自己PRを短文で書くコツとは?例文を交えて作成法を徹底解説!

このページのまとめ

  • 自己PRでは短文で自身の長所を伝えるスキルが求められる
  • 企業側は応募者の自己PRの読みやすさで、物事をまとめる力があるか判断している
  • 自己PRを短文で書くコツは、要点を絞って作成し最後に不要な部分を修正すること
  • 短文の目安は短くて100字程度、長くても300字程度が良い

自己PRを短文で書くコツとは?例文を交えて作成法を徹底解説!のイメージ

就活中は、応募書類の自己PR欄に悩む学生の方も多いのではないでしょうか?企業の担当者に良い印象を与えるには、短文でも自身の強みが十分に伝わることが大切です。このコラムでは、自己PRを短文で述べる必要性や作成のポイント、目安の文字数などを解説しています。ぜひご一読いただき、エントリーシートを作成する際の参考にしてください。

 

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自己PRを短文でまとめる理由

就活におけるエントリーシートや履歴書の自己PRを、短文で書く意味とはなんでしょうか?その理由を、下記で説明しています。

内容を簡潔にまとめるスキルが必要

就活では、応募書類や面接でアピール内容を簡潔にまとめるスキルが求められます。企業の採用担当者は多くの学生を選考するため、短い時間で応募者の人柄や自社への適正を見極める必要があるからです。また、社会に出ると物事を簡潔に伝えることが重視されます。その能力があるかを判断する目的もあるでしょう。

応募書類の自己PR欄が小さい

履歴書やエントリーシートは、いくつかの項目があるため、自己PR欄が小さいことも。書くスペース自体が狭く、必然的に内容を短文でまとめる必要があります。また、どんなに多くのことをアピールしたくても、あえて小さな字で内容を盛り込むのは印象が良くありません。その点からも、短文で伝えることが重要です。

 

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自己PRの短文とはどのくらい?

自己PRの短文の目安は、短めで100文字程度、長めで300文字程度です。応募書類によってフォーマットは異なるため、レイアウトに沿って調節しましょう。面接で話す場合は、1分間ほどになります。一文の長さは、70字前後に収めましょう。一文の字数が長いと、冗長なイメージになり読み手にも伝わりにくく、短文としてまとまりません。しかし、短文で書くことを意識し過ぎてあまりにも短い自己PRになってしまうと、「自分に自信がない」「企業への意欲が低い」と捉えられる可能性も。枠内の8割以上は埋めるようにしましょう。

 

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自己PRを短文で仕上げる4つのポイント

自己PRを短文で効果的に伝えるには、いくつかのコツがあります。下記に押さえておきたいポイントを挙げているので、チェックしましょう。

1.要点を絞る

自己PRを分かりやすく伝えるには、要点を絞ることが重要です。どんなにアピールしたい点が多くても、複数の要素を盛り込むのは避けましょう。要点がいくつもあると、一番アピールしたいポイントがスムーズに伝わりません。採用担当者側も内容が把握しにくく、マイナスなイメージを与えてしまうことも。また、要点を絞ることで、短い文のなかでも「一番のPRポイント」「その根拠となるエピソード」をまとめやすく、簡潔な文に仕上がります。コツは、企業が求める人物像に近い自身の長所を1つ選び、自己PRに繋げることです。

2.結論を先に書く

簡潔な自己PRで重要なのは、結論を先に述べることです。「私の長所は○○です」と書いてから、その後に根拠となる部分を足します。読み手側は応募者の強みを事前に把握できるため、短文であっても内容を理解しやすくなります。

3.短い文の中にも具体的なエピソードを加える

「私の長所は○○です」や「私は○○することが得意です」といった結果のみでは、自身の強みが十分に伝わりません。短い文であっても、自己PR内容の背景となる具体的なエピソードを述べましょう。文章構造を意識し、簡潔かつ分かりやすい表現を心がけます。

4.一度書いた後に不要な部分を削る

仕上がった自己PR文を見直し、「不要な部分を削る」「端的な言い換えができる箇所を直す」といった作業を行いましょう。これによって、客観的に文章を見やすくなり、効率的に短文が作成できます。また、書いているときに気づかなかった修正点も出てくるでしょう。最初から要点がまとまった短文を作るのは難しいもの。まずは「○○字以内」とあまり意識せずに作成し、そのあとで字数を調整しましょう。

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短文の自己PRを例文で紹介

この項目では、短文の自己PRをアピールポイント別にご紹介します。

継続力がある

私の長所は、物事を継続する力があることです。大学ではテニスサークルに所属していましたが、未経験だったため当初は大会に出ることもできませんでした。しかし、どうしても大会に出たいという気持ちから、自宅では空いた時間に体幹トレーニングや素振りを行い、サークルの練習日には打球フォームを先輩にみてもらい、アドバイスをもらいながら問題点を改善しました。その努力を続けた結果、地区の大会に出場することができ、準決勝まで進むことができました。貴社でもこの継続する力を発揮し、1つ1つの業務を丁寧に積み重ねて貢献したいと思っています。

協調性がある

私は、人と接する際に協調性を大事にすることを心がけています。私が入っている社会環境ゼミでは、チームで研究発表を行うのですが、積極的にほかのメンバーに声をかけて準備に取り組んできました。工夫した点は、発表内容やチームで集まれる時間などをヒアリングし、メンバーが納得する意見をまとめたことです。発表は成功し、チームのみんなから感謝されました。貴社の一員として、チームワークを大会に仕事に取り組んでいきたいと考えております。

リーダーシップがある

私の強みは、リーダーシップを発揮して物事を進める力があることです。アルバイト先の飲食店での経験です。私は大学1年生から同じ店舗でアルバイトをしており、リーダーとして現場を任されていました。心がけていたことは、スタッフみんなが快適に楽しく業務にあたれることです。個々の考えや得意不得意などを考慮しながら、適材適所のスタッフ配置を行い、円滑に仕事が進むようにサポートしました。貴社でも、常に周囲の状況を見極め、自身の力を発揮できるように努めたいです。

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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