不採用が続く就活生の特徴とは?今からできる対処法も解説

このページのまとめ

  • 不採用になる就活生は、自分に合わない企業ばかり受ける傾向がある
  • 身だしなみが整っていない就活生は、不採用が続く可能性がある
  • 不採用になったときは、自己分析で自分の特性を見極めるのが効果的
  • 就活で不採用になったときは、原因を分析して解決策を考えよう
  • 一度落ちた企業であっても、募集していれば再エントリーしても問題ない

不採用が続く就活生の特徴とは?今からできる対処法も解説のイメージ

不採用になって落ち込む就活生は多いと思います。就活がうまくいかないと、このまま内定がもらえないのか不安になりますよね。
不採用になったときは、軌道修正するチャンスです。失敗を活かしてやり方を変えれば、今からでも内定をもらえるでしょう。このコラムでは、不採用になる原因や対処法、不採用通知を受取ったときのマナーについて解説します。気持ちを切り替えて就活を再スタートし、内定を目指しましょう。

就活には悩みがつきものです。就活の悩みの種類別の解消法について知りたい方は「就活がうまくいかないときはどうすればいい?就活中の悩みを乗り越える秘訣まとめ!」も参考にしてください。

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不採用通知に落ち込む就活生は多い

不採用通知をもらう就活生は多いので、「自分はダメな人間だ」と悲観することはありません。不採用になったのは、応募した企業と自分の相性が悪かっただけのこと。人柄や能力に問題があるわけではありません。
就活生の中には、10月以降も内定が決まらない人も一定数います。周囲が内定をもらっている場合、自分だけ就活を続けることに焦りや不安を感じるでしょう。そんなときは、「自分を見直すチャンス」と捉えるのがおすすめ。視野を広げて気持ちを切り替え、前向きに就活に取り組みましょう。

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不採用になる就活生に共通する6つの特徴

企業側は明確な理由があって不採用を決めるので、自分に問題がなかったか振り返ることが重要です。下記で、不採用が続く人の特徴を確認し、自分に当てはまらないか考えてみましょう。

1.自己分析が不十分

自己分析ができていないと、採用担当者に自分の魅力をアピールできません。自分の特性を理解していないため、自分について言語化できないからです。採用担当者は、学生の説明から人柄や能力を推察します。学生の説明に説得力がなければ、採用するメリットは感じられないでしょう。

2.就活の軸がない

就活の軸がないと、自分に合わない企業ばかり受け不採用になる傾向があります。やりたいことが分からない人は、周囲に流されて大手企業ばかり受けることも。「入社後に実現したいこと」「仕事で貢献できる強み」を説明できなければ、内定をもらうのは難しいでしょう。
また、就活の軸がない人は、手あたり次第エントリーすることもあります。応募した業界や企業に一貫性がなければ、面接で聞かれたときに入社意欲を疑われる原因になるでしょう。

3.自分の言葉で説明できない

自分の言葉で説明せず、用意した答えを丸暗記して話すと、個性が伝わりにくくなります。オリジナルの答えだけでなく、就活ノウハウの例文を真似して覚えている人も要注意です。暗記したセリフを一方的に読み上げると、機械的な印象を与える傾向にあります。面接官によっては、本質を知るため質問で深掘りすることも。結果としてうまく答えられず、評価を落とす人もいるでしょう。

4.会話がスムーズに進まない

会話がスムーズに進まないと、コミュニケーション能力を疑われ不採用になる傾向にあります。話が長過ぎたり、質問に対してズレた答えを返したりする人は注意が必要です。
また、「笑顔がない」「目を合わせない」といった行動も、不採用の原因になり得るでしょう。

5.第一印象が悪い

第一印象が悪いと、不採用になる可能性が高まります。第一印象を下げる主な原因は下記のとおりです。

・寝ぐせがついたボサボサの髪
・目にかかる長い前髪
・シワや汚れがあるスーツとシャツ
・派手なメイク
・無精ひげ
・時間を守れない
・正しい敬語が使えない
・挨拶ができない

人は、見た目や態度といった視覚情報で相手の印象を決めるのが一般的。身だしなみや態度によっては、面接会場に入って数秒で不採用が決まることもあるでしょう。

6.失敗を反省しない

失敗を反省しないと、同じミスを繰り返し不採用が続く恐れがあります。「企業側に見る目がなかった」と不採用の理由を一言で片づける人は要注意です。課題を解決しないまま就活を続けても、同じ理由でまた不採用になってしまう可能性が高いでしょう。

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就活で不採用が続いたときの9つの対処法

不採用が続いても、就活への取り組み方を変えれば内定が出る可能性があります。
下記で、具体的な対処法を確認しておきましょう。

1.自己分析で自分の特性を理解する

自己分析で自分を客観視し、自分の特性を理解しておきましょう。自分史やモチベーショングラフを書いて、過去を可視化するのがおすすめです。過去の経験を振り返り、「なぜ取り組んだのか?」「何を学んだか?」と疑問を繰り返し分析してください。複数の経験で共通する考え方や行動パターンがあれば、それがあなたの特性につながります。
自分の特性とそれを象徴するエピソードを書き出しておけば、自己PRや志望動機でのアピール材料になるでしょう。

2.就活の軸をもとに応募する企業を選ぶ

「自分がやりがいを感じること」「得意なこと」をもとに、就活の軸を作りましょう。「なぜやりがいを感じるのか?」「力を発揮するのに必要な環境は?」と掘り下げるのがポイントです。
「〇〇の仕事がしたい」と思ったら、「誰に」「何を」提供したいのか細かく考えましょう。たとえば、「社会問題を解決したい」という夢があるなら、「お年寄りに」「暮らしやすさを提供したい」まで落とし込みます。
仕事について具体的にイメージすることで、自分に合った企業を見つけやすくなるでしょう。

3.自分の特性に合った企業を受ける

自分の特性をもとに、「憧れの仕事」ではなく「できる仕事」に応募しましょう。のんびりマイペースな人が、スピーディーでパワフルな企業を受けても、好印象にはつながりません。黙々と集中するのが得意な人が、営業職に応募しても内定はもらえないでしょう。
企業の社風や職種の適性を確認し、自分に合っているかしっかり見極めてください。

4.志望動機を明確にして入社意欲を示す

「どうしても入社したい理由」を説明して、入社意欲をアピールしましょう。そのためには、企業の公式Webサイトを調べたり、OB・OG訪問をしたりして、企業への理解を深めるのが重要です。どの企業にもいえるような志望動機では、内定にはつながりません。「応募先企業ならではの特徴」「自分の特性」「特性を発揮したエピソード」を絡めて説明すれば、アピール力の高い志望動機ができるでしょう。

5.清潔感を意識し身だしなみを整える

清潔感を意識して身だしなみを整え、第一印象アップを目指しましょう。
押さえておくべき主なポイントは下記のとおりです。

・ハネやクセが出ないよう髪をセットする
・前髪は眉毛が見える長さにして顔周りの毛もスッキリさせる
・スーツは定期的にクリーニングに出す
・シャツは日常的にアイロンを掛ける
・男性はヒゲを毎日剃る
・女性はナチュラルメイクを心掛ける

身だしなみは相手を不快にさせないための配慮です。日常的に全身鏡でチェックし、清潔感のある見た目を意識しましょう。

6.PDCAサイクルを回し課題を改善する

不採用になったらそのままにせず、PDCAサイクルを回して次に活かしましょう。PDCAサイクルとは、「計画を立てる(Plan)→行動に移す(Do)→結果を振り返る(Check)→改善策を練る(Act)」という一連の流れのこと。
書類選考に落ちたら、ESや履歴書の内容を見直し、伝わりやすいかチェックしましょう。面接で落ちたら、話し方やマナーに問題がなかったか振り返るのが重要です。
失敗を次に活かす研究材料にできれば、選考が進むごとにブラッシュアップできるでしょう。

7.諦めずに秋採用をしている企業に応募する

新卒の就活はポテンシャルを重視してもらえる貴重なチャンスなので、諦めずに秋採用を狙いましょう。秋採用とは、10月以降に行われる採用活動のこと。秋採用を行う企業は、「夏までに予定の人数を確保できなかった」「内定辞退者が出て補充が必要」といった事情があるのが一般的です。知名度が低くても、優良企業が残っていることも珍しくありません。
ただし、秋採用は募集枠が少なく、倍率が高い傾向にあります。これまでの失敗を活かし、地道に取り組む姿勢が必要です。

8.第三者に相談して自分を客観視する

自己反省に加えて「第三者の意見」も取り入れれば、課題が明確になるでしょう。就活で感じたことや悩みを話すことで、自分の考えが深まるメリットも。
自己分析で悩んだときは、家族や友人といった親しい人に「自分はどんな人間か」聞くのも効果的です。「なぜそう思ったのか」具体的に教えてもらえば、自分では気がつかない魅力に気づけるでしょう。

9.就職エージェントでプロのサポートを受ける

身近な人に相談しにくいときは、就職エージェントを利用してプロのアドバイスをもらいましょう。
就職エージェントとは、プロのアドバイザーがマンツーマンでサポートしてくれるサービスのこと。自己分析やESの添削、模擬面接などを受けられるため、効率的に内定を目指せるのがメリットです。また、自分に合った企業も紹介してもらえるため、内定への近道といえるでしょう。

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不採用になった企業に再応募しても構わない

一度落ちた企業でも、採用活動を続けていれば応募しても構いません。ただし、応募自体は受け付けていても、選考に参加できない場合もあるので注意が必要です。企業によっては新しく応募した人のみを選考し、再応募者は除外する可能性があります。応募する際は条件をチェックし、再応募に関する制限がないか確認しておきましょう。
なお、再応募がない場合は、「就職留年して再チャレンジする」「既卒で内定を目指す」「中途採用で転職を目指す」「諦める」の4パターンが考えられます。

再応募しても受かる保証はない

再応募したからといって、同じ失敗を繰り返せば内定は出ないでしょう。面接官に顔を覚えてもらえる可能性はありますが、それだけでプラス評価になるとはいえません。「一度落ちたけれどどうしても入社したい理由」を説明し、熱意をアピールするのが重要です。
ただし、企業の社風と自分の特性が合っていなければ、どんなに対策しても受かる見込みは低いでしょう。「相性が悪かった」と諦め、ほかの企業に目を向けるのがおすすめです。

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不採用通知は必ず来るとは限らない

不採用通知は選考から1~2週間以内に届くのが一般的ですが、企業によってはあえて連絡しない場合もあります。俗にいう「サイレントお祈り」で、連絡が来ない分気持ちを切り替えにくいでしょう。企業によって連絡のタイミングに差がありますが、2週間経っても音沙汰なしの場合は「サイレントお祈り」と考えるのが妥当です。気持ちを切り替え、ほかの企業の選考に邁進しましょう。

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不採用通知が来たときの正しいマナー

不採用通知はメールで来るのが一般的ですが、返信すべきか悩む人が多いようです。
下記で、正しいマナーを確認しておきましょう。

返信しなくても構わない

返信しなくてもマナー違反ではないので、したくなければそのままにしておきましょう。不採用通知を最後に企業側との関係は終了しています。失礼と思われる心配はないので、ご安心ください。

返信したい人は返信してもOK

「選考でお世話になった人がいる」「時間を割いてもらったお礼が言いたい」など理由があれば、返信しても良いでしょう。返信することで、企業への未練が断ち切れる可能性もあります。
ただし、返信したからといって評価が覆ることはありません。感謝の言葉で区切りをつけ、気持ちを切り替えて就活を続けましょう。

【例文】
タイトル:
RE:採用結果につきまして(〇〇大学 山田太郎)

本文:
〇〇株式会社
人事部 〇〇様


いつもお世話になっております。
〇〇大学文学部史学科の山田太郎です。

先日はお忙しい中、面接のお時間をいただき誠にありがとうございました。

私の力不足により不採用となり残念ですが、〇〇様には業界の課題や展望についてお話をいただき、
大変勉強になりました。

貴社の面接経験を活かして今後も就活を続け、〇〇業界への内定を目指していきたいです。

末筆ではございますが、貴社のますますのご発展と◯◯様のご健勝をお祈り申し上げます。

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〇〇大学文学部史学科
山田太郎
〒xxx-xxxx
東京都西東京市〇〇町x-x-x
携帯電話番号 xxx-xxxx-xxxx
E-mail yamada.taro@xx.xx.xx

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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