英語の履歴書の正しい書き方とは?注意点から提出方法まで例文つきで解説

このページのまとめ

  • 英語の履歴書はA4用紙1枚に要点を簡潔にまとめる
  • 英語の履歴書は「パソコンで作成」が正しい書き方
  • 英語の履歴書はAction Verbを使うと主体性をアピールできる
  • 就活生はCombination Resumeで書くと長所が伝わりやすい
  • カバーレターは自己PRのチャンスなので必ず添える

「英語の履歴書の書き方が知りたい!」という就活生は、多いのではないでしょうか?
履歴書の提出を英語で求められた場合、どう書けば良いか困りますよね。
英文履歴書にはルールがあるので、日本語の履歴書をそのまま英訳するのはNGです。ポイントを押さえて簡潔にまとめれば、好印象を与えられる可能性が高いでしょう。このコラムでは、英文履歴書の正しい書き方や注意点、提出方法などを例文つきで解説します。

英語の履歴書には決まったフォーマットがない

英文履歴書には一定のルールがありますが、日本語の履歴書のように決まったフォーマットがありません。市販品もないため、1から自分でフォーマットを作る必要があります。
そのぶん自分の好きなようにレイアウトできるので、日本語の履歴書に比べて個性を発揮しやすいといえるでしょう。

英語の履歴書の基本的な書き方

英語の履歴書を書く前に、下記で基本的な書き方を押さえておきましょう。

・用紙はA41枚にまとめる
・手書きではなくパソコンで作成する
・箇条書きで簡潔にまとめる
・学歴は新しい順に書く
・I、Youなど人名代名詞は省く
・動詞は基本的に過去形で書く
・現在進行中のことは現在進行形で書く
・同じ動詞は繰り返さない
・文章の意味が通じる場合は冠詞(a、the)は省く
・1、2のようなアラビア数字を使う
・フォントはTimes New RomanやHelvetica、Arialを使う
・見出しのフォントサイズは12~14ポイント、本文は10~12ポイントを使う
・フォントの色は黒を選ぶ

英文履歴書は、1枚の紙に多くの項目をまとめるため、要点を端的にまとめる必要があります。日本語の履歴書をそのまま英訳すると冗長になるので、英文履歴書用に1から書くのがおすすめです。

英語の履歴書に書かなくて良い項目

日本語の履歴書では必須でも、英文履歴書には不要な項目があります。下記で、主な項目を確認しておきましょう。

・生年月日
・年齢
・性別
・顔写真
・家族構成
・通勤時間
・健康状態 
・履歴書の作成日

欧米には、仕事に関わりのない情報は履歴書に書かないという決まりがあります。外見や年齢、性別といった個人情報をもとに、雇用差別が起きるのを防ぐためです。
ただし、企業側から顔写真の提出などを求められた場合は、指示に従いましょう。

英文履歴書を書く際の4つの注意点

英文履歴書は、ただ言いたいことを英語で書けば良いわけではありません。下記、注意点を確認しておきましょう。

1.募集要項をチェックする

企業によっては、履歴書の形式や記載する項目などを募集要項で指定する場合があります。中には、仕事で必要な技能を記載していることも。
募集要項に沿って盛り込むポイントを選べば、仕事への熱意や適性をアピールできるでしょう。

2.コピー&ペーストはNG

英語に自信がないからといって、Webサイトからコピー&ペーストするのは避けましょう。人の言葉を借りた履歴書では、自分の強みをアピールできないため、不採用につながるリスクがあります。
就活では、「自分は何ができるのか」「どうやって仕事で貢献できるか」を考え、言語化するプロセスが重要です。「今は勉強のとき」と心得、自分の考えを自分の言葉で表現してみましょう。

3.謙遜はNG

日本では謙遜は美徳とされますが、海外ではできることは「できる」とアピールするのが当然です。謙遜していると自分の強みを伝えられないため、マイナスイメージにつながる恐れも。
自信を持って能力や経験をアピールし、採用担当者に頼もしい印象を与えましょう。

4.書き終わったら第三者に確認してもらう

英語で履歴書を書き終わったら、誤字脱字や文法ミスがないか、第三者に確認してもらいましょう。特にネイティブの方にお願いするのがおすすめです。周囲にネイティブの方がいない場合は、英文履歴書作成サービスや、英会話教室などで添削を依頼しても良いでしょう。

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英語の履歴書はAction Verbを使って主体性をアピール

英語で履歴書を書くときは、Action Verbを使うとアピール力が増します。Action Verbとは、動作や変化を表す動詞のこと。下記で、代表的なAction Verbを確認しておきましょう。

組織を管理した

Supervised(管理した)
Organized(組織した)
Coordinated(調整した)
Monitored(監視した)

組織をリードした

Directed(指導した)
Trained(教育した)
Initiate(主導する)

情報伝達に貢献した

Composed(構成した)
Promoted(促進した)
Reviewed(批評した)

コミュニケーションを成功させた

Participate(参加する)
Propose(提案する)
Negotiate(交渉する)

サポートした

Support(支えた)
Assist(支援した)
Contribute(貢献する)

課題を解決した

Designed(設計した)
Created(創造した)
Developed(開発した)

目標を達成した、表彰された

Achieved (達成した)
Awarded(授与された)
Attain(達成する)

経験や能力をAction Verbで説明することで、パワフルな印象を与えられるでしょう。

3つの種類別!英文履歴書で役立つ英語表現

英文履歴書では、学部名や学科名、部署名など普段使い慣れない単語を多く使います。下記で、主な英語表現を確認しておきましょう。

1.学部・学科名

文系

文学 Literature(Arts)
外国語学 Foreign Studies
教育学 Education
社会学 Sociology
社会科学 Social Science
音楽 Music
芸術 Fine Arts
心理学 Psychology
哲学 Philosophy
経営学 Business Administration
商学 Commerce
経済学 Economics
法学 Laws

理系

数学 Mathematics
工学 Engineering
理学 Science
医学 Medical Science
薬学 Pharmacy
農学 Agriculture
情報科学 Information Science
情報工学 Information Technology

2.部署名

人事部 General Affairs Department
営業部 Sales Department 
経理部 General Accounting Department
広報部 Public Relations Department
法務部 Legal Division
宣伝部 Advertising Department
秘書室 Secretary Office
経営企画部 Corporate Planning Department
製造部 Manufacturing Department
開発部 Development Department
海外事業部 Overseas Department
購買部 Procurement Department

3.役職名

係長 Chief Clerk 
主任 Chief
室長 Section Chief
課長補佐 Assistant Section Manager
課長 Manager
次長 Section Manager
副部長 Assistant Director
部長 Director
支店長 Branch Chief 
本部長 General Manager
支社長 Managing Director
工場長 Factory Manager
管理責任者 Chief Administrator
秘書 Secretary
広報担当 Public Relations
総務担当 General affairs
経理担当 Accounting Clerk
システム管理者 System Administrator

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英文履歴書の書き方は3形式

英文履歴書に決まったフォーマットはありませんが、読みやすくシンプルにまとめる必要があります。下記、代表的な形式を参考に仕上げるのがおすすめです。

1.Chronological Resume(年代順)

職歴や学歴を、新しいものから年代順に並べて記載するベーシックな形式。
現在では、公的機関や歴史が古い企業に応募する方がChronological Resumeを使う傾向にあります。
一般的ではありませんが、伝統的な形式のため保守的な印象を与えたいときにおすすめです。
時系列は逆になりますが、日本語の履歴書と書き方が似ているため、英文履歴書に不慣れな方に向いているでしょう。

2.Functional Resume(職務別)

スキルや専門知識、経験に重点を置いて書く形式。
自分のスキルを分野ごとに詳しく記述し、職務経歴については詳しく触れません。Functional Resumeはアピールポイントを強調するのが難しいため、英文履歴書を書き慣れていない方は避けた方が無難です。

3.Combination Resume(混合式)

Chronological ResumeとFunctional Resumeが合体した形式。
はじめにスキルや能力を書き、次に根拠となる経験を年代が新しい順に記載します。自分のスキルを伝えたうえで経歴を書けるので、アピールポイントを目立たせやすいのがメリットです。
現在主流の形式で、新卒の学生はCombination Resumeで作成すると良いでしょう。

英文履歴書における主な10項目と正しい書き方

英文履歴書には、主に下記10項目を記載します。それぞれの書き方は下記のとおりです。

1.Personal Information(プロフィール)

履歴書の1番上にプロフィール(氏名・住所・電話番号・Eメールアドレス)を記載します。

例文

Hanako Careerticket
Address:〇〇Building 1-1-1,minato,minato-ku,Tokyo,Japan 000-0000
Tel:Home +81-3-××××-××××
  Mobile +81-90-××××-××××
Email:hanako-careerticket@careerticket.com

氏名は大きめのフォントで太字にし、中央に記載します。
住所の書き方は、「建物名→番地→市区町村名→都道府県名→国名→郵便番号」の順です。
電話番号は、国番号「+81」を頭につけ、市外局番の最初の「0」を外して記載してください。
Eメールアドレスは「本名@~」のような社会人にふさわしいシンプルなアドレスを使用しましょう。

2.Objective(希望する職種・ポジション)

Objectiveには、希望する職種やポジションを書きます。
「なぜ希望するか」「どう貢献できるか」を加えて記載し、いかに自分が適任であるかをアピールしましょう。
ただし、希望する職種が定まっていないときは、明確な職種名を書く必要はありません。「今まで自分が培ったスキルを活かせる職種」のように表現に幅を持たせて書きましょう。

例文

To obtain a position that will enable me to use my language and communication skills and have more experience abroad

3.Education(学歴)

学歴は最終学歴のみを記載します。最終学歴が大学の人は大学のみ書き、大学以前の学歴を書く必要はありません。入学した年・卒業した年、学校名、所在地、専攻をセットで記載してください。

例文

Apr 2017-current ×××University,Tokyo,Japan
Major: School of Business Administration

英文履歴書では、月は「Apr」のように略して書くのが一般的。
現在も学校に在籍中の場合は、入学した年のあとにcurrentやPresentをつけましょう。

既に学位を取得している場合

既に学位を取得している場合は、学位の名称を入れます。
学位の書き方は、学士号は「Bachelor of ○○○、B.A in ○○○」修士号は「Master of ○○○、M.A in ○○○」博士号は「Doctor of ○○○、 PhD in ○○○」です。

例文

Apr 2015-Mar 2019 Bachelor of Economics University of ×××,Tokyo,Japan

4.Work Experience(職務経歴)

職務経歴がない学生は、Work Experienceにアルバイトの経験を書きます。アルバイトした期間・勤務先・勤務地・業務内容を簡潔に書きましょう。

例文

Mar 2015-Jul 2017 Careerticket Gakuin,Tokyo,Japan
Cram School Teacher(part-time)
 Taught English to high school students
 Improved their English abilities to pass the entrance exams

5.Internship(インターンシップ)

インターンシップの経験がある方は、Work Experienceとは別にInternshipの項目を追加しましょう。記載するのはインターンシップの期間・勤務先・勤務地・業務内容です。

例文

Feb2018-Mar2018
Careerticket Newspaper Co., Ltd.Tokyo,Japan
Interviewed and wrote articles on child guidance center

6.Qualifications(技能)

希望する職種に関係のある資格や免許があるときは、Qualificationsに記載します。資格は正式名称で書き、取得年も忘れずに記載してください。

例文

Nisho Bookkeeping level 1 Certificate(2005)
TOEIC 700 (2005)
Systems Administrator Examination (2006)

7.Volunteer(ボランティア)

ボランティア歴は、ボランティア期間・ボランティア先・業務内容を簡潔に書きましょう。

例文

2 Week,Kumamoto,Japan
Apr 2016
Helped clean the debris in the wake of the earthquake

8.Awards(賞)

これまで受賞した賞を、受賞した年とあわせて記載します。

例文

Awarded 2 position at All Japan university English Speech Contest in 2017

9.Skills(スキル)

Skillsには、資格や免許はなくても自分が持っているスキルについて記載します。語学力やパソコンの能力のほか、自分が得意だと思うことを自信を持って書きましょう。

例文

Computer Skills
Microsoft Office:Word, Excel, Power Point (Beginner)
Adobe:Illustrator (Beginner)
Language Skills
Japanese:Native
English:Business level
Strong communication and interpersonal skills

10.Additional Information(その他情報)

課外活動などで自分の能力を示すエピソードがあるときは、Additional Informationに記載しましょう。地域のスポーツ活動など、仕事と関わりない経験でもOKです。

例文

Organized a charity event at university
Coached a boy's baseball team

履歴書にはカバーレターを添えるのがマナー

英文履歴書を提出するときは、送付状であるカバーレターを添えるのがマナーです。
カバーレターとは、履歴書と一緒に送る挨拶状のこと。日本の挨拶状とは異なり、志望動機など自分をアピールする内容を盛り込むのが特徴です。履歴書より先に読まれる傾向にあり、合否に影響する可能性があります。A4用紙1枚にまとめ、端的に自分を売り込みましょう。

カバーレターの書き方

カバーレターの基本的な書き方は下記のとおりです。

応募先の情報

応募先の情報を、担当者名・部署名・会社名・住所の順番で記載します。記載するときは担当者名にMr.またはMs.をつけるのを忘れないようにしましょう。

日付

応募先の情報の下に、書類を送付する日付と年を記載します。カバーレターではAug 10,2020のように省略せず、August 10,2020と正式名称で書きましょう。

採用担当者の名前

本文に入る前に改めて採用担当者の名前を書きます。名前の前にDear Mr.またはDear Ms.をつけ、誰宛ての文書かを明確にしましょう。個人名がわからないときは、To Whom It May ConcernまたはDear Hiring Managerと書いて担当係宛てにしてください。

本文

本文には、希望職種・応募した経緯・自己PRを記載します。
詳細な情報は履歴書に記載するので、長々と説明する必要はありません。2~3段落におさまるような文章量を心掛け、自分を採用するメリットを自信を持って書いてください。

結びの言葉

本文を書き終わったら結びの言葉を書きます。採用担当者に読んでくれたことへの感謝を伝え、Sincerely,で締めましょう。

英語の履歴書の提出方法

履歴書の提出方法は、主に手渡し・郵送・メール添付の3つがあります。下記で、履歴書をプリントアウトする場合・データで提出する場合のやり方を確認しておきましょう。

郵送・手渡しの場合:印刷して封筒に入れる

郵送・または手渡しで履歴書を提出する場合は、プリントアウトして封筒に入れます。
紙がペラペラでは見栄えが悪いので、印刷する際は厚めの上質紙を使いましょう。履歴書はクリアファイルに入れてから封筒に入れると、汚れや折れを防げて便利です。
封筒は、A4の履歴書が入る角形20号(角20)、角形A4号(角A4)を使いましょう。

メール添付の場合:データで提出する

メールに添付するファイルは、「Hanako_yamada_resume.doc」のように自分の名前を入れると分かりやすくなります。
データの保存形式は、指示がなければPDFが無難。PDFなら、どのようなパソコンでもレイアウトを保って確認できるからです。
件名は「履歴書送付の件/大学名 氏名」「〇〇職応募の件/大学名 氏名」のように、ひと目で内容が分かるようにしましょう。

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