将来やりたいことがなくても就職できる?大学生が就活で悩む原因や見つけ方を解説

このページのまとめ

  • 今やりたいことがなくても、情報収集や就活準備を進めるなかで見つかる可能性がある
  • 将来やりたいことを探すなら、仕事を調べたり実際に経験したりと行動することが大切
  • やりたいこと以外の仕事の選び方もあるため、必要以上に焦らず就活に臨もう

将来やりたいことがなくても就職できる?大学生が就活で悩む原因や見つけ方を解説のイメージ

就活を始めるにあたって、「将来やりたいことがない」と悩む人もいるでしょう。将来やりたいことを見つけるためには、実際に行動に移して自分の知見を広げたり経験を積んだりすることが大切です。

この記事では、就活で将来やりたいことが見つからない原因と、主な見つけ方を解説。また、将来やりたいことが見つからないときの就活に対する考え方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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目 次

就活で「将来やりたいことがない」と悩む人は多い

就活を進めるなかで、「将来やりたいことが見つからない」と悩む方もいるでしょう。しかし、現時点でやりたいことがなくても、過度に不安になる必要はありません。

まずは、多くの就活生が同じ悩みを抱えている現状を知り、少しずつ心を軽くしていきましょう。

大学3年生の50%以上が将来の方向性を決めていない

キャリアチケットの独自調査によると、26卒の50%以上が大学3年生の時点で志望業界を定めていなかったことが分かります。

大学3年生の50%以上が将来の方向性を決めていないのイメージ

半数以上の就活生は、将来やりたいことをはじめから明確にできていないのが現状です。これまで学業やサークル、アルバイトなどに一生懸命取り組んできたからこそ、いざ仕事を選ぼうとしたときに慎重になり、迷ってしまうのは自然なことといえます。

参照元
キャリアチケット
2026年入社予定学生の就活状況に関する調査

将来の方向性は情報収集や就活を進めながら定められる

やりたいことは、最初から完璧に見つけておく必要はありません。最初から「これしかない」と決めている人のほうが少なく、多くの人は就活の準備や選考を進めながら徐々に方向性を絞っていきます。

たとえば、企業研究で今まで知らなかった業界や企業について知り、やりたいことが明確になる可能性もあるでしょう。また、インターンシップに参加して仕事を体験するうちに、自分の興味のある分野が分かる場合も考えられます。

反対に、最初からやりたいことを決めていても、就活を進めるなかで「やっぱり違った」「相性が良くなさそう」と気づいて方向性を変えることも珍しくありません。

そのため、現時点でやりたいことがないからといって過度に不安視するのはやめましょう。長い目で見てやりたいことを探し出せるように、落ち着いて自分と向き合う姿勢が大切です

就活でよくある悩み20選!不安になる理由や解消法もご紹介」の記事では、「やりたいことがない」「なんとなく不安」など就活でよくある悩みとその対処法を紹介しています。あわせて参考にしてみてください。

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将来やりたいことがなくても就職はできる

将来やりたいことがなくても、就職することは可能です。

仕事を選ぶ基準は人それぞれ異なり、やりたいこと以外にも「できること」「自分にとって過ごしやすい環境」「プライベートを大切にできる労働条件」などさまざま。仕事に求める条件を明確にすることで、やりたいこととは異なる方向性から自分に合った仕事を見つけられる可能性があります。

ただし、やりたいことが明確だと就活の方向性が定まりやすかったり、就職後もモチベーションを保って働けたりするメリットがあるのも事実。また、就活の軸として賃金や待遇など仕事内容以外の部分を重視し過ぎると、入社後に業務内容とのミスマッチに気づいて後悔する恐れもあるでしょう。

ポジティブに長く働き続けられる仕事と出会うためには、この記事で紹介しているやりたいことを探す方法を試して、就活の段階でやりたいことを明確にするのがおすすめです。自分のやりたいことがどうしても分からない場合は就活のプロである就職エージェントに相談する手もあるので、思い詰め過ぎずに前向きに取り組んでみましょう。

やりたいことがないときの考え方はこの記事の後半で紹介しているほか、「やりたいことがない状態で就職できる?仕事の見つけ方と就活の注意点を解説」の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。

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将来やりたいことがないと感じる原因7選

これから就活に臨む大学生のなかには、なぜ自分がやりたいことが見つからないのか、その理由がわからない方もいるかもしれません。やりたいことが見つからない現状を変えるためには、まずは「なぜやりたいことを見つけられないのか」という根本的な原因を究明することが大切です。

ここでは、将来やりたいことがないと感じる原因を紹介するので、自分に当てはまるものがないか確認してみてください。

1.「やりたいこと=一生の仕事」と難しく考え過ぎている

将来やりたいことがないと感じるのは、「やりたいこと」を難しく考え過ぎている可能性が考えられます。「やりたいこと」は壮大な目標や人生をかけるような仕事でなければならないと思い込み、無意識のうちにハードルを上げ過ぎているケースです。

仕事選びで完璧な答えを出そうとするあまり、なかなか答えにたどり着けず、悩みが深まる原因になってしまうでしょう。

2.やりたいことを就活のためだけに探そうとしている

やりたいことを就活のためだけに探そうとして、将来やりたいことが明確にならない場合もあるでしょう。

「就職活動で評価されやすいから」と実用的なスキルや社会貢献活動などからやりたいことを探そうとしても、自分に合っていなければ興味は湧きません。また、就職後を考えるあまり仕事の将来性や安定性ばかり気にしてしまい、自分の本当にやりたいことを見失うこともあります。

3.経験や知識が不足していて選択肢をもっていない

経験や知識が不足していることも、将来の目標設定を難しくする要因の一つです。触れる世界や情報が特定の分野に偏っていると、世の中にある多様な仕事や働き方の存在を知らず、選択肢を広げにくくなるでしょう。

たとえば、人と関わる仕事には接客やサービスの仕事だけでなく、人事や営業職、介護職、教育系の仕事などさまざまな選択肢があります。それぞれ仕事内容や求められる能力は大きく異なり、全く別の職業です。また、同じ職業のなかでも企業によって扱う商品や力を入れているポイントは異なります。

しかし、「人と関わる仕事がしたい」と思っても、それぞれの仕事に間近で触れた経験がなかったり具体的な仕事内容を知っていなかったりすると、自分のなかで仕事選びの選択肢に挙がりません。そのなかに本当は自分の興味関心に合う仕事があったとしても、見つけるのは難しくなるでしょう。

4.失敗を恐れて行動できない

将来やりたいことがないのは、失敗を恐れて行動できていないのが原因の可能性があります。なぜなら、「やりたいこと」を新たに見つけるためには、挑戦や試行錯誤が不可欠だからです。

しかし、失敗への過度な恐れがあると、「やりたいこと」を見つけるために不可欠な具体的な行動に移せません。試行錯誤を通じた多様な経験と内省の機会を得られない状態では、自分が本当に熱中できることや向いていることを発見するのは困難です。

また、失敗を過度に恐れていると、就活自体に前向きになれなくなるリスクもあるでしょう。

5.日常生活が忙しく考える時間がない

日常生活が忙しく考える時間がないのは、将来のやりたいことを見つけるのが難しくなる原因になります。就職活動や学業、アルバイト、プライベートの予定などに追われ、日々をこなすことで精一杯になってしまい、将来について深く考える時間を十分に確保できていない就活生も少なくありません。

特に就活が本格化すると、企業研究やES作成、面接対策などに時間をとられ、立ち止まって自分自身と向き合う機会が失われがちです。焦りのなかで表面的な情報ばかりに目がいき、自分の内面にある本当の願望や価値観を整理できていないと、結果的に「やりたいこと」の発見を妨げてしまうでしょう。

6.他者の意見や世間体を優先している

他者の意見や世間体を優先しているうちに、将来やりたいことが分からなくなるケースも。周囲の期待や世間の評価に流されると、自分が本当にやりたいことよりも世間的に良いとされることを優先しがちです。

その結果、他者の評価軸で物事を判断する習慣がつき、「自分が何に喜び、何に価値を感じるのか」という感覚が鈍ってしまいます。結果的にやりたいことを見つけられず、行動が定まらないまま迷走しやすくなるでしょう。

7.現状に満足してしまっている

将来やりたいことがないのは、現状に満足していて将来について考える必要がないのが原因の可能性も。今の学生生活やアルバイト、サークル活動などに満足したり親から十分な援助が見込めたりして「特に不満がない」「現状維持で十分」と感じていれば、将来を変える必要性やより良い未来を求める意欲が生まれにくくなります。

その結果、新しいことへ挑戦する意欲や、自分の可能性を追求しようというエネルギーが不足し、積極的に将来の目標を探す行動につながりません。危機感が少ないために、目標設定を後回しにしてしまい、結果的に就職活動で改めて将来と向き合う必要に迫られた際に、戸惑いや疑問を感じることがあるでしょう。

また、満足している現状を維持したいという心理と、将来を決めることへの具体的な準備不足が相まって、「就活したくない」という強い抵抗感につながる可能性もあります。

就活をしたくないと感じる方は、「就活したくないのは甘え?モチベーションを上げる方法と就職以外の道を紹介」の記事もおすすめです。

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将来やりたいことを見つける9つの方法

将来やりたいことを見つけるためには、自分の考えを改めて整理したり業界や企業について情報収集したりと、実際に行動してみるのがおすすめです。焦らずにできることから始め、自分自身の視野を広げてみましょう。

ここでは、将来やりたいことを見つける9つの方法をまとめました。簡単に取り組めるものも紹介しているので、ぜひ取り組んでみてください。

1.少しでも興味が湧くものをリストアップする

まずはハードルを下げて、「なんとなく好き」「ちょっと気になる」など少しでも興味が湧くものをリストアップしてみましょう。以下のように、どんな些細な内容でもOKです。

・食べるのが好き
・国内外問わずドラマを見るのが好き
・ゲームをよくする
・小説が好きで、最近はエッセイも気になっている
・プログラミングになんとなく興味がある

自分の興味の種を可視化することで、そこから「食に関わる仕事」「エンタメ業界」といった選択肢が増えていきます。

2.自分の好きなものや趣味から仕事を探す

自分の好きなものや趣味から、関連する仕事を探すのも手です。

たとえばゲーム好きの場合、ゲームに関わる仕事を探してみましょう。クリエイターやプログラマーといった制作側の仕事だけでなく、おもちゃ屋や家電量販店のスタッフ、関連イベントの企画運営などゲームと関わる仕事は多岐にわたります。

ポイントは「製造から流通の間にどんな職業が関わっている?」「イベントにはゲームの制作会社以外も関わっているはず」など、さまざまな視点から仕事を探すこと。一般的に連想しやすい職業に限らず幅広く探すうちに、興味のある仕事を見つけられる可能性があります。

3.自己分析や診断ツールで自分の強み・弱みを理解する

将来やりたいことを見つけるために、自己分析で自分の強み・弱みを理解しましょう。自分の強みや弱み、価値観は、適性の高い仕事を見つけるための土台になるためです。

過去の経験やモチベーションの源泉を振り返ることで、自分が何に熱中し、どんな状況で能力を発揮できるのかが明確になるでしょう。

自己分析では過去の成功体験だけでなく、以下のように苦労した経験や挫折した出来事を振り返るのもおすすめです。困難に直面した際にどのように乗り越えたかというプロセスにこそ、隠れた価値観や譲れない軸が表れています。

・人から褒められたことはあるか
・得意だと感じる作業や苦なくできることは何か
・苦手だと感じる作業はどのようなものか
・努力が必要なことや避けてきたことはあるか

また、それぞれのエピソードについて、「なぜそう感じたか」「どうしてそのような行動をとったのか」という背景も深掘りしておきましょう。「人の相談に乗るのが得意→相手の心情を汲み取るのが得意だから→傾聴力や他者を尊重する力がある」のように、自分自身の能力や価値観をより明確に分析できます。

4.業界や職種を幅広く知る

将来やりたいことを見つけるためには、世の中にどのような仕事があるのかを幅広く知る必要があります。自分の興味や関心の範囲だけで探していては、視野が狭くなり、自分にぴったりの仕事を見逃してしまう可能性があるでしょう。

知識を深めるには、どのような業界や職種があるか一覧で探せる書籍やWebサイトを活用するのがおすすめ。興味のある業界・職種を見つけたら、「その業界にはどのような企業があるか」「その職種が活躍しているのはどのような業界・企業か」をリサーチしてみましょう。

仕事の理解を深めるにはインターンシップを活用しよう

興味のある業界や職種をある程度絞り込めたら、オープンカンパニーやインターンシップを活用してそれぞれの仕事をより深く理解するのがおすすめです。

内閣府の調査によると、オープンカンパニーを含むインターンシップと呼ばれるイベントの効果について、就活生は以下のように回答しています。

学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)の引用画像

引用元:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)(p.8)

90%以上の学生が、オープンカンパニーやインターンシップへの参加後に「業界・業種を理解できた」「仕事の内容を具体的に知れた」といった効果を感じているようです。

さらに、5日間以上のインターンシップの場合、1日のイベントよりも会社の雰囲気を知ったり将来設計を考えたりするのにも役立ったと回答する学生が多い結果に。興味のある業界や仕事が見つかったら、積極的にオープンカンパニーやイベントに参加するのがおすすめといえます。

インターンシップについて、詳しくは「インターンに参加するべき?メリットや探し方と応募の流れを紹介」の記事もご一読ください。

参照元

内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査

5.「やりたくないこと」を明確にする

「将来やりたいこと」を見つけるためには、「やりたくないこと」から逆引きで考える方法も有効です。自分が避けたい状況や、ストレスを感じる原因を明確にすれば、結果的に自分にとって心地良い環境や適した仕事の方向性が見えてくるでしょう

たとえば、以下のように具体的なNG項目と、そこから導き出せるやっても良いと思える項目をリストアップしてみましょう。

NG項目 やっても良いと思えること 「やっても良いと思えること」に当てはまる仕事の例
単調な作業はしたくない ・日々変化のある仕事
・自分なりに工夫して行動することが求められる仕事
・企画職
・営業職
・マーケティング
・クリエイティブ職
人と関わらない仕事は嫌だ ・チームワークが求められる仕事
・お客さまと直接関われる仕事
・接客、販売
・キャリアアドバイザー
・プロジェクトマネージャー
残業が多い環境は避けたい ・ワークライフバランスを整えやすい仕事
・効率的に仕事をする必要がある仕事
・事務職
・公務員

自分が避けたい条件が明確になれば、それに当てはまらない仕事のなかから、自然と興味をもてる分野を探しやすくなるでしょう。

6.働いている周りの人に仕事について聞いてみる

両親やすでに就職している友人・先輩、アルバイト先の社員の方など、働いている周りの人に仕事について聞いてみるのもおすすめです。基本的な仕事内容だけでなく、以下の質問例を参考に仕事の選び方や働き方、キャリアなどについて幅広く深掘りしてみましょう。

・今の仕事は自分のやりたかったこと?
・今の仕事を選んだ理由は?
・やりたいこと以外に仕事選びで重視したポイントはある?
・今の仕事をするうえで大変なこととやりがいを感じることは?
・将来的に叶えたいキャリアプランや目標はある?

働いている人のリアルを聞くことで自分が働くイメージが明確になったり、自分の興味関心に合う仕事の情報を得られたりする可能性があります。その仕事の表面的な情報だけではない、より深い理解を得られるでしょう。

7.リスクを恐れずに興味のあることに挑戦する

少しでも興味があることには恐れずに挑戦するなかで、「やりたい」と思えることに出会える可能性があります。実際に経験すれば、頭の中で考えるだけでは気づけない仕事への適性や本当に求めているものが感覚的に理解できるためです。

たとえば、興味のある分野のボランティア活動やインターンシップなどは参加しやすく、学びも多いでしょう。たとえそれが将来の仕事に直結しなくても、その活動で得た経験や出会った人たちとのつながりが、結果的にキャリア選択のヒントになります。また、旅行をしたり趣味を始めてみたりと、プライベートを充実させるのもおすすめです。

実際に経験するうちに、「これは向いていなかった」「これは好き」など自分の好みや適性の傾向が分かります。失敗も自分のやりたいことを見極める判断基準の一つになると考え、積極的に行動してみてください。

8.目標とする人物を見つける

「将来やりたいこと」を具体化するために、「この人のようになりたい」と思える目標(ロールモデル)を見つけるのも方法の一つ。目指すべき具体的な像をもてば、理想の姿に至るために「今何をすべきか」が明確になり、行動につながります。

目標とする人物は先輩や親といった身近な存在だけでなく、偉人伝の書籍やSNSなどで見つけた人でも構いません。大切なのは、その人物がどのように考えて行動し、やりたいことを実現したり自らの課題を解決したりしたかを知ることです。

本人にインタビューしたり書籍をチェックしたりしてその人について調べたら、自分とその人物との差を理解し、その差を埋めるために必要なスキルや経験をゴールから逆算して考えてみましょう。目標や今からやるべき行動などが明確になる可能性があります。

9.就活に詳しい第三者に相談する

自分の「やりたいこと」がなかなか見つからないときには、就活に詳しい第三者に相談してみましょう。自分一人で考えていると、視野が狭くなったり、無意識のうちに自分の可能性を制限してしまったりするリスクがあります。

おすすめの相談相手は、大学のキャリアセンター職員や就職エージェント、就活を経験したOB・OGなどです。第三者に相談するときは自己分析の結果や興味のある分野を明確に伝えれば、より的確なアドバイスを得やすくなるでしょう。

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就活で将来やりたいことを探すときの注意点

就活で将来やりたいことを探すときの注意点のイメージ

将来やりたいことを見つけるためには、焦らずに自分と向き合うことが重要です。また、「やりたいこと」は必ずしも適職や仕事選びの軸に直結しないため、固執し過ぎないようにしましょう。

ここでは、将来やりたいことを見つける際におすすめの注意点を解説します。あなた自身の判断基準や価値観で就活に取り組めるように、参考にしてみてください。

直感を大切にする

将来やりたいことを探すときには、頭で考え過ぎるのではなく「なんとなく好き」「面白そう」といった直感を大切にしましょう。論理的に「これが良いはず」と考えたことよりも、なんとなく「楽しそう」「気になる」と感じたことのほうがエネルギーが湧きやすく、長く続けられる可能性が高いからです。

たとえば、アルバイトや趣味など、これまでの経験を振り返って、夢中になったり、時間があっという間に過ぎたと感じたりしたエピソードを振り返ってみましょう。「仕事にはならない」「就活に活かせるものに限定しよう」などと深く考えずに、「面白そう」と感じたものに挑戦してみるのがおすすめです。

感情が動いた経験に自分の興味関心が隠れているため、向いている仕事のヒントが見つかる可能性があります。

高過ぎる理想をもつのは避ける

将来やりたいことについて「これから一生かけて叶えていくもの」「自分にはこれしかない」など、理想を高くし過ぎたり大げさに考えたりするのは避けましょう。理想と現実のギャップに直面したときにモチベーションが下がったり、挫折してしまったりする可能性があるためです。

やりたいことは、「なんとなくやってみたい」「ちょっと好き」のような温度感でも挑戦できます。また、就職後に経験を積んで新たにやりたいことが見つかったとき、そちらのほうが合っていると感じたら進路を変えても問題ありません。

最初から完璧を追い求めるのではなく、「今の自分がやってみたいこと」を大切にしてみてください。

「将来やりたいこと=適職」と結びつけない

将来やりたいことが、必ずしも適職とは限りません。適職とは、あなたのスキルや能力を活かして活躍できる仕事を指し、やりたいこととは異なります。「やりたいことを見つければ就活は必ずうまくいく」訳ではないため、区別して考えましょう。

たとえば、「ゲームのキャラデザイナーになりたい」と思っても、画力や発想力が備わっていないと適職とはいえません。反対に、ゲームディレクターの仕事に興味がなくても、管理能力や統率力があれば適職の可能性があります。

やりたいことであっても適性に合っていないと、就職後に「理想と違う」「向いていなかった」とミスマッチが生じる恐れも。就活ではやりたいことに固執し過ぎず、フラットな目線で自分との相性を確認する姿勢を意識してみてください

やりたいことはプライベートで追求するのも手

仕事は生活の基盤を築く手段と割り切り、趣味やプライベートな活動で「やりたいこと」を満たす考え方もあります。たとえば、適性を重視して仕事を選び、週末に個人でイラストやゲーム制作をして自己実現を果たすというバランスの取り方も選択肢の一つです。

仕事とプライベートの「やりたいこと」を分けて考えれば、やりたいことに縛られずに幅広い選択肢から仕事を選べます。また、適性に合った仕事はミスマッチによる精神的な負担を感じにくく、結果的に安定した収入やキャリアアップも実現しやすいのも魅力です。

仕事内容と個人の価値観のつながりにこだわり過ぎず、「どう生きたいか」という広い視野でキャリアプランを考えてみてください。

「やりたいこと」以外の就活の軸も考えてみる

仕事選びの軸は「やりたいこと」だけではありません。前述の適性のほかにも、価値観や職場環境、仕事のやりがいなど、さまざまな観点で仕事を探せます

重視する項目 具体的な就職活動の軸の例
職場環境 ・穏やかな社風の会社で働きたい
・若手のうちから裁量の大きい職場が良い
・残業のない職場が良い
働き方 ・趣味のやりたいことのために、まとまった休みが取れる仕事が良い
・平日に休める職場が良い
やりがい ・社会に直接役立つ仕事をしたい
・お客さまの笑顔が見られる仕事が良い
適性 ・管理能力を活かせる仕事が良い
・集中力と正確性を活かして働きたい
やりたいこと ・好きなゲームの制作に携わりたい
・食べることが好きなので仕事にしたい

「やりたいことが見つからない」「やりたいことはプライベートで楽しむ」という場合は上記を参考に、別の視点から自分が仕事に求めるものを考えてみましょう。

就活の軸の決め方や例は、「就活の軸の例文28選!職種や業界別の回答と面接・ES向けの答え方を紹介」の記事も参考にしてみてください。

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将来のやりたいことを見つけたいあなたへ

就活準備を進めるなかで、将来のやりたいことが思いつかず悩むのは多くの人が通る道です。悩みを乗り越えて就活を成功させるためには、やりたいことがないと感じる自分なりの原因を掴んだうえで、実際に行動してみるのがポイント。行動するなかで自己理解が深まり、自分のやりたいことや就活で大切にしたいものを明らかにできます。

しかし、「一人で探すのは不安……」「自分のやりたいことや強みが分からない」といった不安がある場合は、やみくもに行動するよりも就活に詳しい第三者のサポートを受けたほうが良い場合も。ぜひ、キャリアチケット就職エージェントにご相談ください。

キャリアチケット就職エージェントでは、専任のキャリアアドバイザーがあなたのお悩みを丁寧にヒアリングします。やりたいことを一緒に見つけるだけでなく、あなただけの強みや魅力を分析するお手伝いもお任せください。

ヒアリングの結果をもとに、あなたのやりたいことやできることを実現できる企業や仕事を厳選してご紹介。キャリアチケット就職エージェントでは業界や職種を問わずさまざまな求人を扱っているので、幅広い選択肢から自分に合った仕事を選ぶことが可能です。

また、応募書類の作成や添削、面接対策も行うので、スムーズに就活を進められます。無料で相談できるので、お気軽にお問い合わせください。

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本記事の執筆者

松岡 澄江(まつおか・すみえ)

キャリアコンサルタント。株式会社キャリアポート代表取締役。のべ2000人以上の就活生の相談や就活実践講座、キャリアデザイン講座などを実施しながら就活を支援してきた。就活生から働くひとまで、キャリアカウンセリングや授業・研修を通して自分らしい人生のためのキャリアを考える機会を提供している。著書『自分らしい人生のための働き方・生き方』(セルバ出版)。

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