このページのまとめ
- 7月からの就活でも内定獲得のチャンスは十分にある
- 自己分析や企業研究を深め、エージェント活用など効果的な方法で内定を目指そう
- 7月からの暑い時期の就活も基本はスーツを着用する
「就活を7月にするのは遅い?」と不安に感じる方もいるでしょう。夏以降も採用活動を継続する企業はあるため、7月からでも十分に内定獲得のチャンスはあります。自分に合った企業との出会いを信じて、諦めずに内定獲得を目指しましょう。
本記事では、7月からの就活の現状や内定を掴むための秘訣、適切な服装選びのポイントなどを詳しく解説します。7月に就活を行う方はぜひご覧ください。
自分の価値観とあった企業に出会える!25卒のスカウト登録はこちら
- 7月スタートの就活でも遅くない
- 7月以降も採用活動を行う企業はある
- 7月時点の就活の現状
- 7月時点の就活生の状況
- 7月に就活がずれ込む理由
- 内定を得られていないから
- 納得できる内定がないから
- 公務員試験の結果を受けて就活を始めたから
- 7月からの就活で内定を掴む7つの秘訣
- 1.就活エージェントを活用し、求人を見つける
- 2.逆求人サイトで企業からのオファーを獲得する
- 3.企業研究を行う
- 4.合同説明会で企業と直接対話する
- 5.自己分析で強み・弱みを再確認する
- 6.企業分析にもとづいた志望動機を作成する
- 7.ES・GD・面接対策を万全にする
- 7月からの就活で服装を決めるポイント
- 基本は夏用スーツを着用する
- 企業のクールビズ対応を事前に確認する
- 7月からの就活で諦めずに内定を目指す方
7月スタートの就活でも遅くない
7月からの就活でも、内定獲得のチャンスはあります。企業市場では、7月以降も採用活動を継続する企業が存在するからです。以下では、7月以降の企業の採用活動について詳しく解説するので、7月に就活を行う方はぜひご一読ください。
7月以降も採用活動を行う企業はある
夏までに採用活動のピークを迎える企業は多いものの、7月以降も採用活動を継続する企業も少なくありません。特に、中小企業や新興企業、IT業界などでは、7月以降も積極的に採用活動を行っている企業が多いようです。
たとえば、ベンチャー企業や新興企業は、大手企業と異なる採用スケジュールを組むことがあります。これは、優秀な人材を確保するための戦略の一つともいえるでしょう。また、IT業界は人材需要が高く、年間を通じて採用活動を行う企業も多いです。中小企業においては、大手企業の採用が一段落した後に本格的な採用活動を始めるケースもあります。これは、大手志望の学生が中小企業にも目を向けるようになるこの時期を狙った戦略です。
さらに、業績好調や事業拡大に伴い、年度後半になって追加の採用枠を設ける企業もあります。このような企業は、7月以降も積極的に採用活動を行います。7月以降の採用では、インターンシップをきっかけとした採用も増えてきています。夏季インターンシップを経て、そのまま選考に進むケースも珍しくありません。
就活生にとって7月は、自分に合った企業を見つけるチャンスがある時期といえるでしょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!25卒のスカウト登録はこちら
7月時点の就活の現状
7月に入ると、多くの企業の採用活動が一段落しますが、就職活動を続ける学生も少なくありません。なかには7月から就活を本格的に始める方もいるでしょう。ここでは、この時期の就活生の状況を解説します。
7月時点の就活生の状況
厚生労働省の「令和7年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(10 月1日現在)を公表します」によると、2025年3月に大学や短期大学などを卒業した学生の、2024年10月1日時点での内定率は72.9%でした。つまり、約3割の学生が9月までの間にまだ内定を得ていない状況にあることが分かります。7月から10月の間に内定を獲得している学生もいることを考慮すると、7月時点で内定が決まっていない就活生も少なくないといえるでしょう。
ただし、7月から就活を始める場合には、スピード感をもって行動することも大切です。内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書」によると、2025年に卒業した就活生のうち、エントリーシートの提出のピーク時期の回答として最も多かったのは3月でした。
引用:「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(62p)」
このグラフからも、7月が提出のピークと回答している就活生は多くないことが分かるでしょう。7月時点でどの企業にもエントリーシートを提出していない場合は、できるだけ早めにエントリーシートの作成に取り掛かることをおすすめします。
大学生の一般的な就活の流れについては、「大学生の就活はいつからいつまで?始めるタイミングや必要な準備を解説」の記事をご一読ください。
参照元
サイト名:厚生労働省
報道発表資料 2024年11月
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
自分の価値観とあった企業に出会える!25卒のスカウト登録はこちら
7月に就活がずれ込む理由
先述したとおり、7月に就職活動を続けている学生は少なくありません。その主な理由として、「内定を得られていない」「納得できる内定がない」「公務員試験の結果を受けて就活を始めた」という3つが挙げられます。それぞれの理由について、以下で詳しく見ていきましょう。
内定を得られていないから
7月に就活を続ける理由の一つに、内定を得られていないことが挙げられます。内定を得られない理由はさまざまですが、エントリー数の不足や自己分析・業界研究の不十分さ、面接やエントリーシートでのアピール不足などが原因の場合も。7月以降の就活では、これまでの反省を活かして自己分析や企業研究を深め、面接練習やエントリーシートの改善を行うことで、内定獲得に一歩近づけるでしょう。
「内定がもらえなくて焦る」「ほかの就活生と比べてしまう」などのお悩みを抱えている方は、「就活悩みあるある12選|よくある悩み・失敗談から学ぶ対処法もご紹介!」の記事もチェックしてみてください。就活でよくあるお悩みと対処法を解説しています。
納得できる内定がないから
すでに内定を得ていても、それが自分の希望とマッチしていないために、7月以降も就活を続ける学生もいます。これは慎重に進路を選択しようとする前向きな姿勢といえるでしょう。
納得できる内定を得られていない理由としては、業界や職種のミスマッチ、企業規模や知名度へのこだわり、勤務地や待遇面での不満、企業理念や社風とのミスマッチなどが考えられます。
完璧な条件の企業を見つけることは難しいため、自分にとって譲れない条件とある程度妥協できる条件を整理することが重要です。7月以降の就活では、じっくりと自己分析を行い、自分の求める条件と企業の社風や労働条件が合っているかを見極めてみてください。
公務員試験の結果を受けて就活を始めたから
公務員を志望していた学生が、試験の結果を受けて民間企業の就職活動を始める場合もあります。公務員試験の多くは5〜6月に実施されるため、その結果が出る7月頃から民間企業の就活を始める学生も少なくありません。
公務員試験から民間企業への就活へ切り替える際には、スケジュール管理、志望動機の再構築、業界研究、民間企業向けのスキル習得などを行う必要があります。民間企業の採用選考は公務員試験とは異なるため、違いを理解したうえで取り組むことが大切です。公務員と民間企業の違いや併願時の注意点については、「民間企業と公務員の違いは何?特徴や仕事内容をご紹介!」の記事で解説しています。こちらもあわせてご覧ください。
どの理由であっても、7月に就活がずれ込むことは決して遅すぎることではありません。むしろ、自分に最適な就職先を見つける絶好の機会だと考えることができます。焦らず、自分のペースで就活を進めていくことが大切です。
自分の価値観とあった企業に出会える!25卒のスカウト登録はこちら
7月からの就活で内定を掴む7つの秘訣
7月からの就活でも内定獲得のチャンスは十分にあります。ここでは、内定を掴むための7つの秘訣をご紹介。これらの方法を活用することで、効率的かつ効果的に就活を進めることができるでしょう。
1.就活エージェントを活用し、求人を見つける
就活エージェントの活用は、7月以降の就活において非常に効果的です。エージェントは、まだ採用を行っている企業の最新情報を持っており、学生の適性に合わせた求人を紹介してくれます。
エージェントを利用すれば、面接対策やエントリーシートの添削など、就活のサポートも受けられるでしょう。特に7月以降は、これまでの就活の反省を踏まえたアドバイスが得られるため、第三者からのフィードバックが非常に有益です。エージェントを通じて、自分に合った企業を効率的に見つけることができるでしょう。
2.逆求人サイトで企業からのオファーを獲得する
逆求人サイトは、学生が自己PRを掲載し、企業からオファーを受け取るシステムです。7月以降は、多くの企業が逆求人サイトを活用して人材を探しています。
逆求人サイトを利用することで、自分のスキルや経験に興味を持つ企業から直接オファーを受けることができます。これにより、自分に合った企業との出会いのチャンスが広がります。また、企業側から興味をもたれている状態でエントリーするため、選考を有利に進められる可能性があるでしょう。
3.企業研究を行う
7月からの就活で内定を獲得するには、企業研究を徹底的に行うことも大切です。企業の採用ページやSNSのアカウント、口コミサイトなどで企業情報に関する情報をチェックし、ほかの企業と比較検討してみましょう。できるだけ多くの企業を調査し、比較してみることで、自分に合う企業を見つけやすくなります。
また、企業研究を行う際には、動画サイトをチェックするのもおすすめです。近年、多くの企業が動画サイトで企業紹介や社員インタビューを公開しています。これらの動画は、企業の雰囲気や社風を知る上で非常に有効です。会社の様子や社員の生の声を聞くことができるため、パンフレットやWebサイトだけでは分からない情報を得ることができます。特に、社員インタビューは企業の実態を知る上で貴重な情報源となるでしょう。
さらに、企業のプレゼンテーションやセミナーの動画を視聴することで、その企業が重視している価値観や将来のビジョンについても理解を深めることができます。これらの情報は、面接時のアピールポイントとしても活用できるでしょう。
4.合同説明会で企業と直接対話する
合同説明会で企業と直接対話するのも、7月からの就活のコツです。7月以降も、さまざまな合同説明会が開催されています。合同説明会では、企業の担当者と直接話すことができるため、Webサイトやパンフレットだけでは分からない情報を得ることが可能です。また、自分の熱意を直接伝えることで、選考に進むチャンスを得られる可能性もあるでしょう。
さらに、複数の企業と比較しながら情報を得られることも、合同説明会の大きなメリットです。自分に合った企業を見つけるうえで、非常に効果的な手段といえます。
5.自己分析で強み・弱みを再確認する
7月からの就活では、これまでの活動を振り返り、自己分析を深めることが重要です。自分の強みや弱みを客観的に見つめ直すことで、より効果的なアピールポイントを見出すことができます。
まず、これまでの就活経験を通じて気づいた自分の特徴や、面接官からのフィードバックを整理しましょう。たとえば、「コミュニケーション能力が高い」「論理的思考力がある」といった強みや、「専門知識が不足している」「自己表現が苦手」といった弱みを洗い出します。
次に、自分の経験を細かく分析します。学業、部活動、アルバイト、インターンシップなど、さまざまな経験を振り返り、そこから得た能力や気づきを整理します。たとえば、「リーダーシップを発揮した経験」や「困難を乗り越えた経験」などを具体的に思い出し、そこから得られた学びを明確にしましょう。
自己分析ツールやキャリアアセスメントテストを活用するのも効果的です。これらのツールを使うことで、自分では気づかなかった特徴や適性を発見できる可能性があります。自己分析の結果は、エントリーシートや面接での自己アピールに直接活かすことができます。自分の強みや経験を具体的なエピソードと共に説明できるよう、準備しておきましょう。
自己分析の詳しい方法は、「自己分析とは?おすすめのやり方8選や実施時の注意点を紹介」でご紹介しているのでぜひご一読ください。
6.企業分析にもとづいた志望動機を作成する
7月からの就活では、企業分析にもとづいた的確な志望動機を作成することも非常に重要です。企業分析を徹底的に行い、その企業ならではの魅力や自分との適性を明確にしましょう。
まず、企業のWebサイトや会社案内、ニュースリリースなどを丁寧に読み込みます。企業の理念、事業内容、市場での位置づけ、今後の展望などを理解します。また、その企業が属する業界全体の動向も把握しておくことが大切です。
次に、その企業で働くことで自分がどのように成長できるか、また自分の能力やスキルをどのように活かせるかを考えます。自己分析の結果と企業分析の結果を照らし合わせ、自分と企業のマッチングポイントを見つけましょう。
志望動機は、「なぜこの企業か」「なぜこの職種か」「自分は何に貢献できるか」という3つの観点から構成するのが効果的です。具体的なエピソードを交えながら、説得力のある志望動機を作成しましょう。
7.ES・GD・面接対策を万全にする
7月以降の採用では、選考のスピードが速くなる傾向があります。そのため、エントリーシート(ES)、グループディスカッション(GD)、面接のそれぞれについて、万全の対策を立てておくことが重要です。
ESについては、自己分析と企業分析の結果を活かし、具体的なエピソードを交えながら自分の魅力を伝えましょう。志望動機や自己PRは、企業ごとにカスタマイズすることが大切です。また、文字数制限や設問の意図を正確に理解し、的確に回答することを心がけましょう。
GDでは、積極的に発言することはもちろん、他の参加者の意見をしっかりと聞き、建設的な議論を進められるようにすることが重要です。時間管理やリーダーシップの発揮も評価のポイントになります。事前に友人とGDの練習をしたり、時事問題についてディスカッションしたりすることで、実践力を磨きましょう。
面接対策では、想定質問に対する回答を準備しておくことが大切です。特に、「自己PR」「志望動機」「学生時代に力を入れたこと」などの定番質問には、具体的なエピソードを交えながら簡潔に答えられるよう準備しましょう。また、企業研究で得た情報をもとに、その企業特有の質問にも対応できるよう準備しておくことが重要です。オンライン面接がある場合には、カメラの位置や照明、背景などにも気を配り、事前にテスト通話をしておくことをおすすめします。
これらの秘訣を実践することで、7月からの就活でも十分に内定を掴むチャンスがあります。自分のペースで就活を進めながら、常に自己改善を心がけることが重要です。また、新しい情報にアンテナを張り、柔軟な姿勢で就活に臨むことで、自分にピッタリの企業への就職を目指せるでしょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!25卒のスカウト登録はこちら
7月からの就活で服装を決めるポイント
7月からの就活では、暑さ対策と礼儀正しさのバランスを取った服装選びが重要です。ここでは、夏の時期の就活での適切な服装を選ぶための主なポイントについて解説します。
基本は夏用スーツを着用する
就活の基本的な服装はスーツです。スーツを着用することで、就職活動に対する真剣さと社会人としての自覚を示すことができます。ただし、夏の時期の就活では、暑さに対応するための工夫が必要です。
まずは、スーツの素材をチェックしましょう。夏用の軽量で通気性の良いスーツを選んでください。たとえば、ウール100%の薄手の生地や、ウールとポリエステルの混紡生地などが適しています。これらの素材は、汗をかいても速乾性があり、シワになりにくいようです。
色は濃紺や黒が基本ですが、真夏はチャコールグレーやネイビーなどの少し明るめの色を選ぶのも良いでしょう。ただし、あまり明るすぎる色は避けるのが無難です。
シャツは、吸水速乾性のある素材を選びます。汗じみの目立ちにくい白シャツが基本ですが、淡いブルーやグレーのシャツも許容される傾向にあるでしょう。ネクタイはシルクの細めのものを選びましょう。色や柄は派手すぎないものを選び、シャツとのコーディネートに気を付けます。靴は黒の革靴が基本。通気性のあるものや、中敷きに吸水性のあるものを選ぶと快適に過ごせるためおすすめです。
企業のクールビズ対応を事前に確認する
夏の暑い時期に就活をする際は、企業のクールビズ対応を事前に確認しましょう。多くの企業が7月から9月頃までクールビズを導入しています。就活においても、企業によってはクールビズ対応の服装を認めている場合があります。
志望先の企業がクールビズ対応の服装を認めているかどうかは、「企業のWebサイトやSNSを確認する」「採用担当者に直接問い合わせる」「就活エージェントに確認する」などの方法で確認してみてください。
ただし、面接などの重要な場面では、たとえクールビズ対応が認められていても、基本的にはスーツを着用するのが無難です。また、第一印象が重要な場面では、フォーマルな服装で臨むことをおすすめします。
クールビズかどうかにかかわらず、就活では清潔感と礼儀正しさを保つことは大切です。シワや汚れのない服装、きちんと整えられた髪型など、細部にも気を配りましょう。夏の時期の就活の服装については、「夏採用で就活を成功させる5つのコツ!スーツや服装の正しい着こなしも解説」の記事で詳しく解説します。
自分の価値観とあった企業に出会える!25卒のスカウト登録はこちら
7月からの就活で諦めずに内定を目指す方へ
7月からの就活で焦りや不安を感じる人もいるかもしれませんが、諦めずに前向きな姿勢で臨むことが重要です。自分のペースを保ちながら、一つ一つの選考に全力で取り組みましょう。自分に合った企業との出会いを信じて、内定獲得を目指してください。
自己分析や企業分析、エントリーシート対策、面接練習など、就活でやるべきことを整理しつつ取り組む必要があります。就活でしなければならないことは多くありますが、心身の健康管理も大切です。暑さが厳しくなる時期ですので、体調を崩さないよう注意しましょう。適度な休息を取り、リフレッシュしながら就活に臨むのが、夏の時期の就活のポイントです。
「7月からの就活を一人で進められるか不安…」という方は、キャリアチケットにご相談ください。キャリアチケットは、自分に合う企業への就職を目指す就活生向けの就職エージェントです。一人ひとりに合った企業をご紹介するだけでなく、エントリーシートの作成や面接対策なども丁寧にサポートします。ぜひお気軽にお問い合わせください。
自分の価値観とあった企業に出会える!25卒のスカウト登録はこちら