このページのまとめ
- インターンシップでは、企業が学生に就労体験の機会を提供する
- 業界研究ができる、本選考が有利になるなどのメリットがある
- 企業のWebサイトや就活サイトでインターン情報を見つけよう
- 応募後はES提出や面接、グループワークが課されることがある
- インターンでは服装や言葉遣い、挨拶に気をつけよう
インターンシップは、業界の事情や仕事内容を深く知れる貴重な機会。社会人の先輩や就活仲間との出会いもあり、有意義な時間になるはずです。
今回のコラムでは、インターンシップの開催時期や申込みの方法、その後の選考の流れを解説します。
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インターンシップとは
インターンシップとは、企業が学生に対して就労体験の機会を提供する制度で、実施のピークは3年生の夏休み。その後、冬休みにはウィンターインターンを開催する企業もあります。
就活が本格化する前に業界や企業について深く知る機会となるインターン。
インターンには以下にご紹介するメリットがあるので、参加を迷っている人はぜひご確認ください。
業界研究・企業研究ができる
実際の職場を体験しながら社会人の生の声が聞け、資料だけではわからない業界や企業の情報を知ることができます。
リアルな仕事内容を体験すると志望動機が具体的になり、本選考での説得力のある回答につながるでしょう。
また、プログラムを通して自分の向き・不向きが明らかになり、就職後のミスマッチ予防にもなります。
本選考の予行練習になる
応募者の多いインターンでは本選考と同様にES提出や面接があります。企業によってはWebテストやグループワークもあり、本選考とほとんど変わらない過程を踏むこともあるでしょう。
面接はある程度場数を踏むと上達するといわれるので、就活が始まってからの予行練習になるかもしれません。
本選考が有利に進む可能性がある
基本的にインターンが採用に影響することは少ないですが、企業によってはインターン中の活躍が評価され、採用が有利になることがあります。インターン参加者の1次選考を免除するという企業もあるので、参加前に確認しておきましょう。
本選考への直接の影響がない場合でも、インターンで感じたことや成長したことをうまく自己PRできれば、評価につながる可能性があります。
出会いの場となる
同じ業界を目指す学生との出会いがあり、親しくなれば就活に関する情報交換ができます。また、社会人の先輩との出会いも多く、学生にはない仕事観を知ることができるかもしれません。
意欲の高い学生が参加するインターンでは、周囲からの刺激を受けてモチベーションが上がる効果も考えられます。
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参加する企業を決めて応募しよう
参加企業を選ぶ時は、「業界について知りたい」「社員と知り合いになりたい」「仕事のスキルを身に着けたい」といった目的をある程度決めておくと、自分に合ったインターンを見つけやすくなります。
企業のWebサイトをチェックしたり、就活サイトで検索をかけたりするのが、インターンシップを探す代表的な方法。そのほか、大学のキャリアセンターに相談すると、大学独自の情報が手に入るかもしれません。
気になる企業には早めにプレエントリーしておくと、メールなどでインターンの情報をキャッチできるでしょう。4月頃からサマーインターンシップの情報が出始めるので、就活サイトや企業のWebサイトのこまめなチェックが大切です。
インターンシップの申込み方法は企業によって異なり、企業Webサイトから申し込むこともあれば、就活サイトを通して申し込むこともあります。そのほか大学を通して応募受付をしているケースもあるでしょう。
また、申込みの際には氏名や連絡先といった基本情報のみを入力する場合、志望動機などの質問項目に答える場合、申込みと同時にESの提出が求められる場合が考えられます。
質問への回答やESは書類選考に使われる可能性が高いため、申込みの時から選考が始まっていると心得ましょう。
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応募後の流れ
応募後は企業によっては以下のような選考が課されます。
ESの提出
申込みの後にES提出を求められるケースがあります。ESは最初の関門となるので、特に自己PRや志望動機は力を入れて書きましょう。
設問内容は企業によりますが、「学生時代に頑張ったこと」「長所・短所」などはよくある設問。事前に自己分析と業界研究を行い、説得力のある回答を準備しましょう。
最近では選考を効率化するために、動画での自己紹介や自己PRの提出を求める企業も増えているようです。
面接
個人面接、集団面接の両方が予想されます。
個人面接では準備してきた内容を話せば良いですが、集団面接はほかの学生の話を聞く時の態度も見られているので要注意。ほかの人の回答時間も考えて、自分の回答が長くなり過ぎないように気をつけましょう。周りが見えていない行動をすると、「自己中心的なのでは?」と思われる恐れがあります。
集団面接では前の人と話題がかぶることもありますが、自分が感じたことや学んだことを具体的に話せば、あなたの人間性が伝わるはずです。
グループワーク
グループワークでは、チームのメンバーと協力し、チームワークの中でいかに力を発揮できるかが見られています。面接のように自分をアピールするだけではなく、周囲のメンバーを気遣う姿勢を見せましょう。
グループワークには、「司会」「書記」「タイムキーパー」などの役割がありますが、自分が得意とする役割を選ぶのがポイント。ただ、「役割をこなして自分をアピールしなければ!」と考える人がいますが、無理に適性のない役割についても、本来の力は発揮できません。
役割につかない場合も、積極的に意見を出したり、発言の少ない人を助けたりと、できることはあるはずです。自分の得意なことでチームをサポートしていきましょう。
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インターンシップのマナー
企業は忙しい通常業務の合間を縫ってインターンシップを開催しています。インターンに参加する時は感謝を忘れず、社会人としてふさわしい振る舞いを心がけましょう。マナーの良い行動は相手に好印象を与え、インターン中により多くを吸収することにつながります。
以下に身だしなみや言葉づかいの注意点をまとめました。
身だしなみ
服装については、指示がなく迷った場合はリクルートスーツでの参加が無難。初日はスーツで参加し、周りの様子を見て2日目の服装を決めると良いでしょう。
ベンチャー系やIT企業では「服装自由」「私服」の指定が目立ちますが、その場合は全くの普段着ではなく、オフィスカジュアルと呼ばれる格好をしていきます。オフィスカジュアルの基準は業界や会社によって異なりますが、「スーツほどきっちりしていないが、仕事をする上で失礼にならない格好」が基本。
男女ともにジャケットをはおり、男性はシャツにチノパンやスラックス、女性はブラウスやカットソーに、スカートを着用するとほどよくまとまるでしょう。
言葉づかい
敬語の上達法は使って慣れるしかありませんが、よく使われる尊敬語と謙遜語のバリエーションを覚えておくと、比較的スムーズに喋れるようになります。
例えば、「言う」の尊敬語は「おっしゃる」、謙遜語は「申し上げる」。インターン中に使いそうな言葉を想像し、尊敬語と謙遜語が言えるか自分でテストするのがおすすめです。
敬語は苦手意識を持つ人が多いですが、目上の人と円滑にコミュニケーションがとれるようになる便利なツール。インターンを通して敬語に慣れていきましょう。
挨拶
挨拶はその人の印象を決める大切な要素。挨拶ができると「感じのいい人」と思われますし、できていないと「愛想がない人」と判断されてしまいます。
出社したら「おはようございます」、帰る時は「お先に失礼いたします」と挨拶し、社内ですれ違う人には「おつかれさまです」と声をかけましょう。
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