困難を乗り越えた経験で何を伝える?ない場合の対処法と例文10選をご紹介

このページのまとめ

  • 困難を乗り越えた経験の質問では、就活生の仕事への取り組み方が見られる
  • 大きな成果よりも、努力や成長の過程のほうが困難を乗り越えた経験では大切
  • 困難を乗り越えた経験が思いつかないときは、自己分析で失敗や挫折の経験を探そう

「困難を乗り越えた経験」の質問に悩む就活生は多いでしょう。企業は、就活生の人となりや仕事への取り組み方を判断するためにこの質問をします。単なる苦労話ではなく、経験から得た学びと成長、入社後の活かし方を伝えましょう。
この記事では、困難を乗り越えた経験の基本の伝え方や状況別の例文をご紹介します。また、就活で使える経験が思いつかないときの対処法もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

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目 次

企業が困難を乗り越えた経験を聞く理由

就活でよく聞かれる「困難を乗り越えた経験」とは、目標達成のために直面した壁や課題をどのように乗り越えたかという「プロセス」を尋ねる質問です。

企業の採用担当者は、単に過去の成功体験を知りたいわけではありません。困難に直面した際の行動を通じて、就活生の人間性や仕事への取り組み方を深く知りたいと考えています。企業が注目している観点を理解したうえで、自身の強みを効果的にアピールできるよう準備しましょう。

ここでは、企業が困難を乗り越えた経験を聞く主な3つの理由を解説します。書類選考や面接を控えている就活生の方は、ぜひ参考にしてみてください。

目標に向かって努力できるか知るため

企業が困難を乗り越えた経験を聞くのは、就活生が目標に向かって努力できるかどうかを知るためです。企業は一時的な成功ではなく、壁にぶつかっても全力で目標に向き合い、継続的に成果を出せる人材を求めます。

困難な状態でも目標達成に向けて努力した経験がある人は、仕事における高い意欲と達成志向性があると判断されるでしょう。

困難への対処法を確認するため

困難にぶつかったときにどのように対応するかを確認するのも、企業が困難を乗り越えた経験を聞く目的の一つです。仕事では困難な状況を分析し、具体的な改善策を考えて実行する能力が求められます。

問題に対処するには、感情的になったり誰かのせいにしたりせず、「なぜそうなったのか」の原因を冷静に掘り下げなければいけません。また、頭の中で考えるだけでなく、具体的なアクションプランに落とし込み、最後までやり切る実行力も重要です。

企業は困難を乗り越えた経験を通して、就活生が業務でも冷静に行動できるかを見極めるでしょう。

ストレスへの耐性を見るため

企業が困難を乗り越えた経験を聞く目的として、ストレス耐性を見ることも挙げられます。仕事では、納期や人間関係、予期せぬトラブルなどがストレスになる可能性があるためです。ストレス耐性が低いと、少しの困難が早期に休職・退職につながりかねません。

ストレスとうまく向き合える人は、仕事でも安定して成果を出すことが期待できます。企業は、就活生が感情的に不安定にならず、課題から逃げずに最後まで対処できるかを知って、自己管理能力や忍耐力を見極めたいと考えているのです。

このほかにも選考で企業が見ているポイントを知りたい方は、「面接官が見ている6つのポイント!よくある質問と印象アップのコツも解説」の記事を参考にしてみてください。

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困難を乗り越えた経験に関するキャリアアドバイザーのアドバイス

Q.困難を乗り越えた経験を話すことで、企業に対してどのようなことをアピールできますか?

「長期就業力」と「目標達成に向けて頑張ることができる」の2つをアピールできます。いずれも、早期離職者の多い現代において企業が重要視している要素です。

厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況を公表します」をもとに、新卒入社後3年以内に離職した人の割合を見てみましょう。

新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)を公表しますの引用画像

引用元:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)を公表します

大卒者のうち、新卒入社してから3年以内に離職した人の割合は33.8%です。また、中学卒は54.1%、高校卒は37.9%、短大卒は44.5%と、どの学歴を見ても早期離職する人が一定数いることがわかります。仕事を辞める理由は人によって異なりますが、「大変」「つらい」と感じて辞めたくなる人もいるでしょう。

企業は「採用した学生に長期的に会社で働いてほしい」と考えます。そのため、困難を乗り越えた経験をとおして、壁にぶつかっても向き合い、頑張れる人であることをアピールすれば、「入社後も長期的な活躍が期待できる」「忍耐力がある」と企業から評価されやすくなるでしょう。

就活で忍耐力をアピールしたい方は、「苦労したことを面接で聞かれた際の答え方は?聞かれる意図や伝え方のコツ」の記事もあわせてご参照ください。

参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)を公表します

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困難を乗り越えた経験の具体例

就職活動でアピールできる困難の具体例は、決して特別な実績や華やかなエピソードである必要はありません。日々の活動の中で、自分がどのように課題と向き合い、工夫して解決したかというプロセスが評価の対象となります。

具体例として挙げられやすいのは、アルバイトでの業務改善や、ゼミでの研究の行き詰まり、サークル活動での意見の対立などです。目標と現状のギャップに対して、自ら主体的に行動を起こした経験であれば、どのような題材でも魅力的なアピールに繋がります。

大切なのは直面した問題の大きさではなく、壁にぶつかった際に生じた変化や、そこから得た学びを明確に伝えることです。「面接の失敗談はどう答える?評価される例文6選とNG回答を解説」の記事も参考にしてください。

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困難を乗り越えた経験がないときの4つの対処法

「自分には困難を乗り越えた経験がない…」と悩んでいる就活生もいるでしょう。しかし、それは経験が不足しているわけではなく、単に「困難」の定義を大きく捉え過ぎているだけかもしれません。自己分析を行ったり考え方を変えたりすれば、アピールできるエピソードを見つけられるでしょう。

ここでは、困難を乗り越えた経験が見つからないときの4つの対処法を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

1.自己分析で過去の経験を振り返る

困難を乗り越えた経験が思いつかないときは、自己分析で過去の経験を時系列で振り返ることから始めましょう。単なる出来事の羅列ではなく、「そのとき、自分が最も苦しかったことは何か」「それを乗り越えるために何を考え、どう行動したか」という内面的な変化に注目してみてください。

過去のアルバイトやサークル、学業、趣味など、あらゆる場面で「計画どおりに進まなかったこと」「期待していた結果が出なかったこと」を書き出してみましょう。そのなかから、感情が動いた出来事や粘り強く取り組んだ経験を選び出せば、困難に立ち向かい試行錯誤した経験を整理できます。

自己分析のやり方は、「自己分析とは?就活での目的や簡単なやり方9選を解説」の記事をご確認ください。

2.特別な体験よりも工夫したことに焦点を当てる

困難という言葉を聞くと、全国大会出場のような華やかな実績をイメージしがちです。しかし、採用担当者が評価しているのは出来事の規模ではなく、直面した課題に対してどのような創意工夫を凝らしたかという行動のプロセスになります。

2.特別な体験よりも工夫したことに焦点を当てるのイメージ

日常の小さな不便や業務の非効率さを解消するために、自分なりに考えて実践した行動があれば十分にアピール可能です。たとえば、アルバイト先で新人の教育体制を見直したことや、ゼミナールの発表準備でスケジュール管理を改善したことも立派なエピソードと言えます。

ありふれた状況の中で「自分だからこそできた工夫」に意識を向けてみてください。主体的に動いた軌跡を伝えることが、説得力のある内容に仕上げるコツです。

3.失敗や挫折の経験を先に探す

「乗り越えた」という結果を先に探そうとすると、エピソードが見つかりにくくなります。そんなときは、まず過去の「失敗」や「挫折」といったネガティブな記憶から掘り下げてみるのがおすすめです。困難とは多くの場合、目標が達成できなかった瞬間や、予期せぬ壁にぶつかった場面に隠れています。

たとえば、「資格試験に落ちた」「部活動でレギュラーから外れた」「アルバイトで大きなミスをした」など、当時は悔しい思いをした経験をリストアップしてみましょう。そこから、「なぜ失敗したのか」という原因分析と、「どう行動を変えたのか」という改善のプロセスを整理していきます。

たとえ最終的な結果が完全な成功でなかったとしても、失敗を機に学びを得て、次の行動に活かしたプロセスがあれば、それは立派な「困難を乗り越えた経験」になります。立ち直る力や向上心を示すエピソードになるでしょう。

挫折経験の就活での回答例文11選!見つからないときの対処法も紹介」の記事では、挫折経験の回答について解説しています。こちらもあわせてチェックしてみてください。

4.他者と比較せず自分の成長に注目する

困難を乗り越えた経験を探す際、「ほかの就活生と比べて自分の経験は地味だ」と自信を失う必要はありません。当時の自分の能力や知識では足りなかった部分を、どのような努力と工夫で埋めたのかというプロセスに焦点を当てましょう。

「以前の自分にはできなかったことが、この経験を通じて克服できるようになった」という内面的な変化や試行錯誤の深さを具体的に伝えることで、ポテンシャルを十分にアピールできます。周囲と比較せず堂々と経験を伝えることが、選考での評価につながるでしょう。

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困難を乗り越えた経験を伝える際の基本構成

就活で困難を乗り越えた経験を伝える際は、エピソードの凄さ以上に伝え方が重要です。どれほど素晴らしい経験があっても、企業の採用担当者にうまく伝えられなければ意味がありません。生じた問題と自分のとった行動、その結果を順番に説明し、論理的で分かりやすい説明を目指しましょう。

ここでは、困難を乗り越えた経験を伝えるための6つのステップをご紹介します。

困難を乗り越えた経験を伝える際の基本構成のイメージ

1.経験の概要

困難を乗り越えた経験を伝える際は、最初に話の全体像を簡潔に説明しましょう。

冒頭で「私が直面した最大の困難は、○○での経験です」のように伝えます。最初にエピソードの核心を伝えれば、聞き手はあらかじめ話の着地点をイメージでき、そのあとの内容がスムーズに頭に入るようになります。結論ファーストを徹底し、採用担当者が強みを理解しやすい導入を心掛けてみてください。

2.状況と起きた問題

次に、状況と起きた問題を具体的に説明します。

単に「大変だった」「苦労した」という主観的な感想で終わらせず、目標数値や期限、周囲との人間関係などの客観的な事実を具体的に描写するのがポイントです。また、その困難を前にして自分自身がどう感じ、どう気持ちを切り替えたかを添えると、現状分析力や精神的なタフさの効果的なアピールにつながります。

3.困難克服のための行動

起きた問題を説明できたら、現状を打開するために「何を考え、どう動いたか」という具体的なプロセスを述べましょう。

採用担当者が入社後の再現性を判断する重要パートです。「一生懸命頑張りました」といった抽象的な表現は避けてください。{「課題の原因を○○だと分析し、△△という具体的な施策を自ら立案・実行した」のように、思考とアクションをセットで伝えるのがおすすめです。}

4.行動の結果

行動によって、最終的に状況がどう変化したかを述べることも大切です。客観的な成果を示すために、できるだけ数値や第三者からの評価を用いましょう。

たとえば、「周囲の協力により、目標を120%達成できた」「当初は反対していたメンバーが協力してくれるようになり、離職率を15%改善できた」など、変化の度合いが誰にでも伝わる形で提示するなら、行動の有効性を説得力をもって語れます。

5.経験から学んだこと

困難を乗り越えたプロセスを通じて、どのような気づきや成長があったかも述べましょう。

この項目は、単なる思い出話を自己PRへと昇華させる重要なステップです。「勉強になった」で終わらせず、「周囲を巻き込むことの大切さを学んだ」「粘り強く原因を究明する姿勢を身につけた」など、自身の強みとして定着したものを明確に言語化しましょう。

6.仕事にどのように活かせるか

困難を乗り越えた経験の最後は、その学びが応募先の企業でどう役立つかを伝えて締めくくります。

「この経験で培った○○という強みを活かし、貴社の△△という業務においても、困難を成長の糧にして貢献したい」のように、具体的にイメージできる形で熱意を伝えましょう。

過去の困難を乗り越えた経験は、今後の仕事における挑戦を恐れない姿勢の裏付けとなります。話をポジティブに締めくくり、困難に対する前向きな姿勢を強く印象づけましょう。

自分の強みをアピールする方法は、「自己PRとは?書き方や強み・職種別の例文と合わせて回答のポイントを解説」の記事でも解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。

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困難を乗り越えた経験を伝える例文10選

困難を乗り越えた経験で扱う内容は、アルバイトやサークル活動、学業など、人によってさまざまです。ここでは、よくある経験別に10の例文を用意しました。自分に近い経験を参考にしながら、当時の状況や自分の考えを当てはめて、自分の言葉で語れるように準備しましょう。

1.アルバイト編

飲食店のアルバイトで新人スタッフの教育を任された際、指導が厳しくなり過ぎて新人が早期退職してしまう困難に直面しました。

業務効率を急ぐあまり、相手の不安に寄り添えていなかったことが失敗の原因だったと気づきました。そこで指導方法を根本的に見直し、一方的な説明をやめて業務後に必ず10分間の面談を設定したのです。新人が困っていることを聞き出す傾聴に注力し、すべての業務に対して手順の意義を丁寧に伝えるように意識を変えました。
その結果、新人の定着率が改善し、7名のスタッフを約3ヶ月で独り立ちさせることができました。

この経験から得た相手を理解して信頼関係を築く力は、貴社におけるチームでの円滑な連携に活かせると確信しております。

自らの指導不足を素直に認め、客観的に改善したプロセスが評価ポイントです。採用担当者は、課題に対して自分の非を冷静に分析できる柔軟性をチェックしています。一方的な命令ではなく、面談を設けて傾聴する姿勢への転換は、社会人に求められる管理能力の証明となるでしょう。

早期退職に向き合い組織の課題を解決した実績は、入社後もチームの潤滑油として活躍できるポテンシャルを感じさせます。

2.ゼミ編

大学のゼミナールにおいて、1年かけて取り組む研究テーマがなかなか決まらず、周囲と比較して焦るという壁にぶつかりました。

テーマを難しく設定しなければならないという固定観念が原因だったと気づき、自分が純粋に関心をもてる身近な問いに立ち返る決意をしました。新規性を担保するために500人以上の学生を対象とした地道な聞き取り調査を敢行し、断られながらも粘り強く客観的なデータを集めたのです。
その結果、学問分野を超えた独自の視点をもつ研究として評価され、その年のゼミ発表で1位を受賞できました。

この経験で培った、固定観念に捉われず粘り強く目標を達成する力は、貴社での新しい価値を創造していくプロセスで貢献できると考えています。

難航する状況において、固定観念に縛られず泥臭い行動を起こした主体性が評価されます。テーマが決まらない焦りに対し、身近な問いに立ち返る柔軟な思考と、500人規模の調査をやり遂げた粘り強さが魅力です。

就職活動では、誰もが避けたがる地道なデータ集めを徹底した実行力が仕事への責任感として高く評価されます。自ら動いて活路を見出した経験は、答えのない課題に立ち向かう職種に効果的です。

3.部活編

野球部で最後までレギュラーに入れなかった挫折を乗り越え、サポート役としてチームの全国大会準優勝に貢献しました。

選手として出場できない悔しさがありましたが、チームの勝利のために自分の役割を再定義したのです。部員たちの調子の波や悩みを個別に聞き取ることに時間を費やしたところ、ある部員が怪我への恐怖からスランプに陥っていると判明しました。そこで監督の許可を得て、体幹強化とフォーム安定化のための個別メニューを考案し、寄り添いながら実践しました。
サポートの結果、チームは一体感を増して全国大会で準優勝という成果を収めました。

全体を見渡し、個々の能力を引き出すために動いた経験は、貴社の人事の仕事でも必ず活かせると自負しております。

レギュラー落ちという挫折に腐ることなく、組織のために役割を再定義した当事者意識が光る内容です。企業は、自分が主役になれない場面でも組織の目標達成に向けて全力を尽くせる人材を求めています。スランプの部員に対して個別のサポートメニューを考案し、伴走した行動からは優れた観察眼が伝わるはずです。

周囲の能力を最大化させる裏方としての貢献度は、あらゆるビジネスの現場で強く信頼されるでしょう。

4.サークル編

所属するダンスサークルで新入部員が一人も入らず、廃部の危機に陥るという困難を経験しました。

メンバーの技術力は高いものの、活動実態が可視化されていないことが原因だと分析しました。そこで私は、認知度を高めるための広報戦略を実行したのです。従来のビラ配りをやめ、学生の動線が集中する学内広場で毎日ゲリラ的なパフォーマンスを披露する工夫を取り入れました。さらに、地域のイベント運営者と交渉して出演機会を自ら創出しました。
この能動的なアプローチの結果、イベントを観て魅力を感じてくれた学生7名の入部に繋がり、廃部を回避できたのです。

課題に対して自ら動く実行力は、貴社のマーケティング業務において貢献できる強みになると確信しております。

廃部の危機に対し、原因分析から施策の実行までを論理的に進めたPDCAサイクルが評価されます。従来の受け身の手段を疑い、学生の動線を意識したパフォーマンスや地域への出演交渉といった攻めの広報に切り替えた点が秀逸です。

状況を客観的に把握し、ターゲットに響くアプローチを自ら企画して形にする動きは、マーケティング職や営業職の適性として重宝されるでしょう。結果を数値で示すことにより、入社後の再現性を面接官へ明確に連想させられます。

5.ボランティア編

参加者が激減していた地域清掃ボランティアにおいて、活動内容を再定義することで組織を再生させた経験があります。

一方的な理想の押し付けでは人は動かないと痛感し、地域住民100名を対象にアンケート調査を実施しました。その結果、活動時間が生活リズムに合わないことや、近隣住民との交流の場を求めているという本音が判明したのです。そこで私は、活動時間帯を複数設ける改善策と、訴求点を「交流の場」へシフトして活動後に茶話会を行うプランを実行しました。
結果として参加者は以前の2倍以上に増加し、活動は再び活発化しました。

この真の課題を掘り起こして解決策を形にする力は、貴社の営業職として顧客に提案を行う際に活かせると考えています。

思い込みを排除し、アンケートのデータに基づいて組織を立て直した論理的思考力が評価されます。参加者減少の原因を熱意不足と片付けず、時間帯や交流へのニーズといった相手の本音から導き出したプロセスが的確です。

利用者の真のニーズに合わせて訴求点を柔軟に変えていくアプローチは、ビジネスの企画提案に直結します。適切な解決策で実績を出した姿を提示できれば、顧客の課題を解決できる根拠になるでしょう。

6.大学受験編

第一志望の推薦入試に不合格となる挫折を味わいましたが、わずか3ヶ月で一般入試での逆転合格を掴みとりました。

高校3年の11月という遅い時期からの挑戦だったため、同級生との遅れを挽回する計画的な戦略を立てました。休日は12時間勉強することを自分に課し、生活のすべてを受験に集中させたのです。闇雲に全体を学ぶのではなく、最も伸びしろがある苦手分野の過去問演習に時間を絞り込みました。模試のあとはその日のうちに解き直しを行い、知識の穴を徹底的に埋めました。
その結果、学力を飛躍的に向上させて合格を果たしました。

逆境でも戦略を練り、最後までやり遂げる力は、貴社における困難な課題に対しても主導的に解決策を見出す強みになると自負しております。

不合格を前にしても目標を諦めず、限られた時間で成果を出すための計画性と実行力が評価される事例です。厳しい時期から逆算してスケジュールを組み、苦手克服にリソースを集中させたプロセスはビジネスにも通じます。模試のあとに原因を分析して知識の穴を埋めるサイクルにより、業務改善のスピード感を裏付けられるのです。

逆境を冷静に受け止め、圧倒的な行動量でやり遂げた姿は、面接官へタフな印象を与えられるでしょう。

7.インターン編

長期の営業インターンシップにおいて、最初の3ヶ月間に契約目標を一度も達成できないという逆境を経験しました。

原因を分析したところ、自社の都合による一方的な説明になっており、顧客の潜在的なニーズを引き出せていないと突き止めました。そこで、顧客の課題を多角的に深掘りする質問項目を独自に作成し、商談ごとに振り返りを繰り返したのです。さらに社内の成功事例を研究し、トップ営業のヒアリング構造を自分のプロセスに組み込みました。
この改善を回し続けた結果、提案の質が向上して契約件数が安定し、最終月には目標の120%を達成できました。

数値を根拠に課題を特定し、顧客起点で戦略を修正する力は、貴社の事業を牽引する力として貢献できると確信しております。

目標未達という現実から逃げず、数値を根拠に営業プロセスを劇的に改善した実戦的な能力が評価されます。トップ営業のスキルを分析して自身の営業活動に組み込む行動からは、高い学習意欲と素直さが伝わるでしょう。質問項目の作成など、試行錯誤を自発的に行った点が大きな強みとして映ります。

最終月に目標の120%を達成した定量的な成果によって、入社直後から即戦力として貢献できる姿を明確にイメージさせられるでしょう。

8.留学編

大学1年時に交換留学の選考に落ち、実力不足を痛感する挫折を経験しました。

悔しさをバネに、日本にいながら英語力を飛躍させるアプローチを自分で設計しました。インプットとアウトプットを両立させるため、平日の夜間は語学学校へ通い、論理的な英文構成力を徹底的に強化したのです。週末には外国人観光客が集まる飲食店でアルバイトをし、さらに学内で留学生とのディスカッションイベントを自ら企画して、学んだ知識を実践する場を強制的に作りました。
この取り組みを1年間継続した結果、TOEICのスコアが130点向上し、翌年の選考で念願の留学権利を獲得しました。

逆境を成長の機会に変えて最適な手段を組み合わせる実行力は、貴社での企画提案に活かせると考えております。

留学の落選という挫折を成長の機会と捉え、国内にいながら目的を果たすための代替案を自ら設計して実行した課題解決力が評価されます。環境のせいにせず、語学学校での学びと留学生との交流イベントを自発的に企画して実践の場を作った工夫が素晴らしいです。

目的達成のために最適な手段を組み合わせて継続した実行力は、既存のルートに依存しない強みとなります。自らの力で目標をやり遂げる人材として、どのような企業でも重宝されるでしょう。

9.委員会活動編

大学の学園祭実行委員会において、協賛金の集まりが非常に悪く、目標額に遠く及ばないという困難に直面しました。

例年どおりの企業リストへ漫然と電話をかけるだけの手法になっており、協賛のメリットが十分に伝わっていないことが問題だと気づいたのです。そこで私はアプローチ方法を根本的に見直し、学園祭に来場する若者の動向や宣伝効果をまとめた独自の提案書を新たに作成しました。さらに、地元の商店街へ直接足を運び、店舗のターゲット層に合わせた広報プランを粘り強く対面で説明しました。
この地道な工夫と行動の結果、新規で15社からの協賛を獲得でき、最終的に目標を上回る金額を調達できました。

課題の本質を見極めて戦略的に行動する力は、貴社の企画営業の現場でも活かせると考えております。

従来の慣習を疑い、相手のメリットを意識した提案を行うことで状況を打開したビジネスセンスが評価されるエピソードです。漫然とした架電から脱却し、若者の動向をまとめた独自の提案書を作成して対面交渉したプロセスは、企業の営業活動そのものといえます。

異なる立場の相手に対しても粘り強くメリットを説いて新規協賛を獲得した実績が魅力です。このアプローチにより、高い交渉力と行動力を十分に証明できます。

10.講義編

大学の専門講義で行われたグループワークにおいて、メンバー間で意見が対立し、発表資料の作成が完全に停滞するトラブルを経験しました。

各自が自らの主張を譲らないことが原因だと分析し、私は全体の議論を客観的に整理する役割を買って出たのです。まず双方の意見の共通点と相違点をホワイトボードに可視化し、それぞれのメリットとデメリットを全員で冷静に比較できる環境を整えました。さらに、折衷案として両方の強みを融合させた新しい構成を提案し、メンバーの納得を引き出しました。
この調整によってチームの団結力が戻り、限られた期限内に質の高い資料を完成させ、全体の最優秀賞を獲得できました。

意見の衝突を恐れず建設的な対話を導く力は、貴社でのチームプロジェクトにおいても貢献できる強みになると確信しています。

意見の対立というチーム内のトラブルにおいて、感情論に走らず客観的な仲介役として議論を建設的に導いた調整力が評価されます。自らの主張を押し通すのではなく、ホワイトボードを活用して双方のメリットを可視化し、折衷案を提示した動きは知的です。

ビジネスの現場では意見の衝突が日常的に発生するため、チームをまとめ上げた実績は大きな武器となります。限られた期限内に最高の成果に繋げたファシリテーション能力は、選考で高く評価されるでしょう。

「困難を乗り越えた経験」は、就活で「人生でつらかったこと」として聞かれることもあります。「『人生で一番辛かったこと』はどう答える?就活での回答方法や質問の意図を解説」の記事で例文をまとめているので、チェックしてみてください。

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「困難を乗り越えた経験」で避けたほうが良い内容

就活で困難を乗り越えた経験を伝える際は、難易度が低過ぎたりプライベート過ぎたりするエピソードは避けましょう。また、身内の不幸のような自分での工夫が困難なエピソードも避けるのが無難です。

ここでは、困難を乗り越えた経験で使わないほうが良いエピソードをご紹介します。選考対策を行う際の参考にしてみてください。

誰でも達成できる難易度の低い目標

「困難を乗り越えた経験」として、あまりにも難易度の低い目標や、日常的な課題を挙げるのは避けましょう。設定した目標が低過ぎると、採用担当者に「この人は高い壁に挑む意欲がないのではないか」あるいは「この程度のことで困難と感じてしまうのか」と、資質を低く見積もられるリスクがあるからです。

たとえば、「アルバイトの業務を覚えるのに苦労した」「ゼミの発表準備で徹夜した」といった内容は、学生生活において当然想定される範囲の出来事であり、「困難」としては説得力に欠けます。また、遅刻や提出物の遅れなど、本人の怠慢によるリカバリーを「困難の克服」として語ることも、責任感や一般常識を疑われる恐れがあるため避けるべきです。

特別な体験である必要はありませんが、少なくとも「現状の自分では達成が難しく、何らかの工夫や成長が不可欠だった課題」を選ぶのがおすすめ。聞き手の共感を得られるよう、状況や感情の変化を具体的に描写し、ストーリーに高い納得感をもたせることが大切です。

対人トラブルなどのプライベート過ぎる内容

就職活動の場において、友人との喧嘩や恋人との別れといった私的過ぎるエピソードを選ぶのは避けるのが賢明です。ビジネスにおける困難の乗り越え方を知りたい採用担当者に対して、客観的な仕事への適性をアピールしにくくなります。

感情的な衝突やプライベートな問題は、どうしても主観的な弁明に終始してしまいがちです。面接官が合否を判定するための評価基準に照らし合わせづらくなるリスクが生じます。

企業が求めているのは、あくまで組織や業務の中で発生する課題への対応力です。公私の区別をしっかりとつけ、ビジネスの現場でも再現できる活動を題材に選びましょう。

身内の不幸話など自分で工夫するのが困難な経験

家族の病気や身内の不幸といった、自らの努力や工夫ではコントロールできない悲しい経験も選考の場には適しません。このようなエピソードは同情を誘うものの、本人の主体的な行動プロセスを評価したい企業側の意図から外れてしまいます。

自分の意思で現状を分析し、施策を講じて解決へ導いた軌跡こそが、選考で最も重視されるポイントです。不可抗力による困難では、あなた自身の課題解決能力や創意工夫の質が伝わりにくくなります。

面接官も質問を深掘りしづらくなるため、自身の行動によって状況を変えられたテーマを探してみてください。

諦めただけで完結している経験

途中で挑戦を投げ出して終わってしまったエピソードは、単なる失敗談として捉えられてしまうため注意が必要です。どれほど大きな壁にぶつかったとしても、最終的に何も解決せず諦めただけの内容では、ストレス耐性や粘り強さを証明できません。

大切なのは結果そのものの成否ではなく、壁に直面したあとにどのようなアプローチを試みたかという点になります。目標を修正して別の道で努力を続けたといった、前向きな行動への繋がりを示さなければ評価は得られません。

挫折した記憶から探す場合でも、その後に得た学びや行動の変革までをしっかりとセットにして言語化しましょう。

就活で使えるエピソードの探し方については、「自己PRのエピソードはどう探す?シチュエーション別の例文も紹介!」の記事でも解説しているので、参考にしてみてください。

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困難を乗り越えた経験を効果的にアピールしたいあなたへ

困難を乗り越えた経験は、就活でもよく聞かれる質問の一つです。企業は、就活生が困難を乗り越えた経験に対してどのように向き合い、どのように努力してきたかを見ています。

そのため、好印象を得るためには、単に苦労した話を披露するだけでは不十分。その困難を「解決すべき課題」として定義し、自分の工夫と努力で状況を好転させた具体的な行動を伝えることが大切です。

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困難を乗り越えた経験に関するよくある質問

ここでは、困難を乗り越えた経験に関するよくある疑問に、Q&A形式でお答えします。ESや面接の準備を進める際に参考にしてみてください。

Q.社会人として評価される困難を乗り越えた経験って?

A.社会人として評価されるのは、「自らの意志で掲げた目標に対し、直面した壁を論理的な工夫と努力で突破した経験」です。

単に「起きたトラブルを収束させた」という結果だけではなく、目標達成を妨げる要因を特定し、自ら考えて動いたプロセスを伝えましょう。特に、現状の分析力や対策の立案力、そして最後までやり抜く完遂力の3点が備わっているエピソードは、入社後も自律して成果を出せる人材として高く評価されます。

社会人として評価されるために必要な力について知りたい方は、「人生100年時代を生き抜く術、教えます!社会人基礎力に追加された『3つの視点』とは?」の記事をご覧ください。

Q.困難を乗り越えた経験で人間関係の問題を伝えても良い?

A.エピソードの内容にもよりますが、人間関係のトラブルは、「コミュニケーション能力」や「協調性」をアピールしやすいテーマです。ただし、他者の非を一方的に強調する内容は避けましょう。

トラブルの原因を「自分自身のコミュニケーションの取り方」や「相互理解の不足」といった客観的な視点で分析し、建設的な解決に向けて主体的に行動したというプロセスを伝えることが大切です。

「相手の立場に立って傾聴し、歩み寄る努力をした」など、協調性と問題解決の両面をアピールできると好評価を得られます。

Q.困難を乗り越えた経験がないときはどうすべき?

A.特別な出来事を探すのではなく、日常の「小さな壁」を振り返りましょう。「苦手科目の単位を取るために学習法を変えた」「バイト先のミスを減らす工夫をした」など、目標達成のために自分なりに試行錯誤した経験であれば十分です。

企業が知りたいのは実績の凄さではなく、課題に対して「どう考え、どう動いたか」というプロセスです。他者と比較せず、過去の自分より一歩成長した瞬間を切り取り、そこから得た学びを伝えましょう。

Q.高校時代の困難を乗り越えた経験は伝えても良い?

A.基本的には大学時代の経験を伝えるのが望ましいですが、現在の自分の価値観や強みに深く繋がっている内容であれば、高校時代の出来事を伝えても問題ありません。

ただし、面接官は「現在のあなた」に近い姿を知りたいため、大学時代の活動を中心に選ぶ方が入社後の活躍をイメージしてもらいやすくなります。もし高校時代の話を題材にする場合は、当時の学びが大学のサークルや学業でどのように活かされているかという、現在のエピソードを必ず付け足しましょう。

過去の栄光や思い出話で終わらせず、当時の経験を糧に現在も工夫を継続している姿勢を示すことが、高評価へ繋げるための鍵となります。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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