき」といった、選考の現場を体験した人からのリアルな意見は、内容を磨くうえで有益です。
また、同じ研究環境を知る身として、自分では気づかなかった研究の強みを見つけてくれることもあります。内定者の視点を取り入れれば、より説得力の高い内容に仕上げられるでしょう。
就職エージェントのキャリアアドバイザー
ESの添削について相談したい場合は、就職エージェントのキャリアアドバイザーに依頼するのも一つの手です。
キャリアアドバイザーは、研究内容や志望先企業に合わせて、より学生の強みが伝わるESの作成をサポートしてくれます。「研究内容をESにどう落とし込めば良いか分からない…」と感じている方も安心できるのがメリットでしょう。
ES添削を第三者に依頼したいときは、「ES添削は誰に依頼する?すぐ頼れるおすすめ相談先10選と有効活用のコツ」を参考にしてみてください。
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ESの研究内容を上手にアピールしたいあなたへ
「ESの研究内容からうまく自分をアピールする方法が分からない」「研究がまだ始まっていないので、何を書けば良いのか分からない」と悩んでいる就活生もいるでしょう。
採用担当者は研究内容そのものではなく、研究に向き合ってきたあなたの姿勢や説明力を見たいと思っています。研究内容がまだないからといって「特になし」と記入するのは避けましょう。
研究内容で自分をアピールするコツを知りたい人は、就職エージェントに相談してみてください。
キャリアチケット就職エージェントでは、ESや履歴書の添削、面接対策など就活を全面的にサポート。「文章を書くのが苦手」「自分の長所をうまく文字にまとめられない」など、さまざまな悩みに寄り添い、あなたの理想の就活を一緒に実現します。サービスはすべて無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。