就活で落ち込むときの対処法は?就活うつにならないためのストレス解消法も

このページのまとめ

  • 就活で落ち込む状態から立ち直るには、原因を突き止めることが重要
  • 就活で落ち込んでしまったときは、原因に合わせて対処をしよう
  • 就活で落ち込まないためには、基本的な事前対策をすることが大切

就活で落ち込む時の対処法は?就活うつにならないためのストレス解消法も!のイメージ

「自分の志望する企業が分からない」「不採用が続く」「面接で失敗してしまった」「内定がなかなかもらえない」など、就活で落ち込む理由や原因は人によってさまざまです。

この記事では、就活で落ち込む原因と、落ち込んだときや心身共にストレスが溜まってしまったときに効果的な対処法、落ち込まないための事前対策を解説します。落ち込む原因を見つけ、それに合う対処法を実践して就活を乗り切りましょう。

目 次

就活で落ち込んだときにやるべきこと

「就活がつらい」「落ち込んでいる気持ちをどうにかしたい」と思っても、漠然とした気持ちを抱えたままの状態では、つらい状況を打破できません。気持ちを切り替えていくためには、段階を追って自分自身と向き合っていくことが必要です。まずは、乗り越えるためにやるべき2つのステップを確認しましょう。

つらいと感じている原因を特定する

最初にやるべきことは、落ち込んでいる原因の特定です。漠然としたつらさを抱えている状態では、どのように対処すべきかも見えてきません。

「あれもこれもつらい」と感じていたとしても、一つずつ丁寧に分解していくことによって、適切な対処法が見えてきます。

しかし、自分で原因を特定することは難しいですよね。本記事で紹介する就活で落ち込む6つの原因を参考に、あなたに当てはまるものがないか考えてみましょう。

第一志望の選考に通らず落ち込んでいる方は、「就活で第一志望に落ちたらどうする?気持ちの切り替え方を解説」も参考にしてください。

原因を解消できる対処法を実践する

自分が落ち込んでいる原因の特定ができたら、次にやるべきは気持ちを切り替えるための対処法を実践することです。本記事では原因別の対処法を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

なかには、原因別の対処法が分かっても、行動に移す気力がない方もいるでしょう。そのようなときでも焦らずに、考え方から変えられるように意識してみることがポイントです。

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就活で落ち込む原因

就活で落ち込む原因として、「準備に追われる」「自分のアピールポイントが分からない」などが挙げられます。それぞれの原因について詳しく解説しますので、自分がどんなときに落ち込むのか、どの原因に当てはまるのかを考えてみましょう。

就活の準備に追われる

就活で落ち込む原因の一つに、慣れない就活の準備に追われることが考えられます。膨大な数のなかから自分が興味のある企業を研究し、説明会に参加、自己PRやガクチカの作成、面接対策など、就職活動においてやらなければいけない準備はたくさんあります。

さらに、大学の授業やゼミなども同時にこなさなければならないため、学業との両立に疲れてしまう学生も多いでしょう。

就活が本格化すると、エントリーシートの作成や面接対策などに追われ、自己分析や業界・企業研究に時間をかけられなくなる可能性があります。そのため、自己分析など事前にできることは大学3年の3月までにやっておくのがおすすめです。

就活は前倒しで準備できることもあるので、あとで焦らなくても良いようにできることから少しずつ始めましょう。

志望企業が見つからない

就活で落ち込む原因として、企業研究をしても就職したいと思える企業が見つからないというストレスが挙げられます。多数の企業の情報を調べるうちに、自分にはどの業界や職種が合っているのか分からなくなり、どの企業を受けるべきか分からず疲れてしまうこともあるでしょう。

興味のある業界や仕事がない場合、志望企業を見つけるのは簡単ではありません。そのような場合は、徹底して自己分析を行いましょう。好きなことから企業を見つけるのではなく、自分の強みから志望企業を見つけるのも選択肢の一つです。

自分のアピールポイントが見つからない

自己分析をするなかで、自分に自信をなくしてしまうことも、就活で落ち込む原因のひとつです。自分自身と向き合い、企業に自分を売り込むための自己PRを考えることは簡単なことではありません。

ときには、自分の短所ばかり見えてしまい「自分にはアピールポイントがないかもしれない」と否定的な気持ちになってしまうこともあるでしょう。

しかし、長所と短所は表裏一体です。長所に見えているものでも、企業からすれば短所と捉えられる可能性もあります。当然その逆も然りです。短所を言い換え自分の良い面を見つける練習をしておきましょう。

不採用が続く

就職活動で落ち込む原因に多いのが、不採用が続いてしまうケースです。書類選考や面接の不採用通知を立て続けに受け取ると精神的にショックを受けて落ち込んでしまいます。

ほとんどの場合、不採用となった原因は企業から本人には伝えられないので、「企業に自分を否定された」「自分は社会にとって不要な人材なのかもしれない」とネガティブな気持ちになってしまうことも少なくありません。

自分の人格までも否定されたような気持ちに陥ってしまいがちですが、そうではありません。「今回はあなたとその企業とは縁がなかった」というだけなので、落ち込み過ぎずに就職活動を進めていきましょう。

なかなか内定が出ず焦る

思うように選考が進まず、内定が一つもない状態が続くと就職活動で落ち込む原因になります。周りの学生や友人が内定をもらう姿を見ると自分だけ取り残されたような気持ちになり、焦りが募ってしまうでしょう。

SNSなどで周りの学生の状況を知り、落ち込むこともあります。SNSで一喜一憂せず、自分の就職活動に集中し、内定獲得を目指しましょう。

面接でうまく答えられなかった

面接でうまく話せないと「落ちたかも」と考えてしまい、落ち込む原因になるでしょう。本番前に模擬面接を何度も練習したにもかかわらず、緊張し過ぎてしまったり質問に答えられなかったりしたら、誰でもショックを受けてしまうでしょう。

面接は、採用担当者との対話の場です。言葉のキャッチボールを大切にしながら、相手が分かりやすいように、あなたの魅力を伝えましょう。緊張し過ぎてしまう場合は、採用担当者の質問内容に集中し、その場の雰囲気に飲み込まれないように意識してみてください。

就職活動で焦ってしまう原因が知りたい人には、「就活で焦る原因や対策を解説!心を落ち着かせる対処法も紹介」の記事もおすすめです。

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就活で落ち込んだときの原因別対処法

就活で落ち込んだときの対処法は、大きく2つに分けられます。当てはまる原因に合った対処法で、乗り越えていきましょう。

準備段階の作業を効率化する

・就活の準備に追われる

・志望企業が見つからない

・面接でうまく答えられなかった

上記の原因は、応募書類作成や企業選び、面接の練習など、準備段階の作業に付随するものです。就活の準備はやらなければならないことが多く、ストレスが溜まりますよね。

しかし、企業とのマッチ度を上手にアピールしたり、より良い印象を与えたりするためには、入念な準備が欠かせません。準備段階の作業につらさを感じている人は、やるべきことを紙に書きだして整理してみましょう。

そのうえで、一つずつの作業を効率的に進めていくと精神的な負担を軽減できます。たとえば、時間がかかりやすい書類選考の準備においては、「志望度が低い場合はPC作成にする」「業界単位の志望動機など共通で使える文言を使いまわす」など、あなた自身の負担が減る方法を見つけてみてください。

やるべきことの整理ができない・効率的な方法が分からないと悩んだら、就活エージェントに頼るのもひとつです。キャリアチケットでは、専任の就活アドバイザーが丁寧に就活準備のサポートをしますので、お気軽にご相談ください。

ストレス解消法を実践する

・自分のアピールポイントが見つからない

・不採用が続く

・なかなか内定が出ず焦る

上記の原因に当てはまり落ち込んでいる方は、ストレス解消法を実践し、ポジティブな方向へ切り替えていく時間が必要です。

就活でストレスを感じる場面は、一つではありません。就活準備のファーストステップとも言える自己分析でも、アピールできる成果が見つからずに落ち込んでしまうことがありますよね。

ほとんどの人にとって就活は初めての経験のため、思いもよらぬ場面でストレスを感じるケースもあります。そんなときに、「みんなやってるんだから、私だって平気なはず」と自分自身の気持ちを無視すると、ますますつらくなってしまいます。

まずは、ストレスを感じているあなた自身の気持ちを認めてあげて、一度立ち止まってストレスを解消していきましょう。次の項目で、具体的なストレス解消法をご紹介していきます。

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就活で落ち込んだときのストレス解消法

就活で落ち込んだときにおすすめのストレス解消法を紹介します。原因が明確でない人も、これから紹介する対処法を試してみると解決の糸口が見つかるかもしれません。

適度な運動をする

就職活動で落ち込んでしまったときは、運動をすることでストレスを解消できます。普段あまり運動をする習慣がない人は、ジョギングやウォーキング、ストレッチなど軽い運動をするだけでも気分がスッキリとするでしょう。

好きなことをする時間を作る

就職活動で落ち込んだときは、思い切って休むのも効果的です。1日~数日くらい時間を取り、自分の趣味や好きなことに没頭すればストレスを解消できます。気分転換になることをすると頭と体、心がリフレッシュされ、新しい気持ちで就職活動を再開できるでしょう。

気持ちの切り替えをする

選考の振り返りや反省をすることは大事ですが、過去の経験を引きずっていては前に進めません。「自分には合っていない企業だったんだ」「次の選考に活かせる自分の改善点が見つかった」と前向きに捉えるようにしましょう。

就職活動で落ち込むことは誰にでもあります。落ち込んでいる自分を責めずに、少しずつ切り替えていきましょう。

周りと比べないようにする

就職活動で落ち込んでしまうときは、周りと比べないようにしましょう。内定を獲得して就職活動が終わっていく学生を見ると焦ってしまい、追い込まれるものです。

しかし、「自分は自分、人は人」と割り切って、自分のペースで進めることが大切です。

また、SNSからの情報で一喜一憂しないようにしましょう。SNSにはポジティブな内容しか投稿しない人もいます。「自分だけがうまくいっていないんだ」という気持ちにならないためにも、就活中はSNSの閲覧時間を短くするのがおすすめです。

就活は評価される場ではないと捉える

選考や面接で不採用になると、「自分は評価されない人間なんだ」と感じてメンタルがボロボロになってしまう人もいるようです。

しかし、就職活動は入学試験とは違い、マッチングの場であるということを頭に入れておきましょう。否定されたから落ちたのではなく、その企業に合っていなかったということです。

あなたに合った会社は必ずどこかにあるので、失敗から学びながら一歩ずつ進んでいくことが大事です。

信頼できる人に相談する

就職活動が思い通りに進まず自分1人で悩んでいると、自己否定に陥ってしまうこともあります。そのため、就職活動で落ち込んでいる人は周囲に相談することが大事です。

話を聞いてもらうだけでも気分が楽になり、客観的なアドバイスをもらうことで、自分だけでは見えなかった新しい視点も発見できるでしょう。プロからの専門的なサポートが欲しい人は、大学のキャリアセンタースタッフや、就職エージェントに相談してみるのがおすすめです。

あなたの状況を詳しく知らない人だからこそ、話しやすいこともあるでしょう。自分の状況を整理する意味でも、第三者に相談するのは効果的な方法といえます。

就職活動で落ち込んだときや疲れてしまったときの対処法は「就活に疲れたときの対処法8選!疲れないための就活への向き合い方も解説」の記事でもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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就活で落ち込むあなたへキャリアアドバイザーのアドバイス

就職活動で落ち込んだときは、「自分の良いところに目を向ける」「趣味などを楽しめる時間を作る」「第三者に相談する」がおすすめです。

「自分の良さに目を向ける」とは、過去の経験からやっていて楽しかったこと、よく頼まれたこと、褒められたことなどを思い出す作業です。昔から自分のことを知っている家族や友人などに、「わたしの良いところって何かな」と尋ねてみましょう。

昔よくやっていた・好きだったけれど何らかのきっかけで辞めたことを再開してみたり、趣味など純粋に楽しめる時間を作ったりするのもおすすめです。ワクワクや夢中になる感情を取り戻すだけでなく、自分の興味・関心や特性を思い出したり、改めて再認識したりする良いきっかけにもなります。

どうしても気持ちが上がらないときは、自分一人で抱え込まず、就活エージェントに相談するのも一つの方法です。相談することで、つらい気持ちを乗り越えるための方法や自分の良さ、自分に合う選択肢などが見つかるでしょう。キャリアチケットにもお気軽に相談してくださいね。

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就活うつの症状とは?早めに対処が必要な落ち込み方のチェックリスト

就活のストレスは誰にでもあるものですが、受けるストレスの強弱には個人差があります。ストレスが一時的なものではなく心身ともに強い影響を受けている場合には、無理をせず休むことも必要です。

以下は、「就活うつ」とされる症状のチェックリストです。

・何にも興味が湧かない、やる気が起きない

・毎日のように気持ちの落ち込みが続いている

・眠れない日々が何週間も続いている

・突然、涙が止まらなくなる

・食欲が激減している

・体重の増減が激しくなっている

・胸に圧迫感、不快感がある

・息苦しさを感じる、動悸や息切れを起こす

・吐き気や下痢、胃腸などの不調が出ている

上記で当てはまる項目が多い場合には、まずは第三者に抱えている気持ちを吐き出してみましょう。友達や家族には話しにくいと感じる方は、就活エージェントなどを頼ってみてください。話すだけでも気持ちが楽になるでしょう。

また、一度就活から離れて休むことも重要です。それでも改善されない、あるいは症状が重いと感じる方は、心療内科やカウンセラーなどの専門家に相談してみましょう。

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就活で落ち込む前にできる対処法

「就活で落ち込んでしまう」ことを避けるために、事前にできる対策をご紹介します。効果的な方法ばかりなので、落ち込む可能性を少しでも減らすために実践してみてください。

自己分析と企業研究を入念に行う

就活で落ち込まないためには、自己分析と企業研究を丁寧に行うことが不可欠です。自己分析で自己理解を深め、自分が何に最も価値を置いているかを知ることで、企業選びの軸が見つかります。

企業選びの軸が定まれば、自分に合っている企業を見つけやすくなります。業務内容や社風、会社の理念などが自分の求めているものと合っていれば、自分と企業のミスマッチも防げるでしょう。

モチベーショングラフを作ってみる

自分のアピールポイントが何か分からず落ち込んでいる人は、自己分析をする際にモチベーショングラフを作成してみましょう。モチベーショングラフとは、過去の自分自身の体験や好きなこと、嫌いなことなどを振り返り、モチベーションの上がり下がりをグラフで表したものです。

自身を客観的に見られるとともに、自分がどんな事柄に対してモチベーションが上がるのかが分かります。そこから自分の長所、つまりアピールポイントを見つけられるでしょう。

面接対策を入念に行う

事前の面接対策を万全にすることも、就活で落ち込む可能性を減らせる対策として効果的です。面接という特別な環境では、誰もが緊張してしまうものです。

面接の緊張を和らげるには、模擬面接が欠かせません。第三者に面接官役になってもらい、スーツを着て面接当日のマナーをしっかりと確認し、できる限り本番当日と同じ環境で行うことをおすすめします。

また、模擬面接での自分を録画して見返すのも効果的です。自分の話し方や立ち振る舞い、身振りや表情など、新しい気づきがあるとともに改善点を見つけられるでしょう。

面接対策について知りたい人は「面接対策は万全?就活に必要不可欠な準備とマナー」の記事も参考にしてみてください。

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就活で落ち込むことが多いあなたへ

「就活で落ち込むことが多くて困っている」「プロからの専門的なアドバイスが欲しい」と思っている方もいるのではないでしょうか。そのようなときには、就活のプロである就活エージェントに相談すると良いでしょう。

就活エージェントのキャリアチケットでは、専任の就活アドバイザーによる自己PR添削、面接対策など、一人ひとりの悩みに合わせた丁寧なサポートを提供しているので、就職活動を始めたばかりの方も安心です。困ったことがあったら一人で悩まず、まずは一度ご相談ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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