就活で一社も受からないときにすべきことを原因別に解説!

このページのまとめ

  • 自分ひとりで抱え込まずに周囲の人にも手助けしてもらう
  • ESで落ちてしまう場合は周囲の人にチェックしてもらう
  • 面接で落ちてしまう場合は面接対策セミナーを活用しよう

就活で一社も受からないときにすべきことを原因別に解説!のイメージ

「本気で取り組んでいる就活なのに一社も受からない」と悩んでいる就活生も多いでしょう。この記事では就活で一社も受からないときの対処方法を解説しています。エントリーシートで落ちるケースや面接で落ちるケースなど落ちる原因別の対処方法を紹介しているので参考にしてください。

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目 次

就活で一社も受からないと焦ってもまずは落ち着いて

「就活で一社も受からないなんて、自分だけではないだろうか……」そんな風に自分を責めてしまう大学生は少なくありません。

厚生労働省が取りまとめた「令和4年3月大学等卒業者の就職状況(5p)によると、10月時点では71.2%だった就職内定率が、4月には一気に95.8%まで伸びています。

日付 就職内定率
10月1日 71.2%
12月1日 83.0%
2月1日 89.7%
4月1日 95.8%

引用元:厚生労働省「令和4年3月大学等卒業者の就職状況(5p)

後半戦で就職先を決定する大学生が多いと分かれば、まだまだチャンスはあると自信が持てます。

とはいえ、最終的に一社も内定しない就活生が一定数いることも事実のため、やはり対策は必要。冒頭でお伝えしたとおり、焦ったまま進めるのは禁物です。

焦ったまま選考の数を重ねても、根本的な原因の改善にはなりません。

そもそも選考に受からないのは、企業が求める人材と、あなたのアピール内容が重ならないことが原因です。あなた自身の価値にはなんの関連もないのです。

企業が求める人材を把握し、「企業が求める人材に合うアピール」へと変えていくと、採用担当者にも響くようになります。

過度に落ち込むのではなく、自分の現在地と、進む目的地までの道筋をクリアにし、課題に対する的確な対策を見つけていきましょう。

気持ち別の対処法について知りたい方は、「就活がうまくいかないときはどうすればいい?就活中の悩みを乗り越える秘訣まとめ!」の記事も参考にしてみてください。

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就活で一社も受からないときに不足している可能性がある3つのこと

周りがどんどん内定を決めていく中で、自分だけが就活で一社も受からない状況が続くと「とにかくもっと頑張らなければ!」と思ってしまいます。

しかし頑張る方向を間違えないためにも、まずは課題点を正しく知ることが重要です。

ここでは、就活で一社も受からない大学生に不足している3つのことをお伝えしていきます。

1.自己分析

就活で一社も受からないときには、受ける企業ばかりに目を向けがちになりますが、自己分析が不足している可能性も考えましょう。

そもそも就活で自己分析をする目的は、大きく分けて以下の3つ。

・自分の性格や強みを理解する
・将来の夢や目標を明確にする
・企業選びの軸を明確にする

性格や強みはあなたの現在地、将来の夢や目標は目的地です。そして企業選びは、現在地から目的地にたどり着くためのルート選びとも言えます。

たとえば、アルバイトを始めるときに「人と接することが好きだから」と接客業を選ぶような経験は、誰にでもきっとあるでしょう。

このように、生きていく上でさまざまな選択をするときには、必ず自己分析がベースとなっているはずです。

この自己分析を掘り下げて企業選びをすることが、就活の基本。

さらに、就活では選考でのES作成から面接での受け応えに至るまで、自分の本当に言いたいことが相手に伝わる形で言語化しなければなりません。

行き詰ったときこそ、もう一度、丁寧に自己分析を行ってみてください。

今まで選択肢になかった業界に興味が持てたり、自分をアピールするための適切な言葉が選べるようになったりなど、良い変化を作れるようになります。

自己分析の方法は「【就活生向け】自己分析のやり方を解説!内定に近づく活用方法とは」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

2.振り返り

振り返り不足も、就活でなかなか一社も受からない人によくある共通の特徴です。

就活の選考が増えて忙しくなり、さらに「一社も受からない」という焦りも重なると、丁寧に振り返っている余裕がなくなります。しかし、選考の振り返りを行わないと、課題点が明確にならず、自分にとって必要な対策が見えてこないでしょう。

「ESで選考に通らなかった」「面接がうまくいかなかった」という結果を見るだけでは、十分な振り返りとは言えません。

ESの振り返りでは、伝えたい内容が明確で論理的に書かれているかどうかなど、多少恥ずかしくても友人や両親、先輩に見てもらうようにしましょう。

また、面接の振り返りでは、採用担当者や他の就活生の発言、面接場の雰囲気、質問された内容などを細かくノートに書き出してみる方法がおすすめです。

頭の中で考えるよりも、面接時の状況を書き起こすことで情報や思考が整理されていき、どのように受け答えするべきだったかを冷静に考えられるでしょう。

また、主観だけの振り返りにならないように、こちらもESと同様に友人や先輩に客観的な意見をもらうことをおすすめします。

面接で落ちることが多い人は、「一次面接に落ちる人の特徴とは?選考を通過するための7つの対策も解説」の記事を、振り返りの参考にしてみてください。

3.エントリー企業数

就活で一社も受からない場合、単純に行動量が不足している可能性も。面接を受け始めた段階では、面接独特の雰囲気になれていなかったり、ESで書いたことをわかりやすく伝えられなかったりで実力が100%出せていない場合が多くあります。

たとえ数を多くこなしていたとしても、業種や業界を絞りすぎてはいないか、一度考えてみましょう。

興味のある業界が明確なことは素晴らしいですが、「自分にはここしかない」という思い込みはあなたの可能性を狭めてしまうかもしれません。

最初は第一志望ではなかった企業でも、説明会で企業理解が深まったり、働く環境や社員の雰囲気が見えきたりすると、「ここで働きたい」とモチベーションが上がってくるケースは多くあります。

マッチする企業の見落としをなくすためにも、先ほどお伝えした自己分析をやり直しつつ、業界研究で視野を広げてみましょう。

多くの企業が集まる業界研究セミナーも、効率的にエントリー数を増やせる場です。業界研究セミナーについては「業界研究セミナーとは?気になる内容と参加するメリットを解説!」の記事で詳しく解説しています。

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就活で一社も受からない・疲れたと感じたときにやるべき3つのこと

ここまでお伝えしてきた不足の要素を踏まえ、就活で一社も受からない、疲れたと感じたときにやるべき3つのことを解説していきます。

1.リフレッシュしながら自己肯定感を高める

就活で一社も受からないと、「休んでいる場合ではない」と感じるかもしれません。

しかし、必要以上の焦燥感や、自己肯定感の低下は、就活へマイナスに影響します。

自信が持てない状態でやみくもに就活を進めても、面接でうまくコミュニケーションが取れなかったり、進みたい方向を見失ったりなど、悪循環に陥ってしまいます。

焦っているときこそ、次の行動へ移る前に、気持ちを切り替える時間が必要です。

ポイントは、罪悪感を覚える休み方ではなく、ポジティブな方向に気持ちを向けられる休み方にすること。たとえ休みを取っても、一日中SNSを見ていては、他人と比べてさらに落ち込んでしまうこともあります。

一方で、1日の終わりに自分を褒める、運動で身体を動かす、モチベーションがあがる本を数ページだけでも読むなどの休み方なら、少ない時間でもリフレッシュしながら自己肯定感を高めていけるでしょう。

就活の時間を楽しむためのコツについては、「就活を楽しいと思うにはどうすれば良い?楽しむための準備やコツを解説」を参考にしてください。

2.改善ポイントの分析をする

先ほどお伝えした振り返りで改善ポイントが見つかったら、さらに深く分析をしてみましょう。

たとえば、ESで選考落ちしている場合には、文章構成から見直す必要があるかもしれません。面接でつまずくことが多いなら、質問の想定だけではなく、緊張対策や第一印象にも目を向ける必要があります。

この点は多くの人がより詳しく知りたい部分だと思いますので、記事後半で「書類」と「面接」に分けて解説を掘り下げていきます。

悩む人が多い自分史の書き方については、「自分史をESに書く方法は?エピソードの思い出し方やアピールのコツを解説」にて詳しく解説していますので、こちらも参考にしてください。

3.就活エージェントを頼る

就活で一社も受からないことを引け目に感じ、周りに相談しにくくなっている人も、多いことでしょう。

もしあなたが1人で抱え込んでいるなら、就活エージェントに頼ることをおすすめします。就活エージェントは、不安や悩みの相談窓口として、多くの就活生に寄り添ってきたプロです。

友人でも家族でもない第三者だからこそ打ち明けやすい悩みは、話すだけでも気持ちが変わります。その上で、次にやるべき対策についても具体的で的確なアドバイスをもらえるのが就活エージェントを頼るメリット。

キャリアチケットでも、就活で悩む大学生に寄り添いながら、自己分析やESシート作成のサポートをしています。就活で内定がとれず悩んでいる方は、下記のボタンから登録し相談してみてください。

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就活で一社も受からない原因が「書類」にある場合の対策3選

スタート地点とも言える書類選考で落ちることが多いと、なかなか次に進めないフラストレーションを抱えてしまいます。

ここでは、書類選考を通過できない人に向けての対策を、3つに分けて解説していきます。

1.書類不備をゼロにする

就活シーズンを迎えると、毎日何十枚、何百枚という量の書類に目を通す企業の採用担当者も多くいます。最低限のマナーが守られていない書類は、「内容を読まなくてもいい」と判断されても仕方ありません。

また、書類を手に取った段階で不備や読みにくさがパッと目につけば、その時点で不採用に振り分けられることもあります。書類は人が読むものと強く意識して、準備することが重要です。

基本中の基本として、以下のポイントは徹底的に見直してから提出しましょう。

・指定された書類がすべて揃っているか
・形式は指定どおりになっているか
・証明写真のサイズは合っているか
・修正液・修正テープは使っていないか
・誤字脱字はないか
・押印はされているか
・読みやすい文字にできているか

ES作成におけるマナーや書き方のポイントは、「エントリーシートの書き方は?基本のマナーから選考突破のポイントがすべてわかる!」で詳しく解説しています。

2.読みやすさを意識して見直す

仕事を始めると、社内でのちょっとした伝達事項から、取引先とのやり取りやプレゼンに至るまで、あらゆる場面で文章力が必要とされます。

そのため、書類選考での文章が読みにくいと、採用担当者としては入社後の文章コミュニケーションに不安が生まれてしまうもの。

また、日々膨大な量の志望動機や自己PRを読んでいる採用担当者にとって、誤字脱字がないこと・略語を使っていないことは大前提です。そのようなミスがあれば、読み進めずに不採用に振り分けるでしょう。

そこからさらに一歩踏み込んだ、文章構成まで意識できているかどうかが、書類選考で見られるポイントです。一文が長すぎたり、主述のねじれが起きていたりする文章では、要点がつかめず読む気が起きません。

自分が伝えたいことを整理した上で文章を構成し、第三者にチェックしてもらってから提出するようにしましょう。

自己PRの書き方は「自己PRの書き方例を紹介!アピールポイント別の例文つき」で、紹介しています。よくある失敗パターンについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

3.志望動機・自己PRはマッチ度を上げる要素

就活で一社も受からない状況が続くと、どうしても志望動機や自己PRが弱くなっていきます。

就活への疲労感や焦りから、企業研究が不十分なまま進めたり、複数社に同じ書類を送ったりしている就活生も少なくないでしょう。しかし、志望動機や自己PRは、企業の採用担当者が「求める人物像と合っているか?」というマッチ度を計る重要な要素です。

いくら読みやすい文章でも、志望動機や自己PR、エピソードの内容が企業とマッチしなければ、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。自己分析と企業研究を深めた上で、文章全体を論理的構造に仕上げることが、採用担当者に響かせるコツです。

自分の強みが分からなくなっている人は、分かりやすく解説している「「強み」ってどうやって見つければ良いの?簡単にできる「強み」の発見法」も参考にしてみてください。

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就活で一社も受からない原因が「面接」にある場合の対策3選

就活で一社も受からない原因が面接にある場合には、意識の持ち方や練習方法に工夫することが重要です。

ここでは、面接に自信が持てるようになる対策を解説していきます。

1.コミュニケーションであることを意識する

第一に意識すべきは、面接はコミュニケーションであることです。

就活で一社も受からないと、「自分は人見知りでコミュ力が高いとは言えない……」と、ついつい他人と比べて落ち込んでしまうこともあると思います。しかし、誰かと比較するのではなく、自分が持つコミュニケーション能力を知ることの方が重要です。

コミュニケーション能力というと、誰とでも打ち解けられる人・テンポの良い会話ができる人などをイメージしがちですが、そうではありません。もちろん誰とでも気さくに打ち解けたり、テンポ良く会話ができたりすることも、ひとつの強みではあります。

一方で、丁寧に接し相手が気持ちよく話せること・物事を端的に伝えられること・優しい口調で信頼感が持てる……なども、重要なコミュニケーションの要素。

自分が持つコミュニケーション能力のタイプを知り、社会に出てからその能力をどのようにチームや組織の中で活かせるかを考えていけば、面接に落ち着いて挑めるはずです。

またコミュニケーション能力は、多くの就活生がアピールするポイントでもあります。「コミュニケーション能力をアピール!面接での伝え方とは」で解説している説得力を持たせる伝え方をおさえ、他の就活生と差をつけていきましょう。

2.録画して練習を重ねる

たった数十分の中で合否を決める面接は、第一印象が大きく影響します。まずは清潔感やマナーなど、基本的な見た目印象でマイナスに評価されることのないように、準備を整えましょう。

加えて、仕草や表情の落ち着き方・話している内容の一貫性・話しているときの雰囲気なども、重要な評価ポイントです。しかし、こうした要素は、自分ではなかなか分からないもの。

面接練習を録画し、自分で確認をしてみましょう。話している内容の矛盾点やマイナス印象を与える癖に気付いたら、それぞれの改善策を考えます。

その上で、友達など第三者にも見てもらうと、自分では気付けない部分にも目を向けられるようになるでしょう。

また、導入する企業が増えているWEB面接については、対面とは異なる準備やポイントがあります。WEB面接を控えている人には、「Web面接ってどうやるの?就活生が知っておくべきマナーや注意点」がおすすめです。

3.面接対策セミナーを活用する

面接での具体的な課題点が分からない人、過度に緊張してしまう人は、面接対策セミナーを活用してみましょう。

面接対策セミナーでは、基本的な評価基準やマナーから学ぶことができます。就活が進む上で、無意識の内に基本が雑になってしまうケースは多いものです。

セミナーという場で改めて勉強することにより、実際の面接でも意識して丁寧な振る舞いができるようになります。また、模擬面接・志望動機や自己PRの添削をしてもらえるのも、面接対策セミナーに参加するメリット。

面接対策セミナーは、ハローワークや大学のキャリアセンター、就活エージェントなどが主催しています。詳しい参加方法などは「面接対策セミナーでは何をする?実施内容やメリットを解説!」を参考にしてください。

就活エージェントのキャリアチケットで実施している面接対策セミナーは、個別での模擬面接などを通して実践力を身につけられる内容です。

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就活で一社も受からないと疲れたあなたへ

就活で一社も受からないまま、卒業が近づいてくると、強く焦ってしまうものです。

周りと自分を比べ、落ち込んでいる人も多くいるかもしれません。「もう就活に疲れた」と感じたら、1人で抱え込まないことが大切です。

一社も受からない状況を打破する方法が分からず悩んでいるなら、就活エージェントの「キャリアチケット」へご相談ください。
キャリアチケットでは、自己分析や企業研究、ES作成などを、専任アドバイザーが支援しています。

あなたの現在地点を明確にし、理想とする働き方・活躍できる企業を見つけるお手伝いをしていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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