模擬面接のやり方とは?8ステップの流れと効果的なポイントを解説

このページのまとめ

  • 模擬面接は、本番の面接に向けた実践的な練習として効果的な対策方法
  • 面接官役からのフィードバックで自分の課題を把握し、克服していこう
  • キャリアセンターや就活エージェントなど、目的に応じて模擬面接の相手を選ぼう

模擬面接のやり方とは?8ステップの流れと効果的なポイントを解説のイメージ

面接に不安を感じている就活生にとって、模擬面接は効果的な対策の一つです。本番さながらの環境で練習することで、面接への不安や緊張を和らげ、自信を持って臨めるようになります。

本記事では、模擬面接のメリットや進め方、効果を上げるポイントなどについて詳しく解説。また、オンラインでの模擬面接の注意点なども紹介しているので、就活の面接対策の参考にしてください。

目 次

模擬面接とは?

模擬面接は、実際の面接と同様の環境を整えて行う練習のことです。面接を成功に導くためには、実践的な経験が重要になります。

模擬面接は、面接官役を引き受けてくれる人と1対1で行うのが一般的です。大学のキャリアセンターや就活エージェント、OB・OG訪問などで実施できます。練習相手がいない場合は、スマートフォンで自分を撮影しながら、1人で練習する方法もおすすめです。

面接への不安や緊張を和らげるために、模擬面接は効果的な対策方法といえます。本番と同じような環境で練習することで、自信をもって本番に臨めるでしょう。

模擬面接はもちろん、就活では全体の流れを把握し、適切な準備をしておくことが大切です。「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」のコラムを参考に、就活の準備や対策を進めていきましょう。

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模擬面接で活用できる質問例

面接では、企業側があなたの人物像を理解するために、さまざまな質問を投げかけてきます。模擬面接で練習しておきたい主な質問は、以下のとおりです。

【基本の質問】

・志望動機
・学生時代に力を入れたこと
・自己PR

【自己分析に関する質問】

・あなたの長所と短所を教えてください
・5年後、10年後にどんな自分になっていたいですか

【企業研究に関する質問】

・当社の強みは何だと思いますか
・なぜこの業界を選んだのですか

これらの質問に対する答えを準備することも大切ですが、予期せぬ質問にも柔軟に対応できる力を養いましょう。たとえば、「学生時代の失敗談」や「部活やアルバイトでの苦労」など、突発的な質問にも落ち着いて答えられるよう、日頃から自分の経験を整理しておくことをおすすめします。

面接で聞かれる質問への対策については、「就活の面接対策は何をする?具体的な方法とよく聞かれる質問50選」の記事もあわせて参考にしてください。

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模擬面接のメリットとは?

模擬面接には、面接での対応力を高める効果が期待できます。事前に面接の練習を重ねることで、本番での成功率の向上につながるでしょう。以下では、模擬面接の具体的なメリットについて解説します。

1.面接本番の緊張感を体験できる

実際の面接と同じような環境で練習することで、本番さながらの緊張感を体験できます。

面接本番では、緊張で普段どおりの受け答えができなくなったり、声が小さくなったりしてしまうこともあるでしょう。本番と同様の空気感で模擬面接をすれば、緊張状態での自分の特徴を把握し、対策を立てやすくなります。

2.自分の弱点を明確にできる

面接官役の人からフィードバックをもらうことで、自分では気づかなかった課題が見えてきます。たとえば、視線の配り方や声のトーン、答えの簡潔さなど、細かな点まで指摘してもらえるでしょう。

また、録画して自分の様子を確認すると、姿勢の崩れや頻発する口癖など、無意識の言動も把握できます。このように自分の弱点を知ることは、面接成功の第一歩となるでしょう。

3.客観的に自己分析できる

面接官役の視点から自分を見つめ直すことで、より深い自己理解につながるでしょう。「学生時代の経験をどう伝えるべきか」「志望動機の説得力は十分か」など、客観的な視点での自己分析が可能になります。

また、模擬面接での受け答えから、不足している部分やさらに掘り下げるべき点が明確になるため、より説得力のある自己アピールができるようになるでしょう。

4.面接の不安を軽減できる

面接の練習を繰り返すことで、面接への恐怖心や不安を軽減できるでしょう。質問への対応力が身につき、自信をもって本番に臨めるようになります。

また、予期せぬ質問にも臨機応変に対応する力を身につけることも可能です。模擬面接を重ねることで面接官とのコミュニケーションにも慣れていき、より自然な受け答えができるようになるでしょう。

5.表現力と対応力の向上につながる

模擬面接を重ねることで、自分の考えを分かりやすく伝える表現力がアップします。面接官役からのフィードバックを受けることで、より適切な言葉選びや話し方を身につけられるでしょう。

また、質問の真意を理解し、的確に答える力も養われていきます。たとえば、「学生時代の失敗談」を聞かれた際に、その経験から学んだことも踏み込んで説明できるようになるかもしれません。このように、質問の背景にある意図を読みとる力が向上していくでしょう。

面接本番では予想外の展開もあり得ますが、模擬面接での経験を活かすことで、落ち着いて対応できるようになります。就活を成功に導くためにも、模擬面接を積極的に行うのがおすすめです。

面接本番に備えるメリットについては、「面接準備しない方がいい?就活生が知るべきリスクと対策ポイントを紹介」の記事でも解説しています。

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模擬面接を受けるのがおすすめな人とは?

自己PRや志望動機を上手く伝えられるか不安な方は、模擬面接を活用することをおすすめします。特に以下のような悩みを抱える人には、効果的な対策となるでしょう。

1.面接に苦手意識がある

面接に苦手意識を抱いている方には、模擬面接がおすすめです。面接への苦手意識の原因は人それぞれ異なりますが、練習を重ねることで克服できる可能性があります。

たとえば、「うまく自己PRができない」「質問の意図が読めない」といった悩みも、面接官役からアドバイスをもらうことで改善可能です。実践的な練習を通じて、面接への苦手意識を徐々に解消していきましょう。

2.緊張しやすい

緊張しやすい性格の方は、模擬面接で経験を積むことが重要です。本番さながらの環境で練習すると、緊張状態での対応力が身についていくでしょう。

初めは緊張で声が震えたり、言葉に詰まったりするかもしれません。しかし、繰り返し練習することで、緊張していても普段の実力を発揮できるようになっていくでしょう。

緊張しやすい人の面接対策については、「緊張しやすい人は面接で落ちる?原因と対策を解説」の記事もあわせてご覧ください。

3.面接経験が少ない

就活が初めての方や、アルバイトの面接経験しかない方にとって、模擬面接は貴重な練習機会となるでしょう。面接での基本的なマナーや受け答えの方法を、実践を通じて学ぶことが可能です。

面接の流れや質問の傾向を把握することで、本番での心構えが身につきます。また、想定外の質問にも冷静に対応できる力が養われていくため、面接経験の不足を補えるでしょう。「面接の経験がなくて自信がない」という方は、早めに模擬面接を始めることをおすすめします。

4.面接で思うように話せない

「面接本番になると、頭の中で考えていることをうまく言葉にできない」という方も、模擬面接を通じて話し方を改善できるでしょう。練習を重ねると、自分の考えを整理し、分かりやすく伝える力が身についていきます。

面接官役の人に伝わりづらい部分を指摘してもらうことで、より良い表現方法を見つけられるでしょう。また、録画した映像を見返すことで、話し方の課題も見えてきます。

5.面接の結果が振るわない

これまでの面接で良い結果が出なかった方は、模擬面接で原因を見つけられる可能性があります。面接官の立場から見た改善点を知ることで、具体的な対策を立てられるようになるでしょう。

たとえば、模擬面接を通じて「志望動機が表面的である」「エピソードの説明が不十分」といった課題が明らかになるかもしれません。このような問題点を把握して克服することで、面接での成功率を高められるでしょう。

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模擬面接に必要な準備

効果的な模擬面接を行うためには、事前の準備が欠かせません。適切な準備があってこそ、練習の成果を最大限に引き出すことができるでしょう。

質問リストを作成する

面接で想定される質問を事前にリストアップすることで、準備に漏れがなくなります。企業の採用情報や就活サイトの面接対策ページなどを参考に、質問項目を集めていきましょう。基本的な質問から、業界や企業特有の質問まで幅広く準備することが重要です。

ただし、回答を暗記するのではなく、質問の意図を理解し、自分の言葉で説明できるように準備していきましょう。

評価シートを準備する

面接官役の方に評価してもらうためのシートを用意しましょう。評価項目には、話し方、態度、回答内容、論理性などの基準を設けるのが効果的です。

評価シートがあることで、具体的なフィードバックをもらいやすくなります。また、複数回の模擬面接を通じて、自分の成長を可視化できるでしょう。評価シートの内容は、面接官役の人と相談しながら決めるのをおすすめします。

録画の準備をする

模擬面接の様子を録画することで、客観的な視点から自分の様子を確認できます。スマートフォンやパソコンのカメラを使用し、表情や姿勢、声の大きさなどをチェックしていきましょう。

録画する際は、面接官役と自分の両方が画面に収まるように配置を工夫します。また、音声がはっきりと記録されるよう、周囲の騒音にも気を配ることが大切です。撮影した映像は、面接官役からフィードバックを受けた後に見返すと、より効果的な振り返りができるでしょう。

面接を成功させるための準備については、「就活でうまくしゃべれない原因と面接下手の克服方法」の記事でも解説しています。

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模擬面接のやり方を8ステップで解説!

模擬面接を効果的に進めるためには、手順を押さえることが重要です。ここでは、具体的な模擬面接のやり方を8ステップに分けて解説します。

【ステップ1】役割分担をする

模擬面接を始める前に、面接官役と応募者役の役割を明確にします。面接官役は、可能であれば人事経験者や就活経験がある先輩に依頼すると良いでしょう。

面接官役には、質問の意図や評価のポイントについても事前に説明しておくことが大切です。また、フィードバックの方法についても、具体的な指摘をしてもらえるよう依頼しておきましょう。

【ステップ2】本番さながらの環境にする

実際の面接会場を想定して、本番さながらの環境を整えることが重要です。静かな部屋を選び、机や椅子の配置にも気を配りましょう。会議室のような場所を使用すると、より本番に近い雰囲気で練習できます。

服装も本番と同様にスーツを着用し、身だしなみを整えましょう。面接で使用する履歴書や資料なども準備することで、より実践的な練習ができます。

【ステップ3】本番を意識して模擬面接を行う

準備が整ったら、模擬面接をスタートします。入室から退室まで、すべての動作を本番を意識しながら行うことが大切です。ノックの仕方、お辞儀の角度、椅子の座り方など、細かな所作まで意識して実践していきましょう。

質疑応答では、面接官役の質問をしっかりと聞き、適切な間を取りながら回答します。声の大きさやスピード、アイコンタクトなども本番を想定して意識的に行いましょう。また、予期せぬ質問にも臨機応変に対応できるような心掛けが大切です。

【ステップ4】詳細なフィードバックを行う

模擬面接が終わったら、面接官役から具体的なフィードバックを受けます。話し方や態度、回答内容など、多角的な視点からの評価が重要になるでしょう。

面接官役には、良かった点と改善点をバランス良く指摘してもらうことが大切です。このとき、メモを取りながら聞くことで、振り返りに活かせます。質問の意図と自分の回答にズレがなかったかなども確認していきましょう。

【ステップ5】録画した映像を見返す

面接官役からのフィードバックを受けた後、録画映像を見返して自分の様子を確認します。客観的な視点から、姿勢や表情、声のトーンなどをチェックしていきましょう。

映像を見返すことで、自分では気づかなかった癖や改善点が見えてくるはずです。たとえば、視線が定まっていない、声が小さいなど、具体的な課題が明らかになるでしょう。

【ステップ6】改善点を明確にする

フィードバックと録画映像から得られた気づきを整理し、優先的に改善すべき点を明確にしましょう。課題を書き出し、具体的な行動目標を立てると効果的です。

改善点は「話し方」「態度」「内容」などカテゴリー別に整理すると、対策を立てやすくなります。ただし、一度にすべてを改善しようとせず、優先順位をつけて取り組みましょう。

【ステップ7】改善策を実行してブラッシュアップする

明確になった課題に対して、具体的な改善策を実行しましょう。たとえば、声が小さい場合は普段から意識的に大きな声を出す練習を行うなど、日常的な取り組みも欠かせません。

回答内容に課題がある場合は、志望動機や自己PRを見直し、より説得力のある内容にブラッシュアップしていきましょう。面接官の立場に立って、どのような回答が求められているのかを考えながら改善していくことが大切です。

【ステップ8】再び模擬面接を行う

改善策を実行したあとは、再度模擬面接を行いましょう。前回の課題が克服できているか、新たな改善点が見つかるかを確認することが大切です。

継続的に模擬面接を行うと、面接力は着実に向上していきます。本番の面接までに3回以上は練習を重ねるのがおすすめです。ただし、回数をこなすだけでなく、毎回の気づきを次回に活かしましょう。

模擬面接は単なる練習ではなく、PDCAサイクルを回しながら面接力を向上させていく過程といえます。焦らず着実に改善を重ねていきましょう。

面接対策の基本を解説!当日の流れ・マナー・よく聞かれる質問13選」の記事では、面接の基本やマナーなどを解説しています。あわせて一読し、本番に備えましょう。

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模擬面接は誰に依頼すれば良い?

模擬面接の相手を選ぶことは、練習の効果を左右する重要なポイントです。ここでは、模擬面接の依頼先と、それぞれの特徴について解説します。

1.大学のキャリアセンターを活用する

大学のキャリアセンターは、就活生にとって身近で頼りになる存在のため、模擬面接をしてもらうのをおすすめします。キャリアカウンセラーは、数多くの就活生を見てきた経験があり、業界や企業についての知識も豊富です。

また、キャリアセンターでは、面接の基本的なマナーや志望動機の作り方などを丁寧に指導してもらえます。予約制であることが多く、面接の時期が近づくと込み合う傾向があるため、早めに相談しましょう。

2.就活エージェントに相談する

就活エージェントは企業の採用に関する事情に精通しているため、実践的なアドバイスをもらえます。特に、志望する業界や企業に特化したエージェントに登録すると、より的確なフィードバックをもらえるでしょう。

就活エージェントのサービスは無料で利用できることが多く、面接対策以外にもES添削や企業紹介など、総合的なサポートを受けられます。面接について悩みがある方は、早めの登録がおすすめです。

3.企業のOB・OGに依頼する

OB・OGに模擬面接を依頼すると、志望企業の採用基準や社風について、具体的なアドバイスをもらえます。実際に働いている先輩の話を聞けば、企業に関するリアルな情報を得られるでしょう。

コネクションがない場合でも、大学のOB・OG名簿や、キャリアセンターを通じて紹介してもらえることがあります。また、就活イベントなどでOB・OGと話せる機会もあるため、積極的に交流の場に参加してみましょう。

4.ハローワークを利用する

模擬面接を受けるなら、ハローワークもおすすめです。特に新卒応援ハローワークでは、学生向けの専門的なサービスを提供しています。

基本的な面接マナーや業界研究のアドバイスなど幅広くサポートを受けることが可能です。予約制なので、一人ひとり丁寧に対応してもらえます。

また、地域の求人情報も豊富なため、企業研究にも役立つでしょう。公的機関ならではの信頼性の高いサービスを無料で利用できる点も魅力です。

5.就活イベントに参加する

就活イベントでは、人事担当者から直接フィードバックをもらえる模擬面接の機会があります。企業が主催する説明会やセミナーでは、実際の採用基準に基づいた実践的な面接練習ができるでしょう。

イベントによっては、複数の企業の人事担当者と面接練習ができる場合もあります。さまざまな企業の視点からアドバイスを受けると、業界や企業による面接スタイルの違いも学ぶことが可能です。

参加する際は事前に企業研究をしっかり行い、質問や疑問点を整理しておきましょう。

6.友人や家族に協力してもらう

友人や家族に協力してもらい、模擬面接を行うのもおすすめです。身近な人が相手なので、気軽に何度も練習を繰り返せるという利点があります。特に就活仲間との相互練習は、お互いの良い点や改善点を共有でき、刺激し合える環境を作れるでしょう。

家族に協力してもらう場合、社会人経験のある両親なら、実務経験を活かした実践的なアドバイスをもらえるかもしれません。

ただし、身近な人は遠慮して本音を言いづらいこともあるため、プロのアドバイスとの併用をおすすめします。

模擬面接をする際は、さまざまなサービスの利用も検討してみましょう。「面接対策セミナーとは?学べる内容や申し込みできる場所を解説!」の記事で、面接対策セミナーについて解説しています。

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模擬面接を効果的に行う5つのポイント

効果的な模擬面接を行うためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。以下では、練習の効果を高めるためのポイントを解説するので、参考にしてください。

1.常に本番を意識する

模擬面接は、本番同様の緊張感をもって臨むことが重要です。服装や態度、言葉遣いまで、すべてを本番を意識しながら行いましょう。玄関での入退室の作法から、面接室での振る舞いまで、細部にこだわることで、本番の面接で実力を発揮できます。

また、時間配分も本番と同じように意識することが必要です。質問への回答時間や面接全体の所要時間を計りながら練習すれば、余裕を持った受け答えができるようになるでしょう。

2.回答を丸暗記しない

面接での質問に対し、暗記した内容をそのまま答えるのは望ましくありません。自分の言葉で話せるよう、要点を理解することを重視しましょう。

面接官と自然な会話をするために質問の意図を理解し、柔軟に対応できるよう準備が必要です。面接官の質問の意図はさまざまであり、臨機応変な対応が求められるため、暗記だけに頼らない練習を心掛けましょう。そのためにも、自己分析や企業研究を十分に行い、自分の考えを整理しておくことが大切です。

3.積極的に深掘り質問をする

面接では、一つの話題について掘り下げて質問されるケースが多くあります。模擬面接でも、表面的な質疑応答で終わらせず、深い内容まで踏み込んだ練習を行いましょう。

たとえば、学生時代の経験について話す際は、「なぜその活動を選んだのか」「具体的にどのような工夫をしたのか」「その経験から何を学んだのか」といった質問を重ねていくことが効果的です。このような練習を通じて、自分の経験を多角的に分析し、説得力のある回答ができるようになっていきます。

4.さまざまな形式を試す

面接の形式は企業によって異なるため、複数のパターンを経験するのが効果的です。個人面接やグループ面接、オンライン面接など、それぞれの特徴を理解し、対応力を身につけていきましょう。

グループ面接では、ほかの受験者の存在を意識しながら、自分らしさを表現する練習ができます。一方、オンライン面接ではカメラ目線やマイクの使い方など、対面とは異なる気配りが必要となるでしょう。形式ごとの特徴を理解し、それぞれに適した受け答えができるよう準備を進めていくことが大切です。

5.面接官役も経験する

面接官の立場を経験することで、面接の評価ポイントをより深く理解できます。就活仲間と交代で面接官役を務めると、質問の意図や回答の印象について新たな気づきが得られるでしょう。

面接官として質問を考える過程で、「企業が知りたい情報は何か」「どのような回答が印象に残るか」といった視点が身につきます。また、ほかの就活生の回答を客観的に観察することで、自分の回答の改善点も見えてくるでしょう。面接官役を務める際は、企業の視点に立って質問や評価を行うと効果的です。

効果的な面接の練習をしたい場合は、就活セミナーへの参加も検討してみましょう。「就活セミナーで面接練習は受けられる?開催場所や受講するメリットを解説」の記事もあわせてご一読ください。

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オンラインで模擬面接をする場合の注意点

オンライン面接は、対面とは異なる準備や心構えが必要です。快適な環境で模擬面接を行うため、以下のポイントに気をつけましょう。

通信環境を確認する

安定した通信環境は、オンライン面接の基本です。事前にインターネット回線の速度テストを行い、必要に応じて有線LANを使用するなど、通信トラブルの対策をしておきましょう。

バックアップとして、モバイルWi-Fiやスマートフォンのテザリング機能を用意しておくと安心です。また、使用するWebカメラやマイクの動作確認も忘れずに行い、音声が途切れたり映像が止まったりしないか確認しましょう。

画面の見え方を調整する

カメラの位置や角度、照明の具合によって、相手への印象が大きく変わります。画面上で自然な表情が映るよう、カメラの高さを目線の位置に合わせ、適度な明るさを確保しましょう。

また、背景も面接の印象に影響します。整理整頓された落ち着いた背景を選び、余計な物が映り込まないよう注意が必要です。また、画面に映る自分の姿を録画して確認し、表情や仕草が自然に見えるか確認することをおすすめします。

身だしなみを整える

オンライン面接でも、対面と同様に清潔感のある身だしなみが求められます。画面越しでも好印象を与えられるよう、服装や髪型にも気を配りましょう。

特に画面上での見え方を意識し、派手な柄や光沢のある素材は避け、落ち着いた色味の服装を選ぶのがおすすめです。また、顔の映り方を確認し、メイクや髪型が画面越しでも自然に見えるよう調整しましょう。

オンライン面接で確認すべき点については、「Web面接の準備は何が必要?事前に確認すべき7つのポイント」の記事でも解説しています。

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模擬面接を受けようか悩んでいる方へ

模擬面接は、就活生にとって必要不可欠な準備といえるでしょう。面接の基本的なマナーから、質問への適切な受け答えまで、実践的なスキルを身につけることができます。

模擬面接を通じて、自分の強みや弱みを客観的に把握することができ、本番での緊張も和らげられるでしょう。また、面接官役からのフィードバックは、自己PRや志望動機をブラッシュアップする貴重な機会となります。

就活は長期戦です。早めに準備を始め、複数回の模擬面接を重ねることで、面接での対応力を向上させられます。

万全の対策で面接本番に備えたい方は、就活エージェントのキャリアチケットの活用をご検討ください。キャリアチケットでは、プロのアドバイザーによるマンツーマンの就活サポートを行います。面接対策は企業ごとに行うので、安心して本番に臨めるでしょう。面接対策なら、キャリアチケットにお気軽にご相談ください。

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