就活の「エントリー」とは?就活のプロが失敗しない4つのポイントを解説

このページのまとめ

  • 就活のエントリーとは企業に自分の情報を登録し、選考参加の意思表示をすること
  • エントリー数に正解はないが、自己分析を事前に行い効率よくすすめる
  • エントリーには時間がかかる作業もあるため、早めの動き出しをする

就活の「エントリー」とは?就活のプロが失敗しない4つのポイントを解説のイメージ

就職活動の場でよく耳にする「エントリー」という言葉。そもそもエントリーとはいつ、何をすることなのか、疑問に思う人も多いでしょう。エントリーの適切な扱い方を知っておくことで、就活を効率よく進められるかにも影響していきます。このコラムでは、企業選定の第一歩ともいえる「エントリー」の言葉の意味から、エントリーする際に気をつけるポイントや対策法をお教えします。

目 次
 

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エントリーとは企業への選考参加の意思表示のこと

エントリーとは、その企業の選考に参加の意思表示をすることです。大きく「プレエントリー」「本エントリー」の二つの段階に分かれています。似ていますが、それぞれ意味が違うので注意しましょう。

STEP1:プレエントリー

プレエントリーとは、興味がある企業への最初のアプローチです。プレエントリーすることで、採用情報ページや就活情報サイトに自分の情報を登録・資料請求することができます。
興味のある企業があれば、まずはプレエントリーをしてみましょう。数ある企業の中から本当に行きたい企業を見つけ出すためにもプレエントリー数はエントリー数よりも多めに設定して問題ありません。

STEP2:エントリー

エントリーすると、企業説明会の予約ができたり、企業側から選考情報を得たりすることができます。企業の本選考へと進む挑戦権を得る重要なステップですので、エントリーなしでは選考に参加することができません。
また、エントリー後、採用ページから履歴書やエントリーシートなどの書類を提出し、企業によっては筆記・適正試験を受ける必要があります。エントリーしたからといって気を抜かず、希望する企業の採用ページのチェックを忘れないようにしましょう。

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エントリーで失敗しない4つのポイント

エントリーする上でのポイントは次の4つです。事前に確認しておきましょう。

1.エントリーをする前に自己分析をしておく
2.エントリーは早めに行う
3.予定や体力に合わせて適切なエントリー数を設定する
4.スカウトアプリやエージェントを使って客観的な評価を知っておく

1.エントリーをする前に自己分析をしておく

自分の将来像や強みを把握していない状態でエントリーを進めてしまうと、あとからミスマッチに気づくことになってしまったり、面接で何を話したら良いかがわからなくなったりするなど、就活の効率が悪くなってしまいます。まずは自分自身のことをよく分析して、就活の軸を定めてからエントリーしましょう。
とはいえ、企業をよく知らない状態で自分のやりたい仕事か、適性のある仕事かどうかをイメージすることは非常に難しいです。そのため、あくまでエントリー前は自分の就活軸の骨組みとなる部分だけを考え、企業説明会でその軸と照らし合わせながら少しずつ肉付けを行っていきましょう。

2.エントリーは早めに行う

エントリー時期は、それぞれの企業のスケジュールに沿って設定されています。つまり、油断していると選考に参加する機会を逃してしまうことも。さらに、入社説明会の予約は後半になるほど混んで予約しにくくなりますので、早めに企業の採用情報を確認してエントリーすることをおすすめします。

3.予定や体力に合わせて適切なエントリー数を設定する

「何社ほどエントリーしたらいいのか?」と疑問に思う就活生も多いですが、エントリー数に正解はありません。例年のエントリー数の平均は13.6社ほどですが、3社のみのエントリーで納得して就活を終える人もいれば、40社ほど受けてようやく納得のいく企業の内定を獲得する人もいます。
ただし、1社あたりの説明会~選考にかかる時間は平均20時間と非常に長いです。また、準備や選考、遠方への会社訪問などで思ったよりも体力を使います

そのため、学業の予定や自分自身の体力をよく考えて、優先度の高い企業から受けていきましょう。あとから辞退することもできるので、はじめのエントリー数は少し多めでも問題ないですが、例年のエントリー数の平均である13.6社を大きく上回らないように注意しましょう。

就活サイトにある「一括エントリー」などは注意

就活サイトにある「一括エントリー」や「条件マッチング機能」はとても便利な反面、軽い気持ちで条件を大まかに設定してしまうとそれだけ間口が広くなり、知らず知らずのうちに大量にエントリーしてしまうデメリットがあります。一括エントリーは便利な面もありますが、自己管理できる範囲で利用することを心掛けましょう。

4.スカウトアプリやエージェントを使って客観的な評価を知っておく

「自分にどんな仕事が向いているのかわからない」という人ほど、ひとまず自分の興味のある業界だけにエントリーしたり、さまざまな業界・業種にエントリーをしたりする進め方になりがちです。しかし、そのような状態で就活してもうまくいかないと感じる人が多いでしょう。
そんな人におすすめなのがエージェントサービスやスカウトアプリです。エージェントサービスの多くがアドバイザーと一緒に自己分析を行うサービスを行っており、興味だけでなく適性に合った仕事のマッチングを手伝ってくれます。スカウトアプリも、入力したプロフィールに対して企業からのスカウトが届くため、企業から見て自分のどのような強みを評価してもらえているのか、どんな企業が自分を必要としているのかを把握したうえで就活をスタートできます。

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エントリー後の必要書類の準備について

エントリー後に準備しなければならないのが、応募書類の提出です。この書類選考を突破しないことには、面接に進むことができません。
応募書類には主に履歴書とエントリーシート(ES)があります。履歴書は個人の学歴・職歴・趣味などの基本情報を見るための資料ですが、エントリーシートは企業側が自社に合った人材かを見極めるための書類です。
企業によって内容が異なり、中には回答が難しく時間を要するものもあるため、作成は早めに取り掛かった方が良いでしょう

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もしも、エントリーを忘れたら?

万が一、エントリーを忘れてしまったらどのように対応すれば良いのでしょうか。
エントリーをしないと、説明会の予約もできず、エントリーシートのダウンロードもできません。

エントリーの受付期間は決まっており、多くの企業では5月中旬頃にエントリーを締め切ってしまいます。企業によってはもっと早いところもありますので、時期を逃さないよう、希望する企業の採用スケジュールを早めに確認しておくことが必要です。

エントリーの締切を何回かに設定している企業も存在しています。早期の締切までにエントリーシートを提出した学生は、最終締切を待たずに前倒しで先に選考に進むことができます。提出のスピードが早ければ志望度が高い、仕事が早いと見なされる可能性があるのです。志望度が高い企業であれば、できるだけ早くエントリーを済ませる。これが内定へと一歩近づくチャンスにつながります。

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本記事の執筆者

村上明日香(むらかみあすか)

大学3年生の秋に大手・ベンチャーともに複数内定を獲得し、レバレジーズ株式会社に新卒入社。インターン時代から就活セミナーの企画運営に携わり、1年目から支店の立ち上げのメンバーとして関西を中心に延べ1000名以上の就活支援に携わる。入社3年目の現在は新入社員向けの研修企画や育成業務を担当している。

 

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