このページのまとめ
- 就活でOB訪問のピークが来る時期は3月~5月
- 就活でOB訪問におすすめの時期は2月~3月
- 就活でOB訪問を避けるべき時期は、企業の繁忙期や6月以降
- 早めにOB訪問をするメリットは、日程調整のしやすさや手厚い対応を受けやすいなど
- OB訪問のアポ取りは2週間前~1ヶ月前を目安に、相手が忙しい時間帯などは避ける
就活でOB訪問を始める時期はいつからが良いのでしょうか。「OB訪問をしたいけれどタイミングがに迷う…」と悩む就活生もいるでしょう。
OB訪問は、先輩社会人から企業や仕事の事情を聞ける貴重な機会。志望企業のOB訪問を確実に行うためにも、早めの対応が大切です。このコラムでは、OB訪問におすすめの時期やNGな時期、アポ取りの注意点などを解説します。就活でOB訪問を始める際の参考にしてください。
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就活におけるOB訪問とは?
OB訪問は、志望企業に勤める先輩社会人に会い、企業や働き方に関して話を聞くことです。学生が就活の一環として企業の情報を収集するために行います。
OB訪問はしておくべき?
企業の内情や雰囲気、業務内容を詳しく知れるため、OB訪問はしておいた方が良いでしょう。
説明会や企業のWebサイト、口コミなどで間接的に得る情報とは異なり、現社員として働く同じ大学の先輩から直接的に現場の良し悪しについての実情を聞けます。先輩の価値観やリアルな思いに触れられる貴重な機会といえるでしょう。
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いつから始める?OB訪問に適した時期
それでは、OB訪問はいつから始めれば良いのでしょうか。以下で、OB訪問に適した時期を考えていきましょう。
OB訪問のピークが来る時期は3月~5月
OB訪問のピークは、大学4年生の3月~5月といわれています。
大半の就活生が、「企業エントリーが始まる時期」から「選考が本格化する時期」までにOB訪問を行うためです。
この時期は、OB側がほかの就活生への対応に追われていることも多いのが一般的。OB訪問を依頼したのに、都合が合わず実現できない可能性も考えられます。そのため、OB訪問はほかの就活生に先駆けて始めた方が良いといえるでしょう。
OB訪問におすすめの時期は2月~3月
OB訪問を始めるなら、2月~3月がおすすめです。OB訪問が盛んになる時期よりも早くアポ取りを行えば、その後の展開がスムーズに運びやすいでしょう。
必要なら早めのOB訪問を検討する
OB訪問は、早めに行う分には問題ありません。就活を具体的にスタートさせるには、志望する業界や企業を絞る必要があります。早い段階で方向性を定めれば就活対策も入念に行なえるため、状況に応じて早めのOB訪問を検討するのも良いでしょう。
企業や業界次第では、早めにOB訪問を行ったほうが良い場合もあるため、志望企業や業界の傾向を把握することも大切です。OB訪問の適切な時期を見極められるよう情報収集をまめに行い、必要なときにはすぐに動けるよう準備しておきましょう。
OB訪問を避けるべき時期
OB訪問には向いていない時期もあります。以下で、OB訪問を避けたほうが良い時期を知っておきましょう。
志望企業の繁忙期
基本的に、企業が繁忙期に入る時期は避けましょう。
たとえば、決算期にあたる12月末、3月末、6月末、9月末の時期に、OB訪問の依頼をするのはおすすめしません。年度初めの4月上旬なども、業務が多忙化する企業が多いため控えたほうが良いでしょう。
とはいえ、OB訪問を依頼する時期の判断に迷うことはあるはずです。志望企業の年間スケジュールや業界の傾向はできるだけ把握するよう努め、アポ取りの連絡で相手の状況を伺う気遣いを示すことが重要です。
ピークを過ぎた6月以降
6月のOB訪問も避けたほうが無難です。
6月ともなれば、企業や先輩社員が用意できるOB訪問の時間が空いていないケースもあります。企業による採用活動も活発化するため、「今頃のOB訪問なんて遅すぎる」と思われる可能性も。
早めのOB訪問は積極性や計画性をアピールできますが、ピークを過ぎた時期のOB訪問は「対応の甘さ」と捉えられる恐れがあるため注意しましょう。
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早めにOB訪問を行う3つのメリット
OB訪問を早めに行うメリットとは何でしょうか。以下で、詳しいメリットの内容を確認しましょう。
1.OB側との日程調整がつきやすい
早めにOB訪問のアポ取りを行えば、ピーク時よりも日程調整がつきやすいというメリットがあります。先述したように、OB訪問がピークの時期に入ってしまうと、OB側の予定が埋まってしまい都合がつかない可能性も。大手や人気企業の社員であれば尚更なため、早めの対応を心がけましょう。
2.OBから手厚い対応を受けやすい
OBから手厚い対応を受けやすいというのもメリットの1つ。
OB訪問のピーク時は、企業やOBも就活生への対応で忙しくなります。何人もの就活生と会ううちに、疲れを感じることもあるでしょう。その点、早めのOB訪問なら企業やOBに余裕があるうちに会えるため、丁寧に対応してもらえる可能性があります。
また、ほかの就活生よりも早い時期に動いている姿を見せれば、やる気や積極性、志望度の高さを印象づけられるでしょう。
3.OB関連のコネクションが広がりやすい
早めに始動することで、OB訪問に回れる企業が増えるのもメリットです。
複数の企業をOB訪問し比較検討できるため、「企業選びに迷いがある」「志望業界を絞りきれない」という就活生に適しています。また、早めの時期ならOBが別の企業のOBを紹介しやすいといったメリットも。OB訪問のピーク時期ではないため、紹介相手も都合がつきやすいためです。OBからの信頼を得られれば、自身のコネクションを広げることも可能でしょう。
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OB訪問のアポ取りをする際の注意点
OB訪問のアポ取りをする際には、以下の2点に配慮しましょう。
アポ取りは2週間前~1ヶ月前に行う
OB訪問のアポ取りは、2週間前~1ヶ月前くらいを目安に行うことをおすすめします。
1ヶ月以上前のアポ取りは、先の予定が見えないためOB側が予定を立てづらく感じるでしょう。2週間前を切るような直近のアポ取りも、急過ぎてOBが対応できない可能性があります。
相手が対応に困らないタイミングでアポを取り、「お忙しいところ誠に恐縮ですが…」などとひと言添えて相手への配慮を見せましょう。
電話やメールをする時間帯に考慮する
アポ取りの電話やメールをする時間帯にも注意が必要です。
電話をかける際は、相手の始業時間と終業時間の前後や、昼休憩の12時~13時などの時間帯は避けましょう。土日にアポ取りの電話をかけるのもマナー違反です。
メールの場合は、深夜帯の送信は控えたほうが無難でしょう。送信するメールが相手の携帯電話宛なら尚のこと、送る時間帯には配慮が必要になります。OBによっては「時間帯関係なくいつでも連絡してください」という人もいるかと思いますが、相手の言葉に甘えず迷惑のかからない時間帯に連絡をするのが基本です。
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就活生が意識すべきOB訪問時3つのマナー
OB訪問は就活の一環のため、相手にマイナスイメージを与えないことも重要です。下記に挙げた意識すべきマナーを確認し、気持ちの良い対応に努めましょう。
1.質問内容を考え事前準備をしておく
OB訪問をする前に、相手先企業の資料やWebサイトなどに目を通しておき、基本的な情報は頭に入れておくことが大切です。そのうえで、訪問時に質問したい内容を事前にまとめておきましょう。
相手先企業に関する知識が不足していたり、質問が思いつかないようでは「やる気がない」と悪印象を与えかねません。調べれば分かる内容を聞くこともマナーに欠ける行為といえるため、注意が必要です。
時間は無制限ではありません。相手の貴重な時間を使わせてもらっているという意識を持ち、できるだけスムーズに質問できるよう準備しておきましょう。
2.基本的なマナーを守る
OB訪問の相手との関係性は、親しい仲の先輩から知人の紹介で初めて会う先輩までさまざまでしょう。相手との関係性によって言葉遣いや立ち居振る舞いは変わるものですが、「親しき仲にも礼儀あり」です。どのような相手であっても、社会における基本的なマナーを守りましょう。
たとえば、約束の時間を守る、遅刻や日程変更の際は早めに連絡する、挨拶や自己紹介を忘れないなど、TPOを意識した対応を心がけてください。
3.会話のキャッチボールを意識する
限られた時間内で疑問を解決したいと考えて焦ると、質問することに没頭して相手の話が耳に入ってこない状況に陥るケースも。OB訪問時は、相手と会話のキャッチボールができるよう意識することが重要です。
やり取りを交わす中で、相手の会話に対する新たな疑問が生まれることもあります。質疑応答を繰り返すうちに、内容をより深く掘り下げられることも。用意しておいた質問以上の収穫が得られると同時に、OBにコミュニケーション能力を評価される可能性も高まります。
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