就活いつまでに決まらないとヤバイ?内定獲得の時期と対策を解説

このページのまとめ

  • 就活の内定獲得は6月までが一般的な目安
  • 8月以降も選考はあるが、選択肢は徐々に減る
  • 内定がなくても焦らず、自己分析と企業研究を深める

就活いつまでに決まらないとヤバイ?内定獲得の時期と対策を解説のイメージ

就職活動(就活)は、多くの学生にとって人生の大きな転換点となる重要なイベントです。しかし、「いつまでに内定を獲得すれば良いのか」「このままでは就活に失敗してしまうのではないか」といった不安を抱える学生も少なくありません。

この記事では、一般的な内定獲得の時期や、就活が思うように進まない場合の対策について詳しく解説します。就活に不安を感じている方はもちろん、これから就活を始める方にとっても参考になる内容となっています。

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目 次

就活はいつまでに決まらないとヤバイ?内定獲得の一般的な時期

就活のスケジュールは年々早期化する傾向にありますが、それでも内定獲得の時期には一定のパターンがあります。ここでは、それぞれの時期における特徴と注意点を詳しく見ていきましょう。

4月:内々定が増える時期

4月は、多くの企業が早期選考を進め、内々定を出す時期です。特に大手企業を中心に、早期選考で内々定を獲得した学生たちが増えていきます。

この時期に内々定を獲得できれば、その後の就活をより余裕を持って進めることができます。しかし、4月の時点で内々定がなくても焦る必要はありません。多くの企業がまだ選考を続けているため、今後のチャンスは十分にあります。

むしろ、この時期は自己分析や企業研究をさらに深め、自分に合った企業を見つける良い機会ともいえます。焦らず準備を進めていくことが大切です。

5月~6月:本選考が本格化する時期

5月から6月にかけては、最も多くの企業で本選考が本格化し、学生の内定獲得が増える時期です。中堅企業や地方の優良企業なども、この時期に内定を出すことが多くなります。

しかし、「多くの学生が内定を獲得している」と感じても、焦る必要はありません。。自分のペースで着実に就活を進めることが重要です。周りと比較して焦ったり、自信を失ったりしないよう心がけましょう。

また、この時期はまだ多くの企業が選考を行っています。内定を獲得できていない場合でも、諦めずに積極的にエントリーを続けることが大切です。

8月:長期化の兆候が現れる時期

8月になっても内定が得られない場合、就活の長期化を意識し始める必要があります。しかし、この時期でも採用活動を続けている企業はあり、チャンスがなくなるわけではありません。

たとえば、8月以降に選考を行う企業や、秋採用を実施する企業もあります。特に中小企業や新興企業では、この時期から本格的に採用活動を始めるケースもあります。

また、この時期は夏季インターンシップが盛んに行われます。インターンシップは、企業理解を深める良い機会であるとともに、そこから選考に進むケースも多いため、積極的に参加することをおすすめします。

さらに、就活の長期化を見据えて、自己分析や企業研究を見直す良い機会でもあります。これまでの就活を振り返り、自分の志望や適性を再確認することで、より効果的な就活につなげることができます。

12月:卒業間近で焦り始める時期

12月になると、卒業が近づいてくるため焦りを感じ始める学生が増えます。この時期になっても内定がない場合は、就活の方法を見直す必要があるでしょう。

ただし、まだ諦める必要はありません。年明け以降も採用を続ける企業は少なくありません。年明け以降も採用を継続する企業は一定数あります。採用枠に余裕がある企業や、新年度の人員計画を見据えて追加募集を行う企業もあるため、引き続き選考の機会を探ることが大切です。

また、この時期は「逆求人」型のイベントやサービスを活用するのも効果的です。自分から企業にアプローチするだけでなく、企業からスカウトを受ける機会を増やすことで、新たな可能性が開けるかもしれません。

さらに、就活エージェントの利用も検討しましょう。プロのアドバイスを受けることで、自己分析や企業選びの幅を広げることができます。

1月:内定獲得が厳しくなる時期

1月以降は、多くの企業で新卒採用が一段落し、内定獲得が厳しくなる時期です。しかし、ここでもまだチャンスはあります。

中小企業や新卒採用に力を入れている企業では、まだ採用を続けているケースがあります。また、新年度の採用計画に基づいて、新たな採用を始める企業もあります。

この時期は、これまでの就活方法を大きく見直す必要があるかもしれません。たとえば、志望業界や職種の幅を広げたり、地方の企業にも目を向けたりすることで、新たな可能性が見えてくることがあります。

就活の基本スケジュールについては、「就活とは?いつから何をすればよい?基本の流れと8つのやるべきことを解説」の記事をご覧ください。

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就活が「ヤバイ」と感じ始める原因

就活が思うように進まず、「ヤバイ」と感じ始める原因はさまざまですが、主に、以下のような要素が影響していることが多いです。

就活スケジュールの把握不足

就活の全体的なスケジュールを把握していないと、周囲と比較して焦りを感じたり、必要な準備が間に合わなかったりすることがあります。

業界や企業ごとに採用スケジュールが異なるため、早期に情報収集を行い、自分に合った計画を立てることが大切です。スケジュールについては、「大学生の就活はいつからいつまで?始めるタイミングや必要な準備を解説」の記事もご覧ください。

就活の軸が定まっていない

「どのような仕事をしたいのか」「どのような環境で働きたいのか」が明確でないと、応募する企業を絞れず、効率的な就活ができなくなることがあります。

自己分析が不十分な場合、企業とのマッチングが難しくなり、エントリーシートや面接でも説得力のあるアピールがしづらくなります。

エントリー数が少ない

エントリーする企業の数が極端に少ないと、選考に進める機会も減ってしまいます。
「厳選して応募している」と思っていても、実際には志望業界や企業の幅を狭めすぎている可能性があります。

企業研究の不足

企業の事業内容や求める人物像を理解できていないと、志望動機や自己PRに説得力を持たせることが難しくなります。

業界の動向や競合企業との違いを把握していないと、面接時に具体的な受け答えができず、評価につながらないこともあります。

面接・GD対策の不足

面接やグループディスカッション(GD)に慣れていないと、本番で緊張しやすく、適切な受け答えができないことがあります。
また、よく聞かれる質問への対策が不足していると、自分の強みを効果的に伝えることが難しくなる場合もあります。

選考結果の振り返りができていない

不合格が続いた場合、その要因を分析しないまま次の選考に臨むと、同じミスを繰り返してしまう可能性があります。選考結果の振り返りを行い、どの部分を改善すべきかを考えることが重要です。

就活を一人で進めている

就活の悩みを誰にも相談せずに進めると、客観的な視点を持ちにくくなります。情報交換ができる仲間がいないと、最新の就活情報や企業の選考の傾向を知る機会が減り、不利になることもあります。

就活のやり方で悩んでいるときは、「就活のやり方を徹底解説!基本的な進め方やスケジュールをご紹介」の記事を参考にしましょう。

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就活が「ヤバイ」と感じた時の対策

就活が思うように進まず、「ヤバイ」と感じた時には、以下のような対策を検討してみましょう。

就活の軸を見直す

自分の価値観や興味、強みを改めて見つめ直し、就活の軸を再設定します。これにより、より自分に合った企業を見つけられる可能性が高まるでしょう。

具体的には、これまでの経験や学びを振り返り、自分が本当にやりたいことは何か、どんな環境で働きたいかを深く考えます。また、業界研究や企業研究を通じて、自分の価値観や能力が活かせる職場を探します。

さらに、インターンシップやOB・OG訪問を活用し、実際の仕事内容や職場の雰囲気を知ることで、より具体的な就活の軸を見出すことができます。

就活の軸については「就活の軸一覧100選!納得がいく決め方や面接での答え方を例文付きで解説」の記事を参考に考えてみてください。

自己分析・企業研究を深める

改めて自己分析を行い、自分の強みや価値観を明確にします。また、志望企業や業界についての理解を深めることで、より的確なアピールができるようになります。

自己分析では、自分の過去の経験や成功体験、失敗体験などを振り返り、そこから得られた学びや強み、弱みを分析します。また、自分の価値観や将来のビジョンを明確にすることも重要です。

企業研究では、企業の事業内容や経営理念、社風、待遇などを詳しく調べます。また、業界全体の動向や競合他社の状況なども把握することで、より深い理解につながるでしょう。

ガクチカを見直す

ガクチカは、面接で必ず聞かれる質問の一つです。ガクチカでは、ただ経験を説明するだけでなく、その経験から何を学び、どのように成長したかを明確に伝えることが重要です。

そのため、自分が学生時代に最も力を入れた経験を選び、その内容を具体的に説明できるよう準備しましょう。

ES・面接対策を強化する

エントリーシート(ES)や面接の対策を見直し、強化します。過去の不合格理由を分析し、改善点を明確にすることが大切です。

ESでは、企業の求める人物像を理解し、それに合わせた内容を記述することが重要です。自己PRや志望動機、ガクチカなどは、具体例を交えながら分かりやすく説明しましょう。

面接では、自己分析を深め、自分の強みや経験を効果的にアピールできるように準備することが大切です。また、想定される質問への回答を事前に練習しておくことで、本番での緊張を和らげることができます。

エントリー数を増やす

応募する企業の数を増やすことで、内定獲得のチャンスを広げます。ただし、闇雲に増やすのではなく、自分の軸に合った企業を選ぶことが重要です。

そのためにも、まずは自己分析と企業研究を徹底的に行い、自分の軸を明確にすることが大切です。そのうえで、興味のある企業や業界の求人情報をこまめにチェックし、積極的にエントリーしましょう。

就活サイトや企業ホームページだけでなく、逆求人サイトやスカウトサービスなども活用することで、より多くの企業と出会える可能性が高まります。

スカウトサービスを活用する

逆求人型のサービスを利用することで、企業からスカウトを受ける機会が増えます。自分のプロフィールやスキル、志望業界などを登録することで、企業から直接オファーを受けることができるため、自分では気づかなかった企業とのマッチングが見つかる可能性もあります。

様々なスカウトサービスがあるので、それぞれの特徴を比較検討し、自分に合ったサービスを選びましょう。

就活エージェントを活用する

就活エージェントを利用することで、自分に合った求人情報や、選考対策のアドバイスを得ることができます。

就活エージェントは、非公開求人を紹介してくれたり、面接対策やES添削などの個別サポートを提供してくれたりします。また、企業との橋渡し役も担ってくれるため、就活をスムーズに進めることができます。

多くの就活エージェントが存在するので、それぞれの得意分野やサポート内容を比較検討し、自分に合ったエージェントを選びましょう。

プロのアドバイザーに相談する

プロの就職アドバイザーに相談することで、幅広いサポートを提供してくれます。
大学のキャリアセンターでは、就職相談や面接練習、ES添削など、さまざまなサポートを受けることができます。また、大学のOB・OGを紹介してもらえる場合もあります。

ほかにも、ハローワークや地方自治体の就活支援サービスなども活用できます。さまざまなサービスを比較検討し、自分に合ったものを選びましょう。

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就活に不安のあるあなたへ

ほとんどの学生にとって就活は初めてのこと。「いつまでに決まらないとヤバイ?」「何から始めたらいい?」など疑問も多く抱くでしょう。

就活は大まかなスケジュールはあるものの、「いつまでに」という明確な決まりはありません。早期に内定をもらっても卒業ギリギリまで就活を続ける人もいれば、スケジュールに沿って夏あたりに内定を得て就活を終える人もいるからです。

どんな場合でも、大切なのは「自分が納得できる就活」を行うこと。自分に合う企業から内定をもらうことを目指し、効率よく準備を進めていきましょう。

就活の進め方や企業の選び方に不安があるときは、専門スタッフがサポートを行う就職エージェントのキャリアチケットにご相談ください。企業選びから面接対策まで、フェーズに合った就活支援を行います。

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就活に関するよくある疑問

就活に関して、多くの学生が抱える疑問について解説します。

就活はいつまでに終わらせるべき?

就活を終える時期は、個人の状況や志望業界によって異なりますが、多くの企業では10月に内定式を実施する傾向があります。そのため、10月までに内定を獲得している学生が多いといえます。

ただし、業界や企業によって選考スケジュールは異なるため、早期選考を行う企業もあれば、年内や翌年以降に選考を継続する企業もあります。大切なのは、周囲に流されず、自分に合ったスケジュールで就活を進めることです。

就活悩みあるある12選|よくある悩み・失敗談から学ぶ対処法もご紹介!」の記事では、就活でよくある失敗をまとめています。こちらも併せてご確認ください。

12月に内定がない場合の対処法は?

12月の時点で内定がない場合でも、採用を継続している企業はあります。まずは、大学のキャリアセンターや就活支援サービスを活用し、相談できる環境を整えることが重要です。

また、応募企業の幅を広げることも一つの方法です。特に中小企業やベンチャー企業では、年明け以降も採用を行っているケースがあります。情報収集を怠らず、積極的にエントリーを検討しましょう。

平均的な就活終了時期は?

就活の終了時期は業界や企業によって異なりますが、厚生労働省の「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」によると、2024年12月1日時点での大学生の就職内定率は 84.3% となっています。

就活のスケジュールは人によって異なるため、焦ることなく、自分に合ったペースで進めることが重要です。

就活は、人生の大きな選択の一つです。この記事で紹介した内容を参考に、自分に合った進め方を考えてみましょう。困難に直面することもあるかもしれませんが、粘り強く取り組むことで、新たな道が開ける可能性があります。

参照元
厚生労働省
令和7年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(12 月1日現在)を公表します

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