困難を乗り越えた経験で何を伝える?基本的な書き方と例文10選をご紹介

このページのまとめ

  • 困難を乗り越えた経験の質問では、就活生の仕事への取り組み方が見られる
  • 大きな成果よりも、努力や成長の過程のほうが困難を乗り越えた経験では大切
  • 困難を乗り越えた経験が思いつかないときは、自己分析で失敗や挫折の経験を探そう

困難を乗り越えた経験で何を伝える?基本的な書き方と例文10選をご紹介のイメージ

「困難を乗り越えた経験」の質問に悩む就活生は多いでしょう。企業は、就活生の人となりや仕事への取り組み方を判断するためにこの質問をします。単なる苦労話ではなく、経験から得た学びと成長、入社後の活かし方を伝えましょう。

この記事では、困難を乗り越えた経験の基本の伝え方や状況別の例文をご紹介します。また、就活で使える経験が思いつかないときの対処法もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

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目 次

企業が困難を乗り越えた経験を聞く理由

就活でよく聞かれる「困難を乗り越えた経験」とは、目標達成のために直面した壁や課題をどのように乗り越えたかという「プロセス」を尋ねる質問です。

企業の採用担当者は、単に過去の成功体験を知りたいわけではありません。困難に直面した際の行動を通じて、就活生の人間性や仕事への取り組み方を深く知りたいと考えています。企業が注目している観点を理解したうえで、自身の強みを効果的にアピールできるよう準備しましょう。

ここでは、企業が困難を乗り越えた経験を聞く主な3つの理由を解説します。書類選考や面接を控えている就活生の方は、ぜひ参考にしてみてください。

目標に向かって努力できるか知るため

企業が困難を乗り越えた経験を聞くのは、就活生が目標に向かって努力できるかどうかを知るためです。企業は一時的な成功ではなく、壁にぶつかっても全力で目標に向き合い、継続的に成果を出せる人材を求めます。

困難な状態でも目標達成に向けて努力した経験がある人は、仕事における高い意欲と達成志向性があると判断されるでしょう。

困難への対処法を確認するため

困難にぶつかったときにどのように対応するかを確認するのも、企業が困難を乗り越えた経験を聞く目的の一つです。仕事では困難な状況を分析し、具体的な改善策を考えて実行する能力が求められるからです。

問題に対処するには、感情的になったり誰かのせいにしたりせず、「なぜそうなったのか」の原因を冷静に掘り下げる必要があります。また、頭の中で考えるだけでなく、具体的なアクションプランに落とし込み、最後までやり切る実行力も重要です。

企業は困難を乗り越えた経験を通して、就活生が業務でも冷静に行動できるかを見極めるでしょう。

ストレスへの耐性を見るため

企業が困難を乗り越えた経験を聞く目的として、ストレス耐性を見ることも挙げられます。仕事では、納期や人間関係、予期せぬトラブルなどがストレスになる可能性があるためです。ストレス耐性が低いと、少しの困難が早期に休職・退職につながりかねません。

ストレスとうまく向き合える人は、仕事でも安定して成果を出すことが期待できます。企業は、就活生が感情的に不安定にならず、課題から逃げずに最後まで対処できるかを知って、自己管理能力や忍耐力を見極めたいと考えているのです。

このほかにも選考で企業が見ているポイントを知りたい方は、「面接官が見ている6つのポイント!よくある質問と印象アップのコツも解説」の記事を参考にしてみてください。

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困難を乗り越えた経験に関するキャリアアドバイザーのアドバイス

Q.困難を乗り越えた経験を話すことで、企業に対してどのようなことをアピールできますか?

「長期就業力」と「目標達成に向けて頑張ることができる」の2つをアピールできます。いずれも、早期離職者の多い現代において企業が重要視している要素です。

厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況を公表します」をもとに、新卒入社後3年以内に離職した人の割合を見てみましょう。

令和4年3月新規学卒就職者の離職率のイメージ

引用元:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)を公表します

大卒者のうち、新卒入社してから3年以内に離職した人の割合は33.8%です。また、中学卒は54.1%、高校卒は37.9%、短大卒は44.5%と、どの学歴を見ても早期離職する人が一定数いることがわかります。仕事を辞める理由は人によって異なりますが、「大変」「つらい」と感じて辞めたくなる人もいるでしょう。

企業は「採用した学生に長期的に会社で働いてほしい」と考えます。そのため、困難を乗り越えた経験を通して、壁にぶつかっても向き合い、頑張れる人であることをアピールすれば、「入社後も長期的な活躍が期待できる」「忍耐力がある」と企業から評価されやすくなるでしょう。

就活で忍耐力をアピールしたい方は、「苦労したことを面接で聞かれた際の答え方は?聞かれる意図や伝え方のコツ」の記事もあわせてご参照ください。

参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)を公表します

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困難を乗り越えた経験を伝える際の基本構成

就活で困難を乗り越えた経験を伝える際は、エピソードの凄さ以上に伝え方が重要です。どれほど素晴らしい経験があっても、企業の採用担当者にうまく伝えられなければ意味がありません。生じた問題と自分のとった行動、その結果を順番に説明し、論理的で分かりやすい説明を目指しましょう。

ここでは、困難を乗り越えた経験を伝えるための6つのステップをご紹介します。

困難を乗り越えた経験を伝えるための6つのステップのイメージ

1.経験の概要

困難を乗り越えた経験を伝える際は、最初に話の全体像を簡潔に説明しましょう。

冒頭で「私が直面した最大の困難は、○○での経験です」のように伝えます。最初にエピソードの核心を伝えることで、聞き手はあらかじめ話の着地点をイメージでき、そのあとの内容がスムーズに頭に入るようになります。結論ファーストを徹底し、採用担当者が強みを理解しやすい導入を心掛けてみてください。

2.状況と起きた問題

次に、状況と起きた問題を具体的に説明します。

単に「大変だった」「苦労した」という主観的な感想で終わらせず、目標数値や期限、周囲との人間関係などの客観的な事実を具体的に描写するのがポイントです。また、その困難を前にして自分自身がどう感じ、どう気持ちを切り替えたかを添えることで、現状分析力や精神的なタフさの効果的なアピールにつながります。

3.困難克服のための行動

起きた問題を説明できたら、現状を打開するために「何を考え、どう動いたか」という具体的なプロセスを述べましょう。

採用担当者が入社後の再現性を判断する重要パートです。「一生懸命頑張りました」といった抽象的な表現は避けてください。「課題の原因を○○だと分析し、△△という具体的な施策を自ら立案・実行した」のように、思考とアクションをセットで伝えるのがおすすめです。

4.行動の結果

行動によって、最終的に状況がどう変化したかを述べることも大切です。客観的な成果を示すために、できるだけ数値や第三者からの評価を用いましょう。

たとえば、「周囲の協力により、目標を120%達成できた」「当初は反対していたメンバーが協力してくれるようになり、離職率を15%改善できた」など、変化の度合いが誰にでも伝わる形で提示するなら、行動の有効性を説得力をもって語れます。

5.経験から学んだこと

困難を乗り越えたプロセスを通じて、どのような気づきや成長があったかも述べましょう。

この項目は、単なる思い出話を自己PRへと昇華させる重要なステップです。「勉強になった」で終わらせず、「周囲を巻き込むことの大切さを学んだ」「粘り強く原因を究明する姿勢を身につけた」など、自身の強みとして定着したものを明確に言語化しましょう。

6.仕事にどのように活かせるか

困難を乗り越えた経験の最後は、その学びが応募先の企業でどう役立つかを伝えて締めくくります。

「この経験で培った○○という強みを活かし、貴社の△△という業務においても、困難を成長の糧にして貢献したい」のように、具体的にイメージできる形で熱意を伝えましょう。

過去の困難を乗り越えた経験は、今後の仕事における挑戦を恐れない姿勢の裏付けとなります。話をポジティブに締めくくり、困難に対する前向きな姿勢を強く印象づけましょう。
自分の強みをアピールする方法は、「自己PRとは?書き方や強み・職種別の例文と合わせて回答のポイントを解説」の記事でも解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。

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困難を乗り越えた経験を伝える例文10選

困難を乗り越えた経験で扱う内容は、アルバイトやサークル活動、学業など、人によってさまざまです。ここでは、よくある経験別に10の例文を用意しました。自分に近い経験を参考にしながら、当時の状況や自分の考えを当てはめて、自分の言葉で語れるように準備しましょう。

1.アルバイト編

私は、アルバイトの新人教育で失敗を経験し、共感と傾聴に基づくコミュニケーションの重要性を学びました。

私が困難を乗り越えたのは、飲食店のアルバイトで新人スタッフの教育を任されたときです。最初のうちは業務効率を重視し、早く覚えてもらいたいと焦るあまり、指導が厳しくなり過ぎました。その結果、業務の説明はできても、新人の不安や疑問に寄り添うことができず、2名のスタッフが早期退職してしまうという深刻な失敗を招きました。

この事態を受け、私は指導方法を根本的に見直しました。単なる業務マニュアルの伝達ではなく、彼らが何に困っているのか、どうすればモチベーションが上がるのかを理解することに注力しました。

具体的には、一方的な説明をやめて業務終了後に必ず10分間の1on1を設定し、「今日の業務で一番難しかったこと」を先に聞く傾聴をベースとしたフィードバックに切り替えました。次に、新人時代の失敗談を共有して緊張を解くとともに、すべての業務について「なぜこの手順が大切なのか」という意義を伝えるよう意識しました。

厳しいだけではモチベーションは上がらないと実感し、業務の説明だけでなく楽しさも伝わるよう心掛けました。また、初めての新人教育で緊張していることも正直に伝え、心を開いたコミュニケーションを意識しました。

その結果、新人の定着率が改善し、7名の新人スタッフを約3ヶ月で独り立ちできるまで担当することができました。職場全体の雰囲気も明るくなり、スタッフ間の連携も円滑になりました。

この経験から得た、相手を理解することで最大のパフォーマンスを引き出す力は、貴社におけるお客さまとの長期的な信頼関係の構築や、チーム内での円滑な連携においても必ず活かせると確信しております。

2.ゼミ編

私は、固定観念を捨ててゼロから研究テーマを見つけ出し、独自のフィールドワークによって納得のいく成果を出した経験があります。この経験を通じて、行き詰まったときこそ発想を転換し、自ら動いて活路を見出す重要性を学びました。

困難に直面したのは、大学で1年かけて取り組む研究テーマが見つからなかったことです。ゼミでは学生自身が課題を見つけ、調査・発表する必要がありましたが、ほかの学生が先行研究を踏まえた高度なテーマを設定するなか、私は納得のいく課題を見つけられず、大きな焦りを感じていました。

当時の私は、テーマを「難しくしなければならない」という固定観念に縛られていました。しかし、この固定観念が思考を停止させていると気づき、「無理に難しく考えず、純粋に自分が知りたいと思うことに立ち返ろう」と発想を転換しました。

そこで設定したテーマは、「理系学生と文系学生の恋愛の違い」という、既存のゼミの枠には収まらない、シンプルながらも学生の関心が高いものでした。私はテーマの新規性を担保するため、机上の調査ではなく、500人を越える学生を対象に聞き取り調査を敢行しました。回答を得るために時間帯や場所を工夫し、何度も断られながらも粘り強くデータ収集を続けました。

その結果、集めたデータは学問分野を超えた視点をもつ「新規性の高い研究」として評価され、その年のゼミの発表で1位を受賞することができました。

この経験で培った「固定観念を排して本質的な問いを発見し、困難な状況でも目標を達成するまで粘り強く実行し続ける力」は、貴社においても、現場の潜在的なニーズを掘り起こし、新しい価値を創造していくプロセスで貢献できると確信しております。

3.部活編

私が困難を乗り越えた経験は、選手としてレギュラーを逃した挫折を糧に、サポート役として組織の課題を解決し、チームを全国大会準優勝へ導いたことです。この経験から、目標達成のために現状を客観的に分析し、自分の役割を再定義して行動する重要性を学びました。

困難に直面したのは、全国大会出場を目指していた野球部で、最後までレギュラーに入れなかったことです。大会を目指して努力を続けてきましたが、ほかの部員に実力が敵いませんでした。当時は劣等感に打ちひしがれ、スタメン入りした部員を素直に祝福できない時期もありました。

しかし、「選手として出場できないのなら、チームの勝利に貢献できる裏方として、価値のある役割を果たそう」と決意しました。そこから、私はチームのボトルネックを解消するサポート役に徹しました。

具体的には、調子の悪い部員に対し一方的に指導するのではなく、練習や私生活での話を聞くことに時間を費やしました。その結果、ある部員が「怪我を恐れて無意識にスイングが縮こまっている」という根本原因に気づき、私は監督の許可を得て、体幹強化とフォーム安定化のための個別サポートメニューを考案・実施しました。

このサポートの結果、チームは一体感を増し、目標としていた全国大会で準優勝という成果を収めることができました。裏方としてチームを支え、目標達成に貢献できたことは、選手として出場する以上の達成感につながりました。

この経験で培った「全体を見渡し、個々の能力を最大限に引き出すための課題発見力とサポート力」は、社員が力を発揮できるよう環境を整える人事業務においても必ず貢献できると確信しております。

4.サークル編

困難を乗り越えた経験は、廃部の危機に陥っていたダンスサークルにおいて、存続に必要なメンバーを確保したことです。この経験を通じて、現状を分析しターゲットに合わせた「攻め」の広報戦略を実行する重要性を学びました。

困難に直面したのは、所属していたダンスサークルで新入部員が一人も入らず、活動継続に必要な最低人数を割り込んでしまったときです。私は、メンバーの技術力は高いにもかかわらず、「サークルの活動実態が可視化されておらず、認知されていないこと」が根本的な原因だと分析しました。

そこで、私はサークルの魅力を能動的に伝えるための広報戦略を実行しました。具体的には、受け身の勧誘を廃止し、ターゲットである新入生や在校生の動線が集中する学内広場で、毎日ゲリラ的なダンスパフォーマンスを披露しました。

さらに、地域住民との接点を広げるため、地域のイベント運営者と交渉し、サークルを代表して参加する機会を創出しました。これには、地域貢献を通じて大学からの評価を高めるという副次的な目的もありました。

この積極的なアウトリーチ活動の結果、イベントを観て魅力を感じてくれた学生7名が入部しました。これにより、廃部の危機は回避し、活動を継続することができました。

この経験で培った「課題の本質を見抜き、自ら企画・行動して組織の魅力を潜在層に届ける実行力」は、貴社においても、製品やサービスの価値を市場に広く浸透させ、新たなファンを獲得していくマーケティング業務において、大きな強みになると確信しております。

5.ボランティア編

私が困難を乗り越えた経験は、参加者が激減していた地域ボランティアにおいて、住民の真のニーズをリサーチし、活動内容を再定義することで組織を再生させたことです。この経験を通じて、思い込みを排除し、客観的なデータに基づいて施策を打つ重要性を学びました。

私が直面した課題は、所属していた地域清掃ボランティアの参加者が減少し、活動継続が困難になったことです。当初は、「とにかく参加してください」と呼び掛けるだけでしたが、思うように人数は増えませんでした。私は、一方的な理想の押し付けでは人は動かないと痛感し、現状を打開すべく行動を起こしました。

まず「参加しない理由」を明確にするため、地域住民100名を対象にアンケート調査を実施しました。その結果、「活動の意義は分かるが、活動時間が生活リズムに合わない」「清掃だけでなく、近隣住民とのつながりが持てる場なら行きたい」という、運営側が気づかなかった具体的なニーズと障壁が浮かび上がりました。

この結果に基づき、私は2つの改善策を実行しました。1つ目は、多様なライフスタイルに対応できるよう活動時間帯を複数設けること。2つ目は、訴求点を「清掃」から「健康維持と交流の場」へとシフトし、活動後の茶話会をセットにしたプランを打ち出したことです。

その結果、参加者は以前の2倍以上に増加。活動は以前にも増して活発化しました。

この経験で培った「真の課題を掘り起こし、それに応じた具体的な解決策を形にする力」は、貴社においても、顧客が抱える潜在的な不満を解消し、価値ある提案を行う営業職として活かせると考えています。

6.大学受験編

私は第一志望の推薦入試不合格という挫折から、わずか3ヶ月で戦略を立て直し、一般入試での逆転合格を掴み取った経験があります。この経験から、困難な目標に対しても現状を冷静に分析し、戦略的な計画と努力を掛け合わせれば、活路を見出せると確信しました。

私が直面した困難は、志望度の高かった大学の推薦入試で不合格になったことです。自分は受かると慢心していたため、不合格を知った際は、何から手をつけて良いかわからず、一時的に途方にくれました。その間にも同級生は受験勉強に邁進し、学力の差は開くばかりでした。

しかし、どうしてもその大学に入りたいという目標を諦めきれず、「同級生に遅れた分を圧倒的な効率と量で挽回する」と決意しました。私は高校3年の11月という遅い時期から、戦略的な受験勉強をスタートしました。短期間で成果を出すため、まず休日は12時間、平日は5時間を確保し、生活のすべてを勉強に集中させました。

さらに、闇雲な全体学習ではなく、最も伸びしろがある苦手分野の過去問と演習に重点的に時間を振り分けました。加えて、学習の質を高めるため、模試を受けたらその日のうちに必ず解き直しを行い、間違えた場所の解答プロセスと知識の穴を徹底的に分析することで、次の学習に活かすサイクルを確立しました。

その結果、わずか数ヶ月間で学力を飛躍的に向上させ、推薦入試で一度は落ちた△△大学に、一般入試で合格することができました。この経験で培った「逆境でも戦略を練り、最後までやり遂げる力」は、貴社における新規プロジェクトや困難な課題に対しても、主導的に解決策を見出し貢献できる強みになると自負しております。

7.インターン編

私が困難を乗り越えた経験は、長期の営業インターンで直面した「3ヶ月連続目標未達」という逆境を、徹底した行動分析と顧客視点の追求によって打破したことです。この経験を通じて、失敗の要因を客観的に特定し、改善を繰り返すPDCAサイクルの重要性を学びました。

私が直面した困難は、インターン参加から最初の3ヶ月間、契約目標を一度も達成できなかったことです。大きな焦りを感じながらも、まずは目標未達の原因を分析しました。その結果、提案内容がお客さまの課題ではなく自社の都合による一方的な説明になっており、お客さまの潜在的な真のニーズを把握できていないことにあると突き止めました。

そこで、ヒアリングのスキルを徹底的に磨くため、お客さまの課題を多角的に深堀りする質問項目を独自に作成し、商談ごとに実践と振り返りを繰り返しました。さらに、社内のデータベースを活用して成功事例を研究し、トップ営業のヒアリングや提案の構造を学び、自身の営業プロセスに組み込みました。

この「分析→実行→改善」のPDCAサイクルを回し続けた結果、提案の質が劇的に向上し、契約件数は安定させることができました。最終月には目標の120%を達成し、インターン生のなかでトップの成績を収めました。

この経験で培った「数値に基づき課題を特定し、顧客起点で戦略を修正し続ける力」は、貴社においても、常に高い目標を掲げ、事業の成長を牽引する力として貢献できると確信しております。

8.留学編

私が困難を乗り越えた経験は、交換留学選考での落選という挫折を機に、国内で語学力を高めるための独自の学習環境を構築し、翌年の再挑戦で合格を勝ち取ったことです。この経験から、目標達成のために既存の手段に固執せず、自ら最適なアプローチを設計する重要性を学びました。

大学1年次に志望していた交換留学の選考に落ち、実力不足を痛感させられました。周囲が留学へ出発するなか、悔しさと焦りを感じましたが、私は「留学に行けないから英語が伸びない」という言い訳を捨て、日本にいながらでも英語力を飛躍させる戦略を立てました。

具体的には、インプットとアウトプットのバランスを最適化するため、以下の2点を実行しました。
1つ目は、平日の夜間に語学学校へ通い、論理的な英語構成力を集中的に強化すること。2つ目は、週末に外国人観光客が集まる飲食店でのアルバイトや、学内の留学生とのディスカッションイベントを自ら企画し、学んだ知識を即座に使う実践の場を強制的に作ったことです。

この1年間の徹底した取り組みの結果、TOEICのスコアは600点から730点へと向上。単なるスコアアップに留まらず、専門外の話題でも対等に議論できる実戦的な英語力を身につけ、翌年の選考で念願の留学権利を手にしました。

この経験で培った「逆境を成長の機会に変え、目標達成のために最適な手段を組み合わせる実行力」は、貴社においても、既存の概念に捉われない新しい視点で顧客に驚きを与える企画提案に貢献できると確信しております。

9.趣味編

私は、趣味のプログラミング独学において、開発を停止させた原因不明の難解なバグを、論理的な試行錯誤の末に解決した経験があります。複雑な問題に対してもパニックにならず、要素を分解して粘り強く原因を特定する「論理的アプローチ」の重要性を学びました。

私が直面した困難は、個人で開発していたアプリケーションにおいて、何日経っても原因が特定できない難解なバグに遭遇し、開発が完全に停滞したことです。一時は開発の継続を諦めかけましたが、「自力で完成させる」という目標を思い出し、解決を諦めないと決意しました。

まず、問題解決のプロセスを論理的に分解しました。原因を特定するために関連するWebフォーラムや技術ドキュメントを徹底的に調査し、バグの発生条件に関する複数の仮説を立てました。

そして、その仮説に基づき、コードの該当箇所を一つひとつ切り分けて原因を分離するテストであるデバッグを粘り強く実行しました。最終的には、複数の小さな原因が特定の条件下で組み合わさって発生する複雑なバグであることを突き止め、解決に成功し、開発を再開できました。

この経験で培った「困難に直面しても粘り強く取り組み続ける精神力と、論理的に課題を分解して解決策を導き出す力」で、予期せぬトラブルや困難なプロジェクトにおいて問題の本質を見抜き、解決に貢献したいと考えております。

10.一人旅編

私が困難を乗り越えた経験は、海外への一人旅で直面した言葉の壁とトラブルを、持ち前の適応力と粘り強い交渉で解決したことです。この経験を通じて、予期せぬ事態においても冷静に現状を分析し、主体的に動くことで状況を好転させられるという自信を得ました。

初めての東南アジア一人旅の最中、予約していた宿泊先が手違いでキャンセルされていました。さらに追い打ちをかけるように、スマートフォンの通信トラブルが発生し、外部との連絡や地図の確認すらままならない極限状態に陥りました。

一時はパニックになりかけましたが、「このままでは夜を越せない」と危機感をもち、冷静に最優先事項を整理しました。まず、言葉が完全には通じないなかでも、現地の案内所や近隣の店舗を自力で回り、筆談と身振り手振りを交えて窮状を伝えました。

そこで得た断片的な情報をつなぎ合わせ、自力で代替の宿泊施設を見つけ出しました。さらに、通信トラブルについても現地のショップ店員と根気強く交渉し、言葉の壁を越えて設定の不備を突き止め、復旧に成功しました。

この経験により、どんなに過酷な状況下でも、諦めずに情報収集とコミュニケーションを継続すれば道は開けるという確信をもちました。

この経験で培った「不測の事態でも動じない精神力と、限られたリソースのなかで最善の解決策を見つけ出し、実行する適応力」は、変化の激しい貴社の事業環境においても、トラブルを恐れず主体的に行動し、着実に成果を出すための大きな武器になると考えております。

大切なのはエピソードの大きさではなく、その経験から何を得て、どう成長したかという「あなた自身のプロセス」を明確にすることです。志望先での業務と結びつけ、「この経験があるからこそ、入社後も困難を乗り越えて貢献できる」という再現性をアピールしましょう。

「困難を乗り越えた経験」は、就活で「人生でつらったこと」として聞かれることもあります「『人生で一番つらかったこと』はどう答える?就活での回答方法や質問の意図を解説」の記事で例文をまとめているので、チェックしてみてください。

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困難を乗り越えた経験がないときの4つの対処法

「自分には困難を乗り越えた経験がない…」と悩んでいる就活生もいるでしょう。しかし、それは経験が不足しているわけではなく、単に「困難」の定義を大きく捉え過ぎているだけかもしれません。自己分析を行ったり考え方を変えたりすれば、アピールできるエピソードを見つけられるでしょう。

ここでは、困難を乗り越えた経験が見つからないときの4つの対処法を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

1.自己分析で過去の経験を振り返る

困難を乗り越えた経験が思いつかないときは、自己分析で過去の経験を時系列で振り返ることから始めましょう。単なる出来事の羅列ではなく、「そのとき、自分が最も苦しかったことは何か」「それを乗り越えるために何を考え、どう行動したか」という内面的な変化に注目してみてください。

過去のアルバイトやサークル、学業、趣味など、あらゆる場面で「計画どおりに進まなかったこと」「期待していた結果が出なかったこと」を書き出してみましょう。そのなかから、感情が動いた出来事や粘り強く取り組んだ経験を選び出すことで、困難に立ち向かい試行錯誤した経験を整理できます。

自己分析のやり方は、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方9選や目的・活用例を解説」の記事をご確認ください。

2.特別な体験にこだわり過ぎない

「困難を乗り越えた経験」は、華々しい実績や特別な体験である必要はありません。企業が求めているのは、出来事の大きさではなく、壁にどう立ち向かい、どのようにして乗り越えてきたかという過程だからです。

「特別な困難がない」と感じるなら、日常のなかにある小さな課題を困難に置き換えてみましょう。たとえば、「苦手な授業の単位を取得するために、学習方法を工夫し続けた」「アルバイトでのミスを減らすために独自のチェックリストを作った」といった経験も立派なエピソードになります。

3.失敗や挫折の経験を探す

「乗り越えた」という結果を先に探そうとすると、エピソードが見つかりにくくなります。そんなときは、まず過去の「失敗」や「挫折」といったネガティブな記憶から掘り下げてみるのがおすすめです。困難とは多くの場合、目標が達成できなかった瞬間や、予期せぬ壁にぶつかった場面に隠れています。

たとえば、「資格試験に落ちた」「部活動でレギュラーから外れた」「アルバイトで大きなミスをした」など、当時は悔しい思いをした経験をリストアップしてみましょう。そこから、「なぜ失敗したのか」という原因分析と、「どう行動を変えたのか」という改善のプロセスを整理していきます。

たとえ最終的な結果が完全な成功でなかったとしても、失敗を機に学びを得て、次の行動に活かしたプロセスがあれば、それは立派な「困難を乗り越えた経験」になります。立ち直る力や向上心を示すエピソードになるでしょう。

挫折経験の回答例文11選!エピソードがないときの対処法も紹介」の記事では、挫折経験の回答について解説しています。こちらもあわせてチェックしてみてください。

4.他者と比較せず自分の成長に注目する

困難を乗り越えた経験を探す際、「ほかの就活生と比べて自分の経験は地味だ」と自信を失う必要はありません。当時の自分の能力や知識では足りなかった部分を、どのような努力と工夫で埋めたのかというプロセスに焦点を当てましょう。

「以前の自分にはできなかったことが、この経験を通じて克服できるようになった」という内面的な変化や試行錯誤の深さを具体的に伝えることで、ポテンシャルを十分にアピールできます。周囲と比較せず堂々と経験を伝えることが、選考での評価につながるでしょう。

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「困難を乗り越えた経験」で避けたほうが良い内容

就活で困難を乗り越えた経験を伝える際は、難易度が低過ぎたりプライベート過ぎたりするエピソードは避けましょう。また、身内の不幸エピソードも避けるのが無難です。

ここでは、困難を乗り越えた経験で使わないほうが良いエピソードをご紹介します。選考対策を行う際の参考にしてみてください。

難易度の低い目標

「困難を乗り越えた経験」として、あまりにも難易度の低い目標や、日常的な課題を挙げるのは避けましょう。設定した目標が低過ぎると、採用担当者に「この人は高い壁に挑む意欲がないのではないか」あるいは「この程度のことで困難と感じてしまうのか」と、資質を低く見積もられるリスクがあるからです。

たとえば、「アルバイトの業務を覚えるのに苦労した」「ゼミの発表準備で徹夜した」といった内容は、学生生活において当然想定される範囲の出来事であり、「困難」としては説得力に欠けます。また、遅刻や提出物の遅れなど、本人の怠慢によるリカバリーを「困難の克服」として語ることも、責任感や一般常識を疑われる恐れがあるため避けるべきです。

特別な体験である必要はありませんが、少なくとも「現状の自分では達成が難しく、何らかの工夫や成長が不可欠だった課題」を選ぶのがおすすめ。聞き手の共感を得られるよう、状況や感情の変化を具体的に描写し、ストーリーに高い納得感をもたせることが大切です。

プライベート過ぎる内容

困難を乗り越えた経験を伝える際は、プライベート過ぎる内容は避けましょう。たとえば、家族や恋愛トラブルのような問題は、就活の場面にはふさわしくないといえます。

面接では、提示したエピソードをもとに深掘りが行われます。しかし、プライベート過ぎる内容はデリケートで踏み込みにくいため、対話が深まらず、結果として能力をアピールする機会を減らしてしまう可能性があるでしょう。

また、ビジネスの場では「公私の区別」が求められます。学業や仕事、サークル活動など、組織や目標が関係する場面での経験を選ぶほうが、自分の強みや仕事への活用法をイメージさせやすくなるでしょう。

身内の不幸話

身内の不幸話も、困難を乗り越えた経験で避けたほうが良いエピソードの一つです。こうした話は、聞き手の同情を誘う可能性はありますが、それ自体が「具体的な行動」や「問題解決能力」の根拠にはなりにくいからです。特に、本人の行動や工夫によって、状況が好転したプロセスを示せない場合、自己PRとして評価されにくくなります。

もし、身内の不幸を乗り越えて学業や活動を継続したことをアピールしたいのであれば、悲しみという感情面ではなく、「その状況下でいかに自己管理を徹底し、目標を見失わずにやるべきことを継続したか」という具体的な行動に焦点を当てましょう。あくまで、逆境下での規律性や精神的なタフさを示すための背景として述べることが大切です。

就活で使えるエピソードの探し方については、「自己PRのエピソードの書き方や探し方は?企業に評価されるポイントも解説」の記事でも解説しているので、参考にしてみてください。

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困難を乗り越えた経験を効果的にアピールしたいあなたへ

困難を乗り越えた経験は、就活でもよく聞かれる質問の一つです。企業は、就活生が困難を乗り越えた経験に対してどのように向き合い、どのように努力してきたかを見ています。

そのため、好印象を得るためには、単に苦労した話を披露するだけでは不十分。その困難を「解決すべき課題」として定義し、自分の工夫と努力で状況を好転させた具体的な行動を伝えることが大切です。

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困難を乗り越えた経験に関するよくある質問

ここでは、困難を乗り越えた経験に関するよくある疑問に、Q&A形式でお答えします。ESや面接の準備を進める際に参考にしてみてください。

Q.社会人として評価される困難を乗り越えた経験って?

A.社会人として評価されるのは、「自らの意志で掲げた目標に対し、直面した壁を論理的な工夫と努力で突破した経験」です。

単に「起きたトラブルを収束させた」という結果だけではなく、目標達成を妨げる要因を特定し、自ら考えて動いたプロセスを伝えましょう。特に、現状の分析力や対策の立案力、そして最後までやり抜く完遂力の3点が備わっているエピソードは、入社後も自律して成果を出せる人材として高く評価されます。

社会人として評価されるために必要な力について知りたい方は、「人生100年時代を生き抜く術、教えます!社会人基礎力に追加された『3つの視点』とは?」の記事をご覧ください。

Q.困難を乗り越えた経験で人間関係の問題を伝えても良い?

A.エピソードの内容にもよりますが、人間関係のトラブルは、「コミュニケーション能力」や「協調性」をアピールしやすいテーマです。ただし、他者の非を一方的に強調する内容は避けましょう。

トラブルの原因を「自分自身のコミュニケーションの取り方」や「相互理解の不足」といった客観的な視点で分析し、建設的な解決に向けて主体的に行動したというプロセスを伝えることが大切です。

「相手の立場に立って傾聴し、歩み寄る努力をした」など、協調性と問題解決の両面をアピールできると好評価を目指せます。

Q.困難を乗り越えた経験がないときはどうすべき?

A.特別な出来事を探すのではなく、日常の「小さな壁」を振り返りましょう。「苦手科目の単位を取るために学習法を変えた」「バイト先のミスを減らす工夫をした」など、目標達成のために自分なりに試行錯誤した経験であれば十分です。企業が知りたいのは実績の凄さではなく、課題に対して「どう考え、どう動いたか」というプロセスです。他者と比較せず、過去の自分より一歩成長した瞬間を切り取り、そこから得た学びを伝えましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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