就活は大学1年生から準備が必要?早めに準備するメリットや就活対策を解説

このページのまとめ

  • 就活の準備は大学1年生から始めるのがおすすめ
  • 大学1年生からでも、自己分析や企業研究などの就活準備が実施できる
  • 就活準備以外にも、大学1年生はアルバイトやサークルなどに取り組むのがおすすめ

就活は大学1年生から準備が必要?早めに準備するメリットや就活対策を解説のイメージ

「就活は大学1年生から準備が必要?」「どんな準備をすればいいの?」などと悩む学生もいるでしょう。就活準備は早ければ早いほど、余裕をもって対策できるのでおすすめです。

この記事では、就活準備を大学1年生から始めるべき理由や、実施したい準備を解説しています。就活準備以外にも、大学1年生から取り組みたいことも紹介しているので、合わせて参考にしてください。

就活の全体像やスケジュールについて知りたい方は「就活はいつから始めるべき?内定までにやるべきことがわかる!」も参考にしてください。

大学1年からの就活について相談したい

   
目 次

大学1年生から就活準備が必要な理由

大学1年生から就活が必要なのは、早くから準備していた方が就活を成功させやすいからです。就活を始める時期は決まっていないので、早いほどほかの学生との差をつけられるでしょう。

ここでは、大学1年生から就活準備が必要な理由について解説するので参考にしてください。

余裕をもって準備できる

大学1年生から準備を始めれば、余裕ができます。慌てることなく、落ち着いて準備に時間を使えるでしょう。

時期が遅れると、使える時間に対してすべきことが多く、慌ててしまいます。準備が不十分になったり、間に合わなかったりすることもあるでしょう。

1年生から準備をしておけば、時間が足りなくなることはありません。余裕をもって準備ができ、必要な対策が行えます。

企業の選択肢を広げられる

1年生から企業について調べておけば、選択肢が広がります。就活直前に調べるよりも、より広い業界や企業を見れるでしょう。

企業について知る方法は、「企業説明会」「インターンシップ」「OB・OG訪問」など複数あります。あとから就活を始めると、インターンシップへの参加が間に合わなかったり、OB・OG訪問に行く時間がなかったりする可能性も。

1年生から就活準備をしておけば、企業選びの選択肢が広がり、自分に合う企業を探しやすくなります。

就活の早期化に対応できる

就活の早期化に対して準備できる点も、1年生から就活を行うメリットです。企業はより優秀な学生を確保するため、採用を始める時期が早くなってきています。

また、企業の就活早期化に対応し、学生の準備も早くなっているのが現状です。内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査(p21)」によると、約5割の学生が、大学3年生の9月までに就活準備を進めています。

2017年度や2018年度が2割程度の学生、2019年度でも約3割の学生しか準備をしていなかったことを考えると、年々早くに準備をする学生が増えているのがわかるでしょう。

ほかの就活生に後れを取らないためにも、1年生から準備を始めるのが大切になります。

参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査

評価されるスキルを身につけられる

早めに準備を始めれば、就活で評価されるスキルを身につけられます。空いている時間を使って、資格取得などにチャレンジしてみましょう。

たとえば、TOEICや英検など、語学力を成長させるのも1つです。また、ビジネスマナーを勉強したり、面接対策に時間を使ったりするのもいいでしょう。

早めに準備すればするほど、スキルアップの時間が増えます。就活でのアピールに使えるので、内定をより近づけられるでしょう。

就活で評価される資格については、「就職に有利な資格11選!取得するときの注意点も解説」の記事も参考にしてください。

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大学1年生から知っておきたい就活の基本的なスケジュール

就活準備を始める前に、就活の基本的なスケジュールを把握しておきましょう。スケジュールを知っておけば、いつまでに、どのような準備が必要かがわかります。

基本的な就活スケジュールは、次のとおりです。

・大学3年生5月ごろまで:就活準備期間
・大学3年生6月ごろ:インターンシップ開始
・大学3年生3月ごろ:採用情報解禁・エントリー開始
・大学4年生6月ごろ:本選考開始
・大学4年生10月ごろ:内定式

準備の早い学生は、インターンシップに向けて、大学3年生の4月ごろから準備を始めます。遅くても、エントリーが開始される大学3年生の3月には動き出すでしょう。

インターンシップが始まるまでに、自己分析や業界研究、企業研究を終えておけば、企業選びが楽になります。「いつまでに、どんな準備が必要なの?」と思う学生は、参考にしてください。

就活のスケジュールについては、「就活はいつから始めるべき?23卒・24卒・25卒のスケジュールを解説」の記事で詳しく解説しています。

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大学1年生からできる就活準備6選

大学1年生であっても、自己分析や企業研究などの準備が実施できます。どのような準備が可能なのか知り、実践してみてください。

ここでは、今からでも始められる就活準備を6つ紹介します。

自己分析

就活準備を始めるのであれば、まずは自己分析から取り掛かりましょう。自己分析とは、これまでの記憶や経験を振り返り、「自分の価値観」「強み・弱み」「将来のビジョン」などを客観的に理解するために行うものです。

自己分析を行えば、「どのような基準で企業を選ぶのか」「就職先に何を求めるのか」が明確になります。企業選びで迷うことが減り、方向性がはっきりするでしょう。

また、自己PRや志望動機を考えるためにも、自己分析が欠かせません。自分の強みや価値観が明確であれば、アピールすべき内容も明らかになります。

自己分析の進め方については、「【就活生向け】自己分析のやり方を解説!内定に近づく活用方法とは」の記事を参考にしてください。就活準備をする場合は、初めに実施しましょう。

業界研究

業界研究を行い、世の中にどのような業界があるのかを知るのも大切です。業界がわからないと、どのような仕事があるのかもわかりません。

就活での業界は、次の8つに分類されています。

・1.メーカー
・2.商社
・3.小売
・4.金融
・5.サービス
・6.通信
・7.マスコミ
・8.官公庁

まずはそれぞれがどのような業界なのか、どのような仕事があるのかについて調べてみてください。最終的には、志望する業界を2つか3つ程度まで絞っておくのをおすすめします。

業界研究の方法については、「業界研究のやり方とポイントを詳しく解説!自分に合った仕事を見つけよう」の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

企業研究

企業研究を行い、企業ごとの特徴を知っておくのも大切です。同じ業界に属する企業でも、仕事内容や職種、会社の雰囲気などは違います。

自分に合う企業を見つけるためには、企業研究が欠かせません。「自分とマッチしそうか」「やりたい仕事はできそうか」などを調べておきましょう。

企業研究の方法は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事で解説しています。内定を獲得するために企業研究は欠かせないので、必ず行うようにしてください。

インターンシップ

インターンシップは、大学1年生から参加できる企業もあります。志望企業が決まっているのであれば、参加しておくといいでしょう。

インターンシップに参加すれば、志望企業が自分に合うかどうかを見極められます。実際に仕事を体験するからこそ、合う、合わないを実感できるのです。

インターンシップに参加すると決めたら、開催日程を調べて、早めにスケジュールを組んでおきましょう。実施日よりも前に募集の締め切りがあるので、余裕をもった準備が大切です。

インターンへの参加方法や企業の探し方について知りたい方は「インターンシップのエントリー方法や企業の探し方とは?」の記事も合わせてご確認ください。

スキルアップ・資格取得

スキルアップや資格取得を行い、アピールポイントを増やすのもおすすめです。志望する企業でどのようなスキルが求められるのか、早めに調べて準備しておきましょう。

たとえば、大学3年時の業界研究でIT業界に興味を持ったとしましょう。プログラミングを学ぼうとしても、エントリーまでに習得が間に合わない可能性が高いといえます。

一方で、大学1年生であれば、エントリーまでに十分準備でき、アピールできるレベルまでスキルを身につけられるでしょう。準備が早いほどスキルアップに使える時間が増えるため、早めの動き出しがポイントになります。

就活イベント

就活イベントに参加し、情報を得たり、スキルアップに使ったりするのもおすすめです。就活セミナーや合同説明会などに参加してみましょう。

就活セミナーでは、「自己分析の進め方」「エントリーシートの作り方」「面接対策」など、実践的な内容を学べる機会もあります。プロのアドバイスを受けることは、就活を有利に進めるために欠かせません。

また、合同説明会に参加しておけば、実際に働く従業員の方の話を聞けます。多くの企業が集まるため、新しい企業の発見にもつながるでしょう。

就活セミナーについては、「就活セミナーとは?説明会との違いや服装のマナーを解説」の記事で解説しています。合同説明会については、「合説ってどんなもの?参加するメリットと有益に過ごすコツ」の記事がおすすめです。

それぞれどのようなイベントなのかを知り、就活に有効活用してください。

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就活成功に向けて大切な大学1年生からやるべきこと

就活準備以外にも、アルバイトやボランティアなどに取り組んでおきましょう。就活以外に取り組んだことが、就活でのアピールに使えるためです。

ここでは、就活を成功させるために、大学1年生の間からやっておきたいことを紹介します。

アルバイトをする

アルバイトをして、仕事を経験しておきましょう。学生のうちから、世の中にどのような仕事があるのか体験しておくのは大切です。

アルバイトでは、勉強では学べないスキルを身につけられます。人とのかかわり方や、責任感も成長させられるでしょう。また、アルバイト経験は自己PRや志望動機でもアピールできます。就活にも通ずるので、経験しておくのがおすすめです。

就活でアルバイト経験をアピールするコツについては、「「学生時代頑張ったこと」でアルバイト経験をアピールする6つの方法を解説」の記事を参考にしてください。

ボランティアに参加する

ボランティアも大学生のうちに経験しておきましょう。自分から参加する積極性や、社会貢献の考え方などを学ぶことができます。

また、ボランティアでは、年代や考え方、ときには国籍が違う方とやり取りするケースも。普段と違う人々と接することにより、学べることも多いでしょう。

ボランティアには、子どもや高齢者の支援をするものから、被災地支援、国際交流などの種類があります。どのように社会貢献したいかを考えて、選んでみてください。

ボランティア経験が就活に与える影響については、「就活でボランティア経験は有利?アピール方法と書き方を紹介【例文も】」の記事で詳しく解説しています。

留学をする

留学をして、語学力を成長させたり、異文化に触れたりするのもおすすめです。特に海外で働きたい学生にとっては、いい経験になるでしょう。

留学をする際は、長期的に時間をとるのがおすすめです。少なくとも半年、できれば1年以上の期間、留学に費やした方がいいでしょう。
留学期間が少ないと、学べる内容が少なく、語学力もあまり伸びません。履歴書に留学と書けるのは1年が目安になる点からも、長期的な留学が望ましいでしょう。

留学をアピールするコツについては、「自己PRで留学経験をアピールしたい!書き方のコツを解説」を参考にしてください。

サークルに入る

サークルに入り、新しいことを学んだり、交友関係を広げたりするのもおすすめです。組織で活動する経験は、自分の成長にもつながります。

たとえば、サークル運営で発生した課題を解決すれば、自己PRやガクチカでのアピールに使えます。自分の強みや長所を発見するきっかけにもなるでしょう。
就活では、「学業以外に力を入れたことは何ですか?」と聞かれる場合もあります。その際に、サークルと答える学生も多いので、興味のあるサークルには参加しておくのもおすすめです。

詳しくは、「「学業以外で力を注いだこと」の質問に効果的な回答は?テーマや例文も解説」の記事も参考にしてください。

旅行に行く

時間のある大学生のうちに、旅行に行くのもおすすめです。社会人になるとまとまった時間がとりにくく、旅行できる機会が少なくなるからです。

新しい土地や文化に触れることで、価値観や考え方が変わることもあるでしょう。普段と違う環境は、気分転換やストレス発散にもつながります。

免許を取得しておく

大学生のうちに、自動車免許を取得しておくのもおすすめです。職種によっては、免許が必要になる場合もあります。

内定獲得後に免許を取りに行く学生もいますが、内定の時期によっては難しいことも。卒論を書いたり、単位取得に追われたりしながら、教習所に通うのは大変です。長期休暇を使い、合宿で免許をとる方法もあるので、工夫してみてください。

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就活成功には大学1年生から準備するのが大切

就活の早期化が進む現在、多くの学生が早めの就活準備を進めています。大学1年生から準備しておけば、余裕をもって就活本番に臨めるでしょう。

しかし、大学1、2年生から就活準備を進めようと考えている学生のなかには、「就活に関する情報はどうやって集めたらいいんだろう?」「就活準備の具体的な進め方がわからない」といった悩みを抱える人もいるでしょう。

もし、就活への不安を抱える場合は、就活エージェントの「キャリアチケット」に相談してください。キャリアチケットでは、専任のアドバイザーが、あなたの悩みに合わせたアドバイスを行います。

就活準備のサポートはもちろん、エントリーシートの添削や面接対策など、選考対策も実施。準備から内定獲得まで、マンツーマンでサポートします。

大学1年生から相談を受け付けているので、早めに準備を進めたい方はぜひ登録してみてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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