無給とはここが違う!有給インターンシップ参加のメリット

このページのまとめ

  • 有給インターンとは給与の支給されるインターンシップのこと
  • 実務型、実践型の長期インターンシップでは給与が支給される
  • 長期インターンの参加には、スキルが身につく、人脈が広がる、企業理解が深まるなどのメリットがある
  • デメリットは、部活やサークルとの両立が難しいことや企業の就業時間に合わせて働く必要があることなど

インターンシップには、有給と無給があるのをご存知でしょうか?
「どうせ参加するならお給料が貰えた方がいい」「アルバイトみたいで楽しそう」という理由で有給インターンを希望する人もいるようですが、金銭面だけで選択するのはリスクがあります。
当ページでは、有給のインターンシップについてまとめました。参加するメリットやデメリットもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

 

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有給インターンって?

有給インターンとは、文字どおり「給与の支給されるインターンシップ」を指します。
そもそもインターンシップの種類は、大きく分けて「無給のイベントタイプ」と「有給の実務・実践タイプ」の2種類に分けられます。

イベントタイプの無給インターン

「1DAYインターンシップ」や「ワークショップ型インターンシップ」といった1日~数日で完結するインターンシップの場合、給与がでないことがほとんど。実際の業務を体験するというよりは、企業について簡単に知ってもらうイベントに近いものがあり、会社説明会の要素が濃いのが特徴と言えるでしょう。他にも、「サマーインターンシップ」や「ウィンターインターンシップ」と呼ばれる短期インターンシップがありますが、こちらは参加者のコミュニケーション能力やチームワーク、考え方などが評価され、その後の選考に影響が出ることも。期間は数日から1ヶ月程度とばらつきがありますが、企業が設定した課題をグループで取り組み、最終日に発表するという体験型の内容が多いようです。遠方からの参加者に対し、交通費や宿泊費を支給する企業が増えているものの、報酬なしとするケースがまだまだ目立っています。

実務・実践タイプの有給インターン

給与が支給されるのは、「長期インターンシップ」と呼ばれる実務型、実践型のインターン。社員ではなく、あくまで「インターン生」の扱いになりますが、営業や人事、マーケティングなど、実際の職務体験を積むのがこのタイプです。インターン期間は長く、3ヶ月~半年くらいが一般的。もっと長い場合、大学1~4年を通して参加する人もいるようです。給与形態については、時給や日給など職場によってさまざま。週2~3日程度のシフト制で働くケースが多く、アルバイトのように参加することが可能です。

インターシップの有給については「インターンシップは給料が貰える?相場や目的を解説」も参考にしてください

 

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有給インターンに参加するメリット

有給インターン…つまり、長期インターンに参加するメリットは次の5つが挙げられます。

スキルが身につく

長期インターンのメインは就業体験。正社員の業務に近い内容に取り組めるため、実際の仕事に役立つスキルがいち早く身につきます。また、就職活動時に必要な「ビジネスマナー」についても、仕事を通して自然と身につけることが可能。アルバイトに比べ責任のある仕事を任せられるという点では大変な面もありますが、言葉遣いや仕事に取り組む姿勢、身だしなみなどのマナーを、学生のうちから体感的に学べるのは、長期インターンの魅力と言えます。

シフトが柔軟

インターンへ参加するのはあくまで学生ということを企業側が理解しているため、シフトの日程調整に柔軟な傾向があります。一般的なアルバイトは、学生のほか、フリーターや主婦なども応募することができるため、テスト期間などに学業を優先したい場合でもなかなか休みを言い出しにくいかもしれません。その点インターンは学生本来の目的である「学業」にきちんと取り組みつつ、就業体験を行うことができます。

人脈が広がる

学生のうちから仕事に関する人脈を広げるのは難しいもの。就職活動を本格的にスタートさせる大学3年生の後半頃に、企業説明会へ参加したり、OB・OG訪問をしたりして地道に交流の幅を広げる…ということが多いでしょう。しかし長期インターンでは、就活が本格化する前に、実際の職場に通い、社員や人事、他のインターン生と知り合うことができます。そのとき得た人脈は、将来的にもきっと役立つでしょう。

就活に有利になる

必ずしもインターン生が優遇される訳ではありませんが、インターンへ参加すること自体が「企業への関心度が高い」ということを示しています。就活の自己PRや志望動機でインターン中のエピソードを話せば、説得力のある内容になるでしょう。また、直接企業の社風や業務に触れることができるため、参加していない人に比べ企業研究が進みます。そういった意味では、インターンへ参加した方が就活に有利になると言ってもよいでしょう。

相互理解を深められる

長期インターンの最大のメリットは、企業とインターン生の間で相互理解を深められること。企業側は、インターン生が業務を行う姿勢や能力などを見て、「企業や職場にマッチした人材か」「入社したら活躍しそうか」などを判断することができます。一方インターン生は、「企業の価値観や業務が自分に適しているか」「入社前に身につけるべきスキルは何か」などを検討することが可能です。企業側、インターン生側双方にとって、長期インターンは有益な機会となるでしょう

 

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デメリットも確認しよう

前項では長期インターンシップのメリットについてご紹介しましたが、当然デメリットもあります。インターンへ参加する前に、これらのポイントもしっかり確認しておきましょう。

部活やサークルとの両立が難しい

学生生活で部活やサークル活動に打ち込みたい!と考えている人は、長期インターンシップより、1DAYや短期インターンシップの方が向いているかもしれません。もちろん活動内容や頻度により両立は不可能ではありませんが、インターン中は部活やサークルへ参加することができないため、細かいスケジュール調整が必要になるでしょう。

責任のある仕事を任せられる

一般的なアルバイトとは違い、長期インターンでは社員と同様かそれに近い業務を任せられることが多いのが特長。必然的に、責任感や自主性が求められるようになり、社会人未経験の学生にとってハードルの高さを感じるかもしれません。それでも、途中であきらめたり投げ出したりしない強い気持ちが重要です。

企業の就業時間に合わせて働く必要がある

アルバイトの中には深夜までシフトを組めるものもありますが、インターンの勤務時間は企業の就業時間内。一般的な企業の就業時間は午前9時~午後6時頃なので、その間でシフトを組む必要があります。授業がびっしり詰まっていたり遅くまであると、なかなか参加しにくいかもしれません。長期インターンへの参加を検討するなら、あらかじめ履修の仕方を工夫する必要がありそうです。


ここまで有給インターン(長期インターン)についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
就活が本格化すると、企業研究や自己分析、エントリーシートの作成、面接対策なども考える必要があります。
これからの就職活動が不安…という方は、就職エージェントの活用がおすすめです。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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