このページのまとめ
- 企業は履歴書写真で、応募者の人柄や印象を確認する
- 履歴書写真を撮るときは身だしなみや表情に注意する
- 履歴書写真の貼り付け方法は手書きとデータ添付で異なる
多くの就活生は、「履歴書写真をきれいに撮りたい!」と考えるでしょう。履歴書写真は自分の人柄や雰囲気を表す大切な情報です。誠実な装いや身だしなみで、マナーやルールを守れる人間であることを企業にアピールしましょう。このコラムでは、履歴書写真をきれいに撮るコツや撮影方法を解説します。清潔的で好印象となる履歴書写真を撮影し、内定に繋げましょう。
- 履歴書写真を企業が確認する目的
- 清潔感など第一印象を確認するため
- 表情や雰囲気から人柄を読み取るため
- 写真と対面との相違がないか確認するため
- 履歴書写真の一般的なルール
- サイズは縦4㎝×横3㎝が基本
- 撮影から3ヵ月以内のものを添付する
- 写真の裏面に氏名を記入する
- 背景色は白、青、グレーを選ぶ
- プリクラや過度な加工の自撮りはNG
- 履歴書写真を撮影するときの注意点
- 髪型はすっきりとまとめる
- ナチュラルメイクを心掛ける
- 無表情や笑いすぎはNG
- 服装や身だしなみに気を付ける
- 姿勢に気をつける
- 履歴書写真の撮影方法
- 写真館
- スピード写真
- 自撮り
- 履歴書写真の正しい貼り方
- 手書きで履歴書を作成する場合
- メールでデータ添付をする場合
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履歴書写真を企業が確認する目的
企業は履歴書写真を通して、応募者の第一印象や人柄をチェックするのが目的です。また、応募者の顔はもちろん、身だしなみや雰囲気を見て、写真と対面で相違がないか確認しています。
清潔感など第一印象を確認するため
企業は応募者の清潔感や誠実さなど、外見から感じ取れる印象を重視しています。髪型が奇抜だったりスーツが乱れていたり、ネクタイが曲がっていたりするような非常識な写真の場合には、マイナス印象につながることがあります。
表情や雰囲気から人柄を読み取るため
企業は履歴書写真の表情や雰囲気で、応募者の人柄を見極めます。無表情か、少しはにかむ程度かどうかで、人の印象は大きく異なるもの。また、髪型や目線、姿勢などからも、自社に対する熱意の度合いを感じ取ります。
写真と対面との相違がないか確認するため
履歴書の写真と、面接で直接対面したときの顔が同一人物であるかどうかは、面接官にとって非常に重要なことです。また、身だしなみや雰囲気が写真と面接で異なっていないかどうかも確認します。たとえば、「面接はきれいに取り繕っていても、写真はだらしない」場合、印象が下がりやすいでしょう。面接官は写真の様子から応募者の本質を見抜き、対面の様子と比較しています。
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履歴書写真の一般的なルール
履歴書写真には、基本となるルールがあります。知っておくべき点として以下の内容を理解しましょう。サイズや撮影時期、背景色など、身だしなみ以外にも気を配る部分は多々あります。適切な方法で、履歴書に合う写真を撮影しましょう。
サイズは縦4㎝×横3㎝が基本
履歴書写真のサイズは、縦4㎝×横3㎝が一般的です。履歴書本体のサイズがA4でもB5でも、写真のサイズは基本的に同じです。毎日多くの履歴書を見ている採用担当者は、履歴書用サイズ以外のものを使用すると違和感を感じます。撮影前に履歴書に貼るサイズを確認し、間違いのないようにしましょう。
撮影から3ヵ月以内のものを添付する
写真と対面に差が出ないよう、必ず3ヵ月以内のものを添付しましょう。顔の印象が異なってしまうと、本人なのかどうかを疑われてしまう可能性も。たとえば、1年以上前の写真では見た目の印象に差が出てしまうため、注意が必要です。古い写真があっても、貼ることは避けましょう。
写真の裏面に氏名を記入する
万が一、履歴書写真が剥がれてしまったときに備えて、写真の裏面に氏名を記入しましょう。たとえ万全に貼っていても、剥がれてしまう可能性もゼロではありません。ボールペンは滲んでしまう可能性があるため、油性マジックを使いましょう。
背景色は白、青、グレーを選ぶ
背景色は白、青、グレー3色のいずれかがおすすめです。特に、グレーと青は顔がはっきり写りやすいので、表情が映えやすく明るい印象になるでしょう。白もよくある背景色の一つですが、白は明るくなりすぎると顔がぼやけてしまうこともあるため、注意が必要です。
プリクラや過度な加工の自撮りはNG
プリクラや、過度に加工した自撮りを使用するのは避けましょう。履歴書写真に適切ではなく、企業から「やる気がない」と思われてしまいます。自分の印象を上げようとするあまり、過剰に加工すると、かえって不自然になり企業は応募者の人柄を確認することができません。就活に適した写真を添付し、誠実さをアピールしましょう。
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履歴書写真を撮影するときの注意点
ここでは、履歴書写真を撮影するときのコツを紹介します。姿勢や髪型、メイクは自分の人柄を表すため、就活にふさわしい身だしなみに整えるのがマナーです。スーツを正しく着用し、誠実さをアピールしましょう。
髪型はすっきりとまとめる
髪型は清潔感を意識し、就活に合った見栄えになるようにすっきりとまとめましょう。前髪は目にかからないようにし、眉の長さにカットするのが好印象です。女性の場合、肩につく髪の毛はゴムで束ね、サイドの毛もピンで留めます。男性の場合はスタイリング剤でまとまりのある髪型を意識し、襟足は短くカットするのが鉄則です。無造作ヘアのように、ばらつきのある髪型は就活に不向きなため避けましょう。
ナチュラルメイクを心掛ける
女性はナチュラルメイクを心掛けましょう。濃いメイクは履歴書の写真に不向きなだけでなく、メイクが浮いてしまい企業にマイナスな印象を与えてしまいます。自然なカラーのファンデーションやアイブロウを使用し、リップやチークも薄塗りにしましょう。アイメイクはビューラーでまつげを上げ、マスカラを薄く塗るとナチュラルな印象になります。
無表情や笑いすぎはNG
履歴書写真の表情に注意しましょう。無表情や笑いすぎなど、極端な表情は企業からの印象を下げる可能性が高まります。緊張してしまうと、どうしても不自然な表情になってしまう人もいるかもしれません。口を閉じ、口角を上げるように軽く微笑むことを意識すると、適度な笑顔になるのでおすすめです。肩の力を抜いて、できるだけ自然に笑顔を作りましょう。
服装や身だしなみに気をつける
履歴書写真では、表情だけでなく服装や身だしなみも重要です。紺や黒など、ダークカラーのスーツを着用するのが一般的。スキッパーシャツを着用している女性はシャツの襟がジャケットから出ているか、男性はネクタイが曲がっていないかなど、基本的な部分を見直しましょう。スーツはジャストサイズで着用すると、だらしない印象がなく見栄えがきれいです。ジャケットはきちんと羽織り、誰が見てもきれいと思える身だしなみにしましょう。
姿勢に気をつける
猫背やあごの位置など、姿勢に気を付けましょう。背中を丸めて撮影してしまうと、姿勢が悪く印象が下がる場合も。背中を垂直にし、姿勢を正してあごを引きます。目線の位置が不自然にならないよう、適度なあごの位置で撮影しましょう。両肩を開き胸を張り、背筋を伸ばして座るイメージです。自分で確認しづらい場合は、写真館でカメラマンに見てもらいながら撮影すると良いでしょう。
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履歴書写真の撮影方法
履歴書写真の主な撮影方法には、写真館やスピード写真、自撮りがあります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、自分が納得できる撮り方を選択しましょう。
写真館
写真館はプロのフォトグラファーが撮影するため、きれいな仕上がりがメリットです。身だしなみへのアドバイスや、その場で髪型や表情も確認してもらえるため、第三者から見ても印象の良い証明写真が撮れるでしょう。また、写真館は背景スクリーンや照明機材が揃っているため、肌のトーンアップや美肌加工などもあります。撮影データをスマートフォンに送信すればいつでも自分で確認・印刷ができるうえ、履歴書写真を企業に送るときもすぐに添付できます。
デメリットとして、写真館はスピード写真と比較すると撮影料金が高額で、撮影時間が長いことが挙げられます。写真館によって異なりますが、料金の相場は2000円~10000円ほど。しかし、その分高画質できれいな写真を撮影できるため、就活生には写真館がおすすめです。
スピード写真
スピード写真は駅構内や街中にある写真機で撮影でき、10分ほどで終了します。値段も800円から1000円ほどで、手軽に利用できることがメリットです。写真機によっては美肌補正や背景色を選べるものもあり、明るい表情で撮影できます。ただし、写真館のようにプロのカメラマンはいないため、正しい姿勢や自然な笑顔を作りづらく、緊張感が写真に出やすいこともあるでしょう。また、スピード写真は焼き増しができないため、印刷された枚数分しか利用できないのもデメリットです。早さや手軽さを求める方には、おすすめの撮影方法といえます。
自撮り
どうしても写真を撮りに行く時間がないときは、証明写真アプリなどで自撮りするのも一つの手段です。スマートフォンのインカメラを使用しセルフタイマーで撮影するか、家族など周囲の人に撮影してもらいましょう。腰上あたりまで撮影してからトリミングすると、ゆがみ補正や見え方の調整もできます。撮影場所をよく考え、背景に何も写り込まないようにしましょう。照明が暗いと写りも暗くなってしまうため、注意が必要です。
また、一般的に就活に自撮り写真を使うのはあまり好ましくありません。NGではないものの、企業によっては印象が下がってしまう場合も。自撮りの方法は、時間がないときの最終手段として活用しましょう。
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履歴書写真の正しい貼り方
履歴書写真の正しい添付方法は、手書きかデータかで異なります。手書きの履歴書を作成する場合は、貼り方に注意しましょう。メールにデータを添付する場合は、企業が見やすいように送信することが大切です。
手書きで履歴書を作成する場合
手書きの履歴書に貼り付ける場合は、両面テープやテープのりを使うのがおすすめ。スティックのりや液体のりでも問題ありませんが、乾くまでにずれてしまったり、はみ出して履歴書が汚れてしまうこともあるため、つけすぎないように注意してください。写真の身だしなみがきれいでも、のりやテープがはみ出したり履歴書用紙についたりしてしまうと印象が下がってしまいます。きれいに貼り、簡単に剝がれないように注意しましょう。
メールでデータ添付をする場合
メールで写真データを添付する場合は、WordやExcelなどで作成した履歴書に証明写真を貼り付けるか、履歴書と写真データを別々に添付する方法があります。どちらでも構いませんが、企業によって指示がある場合は従いましょう。指示がなければ、履歴書に挿入したほうがPCスキルのアピールにつながります。証明写真を貼り付ける場合「挿入」タブの「画像」をクリックし、取り込んだデータを選択してください。正しくデータ添付を行い好印象になるよう、意識することが大切です。
本記事の執筆者
飯田有香(いいだ ゆうか)
新卒でレバレジーズ株式会社に入社し、「キャリアチケット」でキャリアカウンセラーをしながら、今までに200人以上の学生の就職先を支援。最近は、社内の人材開発・育成などに携わっている。
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