CABテストの対策はどのようにすれば良い?概要と解き方のコツをご紹介

このページのまとめ

  • CABテストとは、コンピュータ職への適性があるかを判断する試験のこと
  • CABテストの形式には、ペーパー式とWeb式の2種類がある
  • CABテストでは、能力検査と性格検査を行う
  • CABテストは、本番までに問題をくり返し解いて慣れることが重要

CABってどんなテスト?対象や内容について紹介の画像

「CABテストを控えているけど、対策方法が分からず困っている」という方も多いのではないでしょうか。CABテスト対策のカギは、時間配分の感覚や解き方のパターンを身につけること。このコラムでは、CABテストの分野ごとの時間配分や基本的な出題内容について解説しています。しっかりと対策をして、CABテストに備えましょう。

 

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CABとは「コンピュータ職適性診断テスト」のこと

CABとは、コンピュータ職の適性があるかどうかを判断するテストのことです。主に、IT企業の新卒採用で実施されます。CABテストの構成は大きく分けて、コンピュータ職に必要とされる4分野の能力検査と、受験者の人間性を測る性格検査の2つ。CABテストを突破するためには、それぞれの分野に適した対策を取る必要があります。

Web適性検査については「Web適性検査とは?種類や内容から効果的な対策のポイント3選を解説」も参考にしてください。

 

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CABテストにはペーパー形式とweb形式がある

CABテストの形式は、ペーパーとWebの2種類。この項目では、CABテストのペーパー形式とWeb形式の概要をご紹介します。

筆記で受験するペーパー形式

ペーパー形式のCABテストの場合は、実際に試験会場に行き、紙媒体で試験を受けます。具体的な構成は以下のとおりです。

・暗算:10分で50問
・法則性:15分で40問
・命令表:20分で50問
・暗号:20分で39問
・性格検査:30分で68問

ペーパー形式のCABテストでは、能力検査が計179問、性格検査が計68問出題されます。所要時間は、能力検査と性格検査を合わせて95分です。

パソコンで受験するWeb形式

Web形式のCABテストの場合は、自宅などから、パソコンを使用して試験を受けます。テストの具体的な構成は以下のとおりです。

・四則逆算:9分で50問
・法則性:12分で30問
・命令表:36分で15問
・暗号:16分で30問
・性格検査:30分で68問

Web形式のCABテストでは、能力検査が計125問、性格検査が計68問出題されます。所要時間は103分です。Web形式の場合は、能力検査の出題分野の1つが暗算ではなく、四則逆算となっています。

 

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CABテストの分野ごとの出題内容

この項目では、CABテストの出題内容を、分野ごとにご紹介します。どのような問題が出題されるのか事前に把握しておくことで、CABテスト本番に備えましょう。

基本的な四則演算をおこなう「暗算」

暗算の出題内容は、基本的な四則演算です。ペーパー形式のCABテストに出題されます。暗算はCABテストの中で最も簡単とされている問題。ただし、簡単だからこそ、確実に点数を取る必要があるといえます。試験当日は電卓が使用できないため、速く、正確に解けるように練習しておきましょう。

計算式の空欄を埋める「四則逆算」

四則逆算とは、四則計算の逆算問題のこと。Web形式のCABテストに出題されます。式の空欄部分に当てはまる数字を、方程式を解くことで算出。5つの選択肢の中から答えを選びます。問題が進むにつれて難易度が上がるため、最初の問題に時間をかけ過ぎないようにするのがポイントです。

複数の図形の法則を見つける「法則性」

法則性は、複数の図形に共通する法則を見つける問題です。4つの異なる図形から法則を見つけ出し、空欄に当てはまる図形を選びます。初見で解くのは難しいとされているため、事前に例題を解き、問題に慣れておきましょう。

指令に従って最適な図を導き出す「命令表」

命令表では、指示された内容どおりに図形を変化させ、答えを算出します。命令記号は10種類。問題ごとに命令内容や図形は変わるため、臨機応変に対応する必要があります。事前に命令内容や、図形の変化の仕方を把握しておくことが重要といえるでしょう。

二つの異なる図形の変動を推測する「暗号」

暗号は、最初に明示される暗号を解読したうえで、設問の空欄に当てはまる答えを算出します。法則性の問題と性質が似ているため、代表的なパターンを知っておくことがポイントです。

受験者の人格を把握する「性格検査」

性格検査では、質問を通して、受験者がどのような人間性を持っているのかを判断します。回答内容から、どのような仕事に向いているのかを判断することも可能です。性格検査の結果は、選考の際だけでなく、入社後の配置決定の際にも使用される可能性があります。自分にふさわしい仕事に携わるためにも、質問内容をよく読み、正直に回答しましょう。

性格検査については「性格検査とはどんなテスト?問題例や対策方法を解説!」も参考にしてください。 

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CABテストで高得点を取るための4つのコツ

この項目では、CABテストで高得点を取るコツをご紹介します。ポイントをしっかりと押さえ、CABテスト突破を目指しましょう。

1.問題集を繰り返し解く

まずは、市販の問題集や、Webサイトに掲載されている問題をひたすら解きましょう。CABテストを突破するためには、とにかく問題に慣れることが重要です。繰り返し問題を解くことで、CABテストの出題パターンを把握しましょう。

2.自分の苦手な分野を知って対策する

暗算が苦手な場合:解くことに慣れる

暗算が苦手な人は、とにかくたくさんの問題を解き、計算に慣れることが重要です。暗算のスキルは、即席で身につけるのが難しいといえます。CABテストでは、10分間で50問の暗算を解かなければなりません。テスト本番まで毎日コツコツと問題を解き、着実にスキルを身につけましょう。また、暗算では、計算速度だけでなく正確性も重要なポイントといえます。計算速度とともに、正確に解くことを意識して、練習を重ねましょう。

四則逆算が苦手な場合:計算の基礎を理解する

四則逆算が苦手な人は、計算の基本を理解しておくことが重要です。計算の基礎は、大きく分けて「交換法則」と「分配法則」の2種類。交換法則とは、数字を入れ替えて計算しても答えが同じになる法則のことで、足し算とかけ算に利用できます。分配法則は、カッコ付きの計算式を、カッコを外した計算式に変えても、答えが同じになる法則のことです。四則逆算では、交換法則や分配法則を利用して計算式を分解したり、逆に組み立てたりすれば、答えを導き出せます。ただし、CABテスト本番では、9分間で50問の問題を解かなければなりません。計算することに慣れたら、速く解くことを意識して練習しましょう。

法則性が苦手な場合:法則を覚える

法則性が苦手な人は、CABテストに出題される問題の、基本的な法則を覚えましょう。CABテストの法則性の問題では、主に図形の「動き」「数」「形」「色」「向き」「大きさ」に、ある一定の法則が隠されています。法則性の問題は、どの法則パターンに当てはまるかを常に意識しながら解くことが重要です。

命令表が苦手な場合:視覚化する

命令表が苦手な人は、頭の中で考えていることを視覚化することが重要です。命令によってさまざまに変化していく図形も、紙に書くことで簡単に整理できます。実際に答えを導き出すときも、紙に書き出した図形が役に立つはず。慣れてきたら、速く解くことを意識しながら練習しましょう。

暗号が苦手な場合:法則性を知る

暗号が苦手な人は、まず基本的な法則性を覚えましょう。CABテストの暗号の問題では、主に図形の「色」「大きさ」「数」「形」「向き」に一定の法則があります。どの法則性に当てはまるかを常に意識しながら、問題を解く練習をしましょう。

3.時間配分の感覚を身につける

CABテストを受けるにあたって、時間の感覚を身につけることは非常に重要なポイントです。CABテストは、分野ごとに所要時間が決められています。所要時間と問題数から、1問あたりにかけられる時間を算出しておきましょう。ただし、問題によって難易度は変わるため、簡単な問題には時間をかけ過ぎないのがポイントです。

4.分からないときは潔くあきらめる

答えが分からず悩んだときは、潔くあきらめることも大事です。CABテストで最も重要なポイントは、問題を速く正確に解くこと。苦手な問題で立ち止まってしまうと、本来解けるはずの問題に手を付けられなくなってしまう可能性があります。限られた時間の中で、より多くのポイントを稼ぐためには、問題をコンスタントに解いていくことが重要です。

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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