就活で全落ちしたらどうする?内定獲得に向けた行動や心構えを解説

このページのまとめ

  • 就活で全落ちしても諦めずに行動するのが大事
  • 就活で全落ちしたら、落ちた原因を考えて改善しよう
  • 就活で全落ちした場合、友人や就活エージェントなどに相談するのも大切

就活で全落ちしたらどうする?内定獲得に向けた行動や心構えを解説のイメージ

「就活で全落ちした…」「卒業までに内定が獲得できそうにない」などと焦る就活生もいるでしょう。持ち駒がなくなってしまうと、不安になり、どうすれば良いか分からなくなるのも当然です。

しかし、全落ちしたときこそ、気持ちを落ち着けることが大切なのです。これまでの就活を反省し、どのように改善できるか前向きに考えましょう。

この記事では、就活で全落ちしてしまった場合の対処法や、メンタル回復法について解説します。

就活には悩みがつきものです。就活の悩みの種類別の解消法について知りたい方は「就活がうまくいかないときはどうすればいい?就活中の悩みを乗り越える秘訣まとめ!」も参考にしてください。

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目 次

就活では全落ちしても諦めずに内定を目指すのが大事

就活で全落ちしてしまっても諦めないことが大事です。諦めずに就活を続けていれば、内定は獲得できます。

もし、全落ちしてしまった場合はこれまでの就活を反省し、改善するのが大切です。内定対策に向けて、自己分析や書類選考対策、面接対策などを実施しましょう。

就活で必要な準備や進め方については、「就職活動の流れはどう進む?基本的なスケジュールや準備方法を解説」の記事で解説しています。ゼロからのスタートと考えて、もう一度準備から始めてみてください。

大学4年6月以前(就活初期)はまだまだ挽回できる

大学4年の6月より前に全落ちしても、挽回できます。6月であればまだ面接が始まっていない企業もあり、エントリーできる企業の数が多いからです。

また、6月より前であれば、内定辞退によって再度募集を行う企業や、夏採用を行う企業もあります。焦らずに、エントリーを続けて内定獲得を目指しましょう。

夏採用の攻略法については「夏採用で内定を獲得しよう!選考対策のポイントや注意点を解説」の記事で詳しく解説しています。

大学4年6月以降(就活後期)は戦略的な行動がカギ

6月以降に全落ちしてしまうと、焦りを感じる就活生も多くなるでしょう。周囲で内定を獲得する人々も増え、自分が遅れていると感じてしまうからです。

ただし、この時期であっても就活の挽回はまだまだできます。すでに内定獲得していても就職活動を継続する学生もいるため、就活をしている学生はほかにもいます。また、企業の中には内定辞退者が出てくることを予想して、新たな募集をすることもあります。

また、通年採用を行っている企業や、秋採用・冬採用を行う企業もあります。就活初期と比べて選択肢は減りますが、諦めずに就職活動を続けましょう。

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就活で全落ちしてしまう理由

ここでは、就活で全落ちしてしまう理由を解説します。自分にあてはまるものがないか、確認してみてください。

自己分析ができていない

自己分析が不十分な場合、アピール不足で選考に落ちてしまうことが考えられます。自分の強みや特徴を把握できておらず、どのようにアピールしていいかが分からないからです。

自己分析は、就活を行う土台になります。就活がうまくいかないと思ったら自己分析をやり直し、「どのような強みがあるか」「どのような仕事に向いているか」などを考え直してみましょう。

「自己分析がうまくできない」という就活生は、違う自己分析の方法を活用して再度行ってみてください。自己分析の方法については、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事も参考にしてください。

エントリーする企業数が少ない

エントリー数が少ない場合、全落ちしやすくなります。就活は内定を獲得する企業よりも落ちる企業の方が多く、少ないエントリー数で内定を目指すのは簡単ではありません。

一般的な就活生のエントリー数は30〜50社といわれています。50社にエントリーしても全社で選考を通過することはなく、内定につながる数は少ないでしょう。

特に、大手企業や有名企業のような倍率の高い企業に挑戦すれば、さらに難易度は上がります。エントリーが少ない人は選択肢の幅を広げて、エントリー数を増やしてみてください。

企業にアピールする内容が合っていない

企業が求める人材と、アピール内容が合っているか確かめましょう。企業ごとに必要としている強みやスキルは違うため、どのような人材が求められているか確かめるのが大切です。

たとえば、営業職を募集する企業であれば、「コミュニケーション能力がある」「ストレスに強い」「行動力がある」などのような人材を求める傾向にあります。もし、自分が持つ強みがあてはまる場合は、優先的にアピールすると評価されるでしょう。

企業が求める人材を知るには、企業研究が大切です。「企業研究の大切さはわかっているけど、何から始めたらいいのか分からない」という就活生もいるでしょう。企業研究の方法は、「就活を円滑に進める「企業研究」って?ポイントを解説!」の記事を参考にしてください。

選考ごとの対策が足りていない

選考に突破するためには、選考ごとに対策を行うのが大切です。「書類選考」や「適性検査」「グループディスカッション」「面接」などのように、選考に応じて準備しておきましょう。

面接だけでも、「個人面接」「集団面接」「最終面接」と対策内容が違います。個人面接だけ対策をしていると、集団面接で緊張してうまく話せなくなるかもしれません。

また、適性検査にも、「SPI」や「玉手箱」などのように種類があります。志望企業がどのような選考を行っているか確認し、内容に合わせて対策を行ってください。

「面接でうまく話せるか不安」という就活生は、模擬面接を行うのがおすすめです。家族や友人に面接官役をしてもらい、本番で緊張しないよう受け答えの練習をしておきましょう。

また、模擬面接の様子を録画して分析するのもおすすめです。自分の動作や振る舞い方、話し方や表情を確認し、本番でいい結果を出せるよう準備しておきましょう。

就活で実施される適性検査については、「就活の適性検査とは?検査の種類や特徴、受ける際のポイントをご紹介!」の記事で紹介しています。

自己PRや志望動機に特徴がない

就職活動では、採用担当者の印象に残る自己PRや志望動機を考えるのが大切です。ありきたりな自己PRや志望動機では、印象に残りにくく不採用になってしまう可能性が高まります。

採用担当者は、数多くのESに目を通しています。自分の強みが一目で分かる、簡潔で印象的な文章を考えるのが重要です。

注意したいのは、書籍やインターネットの例文をそのまま使うケースです。自分の特徴が伝わらないため、あなたの魅力を存分に伝えることが難しくなってしまいます。例文を参考にするのは問題ありませんが、そこにあなたならではの経験や学び、価値観や考え方を加えて、差別化を図る必要があるでしょう。

オンライン選考の対策ができていない

近年では、オンライン選考を取り入れる企業も増えています。対面の選考とは傾向や雰囲気が違うため、対策を行っておきましょう。

オンライン選考の場合、表情や声色が伝わりにくい傾向にあります。また、電波の状況から、うまくコミュニケーションが取れないこともあるでしょう。オンライン選考に向けては、次のような点を意識してみてください。

・一度は画面をつないで練習する
・ネットがつながりやすいところで受ける
・部屋を明るくし、背景をきれいにする
・カメラと目線の高さを同じにする
・画面ではなくカメラを見る
・接続切れに備えて企業への連絡先を用意しておく
・5分前には準備を済ませておく
・相手の話のあとは、1、2秒間を開けて話す

オンライン選考では、相手の顔ではなくカメラを見て話します。カメラの位置が下にあると、見下しているような印象を与えてしまうので、目線はカメラと同じ高さになるよう注意しましょう。

選考結果の振り返りと改善をしていない

一つひとつの選考に対して、振り返りをする時間を作りましょう。良かった点も悪かった点も振り返り、次につなげるのが大切です。

反省をせずに次の選考に臨んでいる場合、同じ失敗をして不採用になっているかもしれません。選考に落ちてしまったら、「何が問題だったか」を考えるようにして次につなげましょう。

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就活で全落ちしてしまったあなたへキャリアアドバイザーからのアドバイス

選考にすべて落ちてしまった学生にたくさん出会ってきましたが、落ちた理由を悲観的にとらえ過ぎる必要はありません。

「自分は社会に必要とされていないのでは」「選考に受かる日は来ないのでは」と考えてしまう人もいますが、企業の選び方や対策の仕方を少し変えるだけで選考がうまくいくケースが多いです。

全落ちしてしまうと、自分自身を客観視することが難しくなっているかもしれません。そのようなときは1人で抱え込まず、エージェントなどの第三者に気軽に相談してみてください。

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就活で全落ちした際に必要な行動

就活で全落ちした場合には、これまでの行動を反省し、次につなげるのが大切です。全落ちからの内定獲得に向けて、必要な行動について解説します。

全落ちした原因を考える

まずはどうして全落ちしてしまったのか、理由を考えてみましょう。

全落ちの原因は、就活生によって異なります。そもそも就活の準備からできていなかった場合もあれば、「選考対策ができていない」「エントリー数が少ない」など、人によって違います。

反省点が分からなければ、また同じ失敗をしてしまうでしょう。

自己分析を行う

自己分析は就職活動の土台になるものです。応募先に全落ちしてしまった人は、自己分析が十分ではなかった可能性があります。自己分析を行う際は、次のようなやり方がおすすめです。

・過去の経歴を洗い出し、深掘りする
・家族や友人に相談する
・自己分析ツールを利用する

長所や短所、強みなどが自分で分からない場合は、周りの人に聞いたり、ツールを利用したりすると良いでしょう。

自己分析が難しいと感じる就活生は、自己分析の目的をしっかり理解できていないからかもしれません。「自己分析が難しい・できないと思う人の特徴は?効率的な方法を紹介」も参考にしてください。

就活の軸を考え直す

就活の軸とは、企業選びをする際に譲れない自分なりの基準です。企業選びに向けて、就活の軸も再度考えてみましょう。就活の軸があれば、効率的に企業選びが進められ、自己PRや志望動機も説得力のあるものにできます。

就活の軸がなければ「大企業だから」「お給料がよさそうだから」など、なんとなく企業を選んでしまいます。

基準も軸もなく選んだ企業への志望動機や自己PRは、説得力の薄いものになりがちです。採用担当者にも見破られてしまい、不採用につながる可能性もあります。

就活の軸を考える際は、次のような側面から考えてみましょう。

・どのような人と働きたいか
・どの業界で働きたいか
・どのような業務に携わりたいか
・どのような企業ビジョンに共感するか
・どのような環境で働きたいか

もし、思いつかない場合は、自己分析が足りていない可能性があります。自分に合う企業を見つけるためにも、就活の軸はしっかりと決めておきましょう。

就活の軸は一つに絞る必要はありません。企業を選ぶうえで、大切にしていることを言語化してみてください。就活の軸については、「就活の軸ってなに?自分に合う就職先を見つけるコツ」の記事も参考にしてください。

企業選びの幅を広げる

内定獲得に向けて、エントリーする企業の幅を広げましょう。業界も、視野を広げるのがコツです。業界や条件の幅が狭いと、エントリーできる企業数も少なくなります。新しい業界を見てみたり、条件面を緩くしたりしてみましょう。

たとえば、外資系企業狙いの就活生で、全落ちしてしまい落ち込むことはよくある話です。なぜなら、外資系企業は日系企業に比べると数も限られており、それだけ倍率も高いからです。

外資系企業で落ちてしまうのは当たり前という気持ちで前向きに捉え、次に活かすことが重要です。

また、企業の規模や知名度に関しても、幅を広げるのが大切です。有名企業や大手企業ばかり狙わず、中小企業やベンチャー企業にも目を向けてみましょう。

中小企業とベンチャー企業は同じ意味なのでしょうか。二つの違いを理解し、気になる企業が見つかればエントリーしてみましょう。中小企業やベンチャー企業について知りたい場合は、「中小企業やスタートアップは違う?ベンチャーの定義とは」の記事を読んでみてください。

企業研究を実施する

エントリーする企業を決めるため、企業研究を実施してみましょう。企業について十分に調べておけば、ミスマッチ防止につながります。

企業研究は、自己PRや志望動機作成にも重要です。企業研究が足りていない場合、企業が求める人材とは違うアピールになってしまうかもしれません。

企業研究の方法については、「ほかの就活生と差をつけろ!1歩先行く業界企業研究のコツ」も参考にしてください。

履歴書・エントリーシート対策を行う

書類選考に向けて、履歴書やエントリーシートを見直しておきましょう。採用担当者は多くの書類を見ているので、一目見て印象に残る内容にしなければなりません。

履歴書やエントリーシートを使い回すのは避けてください。企業に合わせて内容を変え、アピールにつなげるのがコツです。

具体的には、次のような内容を見直してみましょう。

・結論(強み、魅力)ファーストになっているか・伝えたいメッセージを盛り込み過ぎていないか・入社後に貢献できるスキルや経験をアピールしているか・ありきたりな内容になっていないか

数ヶ月前に作成したESを見直すと、新たな視点で改善点が明らかになることもあります。直すべき点が分からない人は、先輩やほかの学生に指摘してもらうのもおすすめです。

履歴書やエントリーシートの添削を依頼する場合は、「ES添削は誰にお願いすべき?おすすめの依頼先や選び方・注意点も解説」も参考にしてください。

面接対策を行う

面接対策も行い、選考を突破できるように準備しましょう。面接では、話し方はもちろん、身だしなみなどの第一印象も大切です。

具体的には、次の点に気をつけると良いでしょう。

・明るい表情で話す・ゆっくりと話す・話し方に抑揚をつける・語尾までしっかりと聞こえる話し方をする

表情や声のボリュームなどによって、相手に与える印象は変わります。話している姿を動画に撮って改善を繰り返したり、ほかの人に面接官役になってもらい意見をもらったりしましょう。

面接で好印象を与えるマナーや話し方について詳しく知りたい方は「就職活動の面接マナーはこれ!好印象を与える話し方」の記事も参考にしてください。

第三者にアドバイスをもらう

客観的な意見を聞くため、第三者に相談してみましょう。家族や友人、就活エージェントなどでの相談がおすすめです。

就活エージェントは、就活対策のプロです。内定獲得に向けた、具体的なアドバイスがもらえるでしょう。キャリアチケットでも就職活動のアドバイスを行っているので、ぜひ相談してください。

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就活で全落ちしそうなときでも避けるべき行動

就職活動で全落ちしそうな場合に、避けるべき行動があります。何度応募しても落ちてしまうといった悪循環に陥らないためにも、事前に確認しておきましょう。

手当たり次第にエントリーする

不採用が増えて焦っても、てきとうにエントリーするのはやめましょう。手当たり次第に応募しても、志望動機の内容が薄くなったり十分な自己PRができなかったりして、企業には評価されません。

全落ちして焦っているときこそ、企業研究を入念に行い、的確なアピールをするのが大切です。持ち駒を増やすためだけのエントリーはやめましょう。

倍率が低い企業ばかりに応募する

内定を獲得するために、倍率の低い企業を狙うのも避けてください。仮に入社できたとしても、ミスマッチを引き起こしてしまうでしょう。

就職活動は、内定獲得がゴールではありません。自分にあう仕事や企業を探し、会社で活躍するのが目標です。全落ちしてしまうと焦ってしまい、本来の目的を見失いやすいので気をつけてください。

内定を諦めて就活をやめる

全落ちしたからといって、就活をやめてはいけません。卒業まで内定のチャンスはあるので、地道に就活を続けましょう。

就活後半になって持ち駒が尽き始めると、就職留年の準備をしたり、アルバイトや派遣社員の募集を探し始めたりする学生もいます。しかし、就職活動以外に時間を使うようになると、なおさら内定は遠のいてしまいます。

他人と比較して自己肯定感を下げる

就活で苦しくなったときに、他人と比較すると気分が落ち込みます。周りから遅れていると考え、余計に焦りを感じてしまうでしょう。

就活で大切なのは、自分のペースで取り組むことです。人は人、自分は自分と考え、地道に就活を続けましょう。特に、SNSを見ると気分が落ち込みやすいので気をつけてください。

ほかの人の就活状況が気になって集中できないという人は、SNSなどから得る情報をできるだけシャットダウンして、自分の就活に全フォーカスを当てることも重要です。

気分の落ち込みから抜け出すためには、ストレス解消が大切です。「就活で落ち込む時の対処法は?就活うつにならないためのストレス解消法も!」も参考に、気分転換を行いましょう。

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就活で全落ちしたときに大切な心構え

就活で全落ちしてしまったときこそ、前向きに考えるのが大切です。一度ネガティブになってしまうと、抜け出すのが難しくなってしまい悪循環を引き起こしてしまいます。ここでは、全落ちしたときこそ大切にしたい心構えについて解説します。

全落ちしても巻き返しはできる

就活で全落ちしてしまっても、挽回できる可能性は十分にあります。文部科学省の「令和5年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します」によると、大学生の就職率は97.3%でした。焦らずに就職活動を続けていけば、卒業までに内定は獲得できるでしょう。

秋採用や冬採用、通年採用を行う企業もあります。全落ちしても落ち込まず、次に向けてとにかく動いてみましょう。

参照元
厚生労働省
令和5年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します

不採用は採用のためのヒントになる

不採用になった場合でも、ただの失敗と思わず次に活かしましょう。なぜ落ちてしまったのか、しっかりと考えることが大切です。

たとえば、書類選考で落ちるのであれば、履歴書やエントリーシートの見直しが必要です。「アピールは足りているか」「書き方に問題はないか」などを確認しましょう。

面接に通らないのであれば、話し方やマナー、身だしなみなど項目を分けて、一つずつ見直すようにしてください。

エントリーシートは、採用担当者とあなたとのファーストコンタクトです。どのように伝えれば自分の魅力を存分に理解してもらえるのか、相手の気持ちになって作成しましょう。エントリーシートを見直したい就活生に向けては、「ESが通らないのはなぜ?12の理由と改善ポイントを就活のプロが解説」の記事がおすすめです。

面接は、採用担当者との対話です。「学生は企業側から判断される側」と思っている人が多いですが、学生も「その企業が自分に合っているのか」を判断できる立場なのです。「立場に優劣はない」と思えば、堂々と自分の意見を相手に伝えられるはずです。

面接で苦戦している場合は、「就活の面接対策で必要なことは?よく聞かれる質問と対策法も解説」の記事を参考にしてください。

入社してしまえば内定数や時期は関係ない

入社さえしてしまえば、就活の状況は関係ありません。内定数が少なくても、内定時期が遅くても、評価には関係ないのです。

内定を早くもらっているからといって、入社後に活躍できるとは限りません。また、内定数が多くても、入社後に活躍できるわけでもないでしょう。

就職活動では、ほかの人と比べて落ち込まないのが大切です。入社さえすれば横並びだと考えて、内定獲得を目指すのがポイントです。

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就活で全落ちしたときのメンタル回復方法

全落ちして落ち込んでしまったときはそのままにせず、メンタルをもとに戻すことが大事です。ネガティブな気持ちでいると自信がなくなり、選考にも影響が出ます。メンタルを回復する方法について紹介するので、参考にしてみてください。

就活から離れる時期を作る

気分が落ち込んでしまう場合は、一旦就活から離れましょう。無理に就活と向き合うと、さらに苦しくなってしまう恐れがあります。

就活から離れる際は、期限を決めるのがポイントです。期限を決めていないと、「もう就活しなくてもいいや」という気持ちになり、そのまま諦めてしまうかもしれないからです。

少しずつでも就活に向き合う

就活に取り組めるモチベーションがあるなら、少しずつでも向き合ってみてください。1日5分でも10分でもいいので、なにか就活に関係することに取り組みましょう。たとえば、次のような行動が挙げられます。

・希望業種に追加募集はないか情報収集する
・気になった企業にプレエントリーする
・企業研究をする
・自己分析を見直す
・就活の軸を見直す
・自己PRを推敲する
・OBやOGから有益な情報を得る
・就活エージェントに相談する
・不採用になった原因と改善策をノートに書き出し情報を整理する

これら一つひとつの行動が種となり、実を結ぶときが来るはずです。

毎日の成果を記録する

就活ノートを作って、日々の行動を書いておきましょう。「募集サイトを閲覧して、3つの企業をお気に入りに入れた」「自己分析をやり直した」など、小さなことでも構いません。

ノートに書くのは、自分の行動を認識し、頭の中の情報を整理するためです。少しでも前に進んでいると可視化できれば、自己肯定感を上げる手助けになるでしょう。

就活ノートを1冊作っておけば、就活について考えたことや実施したことをまとめて確認できるので、就活の進め方を振り返るのも簡単です。就活ノートの作成方法については「就活ノートの作り方は?まとめたい内容やポイント・サイズも解説」の記事で解説しています。

就活エージェントに相談する

気分が落ち込む場合は、就活エージェントに話を聞いてもらうのもおすすめです。一人で抱え込んでいると、どうすればいいか分からなくなってしまいます。

就活のプロであれば、あなたの悩みに応じて的確なアドバイスがもらえるでしょう。不安や悩みの相談はもちろん、就活に関する最新情報や内定獲得に向けて面接対策、書類選考対策など、具体的な行動も教えてもらえます。

もし、就活エージェント探しで迷う場合には、キャリアチケットがおすすめです。新卒に特化した就職支援を行っているため、ぜひ相談してください。

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就活が全落ちで終わった場合に取れる選択肢

就活が全落ちで終わっても、就職留年や進学などの選択肢があります。もしものときに備えて、どのような選択肢があるか確認しておきましょう。

就職留年をする

全落ちで就活を終えた場合、就職留年という選択肢があります。「就職留年」とは、あえて単位を落として卒業を引き伸ばし、学生のまま就職活動を行うことです。

就職留年の場合、すでに経験した就活の知識を活かしつつ再チャレンジできるのがメリットです。また、できた時間を資格取得やスキルアップに充てるなどして、再び新卒枠で挑戦できます。

一方で、就職活動や学費などの費用がかかる点や、留年理由を企業から聞かれるデメリットもあります。また、他の就活生とは学年が1つ違うため、劣等感を感じてしまうこともあるかもしれません。メリットとデメリットを考えたうえで、就職留年をするか決めましょう。

就職留年が就活に与える影響については、「留年したら就職できないって本当?内定獲得に向けた対策や注意点を解説」の記事で詳しく解説しています。

大学院や専門学校に進学する

就活に失敗した場合、進学を検討するのも選択肢の一つです。卒業後に修士課程や博士課程に進学すれば専門性を高められ、将来のキャリアアップに有利になります。もし、希望する業界が決まっているなら、専門性を高めるために専門学校に進学しても良いでしょう。

ただし、専門の知識を身につけられ就職が有利になる一方で、留年と同じく学費がかかります。さらに、就職活動と学業も並行して行うため、就職活動にかける時間が限られることもあるでしょう。

進学する場合は、学費を出してくれる周囲の理解や、効率的に就職活動を進めていく工夫が必要になります。

就職浪人になる

就職浪人とは、就職先が決まらないまま学校を卒業し、「既卒」として就職活動を行うことです。就職留年や進学とは違い、すべての時間を就活に注げるメリットがあります。

しかし、就職浪人の場合は「新卒カード」が使えないので気をつけましょう。新卒の採用枠とは違うため、学生のときにエントリーできていた企業にエントリーできなくなる場合もあります。

ただし、企業によっては新卒枠としてエントリーできる場合もあるようです。希望する企業の最新情報を確認しておきましょう。

新卒カードについて詳しく知りたい場合は、「新卒カードとは?使用するメリット・デメリットと就活成功のポイントを解説」も参考にしてください。

参照元
厚生労働省
3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!

公務員を目指す

大学を卒業したあとでも、公務員は目指せます。公務員の応募資格は、ほとんどの場合で年齢制限だけだからです。

公務員試験に受かるためには、採用試験に通る必要があります。卒業後の時間を試験対策に費やすと良いでしょう。

独学での勉強も可能ですが、公務員専門学校に通うのもおすすめです。公務員試験については、「公務員試験合格に必要な勉強時間は?出題内容や試験対策のコツを解説」も参考にしてください。

フリーランスで働く

どの企業にも属さず、フリーランスとして働く方法もあります。フリーランスであれば、自分の裁量で自由に働けるメリットがあります。たとえば、次のような仕事を行うフリーランスがいます。

・エンジニア
・デザイナー
・イラストレーター
・マーケター
・フォトグラファー
・ライター

フリーランスの難点は、稼げるまで時間がかかることです。仕事を行う技術が求められるだけではなく、取引先も自分で探さなければなりません。最新の情報をいつも入手し、積極的に行動していく必要があるでしょう。就活で全落ちしたからといって安易に選択すると、稼げない場合もあるので気をつけてください。

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就活で全落ちして卒業後の進路が不安なあなたへ

就活で全落ちし、「これからどうしよう」と悩む就活生もいるでしょう。卒業までの時間が迫ると、焦ってしまいますよね。

全落ちしてどうするか悩む場合は、就活エージェントへの相談がおすすめです。就活のプロに相談し、卒業までに内定が獲得できるよう、サポートを受けてみましょう。

就職活動の改善点や方向性が見えず不安な人は、就活エージェントの「キャリアチケット」へご相談ください。キャリアチケットは、プロの目線で「自己分析」や「企業研究」「業界研究」「エントリーシート作成」などの支援を行っています。また、インターンの選考対策などもサポートしています。

周りが内定獲得するなか、一人で就職活動を乗り切るのは心細いものです。キャリアチケットなら、あなたの経験や経歴をお伺いして、適切な就活の方向性を提案いたします。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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