就活成功のコツを知りたい!エントリー前の準備から面接・筆記対策まで

このページのまとめ

  • 就活準備のコツは、説明会やインターン、OB訪問で情報収集を行うこと
  • エントリーシートは結論から回答するのがコツ
  • 就活の筆記試験、適性検査は市販の問題集で対策しよう
  • 面接のコツは、事前の模擬面接で本番に慣れること
  • 就活を効率的にするコツは、エントリー前に企業選びの基準を明確化すること

ミスマッチのない就活を実現したい人に向けて、就活準備と選考のコツを紹介します。OB・OG訪問のやり方やエントリーシート作成のポイント、適性検査の対策方法まで、幅広く就活のやり方をアドバイス。自己分析のやり方や、就活の軸の重要性についてもお伝えします。
効率的に内定をとるための企業の選び方のポイントも紹介するので、ぜひコラムの内容をご確認ください。

就活の効率の良い進め方について知りたい方は、「就活は何から始める?基本の進め方や効率良く終わらせるためのコツが分かる!」も参考にしてください。

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就活準備のコツ

就活を成功させるには、事前の準備が大切です。エントリーが解禁されたからといって、慌てて適当な企業にエントリーするとミスマッチの原因になります。自分の適性や興味がある分野を見極め、「就活の軸」をつくりましょう。

情報収集をしよう

志望業界・企業が定まっていない人は、まずは複数の手段を使って幅広く情報を集めましょう。

大学主催の説明会

多くの大学は、3年生を対象とした就活説明会を開催し、大まかな就活の流れを説明しています。就活のやり方がイメージできない人は、こうした説明会に参加し、どの時期に何をすれば良いかを把握しましょう。

インターンシップ

インターンシップとは、企業が学生に就業体験の機会を提供する制度のこと。多くは大学3年生の夏休みから冬休みにかけて行われます。
開催期間は、1日参加の短期のものから、数ヶ月単位の長期インターンまでさまざま。志望先が定まっていない人は、短期のインターンに複数参加してみるのがおすすめです。
インターンでは社会人の先輩と間近に話せて、リアルな企業の雰囲気が感じられるのがメリット。興味のある業界・企業の現場を知り、適性の有無を確かめられます。

合同説明会

合同説明会は、就活情報サイトや大学、地方自治体などが運営するイベント。複数の企業が集まり、各ブースで30分程度の説明会を行います。規模の多い合同説明会では、100社以上の企業が参加することも。
合同説明会が開かれるのは、3年生の夏から4年生の夏ごろまで。一度にたくさんの企業情報が手に入るので、一度は参加する価値があります。

OB(OG)訪問

自分の大学の先輩を訪問し、勤め先について教えてもらうことをOB(OG)訪問といいます。OB訪問では人事に聞きにくい質問ができたり、職場の雰囲気が分かったりするのがメリット。企業のWebサイトや求人情報に掲載されていない情報が手に入ります。
訪問するOBは、サークルや研究室の先輩だけでなく、就職課(キャリアセンター)やゼミの教授に紹介してもらう方法もあります。また、学校のOB名簿を見て連絡してもOK。一部の企業ではOBを紹介してくれることがありので、人事担当者に確認してみましょう。

自己分析をしよう

自分に合った企業を見つけるには、業界や企業の情報を集めると同時に、自分自身について知る「自己分析」を行う必要があります。
自己分析とは、過去の経験を振り返り、そこから自分の強みや弱み、価値観を見つけていく作業。「中学」「高校」「大学」と時代別に印象に残った出来事を振り返り、自分の特徴を探りましょう。経験は成功体験だけではなく、苦しかった出来事や挫折体験でもOKです。物事に対してどんな姿勢で取り組んだか、課題を乗り越えるためにどんな工夫や考え方を実践したのか書き出します。
複数の経験に共通する行動や考え方の特徴を見つけることで、あなたの性格や長所・短所が分かるはずです。「自分がどういったときにモチベーションが上がるのか」が分かれば、仕事選びの参考にもなるでしょう。

就活の軸を定めよう

就活の軸とは、企業を選ぶうえでの自分なりの基準のこと。就活の軸は人によって異なり、例えば、「研究分野が活かせる仕事」「ワークライフバランスが保てる仕事」「職場の人間関係がいい企業」といったものが挙げられます。
就活の軸があれば企業選びに迷いませんし、ミスマッチが起こるリスクを減らせます。就活の軸が明確であれば、複数の企業に内定した際もより自分に合った企業を判断できるでしょう。

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応募書類のコツ

次に、応募書類の書き方をアドバイスしていきます。

エントリーシートとは

エントリーシート(ES)とは、新卒採用に用いられる応募書類の1つです。企業ごとに作成するのが一般的で、企業はESを通して学生の人柄や自社との相性を知ろうとしています。

エントリーシートのよくある設問

ESは企業によって多様な設問がありますが、ここでは定番の質問の一部をご紹介しまます。

「学生時代に頑張ったことは何ですか」
「あなたの長所(短所)を教えてください」
「志望動機を教えてください」
「自己PRをしてください」
「挫折経験とそれを乗り越えた方法を教えてください」
「当社の強み(弱み)を教えてください」
「何を基準に企業を選んでいますか」
「10年後の目標を教えてください」
「最近の気になるニュースは何ですか」

いずれの設問でも、自分の人柄を伝えること、企業が求める人物像に合った強みをアピールすることを意識しましょう。

エントリーシート作成のポイント

エントリーシートを作成するときに気をつけたいポイントを紹介します。

文章は結論から

どんな回答でも文章は結論から述べましょう。結論を最初に提示することで、読み手はその先の話を理解しやすくなります。
自己PRであれば、最初に「私の強みは〇〇です」と端的に述べ、その次に裏づけとなる理由を説明。最後に入社後の抱負を述べるのが基本の流れです。

具体的なエピソードを交える

人柄が伝わる説得力のあるアピールをするには、具体的なエピソードが欠かせません。
エピソードの書き方がイメージできない人は、5W1H(「いつ」「どこで」「誰が」「なぜ」「何を」)を含めることを意識しましょう。
活動を続けた年数など、数字で示せるデータは数字を使うことで具体性がアップします。

自分の言葉で書く

インターネットでESの書き方を検索すると、たくさんの例文が出てきます。就活生向けの参考書でも、業界や職種別の例文を見られるでしょう。
もちろん、エピソードの説明の仕方や話の流れを参考にするのは構いません。ただし、例文のエピソードや志望理由をそのまま使うのは控えましょう。企業はESの内容を下敷きにして面接するため、例文をそのまま使うと詳しく質問された際に答えられません。そもそも、例文の丸写しで熱意は伝わらないでしょう。ESはあくまでも自分の言葉で書くことが大切です。

見やすい文字で書く

応募書類を読みやすい字で書くのは基本中の基本です。達筆でなくても大丈夫なので、丁寧に書くことを意識してください。
小さい文字やぎっしりと詰め込まれた文字は読みくいので避けるように。スペースが足りないときは、要点を絞って必要な内容をシンプルに伝えましょう。

締め切りに気をつけよう

3月にエントリーが解禁されると、続々とエントリーシートの締め切りが続きます。基本的に期限を過ぎた書類は受け付けてもらえないので、締め切りには要注意。各企業の締め切りは、スケジュール帳で一覧できるように管理しましょう。

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筆記試験・適性検査のコツ

多くの企業では選考に筆記試験や適性検査を含んでいます。試験・検査は事前の対策で点数が伸びるため、その種類と勉強方法を知りましょう。

筆記試験と適性検査の種類

就活で出会う試験の種類は、「一般常識」や「作文・小論文」が定番です。一般常識の内容は、国語や算数、社会などの5教科や時事問題が主。作文や小論文では特定のテーマが出題され、指定された文字数を守って自由に記述するのが一般的です。

適性検査とは、企業が外部の専門機関が開発した検査を利用し、学生の能力や資質を判断するもの。SPIや玉手箱が有名ですが、どちらも検査内容は「能力検査」と「性格検査」の2つです。能力検査では言語・非言語分野からの出題があり、数学的・国語的な力が試されます。性格検査は、日頃の行動や価値観に関する多数の質問から、応募者の人柄や適性を判断するものです。

対策方法

一般常識は企業が独自に作成する場合が多いですが、就活用の対策本が出版されています。時事問題の対策としては、新聞やニュースで志望業界に関わる情報をチェックするのがおすすめです。小論文や作文は、新聞社・出版社といった企業で多い傾向にあります。こちらも参考書を読んで書き方を学び、就活でよくあるテーマで実際に文章を書いてみましょう。できれば第三者に添削してもらうと、改善点が分かります。

適性検査(能力検査)は市販の参考書を購入し、過去問に取り組むのが効果的です。パソコンで受検する検査は1問ごとに時間制限があるため、スピードを意識しながら解きましょう。
性格検査は特別な対策はせず、正直に回答するのが賢明。自分を偽って回答しても、面接で矛盾が生じたり、入社後のミスマッチにつながったりするからです。

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面接のコツ

次は、面接の種類と対策方法を確認していきましょう。

面接の種類

就活の面接には、以下の3種類があります。

1.集団面接

「学生複数人:面接官1人もしくは複数人」で行う面接。選考の初期段階で行われるタイプの面接です。
集団面接では、限られた時間で要点を絞って話すこと、ほかの人の話にしっかり耳を傾けることがポイント。1人で喋り過ぎない気遣いや、人の話を聞く態度も評価されています。

2.個人面接

「学生1人:面接官1人もしくは複数人」で行う面接。履歴書やエントリーシートの内容をもとに進んでいくのが一般的です。
大企業では集団面接の次のステップとして実施されることが多いですが、ベンチャーや中小企業では一次選考から個人面接であることが珍しくありません。

3.グループディスカッション(GD)

面接とは異なりますが、こちらも就活でよくある選考方法の1つ。複数の学生が1つのグループとなり、与えられた課題を議論し結論を発表するものです。
GDでは、議論中に積極的な発言をしているか、発言は論理的か、周囲を気遣っているか、リーダーシップを発揮しているか、といった点が評価されます。

面接では身だしなみに気をつける

面接は限られた時間でいかに良い印象を残せるかが鍵となります。身だしなみは第一印象に大きく関わるため、髪型や服装の乱れに充分注意してください。
髪型のポイントは、前髪の長さ。前髪が目にかかると暗く見えるため、眉毛が見えるようにセットするか、適切な長さにカットしましょう。
スーツは合わないサイズを着るとだらしなく見えるので、必ず試着してから購入しましょう。靴も意外と見られているので、目立つ汚れに気をつけてください。
面接前は余裕を持って駅やビルに到着し、トイレの鏡で身だしなみの最終チェックができると理想的です。

よくある質問に対する回答を準備する

面接で問われる内容は企業によって異なりますが、よくある質問はある程度決まっています。前もって回答を準備しておけば、緊張していても比較的スムーズな回答が可能です。
ただし、回答を丸暗記すると、一部を忘れたときにその後の言葉が出てこなくなる危険があります。丸暗記の文章を読み上げるような回答は機械的で、面接官の印象も良くないでしょう。回答は要点のみを暗記し、その場で話すようにしてください。
また、面接では履歴書やエントリーシートをもとにした質問も定番です。書類を提出する前にコピーをとり、事前に見直しましょう。

模擬面接で練習しておく

面接への苦手意識が強い人は、模擬面接で練習することをおすすめします。面接はどんな人でも緊張するもの。場数を踏むことで緊張しにくくなるでしょう。
模擬面接では家族や友人に面接官役を頼みます。チェックして欲しい項目を一覧にして渡すと、相手も評価しやすく的確なフィードバックを受けられるでしょう。話すスピードや声の大きさ、話の論理性、分かりやすさといった点を評価してもらいましょう。面接中はだんだん猫背になってくる人が多いので、姿勢を見てもらうことも大切です。
模擬面接は大学の就職課(キャリアセンター)で対応していることもあるので、ご確認ください。頼める人がいない場合、プロのアドバイスが欲しいときは、新卒向けの就職エージェントを利用するのが良いでしょう。

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就活を効率的に進めたい人のためのコツ

内定のタイミングは人それぞれですが、就活を効率的に進めるためのコツは存在します。早く自分に合った企業を見つけたい、就活の無駄を省きたい方は、ぜひコツを知ってください。

受ける企業の数を絞る

受ける企業の数が多いとそれだけ選考対策が大変になり、企業ごとの対策が疎かになってしまいます。
就活を効率的にするには、曖昧な理由で企業を選ぶのではなく、自分の中で企業選びの基準を明確にしたうえでエントリーしましょう。そのためには、エントリー前にインターンや合同説明会、OB訪問などで情報収集を行い、興味がある企業を絞りこんでいく作業が必要。業界地図といった書籍も役立つでしょう。
就活中に持ち駒がゼロになるのを防ぐため、就活初期にはある程度の企業にエントリーすることも大切です。ただし、闇雲にエントリーするのではなく、自分が求める条件を満たす企業を選んでください。

あまり知られていない優良企業を探す

就活生に人気の有名企業は非常に倍率が高く、有名企業ばかりを受けていると簡単に持ち駒がゼロになってしまいます。
就活では知名度だけではなく、働き方や社風、仕事内容といった観点から自分に合った企業を見つけることが大切です。BtoB企業や中小企業の中にも隠れた優良企業があるので、就活中は今まで知らなかった企業にも目を向けましょう。

支援機関に頼る

1人での就活が不安、なかなかうまくいかないという方は、大学のキャリアセンター(就職課)や民間の就職エージェントを活用しましょう。
特に就職エージェントでは、専任の担当者が求人提案から内定までを一貫してサポートしてくれます。自己分析や企業研究のアドバイス、選考対策まで手厚くバックアップしてくれるため、「自分のやりたいことが分からない」「就活に出遅れてしまった」という人も安心。就活の不安が大きい人こそ、早めにプロのサポートを受けるのがおすすめです。

 

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