このページのまとめ
- 他己分析は他人からフィードバックを受け、自己理解を深めるための手法
- 他己分析と自己分析の結果を比較すれば、納得感のある自己PRを作成できる
- 多様な視点を得るために、他己分析は複数の人に依頼しよう

「他己分析のやり方が分からない」「行う意味はあるのか」と悩んでいる就活生も多いのではないでしょうか。自己理解を深めるためには自分の視点だけではなく、他人の視点も必要です。
この記事では、自己分析と他己分析の違いや、効率的なやり方のポイントなどを解説します。また、他己分析の相手別に質問例も紹介。客観的に自身の強みや改善すべき点を洗い出し、就活成功への道を切り開いていきましょう。
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- 他己分析とは他人に自分の評価を聞くこと
- 他己分析と自己分析の違い
- 他己分析を始めるのにおすすめの時期
- 他己分析を行うメリット
- 他己分析を行う方法4ステップ
- 1.質問シートを作成する
- 2.他己分析を依頼する
- 3.他己分析と自己分析の結果を照らし合わせる
- 4.志望する業界や仕事と照らし合わせる
- 他己分析を効率的に行うために重要なポイント
- 1.自分についての質問は具体的に行う
- 2.友人や家族など複数人に依頼する
- 3.他己分析の結果を冷静に受け止める
- 【相手別】他己分析におすすめの人6選と質問例
- 1.仲の良い友人や同級生への質問例6選
- 2.親など家族への質問例6選
- 3.大学の先生や付き合いが浅い人への質問例6選
- 4.OB・OG訪問で知り合った社会人への質問例6選
- 5.アルバイト先の人への質問例6選
- 6.キャリアアドバイザーへの質問例6選
- 他己分析のやり方が不安なあなたへ
- 他己分析に関するQ&A
- Q.他己分析におすすめのツールは?
- Q.他己分析を頼まれたらどうしたら良い?
他己分析とは他人に自分の評価を聞くこと
他己分析とは、自分自身の強みや弱みなどについて、他人から評価やフィードバックを得ることです。他人の客観的な視点から自己認識を深め、自分の視点では分からない特徴や行動パターンを把握できます。
他己分析を有効に活用すれば、自己の強みや弱み、改善すべき点を発見可能です。ESや面接における自己PRなどを考える際の大きなヒントになるでしょう。
他己分析と自己分析の違い
他己分析と自己分析の主な違いは以下のとおりです。
| 分析方法 | それぞれの特徴 |
|---|---|
| 他己分析 | 他人の視点を取り入れて自分の性格や資質・特徴を把握する |
| 自己分析 | 自分自身で自己の強みや弱み、価値観、行動傾向などを理解する |
他己分析では、自分で気づきにくい部分や、他人が価値を見出す点を把握できるのが大きな特徴といえます。
なお、他己分析をお願いする人との親密度によって、自分に対する印象や注目点が変わるので、結果も変化するのがポイント。なるべくさまざまな関係性の人に分析を依頼するとより効果的です。
自己分析のやり方について詳しく知りたい人は「自己分析のやり方は?おすすめの方法12選と就活における注意点を紹介」を参考にしてください。
他己分析を始めるのにおすすめの時期
他己分析を始める時期は、大学3年生の4月ごろが目安です。大学3年生の4月までに他己分析を行うのは、サマーインターンの参加に向けて準備を行うためです。
内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)(p7)」によると、インターンシップへの参加は大学3年生の7月ごろから本格化します。

引用元:「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)(p7)」
サマーインターンに参加する場合、選考が必要な企業もあるので準備が必要です。選考が6月ごろから始まることを考えると、他己分析は4月ごろに終わらせ、企業研究や選考対策に移る必要があるでしょう。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
他己分析を行うメリット
他己分析の最大の利点は、客観的な視点を取り入れて自己理解の精度を高められることです。自分では当たり前だと思っていた振る舞いが、周囲には長所として映っているケースは少なくありません。このような無自覚な強みを発見できれば、自信をもって選考に臨めるようになります。
また、社会人の先輩やエージェントから助言をもらえば、自分の特性が実際の仕事でどう活かせるのか、より具体的なイメージが湧きやすくなるでしょう。現場の視点を反映させた自己PRは、面接官も入社後の活躍を具体的にイメージしやすくなります。
さらに、面接で「周囲からは○○と評価されています」と根拠を添えて伝えれば、自己PRの説得力は増すでしょう。主観と客観のズレをなくす作業は、納得感のあるキャリア形成への第一歩としておすすめです。
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他己分析を行う方法4ステップ
他己分析を効果的に進めるには、事前の準備から結果の活用まで、順を追って取り組むことが大切です。ここでは、具体的な他己分析のやり方を4つのステップで解説します。

1.質問シートを作成する
他己分析を依頼する前に、具体的な質問を記載したシートを作成するのがおすすめです。自分の知りたい内容を事前に整理して具体的な質問集を作っておくと、やり取りがスムーズに進みます。
たとえば、「私の強みは何か」「初対面の印象と今の印象に違いはあるか」など、質問内容を具体化してみましょう。質問集を用意しておけば、大事な情報の聞き逃しを防げるだけでなく、真剣に取り組んでいる姿勢も相手に伝わります。回答の質を高めるためにも、まずはこの準備を丁寧に行いましょう。
2.他己分析を依頼する
準備ができたら、友人や家族、ゼミの先輩など、なるべく多くの人に分析を依頼しましょう。全員に対面で話を聞くのが難しい場合は、事前に作成した質問シートをメールやSNSのアンケート形式で送り、回答してもらう方法も有効です。
文章での回答は、相手が対面では少し言いづらいような本音を書きやすくなるメリットがあります。また、自分もあとで内容をゆっくり見返せるため、情報の整理に役立つでしょう。依頼する際は「就活の自己分析を深めたい」という目的を伝え、相手の貴重な時間を割いてもらうことへの感謝を忘れずに接してください。丁寧な姿勢が、より深いフィードバックを引き出すことにつながります。
3.他己分析と自己分析の結果を照らし合わせる
他己分析で回答を得たら、あらかじめ自分で進めていた自己分析の結果と比較しましょう。自分の認識と周囲の評価が一致している部分は、第三者から見ても納得感のある強みとして、自信をもって選考でアピールできる要素になります。
一方で、自己評価と他人の認識にギャップがある箇所こそ、自己理解を深める重要なポイントです。自分では短所だと思っていた部分が、周囲からは「慎重でミスが少ない」と長所に捉えられているケースもあります。他己分析の結果だけで終わらせず、自分の考えと照らし合わせる作業を行いましょう。このプロセスを繰り返せば、主観と客観のバランスがとれた自己PRが作成できるようになります。
比較の土台となる自己分析をより効率的に進めたい方は、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方9選や目的・活用例を解説」の記事も参考にしてみてください。具体的なやり方や目的を詳しく解説しています。
4.志望する業界や仕事と照らし合わせる
他己分析と自己分析の結果を踏まえて、志望する業界や仕事内容で求められる人物像と改めて照らし合わせてみましょう。周囲からの客観的な評価を知れば、自分が本当にその環境で活躍できるのか、より冷静に判断できるようになります。
自己分析とのギャップが予想以上に大きければ、視野を広げて志望先の再選定を行うのも一つの方法です。自分が得意だと思い込んでいたことと、周囲が認める適性が異なっている場合、別の業界で活躍できる可能性もあります。自分が納得感をもって働ける場所を見極めるために、照らし合わせの作業を行うのがおすすめです。
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他己分析を効率的に行うために重要なポイント
他己分析を効率的に行うには、質問は具体的にし、自己分析の結果も交えて考えることが大切です。ここでは、他己分析を行う際に重要なポイントを3つ紹介します。
1.自分についての質問は具体的に行う
他己分析で使う質問は、具体的な質問を選びましょう。「私ってどんな人?」のように抽象的な質問にしてしまうと、相手はどのような回答を求めているか分からず、なんとなくの答えしか用意できません。
他己分析では、「私の長所ってなんだと思う?」「ほかの人よりも優れている特徴って何?」のように、具体的に質問するのがポイントです。自分が同じことを聞かれた場合に、回答に困らない質問を選びましょう。
2.友人や家族など複数人に依頼する
他己分析を依頼する際は、友人や家族だけでなく、アルバイト先の先輩やOB・OGなど、複数の人に声を掛けてみましょう。立場や関係性が違う相手から話を聞けば、自分でも気づかなかった多角的な特徴が見えてきます。特定のコミュニティに偏らず、複数の視点を取り入れることが偏りのない自己理解につながるでしょう。
また、自分をよく知る身近な人だけでなく、初対面に近いプロに相談するのも一つの手です。大学のキャリアセンターや就職エージェントなどは、多くの学生を見てきた経験から、客観的な第一印象を的確に伝えてくれます。身近な視点と専門的な視点を組み合わせれば、面接官からどう見られるかも予測しやすくなるでしょう。
3.他己分析の結果を冷静に受け止める
他者から受けたフィードバックは、あくまで判断材料の一つとして捉え、振り回され過ぎないことが大切です。他己分析の結果に一喜一憂して自分の軸が揺らいでしまうと、かえって自己PRに迷いが生じてしまいます。もし納得のいかない指摘や、自分にとってショックな意見があったとしても、深く落ち込む必要はありません。
他人の意見は必ずしも正解ではなく、あくまで「その人の目から見た一つの側面」に過ぎないからです。自分の中で「これは違うな」と感じる意見であれば、あえて取り入れないという選択も必要でしょう。周囲の意見を鵜呑みにし過ぎると、本来の自分の良さを見失ってしまう恐れがあります。他己分析の結果は参考程度に受け止め、自己分析で積み上げてきた自分の考えも信じましょう。
なお、自分の良さをより多角的に見つけたい方は、「自分のいいところの見つけ方!言葉の例や面接でのアピール方法を紹介」の記事もチェックしてみてください。具体的な言葉の例や、面接でのアピール方法を分かりやすく紹介しています。
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【相手別】他己分析におすすめの人6選と質問例
他己分析の際は、相手から自分に対する評価をしてもらうための質問が必要です。ここでは、他己分析を依頼するのにおすすめの相手と、それぞれの関係性に分けて質問例を紹介します。
1.仲の良い友人や同級生への質問例6選
気心の知れた友人や同級生は、あなたの素顔をよく知っているため、率直な意見を期待できる相手です。日ごろのコミュニケーションのとり方について質問を重ねれば、自分では気づかなかった人間性が見えてくるでしょう。
・私と友人になったきっかけは何ですか?
・私のどんなところが好きですか?また、改善すべきところは何ですか?
・私が困難に直面したとき、どのような対応をとると思いますか?
・私が他人と関わるとき、どのような態度をとると思いますか?
・私のどのような行動や言葉が印象的ですか?
・私のどのような点が他人と異なると思いますか?
2.親など家族への質問例6選
家族はあなたの成長を最も長く、近くで見守ってきた存在です。現在の姿だけでなく、幼少期の性格や昔から変わらない癖など、長期的な視点からの分析を得るための質問を用意しましょう。
・私が小さいころ、どんな子どもでしたか?
・私の長所と短所はどのようなところですか?
・私の何が一番誇りに思えますか?
・私の人生で最も印象に残った出来事は何ですか?
・私が改善すべき点は何だと思いますか?
・私は他人からどのように見られると思いますか?
3.大学の先生や付き合いが浅い人への質問例6選
大学の先生や知り合って間もない人には、第一印象とのギャップや学びへの姿勢を尋ねてみてください。関係性が深くないからこそ見える表面的な印象は、面接官が受ける印象に近い貴重なデータとなります。
・私の第一印象はどのようなものでしたか?
・第一印象と現在の印象が異なる場合、どのようなギャップですか?
・私の話し方や仕草で気になるところはありますか?
・私の授業(ゼミ)中の取り組み方について、どのような印象でしたか?
・私の授業(ゼミ)への取り組みから、どのような企業や職種に向いていると思いますか?
・私の授業(ゼミ)中の様子から、改善したほうがよいところはありますか?
4.OB・OG訪問で知り合った社会人への質問例6選
OB・OG訪問で知り合った社会人には、あなたの強みが実際のビジネスシーンでどう評価されるかを尋ねるのが効果的です。プロの視点を取り入れると、自己PRの内容を現場で活躍する姿が伝わる具体的なものへとブラッシュアップできます。
・私のどんな行動や発想がプロフェッショナルだと感じますか?
・私のどんなスキルや経験がビジネスの現場で役立つと思いますか?
・私のリーダーシップはどのように感じますか?
・私が改善すべき職場での態度や行動は何ですか?
・私の仕事に対する熱意や意欲はどの程度感じますか?
・私が適していると思われる職種や業界は何ですか?
OB・OGなどに他己分析を依頼する際は、マナーに注意しましょう。知り合いのOB・OGであっても、丁寧な対応が必要です。
メールで他己分析を依頼する際のマナーについて、「OB訪問メールの書き方は?パターン別の例文と注意すべきポイントを解説」の記事で解説しているので参考にしてください。
5.アルバイト先の人への質問例6選
アルバイト先の人は、あなたの働く姿や業務ではたしている役割を把握しています。責任感の強さやチームへの貢献度など、仕事に関連する具体的なエピソードを引き出す質問が有効です。
・私が仕事に取り組む際、どのような姿勢が印象的ですか?
・対応力の高さ、もしくは課題を感じる瞬間はありますか?
・私がチームのメンバーと接するとき、どのような役割を担っていると思いますか?
・ほかの方と比較して、私の作業の進め方で優れているところは何ですか?
・接客や業務を通じて、私に向いていると感じる仕事はありますか?
・私が後輩や新しい人を指導する際、どのように見えていますか?
6.キャリアアドバイザーへの質問例6選
キャリアアドバイザーは就活の専門家であるため、選考に直結する内容を質問しましょう。客観的なデータに基づいた助言をもらうと、自分の立ち位置を冷静に把握できるようになります。
・私はどのような仕事に適性があると思いますか?
・私は将来どのようなキャリアを歩んでいると思いますか?
・私が△△業界で活かせる長所や強み、特徴は何ですか?
・私と話した印象はどのようなものですか?
・私が就職するに当たり改善すべき特徴はどのようなところですか?
・私を企業に紹介するとしたら、どのように伝えますか?
これらの質問例を参考に、他己分析を進めてみてください。なお、他己分析の質問で困ったときは、質問があらかじめ用意されたツールを使用するのもおすすめです。
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他己分析のやり方が不安なあなたへ
就職活動の一環として他己分析を始めたものの、どのように進めれば良いのか、どのような質問をすれば良いのかなど、不安に感じる人も多いでしょう。他己分析を行う際は具体的な質問を用意し、適切な相手に依頼することが重要です。
他己分析のやり方が不安で前に進めない人は、就職エージェントの利用も検討してみましょう。
なかでもキャリアチケット就職エージェントは、経験豊富なキャリアアドバイザーがあなたの状況に合わせたアドバイスを実施します。他己分析の進め方や具体的な質問例、フィードバックの受け取り方、活用方法などをマンツーマンでサポートするので、気軽にご相談ください。
他己分析は就職活動にとどまらず、社会人としての自己理解やキャリア形成にも役立つ重要なプロセスです。キャリアチケット就職エージェントを活用して自己理解を深め、自分自身の可能性を最大限に引き出しましょう。
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他己分析に関するQ&A
他己分析を進める際によくある疑問について、解決策をQ&A形式でまとめました。不安を解消して、スムーズに準備を進めましょう。
Q.他己分析におすすめのツールは?
A.他己分析を手軽に始めたい場合は、スマートフォンのアプリやWebサイトで提供されている診断ツールの活用がおすすめです。質問項目があらかじめ用意されているため、自分でリストを作る手間が省けるだけでなく、回答する側も選択肢を選ぶだけで済むため負担を減らせます。
また、分析結果をグラフや数値で可視化してくれる機能もあり、自己分析の結果と客観的に比較しやすい点もメリットです。チャットアプリで簡単に依頼できるリンク作成機能をもつツールもあるので、まずは身近な友人に送ってみることから始めてみましょう。
Q.他己分析を頼まれたらどうしたら良い?
A.友人や後輩から他己分析を頼まれた際は、相手の将来を応援する気持ちで、できるだけ具体的に回答しましょう。ただ「優しい」とひと言で済ませるのではなく、「あの時のあの行動が、周囲への配慮を感じて優しかった」といった具体的なエピソードを添えるのがポイントです。
伝えにくい短所を指摘しなければならない場合でも、感情的にならず「もっとこうすれば良くなりそう」と前向きなアドバイスとして伝えると、相手の成長につながります。あなたが感じた率直な印象は、相手にとって選考を勝ち抜くための貴重な判断材料になるでしょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。