企業説明会への参加方法は?参加のメリットやマナーを解説

このページのまとめ

  • 企業説明会の参加方法は企業のWebサイトや就活サイトから応募するのが基本
  • 企業説明会に参加することで新しい業界や企業を知ることが出来る
  • 企業説明会にはスーツで行くのがマナー

企業説明会への参加方法は?参加のメリットやマナーを解説のイメージ

企業説明会の主な参加方法は、企業のWebサイトや就活サイトから応募するのが一般的です。企業説明会に対して「面倒」と考える方もいるようですが、説明会は新しい業界や就活のコツを知ることが出来るので、就活を進める上で欠かせません。

この記事では、企業説明会の参加方法や参加のメリット、マナーについて紹介します。自分に合った就職先を見つけるために積極的に参加してみましょう。

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目 次

企業説明会の種類

企業説明会とは、企業が自社の事業内容や理念、働き方などを就活生に説明する機会のことです。就活生は、企業説明会に参加することにより企業について詳しく知れて、エントリーするかどうかを考えられるようになります。

企業説明会は、大きくわけて「合同説明会」「単独説明会」「オンライン説明会」の3つがあるので覚えておきましょう。それぞれの違いについて解説します。

合同説明会

合同説明会は「合説」と呼ばれる企業説明会です。多数の企業が一つの会場に集まり、各ブースに分かれて説明会を行います。

合同説明会に参加するメリットは、一度の参加で複数企業の説明を受けられる点です。1社あたりの説明が15分から30分程度にまとまっているため、1日に多くの企業について知ることができます。

特に、就職活動を始めたばかりのころは、世の中にどのような企業があるかあまり知らないケースも多いでしょう。合同説明会であれば興味を持った企業の話をとりあえず聞いてみて、エントリーするか考えられるのもメリットです。

合同説明会についてより詳しく知りたい方は「合説ってどんなもの?参加するメリットと有益に過ごすコツ」を参考にしてください。

単独説明会

単独説明会は、会社ごとに行われる説明会です。合同説明会よりも1社あたりの時間は長く、より詳しく説明されるケースが一般的です。

単独説明会の場合は、興味があったり、エントリーを考えていたりする場合に参加すると良いでしょう。企業についてより詳しく知ることで、選考に進むかどうかを考えられるようになります。

単独説明会によっては、説明会後にエントリーシートを提出したり、選考が行われたりする場合もあるので確認しておきましょう。説明会に参加しておかないと、選考に参加できないケースもあるので気をつけてください。

オンライン説明会

合同説明会と単独説明会ともに、オンラインで開催する企業も増えてきています。コロナ禍では対面式の説明会が実施できないことからオンラインで行われ、定着するようになりました。

オンライン説明会のメリットは、会場まで行かなくても参加できる点です。移動が必要ないので交通費を節約できたり、時間がない日でも参加しやすかったりするメリットがあります。

また、オンライン説明会の場合は、定員が決められていないケースがほとんどです。人気の企業でも説明会に参加しやすい点もメリットにでしょう。

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企業説明会に参加する方法

企業説明会に参加するためには就活サイトや企業のコーポレートサイトから申し込むのが一般的です。

就活サイトから応募する

合同企業説明会は、主催する就活サイトからエントリーすることができます。就活サイトを利用するためには登録が必要なので、あらかじめ利用者登録をしておいてください。

なお、説明会を「就職フェア」「就職セミナー」といった名称で開催されるケースもあるので、こまめにサイトをチェックして情報収集をしましょう。

企業のコーポレートサイトから応募する

就職サイトに説明会情報が載っていない場合は、企業コーポレートサイトに記載されていることがあります。興味のある企業が決まっている場合は企業の採用ページをチェックして、企業説明会の情報が出ていないかを確認しましょう。

人気の企業の説明会は、受付開始からすぐに定員になることがあるので注意してください。もし、コーポレートサイトで予約が締め切られている場合は、諦めずに企業の電話をして問い合わせてみましょう。希望していた説明会に参加できなくても、次回説明会があるときに連絡してもらえることもあります。

企業説明会の参加方法についてより詳しく知りたい方は「就活の会社説明会とは?開催される種類や参加方法を解説」を参考にしてください。

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企業説明会に参加するうえでのマナー

企業説明会に参加する際は、マナーを守って参加する必要があります。基本的なマナーを解説するので参考にしてください。

10分前には会場入りしておく

企業説明会が始まる10分前には、会場に入っておくようにしましょう。案内されて着席するまで時間が掛かったり、必要事項を記入したりする時間があったりするからです。

ただし、単独で行われる企業説明会の場合には、早く着き過ぎるのも問題なので気をつけましょう。準備ができておらず、担当者を困らせてしまう場合があります。

会場入りの目安は、10分前ごろからです。早過ぎる場合は周囲で時間をつぶすなどして、調整するようにしてください。

コートは脱いで会場入りする

コートを着ている場合は、脱いでから会場入りするようにしましょう。会場内で脱いでいると、周囲の邪魔になってしまう恐れがあります。

一方で、スーツの上着は着用がマナーです。スーツは着たまま会場入りするようにします。

携帯電話はOFFにする

携帯電話はOFFにし、説明会の最中に鳴らないように気をつけましょう。携帯電話を鳴らすことで、説明会の進行をさまたげる恐れがあります。

また、マナーモードなら大丈夫と考えて、携帯電話をつけたままにしておくのはNGです。必ず電源を切って参加するようにしてください。

手荷物は足元に置く

カバンやコートなどの手荷物を通路に置いたり、椅子に掛けたりすることはマナー違反です。足元に置いて、周りの人の迷惑にならないように注意しましょう。

コートは床に直に置くのではなく、畳んで鞄の上に置きます。手荷物は出来るだけコンパクトにまとめて、邪魔にならないようにするのがマナーです。

企業の方へ挨拶をする

会場で企業関係者とすれ違ったときには、挨拶または会釈をしながら通ることがマナーです。
社会人の基本となる挨拶ができない就活生は、印象が悪くなります。

コミュニケーションでも挨拶は基本となるので、気を抜かずに挨拶をするように気を付けましょう。

始まる前までは静かに座って待機する

会場入りしたら、説明会が始まるまで静かに待機しましょう。周りの人と話したり、携帯電話を触ったりするのはマナー違反です。

開始時間まで時間がある場合は、資料に目を通したり、質問したい内容をまとめたりして待ちましょう。開始まで静かに待つのが企業説明会でのマナーです。

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企業説明会に参加するメリット

ここでは、企業説明会に参加するメリットについて詳しく説明します。

新しい業界を知れる

企業説明会に参加するメリットは、新しい業界について知れる点です。合同説明会であれば多くの企業が参加しており、自分の知らなかった業界も見つかるでしょう。

就職活動を始めてすぐの時点では、広い視野でさまざまな業界や企業を探すことが大切です。一度の参加で多くの業界や企業に出会える点は、企業説明会に参加する大きなメリットでしょう。

就職活動ではどのような業界があるのだろうと気になる就活生は、「就活の参考になる業界一覧をご紹介!研究方法も解説」の記事もぜひご覧ください。

企業の理解を深められる

企業理解を深められる点も、企業説明会に参加するメリットです。企業のWebサイトや就活サイトだけでは得られない情報を得られます。

特に、質疑応答の機会は企業について知れるタイミングなので活用しましょう。企業研究を行っても分からなかったことについて知れる良い機会です。

企業説明会は実際に働いている社員の方が参加するので、働くイメージを明確にするチャンスです。より企業への理解を深められる点も、企業説明会に参加するメリットでしょう。

就活仲間と知り合える

企業説明会では同じ企業を目指す仲間を見つけることができます。

同じような企業に興味を持っている人と情報交換ができれば、就職活動を行ううえで強い味方となるでしょう。同期入社になる可能性も高いので、積極的に交流をすると就職活動のモチベーションを保ちやすくなります。

企業説明会に参加して、ほかの大学の学生と関わりを持つことで良い刺激を受けることも出来るでしょう。

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企業説明会を就職活動に役立てるポイント

企業説明会に参加するなら、目的意識をしっかりと持つことが大切です。
せっかく企業の担当者が説明してくれる機会にも関わらず、話を聞かないなど無意味な時間を過ごすのは非常にもったいないこと。

メモをとるなど、有意義な時間に出来るよう意識しましょう。

目的意識を持つ

企業説明会はただ参加して、何となく説明を聞いているだけではあまり意味がありません。特に合同説明会でたくさんの企業の説明を聞いていると、企業の印象が残らない可能性があります。

企業説明会に参加する前に自分が知りたい情報について整理をしておき、説明を聞いているときに自分に必要な情報を逃さないようにしましょう。

企業説明会では対面で社員が説明をしてくれるので、会社や働いている人の雰囲気を知ることもできます。

メモをとる

何となく説明を聞いているだけでは重要なことも忘れてしまうので、気になったことはメモをとるようにしましょう。

ただし、メモをとることだけに集中しないように気を付けてください。メモは本当に重要だなと思ったことに絞って、説明を「聞く」ことに集中します。

ずっと下を向いてメモを取っていると、企業説明会の関係者からも良い印象を持たれないので気を付けてください。

質問をする

企業説明会で質問の時間がある場合は、積極的に質問をしましょう。興味のある企業や志望する企業の説明会であれば、事前に質問事項を考えておくと有意義な質問をすることができます。

質問する時には調べれば誰でも分かるような内容ではなく、社内の雰囲気や事業内容に関する深い内容など社員しか分からないことを質問しましょう。

ただ、積極的に質問した方が良いからといって、的外れな質問や質問が重複しないように注意しましょう。

企業説明会の有効活用方法についてより詳しく知りたい方は「合同企業説明会を意味あるものに!有効活用するためのまわり方」を参考にしてください。

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企業説明会に参加して就職活動をスムーズに進めたい方へ

企業説明会への参加をしたいけどどれに参加すれば良いのかわからないといった方や、行きたい企業が決まっていない方は就職エージェントのキャリアチケットにご相談ください。

キャリアチケットでは、自己分析から企業研究など、あなたの内定獲得に向けて就活のプロが徹底サポートします。

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企業説明会への参加方法に関するよくある質問

企業説明会への参加方法に関するよくある質問を紹介します。

Q.企業説明会の参加方法は?

A.企業説明会へ参加するためには、事前のエントリーが必要なことがほとんどです。

エントリーは就活サイトや企業のWebサイトから行うことができます。

就活サイトが主催しているのは、就活フェアや就活セミナーと呼ばれる数多くの企業が参加する合同説明会が一般的です。特定の企業に興味がある場合は、定期的に企業のWebサイトや採用サイトを確認して企業説明会情報を逃さないようにしましょう。

Q.企業説明会の服装は?

A.企業説明会に参加するときの服装は、基本的にリクルートスーツです。

企業によっては服装自由としていることもありますが、服装自由であってもスーツを着用する方が安心でしょう。

「私服でお越しください」と指定がある場合は、企業の意図を汲んで私服で参加しますが、企業の業種や職種を考慮して、ビジネスで着用しても問題ない私服を心がけましょう。

また、夏に「クールビズでお越しください」と指定がない場合には、自己判断でジャケットやネクタイなしの服装で参加しないようにしてください。

企業側から「クールビズでお越しください」と指定がある場合でも、長袖ジャケットとシャツの服装で参加するのが無難です。

Q.企業説明会には何分前に着くべき?

A.企業説明会には10分前に着くことがマナーとされています。

10分前の到着は面接でもマナーとなるので、到着時間に迷った場合は「10分前」に行動することをおすすめします。

遅刻しないように早く到着することは大切ですが、早く着いても会場には入らずに周辺で時間調整をしましょう。

早く会場に着き過ぎてしまうと受付担当者や会場の準備ができておらず、迷惑になってしまうこともあります。
早過ぎる到着は印象が悪くなってしまうので、充分に注意しましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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