OB・OG訪問のやり方を解説!質問例とお礼メールの書き方もご紹介

このページのまとめ

  • OB・OG訪問とは実際に働いている人に会い、職場環境や業務内容などを聞くこと
  • リクルーター制度がある企業を受ける就活生は、OB・OG訪問を行おう
  • OB・OG訪問のアポイントを取る際は、メールで行うのが無難
  • OB・OG訪問を行うときは事前に質問を準備しておき、気を抜き過ぎないことが大事

OB・OG訪問のやり方を解説!質問例とお礼メールの書き方もご紹介のイメージ

OB・OG訪問は企業研究や企業選びに役立つとされていますが、実際に行っている就活生もいればやり方が分からないという方もいるでしょう。
しかし、就活をするうえでOB・OG訪問には多くのメリットがあるため、活用することをおすすめします。このコラムでは、OB・OG訪問のメリットや注意点、訪問の流れ、メールの書き方などをご紹介。OB・OGの方と話をして、就活をスムーズに進めましょう。

 

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OB・OG訪問とは

OB・OG訪問とは、志望する業界や企業で働いている先輩に会い、職場環境や業務内容などに関する話を聞くことです。実際にその企業で働いている人にしか分からない情報が得られるので、就活に有効な情報収集手段といえるでしょう。こうした訪問によって得た情報は、業界研究や企業研究、企業選びに活かすことが可能です。上手く活用することで、情報不足や認識不足による企業とのミスマッチを防ぐのに役立ちます。

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OB・OG訪問は行うべき?

必ずしも、OB・OG訪問をしなければいけないという訳ではありません。OB・OG訪問を行わなかったからといって、選考時に影響がでることはありませんが、ある程度、志望企業との人脈を作っておくことで就活が行いやすくなるでしょう。しかし、中にはOG・OG訪問を行わなくて良い人もいます。
下記では、OB・OG訪問を行ったほうが良い人と行う必要がない人の特徴をまとめました。

OB・OG訪問を行うべき人の特徴

選考において、リクルーター制度がある、または、OB・OG訪問の有無を重視する企業を受ける就活生はできるだけOB・OG訪問を行いましょう。ほかにも、自分のキャリアビジョンが明確な人や社風を重視する人は、直接志望企業の社員に会い、自分の条件に合っているかを確認しましょう。

OB・OG訪問を行う必要がない人の特徴

企業が求める高いスキルを持っている人や、能力重視の企業を受ける人は、OB・OG訪問を行うより、スキルを磨いたり研究に専念したりした方が良い場合もあります。
さらに、インターンで志望企業への勤務経験がある人やインターン先の企業が取引をしており、志望企業の内情に詳しい人は、OB・OG訪問をする必要はないと考えられるでしょう。

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OB・OG訪問をするメリット

OB・OG訪問の大きなメリットは、実際に働いている人の生の声や情報を聞けることでしょう。業務内容や働き方、社内の雰囲気など、よりリアルな情報を得ることで入社後のイメージが具体的にしやすくなります。
Webサイトでは就活にまつわるさまざまな情報を得ることが可能です。しかし、不特定多数の人が書き込めるため、その信憑性は高いものばかりではありません。こういった多くの情報に惑わされないためにも、直接話ができるOB・OG訪問はとても貴重な機会です。
ほかにも、OB・OG訪問はマンツーマンで話ができるため、企業説明会や面接などでは質問しづらい内容でも聞きやすいというメリットもあります。

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OB・OG訪問を行う時期

OB・OG訪問の時期は決まってはいませんが、就活が始まる3月前後に行う学生が多い傾向にあります。就活が始まってからでは、履歴書の作成や面接の対策で忙しくなる可能性があるので、就活が始まる前の年の秋ごろから、翌年の2月ごろにかけてアポイントを取るように動くことがおすすめです。
アポイントを取る際には、自分の都合だけを考えるのではなく、志望企業の繁忙期や年末年始を避け、相手のスケジュールに合わせるように考慮しましょう。

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OB・OG訪問の5つの流れ

この項目では、OB・OG訪問の流れを解説します。下記で確認してみましょう。

1.訪問先を見つける

まず、訪問先のOB・OGを探しましょう。訪問できるOB・OGを探すには、大学のキャリアセンターに相談するのが一般的で自分の志望する業界や企業に就職した卒業生を紹介してもらえます。
ほかにも、人脈を使って探すのも一つの手。ゼミやサークルなどの先輩やその知り合い、高校時代の先輩に紹介してもらえるか聞いてみると良いでしょう。最初の訪問先を見つけたら、そのつながりでほかの企業の知り合いを紹介してもらう方法をとる人もいるようです。

2.アポイントを取る

OB・OGに訪問のアポイントを取る際は、メールで行うのが無難です。
電話で直接お願いしたい、と考える人もいるかも知れませんが、相手の都合がわからない段階で電話をしてしまうと、行き違いになったり余計な手間になったりすることも考えられます。
メールであれば、相手も空いている時間に返信できるうえに、失礼な内容になっていないか何度も確認を行ってから送ることが可能です。
下記でアポイントを取るためのメールの例文をご紹介するので、参考にしてください。

アポイントを取る際に送るメールの例文

件名:【OB訪問のお願い】〇〇大学 〇〇太郎

本文:
△△株式会社
✕✕部 〇〇課
□□ □□ 様

突然のメール失礼いたします。
私は〇〇大学◎◎学部の 〇〇太郎と申します。

大学のキャリアセンターで□□様のご連絡先を紹介していただき、ご連絡いたしました。

私は現在、就職活動を行っており、さまざまな企業を調べていく過程で貴社の業務内容に大変興味を持ちました。
ぜひ、□□様にお会いする機会をいただき、〇〇業界や貴社についてお話を伺えたらと思っております。

お忙しいところ申し訳ございませんが、もしお受けいただけるようでしたら、□□様のご都合の良い日時と場所をお知らせいただければと思います。

不躾なお願いで大変恐縮ですが、ご検討いただけますと幸いに存じます。
何卒よろしくお願いいたします。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〇〇大学 ◎◎学部 ✕✕課
〇〇 太郎
電話:090-0000ー0000
メール:XXXX@XX.com

突然知らない人からメールが送られてくると不審に思われる可能性があるので、どこから連絡先を入手したのかを書いておきましょう。
また、企業や業界のどんなところに興味をもったのか、どんなことを知りたいのかなど自分の言葉を添えて送れば、熱意が伝わるメールになります。

3.訪問に備え準備をする

訪問先の企業理念や主力商品、取引先など、基本的な情報を事前に調べておくことが重要です。事前に訪問先の企業を調べておくことで、話の内容の理解がしやすくなり、より具体的で深い質問ができます。また、聞きたいことは訪問前にまとめておくことも大切です。

4.OB・OG訪問をする

約束の時間に遅れないように、早めに到着しておきましょう。やむを得ない事情で遅刻してしまう場合に備え、相手にも自分の電話番号やメールアドレスを伝えておくと安心です。
訪問時は話に対して反応が薄かったり、回答を聞いたうえでの質問がなかったりすると、OB・OGの方は「きちんと聞いているのだろうか?」と不安になることもあるので、きちんと相手の話を聞く姿勢を見せましょう。ほかにも、相手が話しているのを遮って質問をするのは失礼にあたるため注意が必要です。

5.お礼のメールをする

OB・OG訪問後は、お礼のメールを送るのも忘れないようにしましょう。時間が経つとお互い印象が薄くなってしまうため、お礼のメールは訪問した当日に送るのが好ましいです。遅くても次の日の朝までには送りましょう。

お礼メールの例文

件名:【OB訪問のお礼】〇〇大学 〇〇太郎

本文:
△△株式会社
✕✕部 〇〇課
□□ □□ 様

お世話になっております。
本日、OB訪問で伺いました、
〇〇大学◎◎学部の 〇〇太郎です。

本日はお忙しい中、貴重なお時間を頂き、誠にありがとうございました。

□□様のお話を伺い、〇〇の業界への興味がより増しました。
また、新入社員のときのお話をお聞きし、□□さんのようにお客様と真摯に向き合える仕事をしたいと感じました。
そのために、〇〇についての理解をさらに深められるよう精進してまいります。

また、ご相談させていただくこともあるかもしれませんが、その折にはご指導のほど、よろしくお願いいたします。
貴重なお時間をいただきましたこと、重ねて御礼申し上げます。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〇〇大学 ◎◎学部 ✕✕課
キャリア 太郎
電話:090-0000ー0000
メール:XXXX@XX.com

お礼だけではなく、印象に残ったエピソードやそこからなにを感じたのか、今後どうしていきたいのかを具体的に書きましょう。

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OB・OG訪問で気をつけるべき4つのポイント

ここでは、OB・OG訪問で気をつけるべき4つのポイントをご紹介します。
OB・OG訪問が直接選考に影響することはないとされていますが、訪問の際にマナー違反があれば、OB・OGから採用担当者に共有される可能性も。失礼な言動をしてしまわないためにも、以下で確認しておきましょう。

1.時間を守る

当然のことですが、遅刻や当日の無断キャンセルは厳禁です。
遅刻をしないためにも、時間に余裕をもって家を出る、場所を確認しておくなどの対策を行いましょう。どうしても遅れてしまう、やむを得ない理由でキャンセルしなければならない場合は、分かった時点で早めに電話で連絡するのがマナーです。

2.事前に質問の準備をしておく

OB・OG訪問は、会えば相手が何かを教えてくれるというスタンスではなく、事前に質問を用意しておくことが基本です。
実際に働いている方に直接話が聞けるのはとても貴重な時間なので、その場でしか知ることのできない質問をしましょう。もし、質問内容が企業の公式Webサイトやその他の媒体で得られる情報だった場合、「わざわざ自分に会わなくて良かったのでは?」と思われることも考えられます。
企業理念や業務内容、社風などできる限り調べておき、そこから湧いてきた疑問を質問できるとより有意義な時間になるでしょう。

3.選考ではないからと気を抜き過ぎない

OB・OG訪問は選考の場ではありませんが、だからといってマナーやモラルに欠ける言動は避けましょう。
名刺の受け取り方や席への座り方、話し方など面接対策でマナーを調べている人も多いはず。固くなり過ぎてしまう必要はありませんが、最低限のマナーを守ることが重要です。
また、訪問相手によっては、お酒を飲みながら話すこともあるかもしれません。飲みすぎて相手に迷惑をかけないように注意しましょう。

4.相手の事情を配慮する

OB・OG訪問で質問したいことがたくさんあっても、当日の相手の都合を気にしないのは配慮に欠ける行動です。
当日は、最初に訪問相手の予定を確認し、時間内に終わらせられるように質問を厳選し自分で時間を調整しましょう。
また、質問に対して相手がどんな反応をしているのかを確認し、答えづらい、話したくない雰囲気を感じたら深追いしないようにするのもマナーです。
自分の都合ばかり考えず、OB・OGの人が自分のために時間を使ってくれているという点を認識して、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。

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OB・OG訪問ですべき質問

この項目では、OB・OG訪問ですべき質問をまとめました。OB・OG訪問は、志望企業で働いている人と直接話ができる貴重な時間です。貴重な時間を有効に使うためにも、下記を参考に自分の志望企業に合った質問内容を考えてみましょう。質問は事前に考えておきましょう。

業務内容関して

業務内容に関する質問の例は以下のとおりです。

「繁忙期はいつですか?1年の流れを教えてください」
「1日の業務の流れを教えてください」
「この仕事をやっていて良かったと思うときはどういうときですか?」
「業務目標はどのようなものがありますか?」

業務の1年の流れや出社から退社までのスケジュールを聞くことで、入社後の自分を想像しやすくなります。踏み込んだ質問をすることで、企業研究をさらに深められるでしょう。

社風に関して

社風に関する質問の例は以下のとおりです。

「仕事で活躍している人の特徴はありますか?」
「残業は月にどれくらいありますか?」
「退社の理由として多いものは何ですか?」

企業説明会と比べて、よりリアルな話が聞けるはずです。あらかじめ、自己分析を行っておき、自分がその企業に合っているか、活躍できそうか考えながら聞いてみましょう。

制度に関して

制度に関する質問は以下のような内容があります。

「産休や育休の取得実績はどれくらいですか?」
「休日は月にどれくらいありますか?」
「キャリアパスについて教えてください」

企業説明会や面接では聞きにくい制度に関する質問はOB・OG訪問時に聞くと良いでしょう。「制度は導入されているが、実際に利用している人は少ない」という可能性があるため、入社前にしっかり確認をしておくことが大切です。

就職活動について

就職活動についての質問としては、以下のような内容があります。

「なぜ、この企業に入社を決めたのか教えてください」
「どのように企業研究を行いましたか」
「就活中にやっておいたほうが良い事を教えてください」

OB・OGはどのように就職活動を行ったのか聞くことで、自身の就職活動に役立つはずです。可能であれば、自分が書いた志望動機や自己PRをチェックしてもらうと良いでしょう。

 

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