自己分析のやり方おすすめ10選!正しく長所を理解するコツも解説

このページのまとめ

  • 自己分析のやり方には「自分史」「ジョハリの窓」などがある
  • 自己分析のやり方が正しいと、自分の長所や弱みも明確になる
  • 自己分析のやり方は自由なので。自分に合うものを選んでいい

自己分析のやり方おすすめ10選!正しく長所を理解するコツも解説のイメージ

「自己分析のやり方がわからない」「おすすめのやり方はある?」などと悩む就活生もいるでしょう。自己分析を行う際は、自分史やモチベーショングラフなどを活用することで、自分の特徴を明確にできます。

この記事では、自己分析のやり方おすすめ10選を紹介。最後まで読めば、選考通過に活かせる自己分析のやり方を実践できるようになります。

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目 次

自己分析のやり方おすすめ10選

自己分析のやり方では、自分史やモチベーショングラフなどがおすすめです。自己分析をどのように行えばいいか、おすすめのやり方を10個紹介するので参考にしてください。

1.自分史を作る

自分史とは、小学校から大学生までの自分の過去をまとめたものです。過去のエピソードや経験を振り返ることで、自分がどのような人間なのかを自己分析していきます。

自分史の例は、以下のようなものです。

・小学1年生:水泳教室に行くことが楽しみだった ・小学3年生:運動会の徒競走で1位が取れず悔し泣きをした ・中学2年生:漢字テストで満点を取ってうれしかった
・中学~高校:吹奏楽部の活動に打ち込んだ
・高校1年生:親友と大げんかをして1週間話さなかった
・高校3年生:大学受験では第一志望に合格できず悔しかった
・大学1年生:アルバイトの面接に合格してうれしかった
・大学3年生:インターンシップに参加し、将来やりたいことが明確になった

エピソードを書き出したらそれぞれ深掘りをし、自分の強みや性格を明らかにしていきましょう。長所だけではなく、短所や弱みも知っておくと選考時に役立ちます。

自分史の作り方については「自分史は就活の面接に役立つ!思い出せない時の書き出すやり方や見本も解説」の記事も参考にしてください。

2.モチベーショングラフを作る

モチベーショングラフとは、過去のエピソードとそのときの感情をグラフで表したものです。どのようなときにモチベーションが上がり、どのようなときにモチベーションが下がるのかを自己分析できます。

モチベーショングラフは、ノートに大きく、+100点からー100点までの縦軸と、時系列を表す横軸を用意してください。モチベーショングラフができたら、次のような内容を考えてみましょう。

・なぜその行動を起こしたのか
・なぜモチベーションが上がったor下がったのか
・グラフが上下したとき、自分はどのような感情だったか

考察した内容を書き込めば、自己理解が深まります。自己分析に活用してみましょう。モチベーショングラフの作り方については「自己分析に役立つモチベーショングラフとは?作成のコツや活用方法を解説」の記事も参考にしてください。

3.喜怒哀楽から考える

過去のエピソードを、喜怒哀楽の観点から分析するのもおすすめです。「自分はなぜ怒るのか」「どのようなときにうれしく思うのか」などがわかるでしょう。

喜怒哀楽はノートを見開き、中央から十字に線を引いてスペースを4つ作ります。スペースに「喜」「怒」「哀」「楽」と名称をつけて、過去の経験を分類して書き出してください。

メモした内容を見返せば、あなたの感情について理解が深まり、自己分析に役立つでしょう。

4.考え方の深掘りをする

あなた自身の理解を深めるために、考え方の深掘りも大切です。過去のエピソードや感情に対し、ひたすら「なぜ」と考えてみましょう。

たとえば、「アルバイトの面接に面接に合格してうれしかった」と感じたとします。その場合、次のように深掘りが可能です。

・なぜアルバイトをしようと思ったのか?→学生のうちに働く経験をしたかったから
・なぜ働く経験をしたかったのか?→就活で経験が役立つと思ったから
・なぜアルバイト経験が就活に役立つと思ったのか?→仕事の責任を実感できるから
・なぜ仕事で責任を感じたいのか?→課題が提示されている方が頑張れるから
・なぜ課題が提示されれば頑張れるのか?→ゴールまでの距離感がわかるから
・なぜゴールまでの距離感を知りたいのか?→自分の頑張りと目標を数値化できるから
・なぜ自分の頑張りと目標を数値化したいのか?→正当に評価される基準になるから

このように、「なぜ」をひたすら突き詰めていくと、自分の考え方の軸がわかります。自己PRでの強みや、長所にも使えるでしょう。

5.Will・Can・Mustで考える

Will・Can・Mustとは、「やりたいこと(Will)」「できること(Can)」「すべきこと(Must)」の3つから自己分析する方法です。3つの要素が重なる場合、あなたがもっとも力を発揮できるでしょう。

Willでは、あなたが就活を通して実現したいことを考えます。「周りが就活しているから」「大学を卒業したら就活をするのが普通だから」などの動機でも構いません。掘り下げれば「人と違うことはしたくない」「周囲にあわせたい」のような考え方の軸がわかります。

Canでは自分ができることを挙げてみましょう。自分でできると思う内容であればOKです。Mustでは、WillとCanを踏まえて今後自分がやるべきことを記入しましょう。どの項目も1つに限らず、思いつく限り書き出してください。

たとえば、Willに「信頼される上司になりたい」、Canで「人に教えることが上手い」と書いたとします。すると、Mustには「人に教えられる正しい知識を身に付ける」という内容が浮かび上がってくるでしょう。この分析を行うことで、現在の自分の能力や希望、将来像がわかります。

6.What・Why・Howで考える

What・Why・Howでは、目標設定が可能です。「何を(What)」「何のために(Why)」「どのように(How)」するのか、明らかにしてみましょう。

特に重要なのが、Whyです。何のために行動するのかが明確になっていないと、目標を見失いやすくなってしまいます。うまくいかないときや状況が変化したときでもブレないように、Whyを明確にしてください。

就活の場面では、「なぜ就活をするのか」「どのような企業を目指したいのか」などを決める際に役立ちます。目標を決めてから行動するのも大切なので、この先どうするか迷った場合に活用してください。

7.ジョハリの窓で考える

ジョハリの窓とは、主観的な自分と、客観的な視点から自己分析をする方法です。自分を客観的に知るために活用できます。

ジョハリの窓は、以下の4つで自分を考える方法です。

・開放の窓:自分も他者も知っている特徴
・盲点の窓:他者だけが知っている特徴
・秘密の窓:自分は知っているが、他者は知らない特徴
・未知の窓:自分も他者も知らない特徴

「開放の窓」「盲点の窓」「秘密の窓」を埋めていくことで、自分の特徴や強み、弱みなどが一目でわかります。客観的な視点は、友人や家族に教えてもらうとよいでしょう。未知の窓は誰にもわからないので、空白で問題ありません。

8.ツールを使う

ツールを活用し、自己分析を行うのもおすすめです。選択肢を選ぶだけのツールが多く、簡単に分析できるメリットがあります。インターネットで調べたり、就活サイトで見つけられたりするので、うまく活用してください。

注意点は、自己分析ツールでは深い分析まで難しい点です。詳細な特徴、強みなどまでは把握できず、選考でのアピールには使いにくいでしょう。あくまでも参考程度に使うことをおすすめします。

9.友人や家族に聞いてみる

自分だけの視点ではなく、友人や家族の意見も参考にしてみましょう。新しい自分に気づくためにも、他己分析は大事です。

「自分の認識と他者の認識が違う」「弱みだと思っていたことが、実は強みにもなっていた」などのようなことは、ほかの人から話を聞くとよくあります。自分では気づけない部分に気づくためにも、あなたをよく知る友人や家族に聞いてみてください。

10.就活エージェントに相談する

正しく自己分析をするために、就活エージェントの力も借りてみましょう。就活のプロに相談すれば、選考に活かせる自己分析を実施できます。

自己分析は手段が多く、明確な答えもないので実施するのは大変です。やってはみたものの、「強みも弱みもわからない」「これで本当にいいのかな?」と悩む就活生も多くいます。

就活エージェントに相談すれば、正しい自己分析の方法と、結果の活かし方を教えてもらえるのがメリット。1人での自己分析が不安な方は、ぜひ就活エージェントにアドバイスをもらいましょう。

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ノートを使った自己分析の基本的なやり方

自己分析を行う際は、ノートを使うのがおすすめです。紙に書くことで考えを整理しやすくなり、記録に残るので必要なときに見返せます。

ノートを使った自己分析の基本的なやり方を紹介するので参考にしてください。

過去の出来事を書き出す

まずは過去の出来事をとにかく書き出しましょう。印象に残っているものは、すべてメモしていくのがおすすめです。

書き出す際は、できるだけ時系列順にしましょう。小学校からはじまり、中学、高校、大学と書き出していきます。

出来事を1つずつ深掘りする

出来事が書き出せたら、それぞれの事柄を深掘りしてみましょう。「なぜ」「どうして」などに注目するのがおすすめです。たとえば、次のような内容について考えてみましょう。

・なぜ印象に残っているのか
・どうしてその出来事に取り組んだのか
・大変だったことはあるか
・課題はあったか
・困難や課題をどのように乗り越えたか
・経験から得た知識やスキルはあるか

深掘りした内容は分析に使うので、できるだけ詳しく書くようにしましょう。すべての出来事で深掘りできたら、次の工程に移ります。

共通する考え方や特徴を見つける

深掘りした内容から、共通する考え方や特徴がないかを探してみましょう。その共通点が、あなたの強みや特徴、個性になります。

たとえば、「困難や課題があっても諦めない」ケースが多かった場合、「粘り強さ」「努力家」などの強みがあると考えられます。また、部活動の内容が多ければ、「協調性」「チームワーク」などの長所が見つかるかもしれません。

自己分析をノートにまとめれば、分析がしやすく、長所や強みも見つけやすくなります。履歴書やエントリーシート作成に活きるので、ぜひ試してみてください。

自己分析ノートから見つけた長所や強みをアピールする方法については、「長所の例文22選!面接で効果的に伝えるポイントや注意点も解説」も参考にしてください。次のステップになるので、チェックしておきましょう。

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自己分析を行う目的

自己分析を行うのは、強みや弱みを理解し、選考でのアピールにつなげるためです。自己分析がなぜ必要なのかを解説するので参考にしてください。

自分の強みや特徴を理解するため

自己分析を行うことで、強みや弱みなど自分の特徴を理解できます。自分自身が特徴を理解できていないと、エントリーシートや面接で自分をアピールできないでしょう。

選考で評価されるのは、強みや長所が明確であり、わかりやすく伝えられるからです。あいまいな理解のまま説明しようとしても、自分が理解できていないので、相手まで伝わりません。

就活でわかりやすくアピールするためにも、自己分析で自分を知ることが重要です。

企業選びの軸を決めるため

企業選びの軸を決めるためにも、自己分析が役立ちます。自分の考えや価値観を整理することで、どのような企業を目指すか明確にできるからです。

漠然と「△△業界がいいな」「大手企業がいいな」などと考えるだけでは、自分に合う企業は見つからないでしょう。自分の考えを明確にし、考えに沿って就活を行うことで、適する企業が見つかります。自分がどのような企業を目指すかを考えるためにも、自己分析が重要です。

企業選びのコツについては、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事も参考にしてください。

今後の目標やキャリアプランを考えるため

これからの目標やキャリアプランを考えるためにも、自己分析が効果的です。どのような夢があるのか、どんな未来を望んでいるのか考えてみましょう。

漠然としたキャリアプランのまま就活してしまうと、入社後に後悔する可能性が高まります。「こんなはずじゃなかった」「思っていたのと違う」と感じ、早期退社につながる可能性もあるでしょう。

なんとなくで内定先を選ばないためにも、将来について考える機会が大切です。自分の気持ちと向き合うために、自己分析を活用しましょう。

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自己分析は企業にエントリーする前に終える

自己分析は企業へのエントリーを始める前に、実施するのがおすすめです。企業選びの軸を決めるために、自己分析で自分の考えを整理しておくことは欠かせません。

また、エントリー後すぐに、履歴書やエントリーシートの提出が必要になる企業もあります。強みや弱みが聞かれる場面も多いので、自己分析で把握しておくとよいでしょう。

キャリアチケットの「2026年入社予定学生の就活状況に関する調査」によると、2024年4月末にはもう就活準備を始めている26卒の就活生が約3割います。早く準備しても損はないので、余裕をもって自己分析を始めておくのがおすすめです。

参照元
キャリアチケット
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自己分析のやり方における注意点

自己分析の効果を発揮するため、正しいやり方も知っておきましょう。4つの注意点を紹介するので参考にしてください。

分析しただけで満足しない

自己分析をしただけで、満足しないようにしましょう。分析した結果を、エントリーシートなど次に活かすことが大切です。

ただ自己分析を行うだけでは、選考通過にはつながりません。「自己分析を頑張った」「強みや弱みが知れた」だけで終えないようにしてください。

正解はないので自由に行う

自己分析の答えに正解はないので、自由に行いましょう。やり方に関しても、自分に合うやり方で問題ありません。

長所や弱みを理解し、選考に活かせるのであればどのようなやり方でもOKです。「こうやってやらないといけない」と考えすぎず、自由に分析してみましょう。

企業の求める人物像を意識しない

企業の求める人物像を意識した自己分析は効果がありません。今の自分がどのような特徴を持っているのか、正しく分析するようにしてください。

企業の求める人物像に合わせようとしても、本来のあなたは違う特徴を持ちます。企業の求める強みを持っていないのに、持っているとアピールして入社しても自分が苦しむだけです。

大切なのは企業に合わせるのではなく、自分に合う企業を見つけること。志望企業だからといって、長所や弱みを無理に合わせにいくのはやめましょう。

就活中も継続して行う

自己分析は就活が始まってからも、何度か行うのがおすすめです。就活を通して、考え方に変化が出る場合もあります。

たとえば、就活前は商社を希望していたが、就活が始まってメーカー志望へと変わった就活生がいたとします。再度自己分析を行うことで、今の自分が何を考え、何を目標にしているかを整理できるでしょう。

時間が経って考えや価値観が変わるのは不思議ではありません。定期的に自己分析を行うと、より自分を理解できるでしょう。

もし、自己分析が難しいと感じる方には、「自己分析が難しい・できないと思う人の特徴は?効率的な方法を紹介」の記事もおすすめです。

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自己分析の正しいやり方を学び内定につなげたいあなたへ

自己分析は正しいやり方で行うことで、より効果を発揮します。自分の長所や弱みを正しく理解するために、正しいやり方を学びましょう。

もし、自己分析のやり方に自信がない場合は、就活エージェントに相談するのもおすすめです。就活のプロであれば、苦戦しやすい自己分析もサポートできます。

就活エージェントのキャリアチケットでも、あなたの悩みにあわせてアドバイスを実施。専任のアドバイザーが、マンツーマンでサポートします。

カウンセリングから内定後のフォローまで対応するので、就活で発生するあらゆる悩みを解決。1人で進める就活に不安を感じたら、ぜひキャリアチケットに相談してください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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