このページのまとめ
- 年間休日120日以上がホワイト企業の目安だが、休日数だけで判断は危険
- 有給休暇の取得のしやすさや休日出勤の状況など、実態をしっかり確認しよう
- 企業選びでは、自分のライフスタイルに合った働き方ができるかを重視しよう

「年間休日が多い企業はホワイト企業?」と疑問を抱いている方もいるでしょう。年間休日120日以上が一つの目安とされていますが、実際の働きやすさは有給の取得のしやすさや残業時間、職場の雰囲気など、さまざまな要素によって決まります。
本記事では、年間休日の基礎知識やホワイト企業を見極めるためのポイントを解説。表面的な数字だけでなく、実際の労働環境を見極めるために必要な視点をもちましょう。
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- 知っておくと便利な年間休日の3つの基礎知識
- 年間休日は会社が定めた休みの合計
- 年間休日と有給休暇は別物
- 法律上の最低ラインは年間105日
- どこからホワイト?年間休日が「多い」基準
- 年間休日だけじゃない!企業選びで注意すべきポイント
- 1.実際の有給休暇の消化率はどのくらいか
- 2.休日出勤が常態化していないか
- 3.職種や配属先で休日数に違いはないか
- ホワイト企業を見極めるための3つのチェックポイント
- 1.「完全週休2日制」と「週休2日制」の違いに注意
- 2.離職率や平均勤続年数にも注目する
- 3.独自の特別休暇の有無もチェックする
- ホワイト企業を見つけるための4つの方法
- 1.口コミサイトをチェックする
- 2.OB・OG訪問で休みやすさについて聞いてみる
- 3.国の認定マークの有無をチェックする
- 4.就職エージェントに相談する
- 年間休日だけでなく自分に合う基準をもとう
知っておくと便利な年間休日の3つの基礎知識
年間休日を企業選びの重要な判断材料としている方は多いでしょう。ここでは、年間休日に関する基礎知識を解説します。しっかりと押さえておき、仕事・企業選びに役立てましょう。
年間休日は会社が定めた休みの合計
年間休日とは、1年間で会社が公式に定めている休日の総数のことです。土日祝日に加え、年末年始休暇やGW、夏季休暇などの長期休暇が含まれています。企業によって日数は異なり、就業規則で明確に定められているのが特徴です。
たとえば、完全週休2日制を採用している会社であれば、土日だけで年間104日程度の休みがあります。そこに祝日や季節の休暇が加わると、一般的な企業では120日前後になることが多いでしょう。
年間休日と有給休暇は別物
年間休日と有給休暇は、明確に区別する必要があります。年間休日が会社で定められた休みなのに対し、有給休暇は労働者が自由に取得できる休暇制度です。
新入社員の場合、入社から6ヶ月経過すると10日の有給休暇が付与されます。これは法律で定められた権利であり、年間休日とは別に使うことが可能です。そのため、実際の休暇日数を計算する際は、年間休日に有給休暇を加えた日数を考慮すると良いでしょう。
法律上の最低ラインは年間105日
労働基準法では、労働者に対して少なくとも週1日の休日を与えることが義務付けられています。この規定を年間に換算すると、最低ラインの休日数は105日程度です。
ただし、105日はあくまで法律上の最低限ということを念頭に置きましょう。
就活では「105日」を一つのラインと考え、各社の休日制度を比較検討する指標として役立てるのがおすすめです。
年間休日については、「年間休日とは?平均や最低ラインと休みが多い企業を見つける方法を紹介」の記事でも詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
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どこからホワイト?年間休日が「多い」基準
一般的に、年間休日120日以上の企業をホワイトとするのが一つの目安です。この数字は、完全週休2日制に祝日や季節休暇を加えた水準となっています。
年間休日は業界によって基準が異なり、製造業や小売業では115日程度、IT企業や金融機関では125日以上設定している場合も珍しくありません。ただし、休日の多さだけでなく、有給休暇の取得しやすさや残業の状況などもあわせて確認することが重要です。
年間休日を判断基準にする際は、以下の点にも注目しましょう。
・土日祝日の休みが確実に取れるか
・繁忙期の休日出勤の有無
・代休制度の有無や取得状況
・有給休暇の取得率
上記の要素を総合的に判断すれば、より実態に即した判断が可能になります。
また、「ホワイト」といわれる企業を目指す場合は、年間休日以外にもあらゆる要素に注目しましょう。「隠れた優良企業に就職するには?探し方のポイント」の記事も読み、自分にとって快適に働ける企業を見つけてください。
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年間休日だけじゃない!企業選びで注意すべきポイント

企業選びにおいて年間休日数は重要な指標の一つですが、これだけで働きやすさを判断するのは危険です。実際の労働環境を知るためには、以下のポイントもしっかりチェックする必要があるでしょう。
1.実際の有給休暇の消化率はどのくらいか
有給休暇の消化率は、企業の働きやすさを確認する指標の一つになるでしょう。法律では年10日以上の有給休暇が付与される従業員に対して、年5日以上の取得を義務付けています。
しかし、制度として有給休暇があっても、実際に取得しづらい職場環境の場合もあるため、注意が必要です。企業研究の際は、有給休暇の平均取得日数や取得率をチェックしましょう。多くの企業が「働き方改革」の一環として、この情報を公開しているはずです。
厚生労働省の「10月は『年次有給休暇取得促進期間』です」によると、政府は有給休暇の取得率を70%以上としています。取得率が高い企業の面接を受ける場合は、有給休暇を取得しやすい理由や、取得促進のための具体的な取り組みについて質問してみるのも良いでしょう。
加えて、急な体調不良や私用での有給休暇申請がしやすいかどうかも確認するのがおすすめです。取得の際に詳しい理由の説明が求められたり、上司の機嫌をとる必要があったりする企業は、実質的な取得のしやすさという点で課題があると考えられるでしょう。
2.休日出勤が常態化していないか
年間休日が多く設定されていても、休日出勤が日常的に発生する場合もあります。
企業説明会や面接では、休日出勤の頻度について具体的に質問するのがおすすめです。特に繁忙期における状況や、休日出勤が発生した場合の代休制度の有無、代休取得率などを確認しましょう。
休日出勤への対応方針も企業によって異なります。たとえば、休日出勤を原則禁止している会社もあれば、休日のシフト制を導入している会社もあるでしょう。平日に代休を取得できる制度があっても、業務の都合で実際には取得できないケースもあるため、運用面までしっかり確認することが大切です。
3.職種や配属先で休日数に違いはないか
同じ企業でも、職種や配属先によって実際の休日数は変動します。
たとえば、営業職は顧客の都合に合わせた休日出勤が必要になるケースが少なくありません。また、小売業の店舗勤務では土日祝日が繁忙期となるため、平日に振替休日を取得することになるでしょう。システムエンジニアの場合も、クライアントのシステムメンテナンスに伴う休日出勤が発生する可能性を考慮しておく必要があります。
内定後に配属先が確定しているなら、その部署特有の働き方を詳しく質問しておきましょう。もし将来的に異動の可能性がある場合は、他部署の状況まで把握しておくと入社後のギャップを防げます。
さらに、休日制度そのものが部署ごとに異なる点にも注意が必要です。本社は完全週休2日制でも、現場の営業所や店舗では「変形労働時間制」を導入しているケースも珍しくありません。このように、配属先次第で労働条件が変わるリスクを念頭に置き、多角的な企業研究を進めていきましょう。
「業界・企業・職種の研究はなぜ重要?就活を効率的に進めるための基礎知識」の記事で、企業研究を効率的に進めるために必要な知識を紹介しているので、あわせて参考にしてください。
参照元
厚生労働省
10月は「年次有給休暇取得促進期間」です
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ホワイト企業を見極めるための3つのチェックポイント
就活生がホワイト企業を見極めるためには、表面的な制度だけでなく、実際の運用状況まで確認することが重要です。ここでは、企業選びで押さえておきたい3つのポイントを解説します。
1.「完全週休2日制」と「週休2日制」の違いに注意
一見似ている「完全週休2日制」と「週休2日制」の違いを理解することは、企業研究において重要なポイントです。
完全週休2日制では、毎週必ず2日の休みが確保されます。一方、週休2日制の場合、月に1回以上2日の休みがある週が確保されるという意味合いになるため、必ずしも毎週2日休めるとは限りません。
求人票や企業説明会では、この表記の違いを意識的にチェックしましょう。
2.離職率や平均勤続年数にも注目する
離職率と平均勤続年数は、企業の労働環境を判断する材料になるでしょう。これらの数字は、従業員の満足度を間接的に表しているためです。
入社3年以内の離職率が高い場合、若手社員の育成や職場環境に課題がある可能性があります。一方、平均勤続年数が10年を超えている企業は、働きやすい環境が整っている可能性が高いでしょう。
ただし、これらの数値は業界による差も大きいため、同業他社と比較することが大切です。また、面接では長く働いている社員が多い理由や、社員の定着率を高めるための取り組みについて質問してみると良いでしょう。
3.独自の特別休暇の有無もチェックする
企業を選ぶ際は、法定の休暇以外にどのような制度があるかチェックしましょう。
たとえば、リフレッシュ休暇やアニバーサリー休暇、ボランティア休暇などの制度を設けている企業は、従業員のワークライフバランスを重視している可能性があります。また、これらの特別休暇の取得率や利用実績についても確認すると良いでしょう。
さらに、育児・介護に関する休暇制度の充実度も重要です。将来的なライフイベントを見据えて、産休・育休の取得実績や、復職後のサポート体制についても確認しておくことをおすすめします。こうした制度が整備され、実際に活用されている企業は、長期的なキャリア形成がしやすい環境だと考えられるでしょう。
独自の休暇制度について気になる方は、ベンチャー企業も選択肢の一つとしておすすめです。「独特な制度もある!ベンチャー企業の福利厚生事情とは」の記事も読み、仕事探しの視野を広げましょう。
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ホワイト企業を見つけるための4つの方法
ホワイト企業を見つけるためには、企業が公開している情報だけでなく、実際に働いている人の声を集めることが重要です。ここでは、効果的な企業リサーチの方法について解説します。
1.口コミサイトをチェックする
就活生向けの口コミサイトには、その企業で働いた経験のある従業員による貴重な情報が集まっています。特に、年間休日や残業時間、有給休暇の取得状況など、実態に即した情報の収集が可能です。
口コミサイトを見る際は、投稿の日付にも注目しましょう。直近の投稿と数年前の投稿を比較すれば、企業の働き方改革への取り組みや職場環境の変化が読み取れます。また、複数の口コミサイトを横断的にチェックすると、より正確な情報を得られるでしょう。
ただし、口コミには個人の主観が含まれることもあります。極端に良い評価や悪い評価については、複数の情報源と照らし合わせて判断しましょう。特に否定的な口コミについては、その原因が個人的な事情なのか、組織的な問題なのかを見極めることが大切です。
2.OB・OG訪問で休みやすさについて聞いてみる
OB・OG訪問は、企業の実態を知るための貴重な機会です。特に、休暇の取得しやすさや残業の状況など、表面的な制度からは見えにくい部分について、率直な意見を聞けます。
訪問時には、具体的な質問を用意しておくと良いでしょう。たとえば、「有給休暇は希望どおりに取得できますか」「急な私用での休暇申請は通りやすいですか」「残業が続く時期はいつごろですか」といった質問が効果的です。また、部署による違いや、入社後数年間の働き方の変化についても聞いてみましょう。
ただし、社員の立場で話をしてくれるOB・OGばかりではありません。企業の採用活動に協力している場合もあるため、複数の方から話を聞くことをおすすめします。また、可能であれば若手社員と中堅社員の両方から話を聞き、より多角的な情報収集をしましょう。
さらに、OB・OGから聞いた情報は、企業説明会での質問にも活用できます。実際の社員から得た具体的な情報をもとに質問することで、より踏み込んだ回答を引き出しやすくなるでしょう。
3.国の認定マークの有無をチェックする
国が定める「くるみん」「えるぼし」「ユースエール」などの認定マークは、働き方改革や職場環境の整備に積極的に取り組んでいる証明になります。
これらの認定を受けるためには、厳しい審査基準をクリアしなければいけません。たとえば「くるみん」認定では、育児休業の取得率や所定外労働時間の削減といった具体的な数値目標を達成する必要があります。認定を受けている企業は、ワークライフバランスの実現に向けて具体的な施策を実施していると考えられるでしょう。
ただし、認定マークがないからといって、必ずしも働きにくい企業というわけではありません。認定取得にはコストや手間がかかるため、実態は良好でも申請していない企業もあります。認定の有無は、企業研究における一つの判断材料として捉えましょう。
4.就職エージェントに相談する
就職エージェントは、企業の実際の働き方や社風についての詳しい情報をもっています。特に業界特有の働き方や、企業の成長段階による違いなど、就活生だけでは把握しづらい情報を得られるでしょう。
エージェントとの面談では、自分の希望する働き方や重視する条件を具体的に伝えるのがおすすめです。それに応じて、条件に合う企業を紹介してもらえます。また、似たような条件の企業を比較検討する際のアドバイスももらえるでしょう。
ただし、エージェントによって得意とする業界や企業が異なる場合もあります。複数のエージェントを利用すれば、より幅広い選択肢を得られるでしょう。
ホワイト企業に就職したいと考えている方は、「ホワイト企業とは?特徴や就職で見極めるポイントも紹介」の記事も一読し、特徴や探し方のポイントを押さえておくのがおすすめです。
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年間休日だけでなく自分に合う基準をもとう
企業選びにおいて、年間休日数は判断基準の一つですが、これだけで企業の働きやすさを判断するのは適切ではありません。実際の労働環境は、残業時間や有給休暇の取得しやすさ、休日出勤の頻度など、さまざまな要素が組み合わさっています。
自分にとって何が重要かを明確にすることが、企業選びのカギになるでしょう。たとえば、土日確実に休みたい人は完全週休2日制を重視し、平日の休みでも構わない人は変形労働時間制の企業も選択肢に入れることをおすすめします。
また、入社後のキャリアプランも考慮に入れましょう。将来的な結婚や育児などのライフイベントを見据えて、育休制度や時短勤務制度の充実度をチェックすることも大切です。自分のライフスタイルや価値観に合った企業を選べば、長期的なキャリア形成が可能になるでしょう。
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