自己PRで努力家な点をアピール!採用につながる伝え方のポイントと例文

このページのまとめ

  • 自分が努力家だと伝えるために、具体的なエピソードを交えてどんな努力をしたかを話す
  • 努力家である強みを入社後にどのように活かすかまでイメージして伝える
  • 努力の内容にも種類があるので、どのような類の努力ができるのかを話す

自己PRで努力家な点をアピール!採用につながる伝え方のポイントと例文のイメージ

「自己PRで努力家をアピールしたい」という就活生はいませんか?この記事では、面接での志望動機の質問や、エントリーシートのアンケートにて、自己PRで企業側が知りたいことや、努力家をアピールするコツをご紹介します。効果的な自己PRの方法を知りたい方は、参考にしてみてください。

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目 次

自己PRには何が求められているのか

就活生は履歴書や志望動機、面接などで自己PRの機会があります。自己PRは自分の強みをアピールする絶好のチャンスであるため、自己分析をしてポイントを押さえた上で内容をまとめることが大切です。

自己PRから知りたい内容として、以下のようなものが挙げられます。

・人柄
・入社後の可能性(ポテンシャル)
・仕事の適性
・社風に合うか
・志望動機
・長所と短所

上記からわかるように、企業は自己PRで応募者の人柄を見るとともに、会社への貢献度や仕事の適性、志望動機の妥当性を判断しています。自己PRを作成する際は企業が求める人物像を理解し、自己分析をして、企業のニーズに沿ったアピールポイントを考えましょう。

自分の強みがやや志望動機とのマッチ具合がわからない方、診断ツールがおすすめです。Web上やアプリを使って自分の長所や短所を診断できるサービスは数多くあり、自己分析の診断内容を参考にするだけで学びがあります。

自己PRでどのような内容をアピールするべきか悩んだら、「新卒の自己PRの書き方は?評価されるポイントと業界・職種別の例文をあわせて解説」を参考にしてみてください。

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「努力できる」ことを自己PRに使うときのポイント

自己PRには何が求められているのかを踏まえた上で、努力家であることを自己PRするポイントについて解説していきます。

努力について定義する

自己PRの際、自分にとって努力とは何かを明らかにしてください。人によって努力が何かという定義は異なるため、あなたの認識を面接官に理解してもらう必要があります。

たとえば、単に何かの行動を長期間やり続けることを努力だと思っている方もいます。しかし人によっては、結果が出なければ努力をしたとは言えないと考えていることもあるでしょう。ほかにも、目標に向かって行動することや、自分に厳しくできること、失敗を恐れずにチャレンジできる人など、「努力できる性格」のイメージは様々です。

努力には2種類ある

また、努力の種類は大きく2つにわかれます。1つ目が、忍耐強くコツコツ地道に継続する力です。社会に出ても、すぐに成果はでないものの長く続ける必要がある仕事はあります。また、短所克服のために何かに取り組む姿勢も、努力家ぶりをアピールできるでしょう。

2つ目は、馬力をかけて一気に気合でやりきる力です。短期間で集中し、結果を出します。こういった力は社会人になってから活かすことができ、たとえば営業職であれば期日の直前にノルマを達成するため集中して活動するといったことが可能になります。

面接で「私にとって努力とは……」と話す必要はありませんが、自己PRをするなかでこういったポイントを抑えて話すと、相手に伝わりやすくなります。

具体的なエピソードを入れる

努力家であることは、適切に伝えられれば評価される強みとなります。ただし、アピールポイントのみを述べて精神論で終わらせてしまうと、好印象につながりません。自己PRで長所を述べる際は、根拠となるエピソードを必ず伝えましょう。

エピソードを述べる際は、あなたがどのような工夫をして努力したのか、努力によってどのような成果を上げてきたのかを説明することが大切です。自己PRでは、過程と成果の説明が大事であるということを覚えておきましょう。

勉強や運動に力を注いできたのであれば、どのような目標を持ってどの程度(期間や時間、頻度など)努力してきたのか伝えることが必要。また、「なぜ努力しようと思ったのか」という動機を述べるのも大切になります。

努力は継続性に価値があるため、自己PRの中で、現在も継続して取り組んでいることを伝えると効果的です。

どうすればもっと効果的にアピールできるか知りたい方は、「新卒の自己PRの書き方は?評価されるポイントと業界・職種別の例文をあわせて解説」をご覧ください。

成功体験にこだわらない

努力について自己PRをする際、必ずしも努力の成果が実ったエピソードでなくとも構いません。一歩及ばず失敗してしまったとしてもそれが短所になるわけではなく、その過程で得たものがあれば意味がありますし、成功していなくともあなたが努力をした事実は変わりません。

「このエピソードを話したいけど、上手くいかなかったから……」と悩まず、自己PRにつなげてみましょう。注意点として、なぜ成功しなかったかはきちんと分析が必要です。「努力が足りなかったから」では自己PRになりにくいので、自己分析をして他の要因がないかを改めて考えてみてください。

努力家の強みを仕事にどう活かすか明らかにする

自己PRでは、あなたが努力家な性格であることを知ってもらうのはもちろん、その強みをどのように仕事で活かすかをわかってもらわなくてはなりません。志望する業界や職種にあわせて、どのように努力するかビジョンを話しましょう。ただ努力した話をするのではなく、再現性があることをわかってもらうことが大切です。

たとえば営業職であれば、毎月のノルマを達成するため、月初に計画を立ててその通り進められるようコツコツ努力するといったようなことを話します。接客業であればお客様の様子を注意深く分析し、今どんなことを欲しているかを考える努力をするということもできるでしょう。

企業にとってあなたの強みがどのように利益につながるのか、チームでどう活かされるか、入社後の姿を想像してもらえるように伝えましょう。

「努力家」を言い換える

自己PRを書くときに何度も「努力」という言葉を使うことは、おすすめできません。同じ言葉の繰り返しは稚拙な印象を与えてしまうため、似ている言葉に適宜言い換えてみましょう。

地道にコツコツ続けられる
負けず嫌い
目標に向かって行動できる
探求心を持っている
タフである
粘り強い性格
集中力がある
何事にもトライする
常に全力を出す

また、短所の言い換えとして、「リーダーシップがない」を「サポート役として地味な努力ができる」などと表現することもできます。

上記からわかるように、自己PRでは企業に活かせる強みをアピールすることが大切です。自己PRの際は、「努力できる」という性格をアピールするだけでなく、努力する姿勢を仕事にどう活かせるのか伝えましょう。自己PRの例文を参考にしたい方は、「学生必見!自己PRの書き方を例文つきでご紹介」をご覧ください。

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自己PRを面接で効果的に伝えるためのポイント

自己PRを効果的に伝えるために、以下のポイントを押さえましょう。

結論から入る

自己PRは、「私の強みは◯◯です」という結論から述べましょう。自分の長所をはじめに述べることで、採用担当者の印象に残りやすくなります。

エピソードを盛り込む

結論の根拠として、長所が発揮されたエピソードを盛り込みましょう。起こった問題や課題に対して考えたこと、行動したことなどを伝えるとわかりやすい内容になります。

結果を明らかにする

課題の解決に向けて行動し、どのような変化が生じたのか述べましょう。自己分析を通して解決前と後の変化を明確にして、結果を伝えることが大切です。

学んだことを伝える

結果を述べた後は、一連の経験から学んだことを伝えましょう。習得した内容は企業の求めるスキルや人材像に合わせることで、好印象につながります。

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自己PRで努力家についてアピールする例文

自己PRで努力家をアピールしようとしても上手くまとめられない方は、こちらの例文をご覧ください。

最後まであきらめずに努力した例文

私の強みは、物事を途中であきらめず、最後まで努力できることです。大学時代、アルバイトをしていたレストランがイベントに参加することになりました。そこで料理を提供していたのですが、地元でも人気の居酒屋が隣のブースに出店しており、なかなか売れませんでした。

イベントも後半になり、このままだと用意した料理が半分以上残ってしまうことがわかり、雰囲気も悪くなってしまいました。他の人は「場所が悪かったから仕方ない」と諦めていましたが、私は何かできないかと考え、大きなトレーに料理をのせて、自らお客様のもとに売り込みにいきました。その結果、なんとかイベント終了までにすべての料理を売り切れました。

この強みを活かし御社に入社してからも、目標に届きそうもなくチームの雰囲気が停滞していても、最後まで諦めることなく自分にできる努力をしていきたいと思います。

高い目標を達成するため努力した例文

私の強みは、目標が高くても達成するために努力し続けられることです。私は大学時代、軽音サークルに所属しバンドでギターを務めていました。先輩が卒業する際、後輩たちで曲を演奏して見送ることになったのですが、そこでギターが難しい曲が選ばれました。バンドの仲間からは「このまま演奏するのは簡単ではないから、簡易バージョンにアレンジしたらどうか」と言われましたが、私は原曲のままやり切りたいと思い、練習を開始。1日に3時間以上は弾き続けました。

その結果、本番では一度もミスをすることなく演奏することができ、先輩も「よくあの曲ができたね」と感動されていました。この強みを活かし、御社に入社してからも目標は高くもち、最後まで努力を続けたいと思います。

向上心を持って努力をした例文

私の強みは常に向上心を持ち、スキルアップのために努力できることです。私は外国人観光客が多く集まるカフェで、アルバイトをしています。面接で英語を話せないことを正直に伝えましたが、マニュアルや英語のメニューがあるから大丈夫だと言われ、入社しました。

実際に働いてみると英語力はほとんど必要なかったのですが、わざわざ日本に来てくれた観光客の方にもっと楽しんでほしいと思うようになり、英語の勉強を開始。2年間かけて、TOEIC350点から780点まで伸ばしました。英語力が伸びたおかげでお客様との会話も弾むようになり、「このカフェに来てよかった」というお言葉をいただいたこともあります。御社に入社してからも、必要最低限のレベルをこなすのではなく、努力して自分のスキルを高めてより高いフェーズで貢献していきたいと思います。

もっとたくさんの例文を読みたい方は「履歴書の「私の特徴」欄はどうやって書くの?例文付きでコツを解説」をご覧ください。

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自己PRで努力をアピールする方法に悩んでいるあなたへ

企業にとって、努力できる性格の就活生は非常に好印象です。大学生活を振り返って自己分析し、努力家だと言えるエピソードがあれば、積極的にアピールしましょう。

もし「こういう経験はあるが、それが努力家だと言える根拠になるかわからない」「まとめて話そうとすると、支離滅裂になってしまう」など悩みがあれば、キャリアチケットをご利用ください。

あなたに寄り添い、どうすれば上手く伝わる内容になるかアドバイスをします。一人で悩まず、ぜひ一度お問い合わせください。

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自己PRで努力について伝えるときのよくある質問

自己PRで努力についてアピールする時、気になる点を解説します。

Q.努力家なところをアピールするのに注意点はある?

A.頑固な性格だと思われないように注意しましょう。自分で目標を立てて何かを頑張ったり、人よりも優れた成果を残すために時間を使ったりすることは、企業にとっても好ましいポイントです。

しかし、その反面「自分の意見が絶対だと思っていないだろうか」「周りとコミュニケーションを取りながら働くことはできるだろうか」と心配される可能性もあります。努力家なところをアピールするときは、あなたと周囲の人とのかかわりについても触れるとベターです。

Q.努力家というポイントは他の人とかぶらない?

A.かぶる可能性があるので、オリジナル要素を持たせましょう。「努力家」ということ自体が他の就活生と同じであっても構いません。どのように努力できるのか、具体的にどんなエピソードがあるのかの部分で、あなたらしさを出してください。

自己PRの書き方については、「自己PRは書き始めが重要!基本的な書き方を例文つきで解説」もあわせて参考にしてください。

Q.アピールポイントを「努力家」にして失敗することはない?

A.あまりに普通のことを努力と呼ぶと、ネガティブな印象を持たれるかもしれません。たとえば「試験前は勉強を頑張ります」と言っても、ほとんどすべての就活生がやっていることなので「そんなことを努力と呼ぶのか」と思われるリスクがあります。

もっと具体的に「すべての授業でA判定をとるため、レポートは1か月前から準備し、テスト前はプライベートな予定も入れずに勉強しました」といったことまでやっていれば、他の方と差別化できます。また、自分には長所もあれば短所もあるというフラットな姿勢でアピールするとより説得力が増します。

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