自己分析はノートを使うのがおすすめ!やり方や書いておきたい内容を解説!

このページのまとめ

  • 自己分析のやり方に迷ったらノートに書くのがおすすめ
  • 自己分析ノートでは過去の出来事を深掘りするのが基本的なやり方
  • 自己分析ノートは就活中も継続して書いていくのがポイント

自己分析はノートを使うのがおすすめ!やり方や書いておきたい内容を解説!のイメージ

「自己分析のやり方がわからない」「ノートにまとめるのってどうするの?」などと悩む就活生もいるでしょう。自己分析は就活に欠かせない作業であり、自己PRでの強みや志望動機、長所をアピールするためにも重要です。

この記事では、自己分析をノートで行うやり方を解説します。基本的な進め方や、書いておきたい内容もまとめているので、ぜひ参考にしてください。

25卒の就活について相談したい

   
目 次

自己分析ノートとは?作成する目的を解説

自己分析ノートとは、自己分析の結果をまとめたノートです。わかりやすくメモしておくと、就活で使えるので作成しておくのをおすすめします。

ここでは、なぜ自己分析ノートを作るのか、どのようなメリットがあるかなどを解説するので参考にしてください。

自分の考えをわかりやすく整理するため

自己分析ノートを作成するのは、自分の考えを整理するためです。言語化してノートにまとめておけば、自分が何を感じ、何を思っているのかが明確になります。

就活で自分をアピールするためには、まずあなたがあなた自身について理解しておくのが欠かせません。自分の考えをメモしておき、視覚化できれば、自己理解に役立つでしょう。

自分の考えを深掘りするため

メモして可視化すれば、自分の考えを深掘りしやすくなります。深掘りすればするほど、自己PRや志望動機などでアピールする内容が増えるでしょう。

自己分析では、「なぜそのように考えたのか」「どうしてそのような行動をとったのか」などのように、「なぜ」「どうして」とあなた自身を深掘りしていくのがポイントになります。

ノートにメモして見えるようにしておけば、分析の役に立つのでおすすめです。

後から確認しやすくするため

自己分析をノートにまとめるのは、後から見返せるようにするためでもあります。自己分析を行っても、メモしておかなければ内容を忘れてしまうでしょう。

また、思いついた内容をメモしておき、あとからチェックする際にも使えます。書いて終わりにするのではなく、見返す習慣もつけておきましょう。

自己分析ノートだけではなく、就活ノートの作成もおすすめです。就活全般についてメモしておけば、面接などの選考で役立つでしょう。

就活ノートの作り方については、「ESや面接でも役立つ!就活ノートの作り方」の記事を参考にしてください。

25卒の就活について相談したい

 

自己分析ノートの基本的なやり方

  ここでは、自己分析ノートを作る流れを解説します。基本的なやり方を知り、まずはチャレンジしてみてください。

過去の出来事を書きだす

まずは過去の出来事をとにかく書き出しましょう。印象に残っているものは、すべてメモしていくのがおすすめです。

書き出す際は、できるだけ時系列順にしましょう。小学校からはじまり、中学、高校、大学と書き出していきます。

出来事を1つずつ深掘りする

出来事が書き出せたら、それぞれの事柄を深掘りしてみましょう。「なぜ」「どうして」などに注目するのがおすすめです。たとえば、次のような内容について考えてみましょう。

・なぜ印象に残っているのか
・どうしてその出来事に取り組んだのか
・大変だったことはあるか
・課題はあったか
・困難や課題をどのように乗り越えたか
・経験から得た知識やスキルはあるか

深掘りした内容は分析に使うので、できるだけ詳しく書くようにしましょう。すべての出来事で深掘りできたら、次の工程に移ります。

共通する考え方や特徴を見つける

深掘りした内容から、共通する考え方や特徴がないかを探してみましょう。その共通点が、あなたの強みや特徴、個性になります。

たとえば、「困難や課題があっても諦めない」ケースが多かった場合、「粘り強さ」「努力家」などの強みがあると考えられます。また、部活動の内容が多ければ、「協調性」「チームワーク」などの長所が見つかるかもしれません。

自己分析をノートにまとめれば、分析がしやすく、長所や強みも見つけやすくなります。履歴書やエントリーシート作成に活きるので、ぜひ試してみてください。

自己分析ノートから見つけた長所や強みをアピールする方法は、「長所の例文が知りたい!就活で好印象を与えられる答え方とは?」で解説しています。次のステップになるので、チェックしておきましょう。

25卒の就活について相談したい

 

自己分析ノートに書きたいおすすめの内容

  自己分析ノートには、「自分史」「モチベーショングラフ」などの内容を書くのがおすすめです。メモしておく内容が増えれば、就活に活かせる内容も増えるでしょう。

ここでは、自己分析ノートに書きたい、6つの内容を紹介します。

自分史

自分史とは、自分の過去についてまとめたものです。小学生から大学生までの内容をまとめて表にします。たとえば、次のような内容が、自分史です。

・小学1年生:水泳教室に行くことが楽しみだった
・小学3年生:運動会の徒競走で1位が取れず悔し泣きをした
・中学2年生:漢字テストで満点を取ってうれしかった
・中学~高校:吹奏楽部の活動に打ち込んだ
・高校1年生:親友と大げんかをして1週間話さなかった
・高校3年生:大学受験では第一志望に合格できず悔しかった
・大学1年生:アルバイトの面接に合格してうれしかった
・大学3年生:インターンシップに参加し、将来やりたいことが明確になった

出来事を書き出したら、それぞれ深掘りしていきましょう。深掘りを重ねていけば、あなたの特徴が見つかったり、強みや長所を見つけられたりします。

自分史の作り方については、「自分史とは?就活のために設置する項目や自己分析への活用法を解説」の記事も合わせて参考にしてください。

モチベーショングラフ

モチベーショングラフとは、過去のエピソードとそのときの感情をグラフで表したものです。あなたがどのようなときにモチベーションが上がり、どのようなときにモチベーションが下がるのかがわかります。

モチベーショングラフは、ノートに大きく、+ 100点からー100点までの縦軸と、時系列を表す横軸を用意してください。モチベーショングラフができたら、次のような内容を考えてみましょう。

・なぜその行動を起こしたのか
・なぜモチベーションが上がったor下がったのか
・グラフが上下したとき、自分はどのような感情だったか

考察した内容を書き込めば、自己理解が深まります。自己分析と一緒に取り組んでみましょう。

モチベーショングラフの作り方は、「自己分析に役立つモチベーショングラフとは?作成時のコツ・注意点・使い方」の記事にて詳しく解説しています。

喜怒哀楽

過去のエピソードを、喜怒哀楽の観点から分析するのもおすすめです。「自分はなぜ怒るのか」「どのようなときに嬉しく思うのか」などがわかるでしょう。

喜怒哀楽はノートを見開き、中央から十字に線を引いてスペースを4つ作ります。スペースに「喜」「怒」「哀」「楽」と名称をつけて、過去の経験を分類して書き出してください。

メモした内容を見返せば、あなたの感情について理解が深まり、自己分析に役立つでしょう。

考え方の深掘り

あなた自身の理解を深めるために、考え方の深掘りも大切です。過去のエピソードや感情に対し、ひたすら「なぜ」と考えてみましょう。

たとえば、「アルバイトの面接に面接に合格してうれしかった」と感じたとします。その場合、次のように深掘りが可能です。

・なぜアルバイトをしようと思ったのか?→学生のうちに働く経験をしたかったから
・なぜ働く経験をしたかったのか?→就活で経験が役立つと思ったから
・なぜアルバイト経験が就活に役立つと思ったのか?→仕事の責任を実感できるから
・なぜ仕事で責任を感じたいのか?→課題が提示されている方が頑張れるから
・なぜ課題が提示されれば頑張れるのか?→ゴールまでの距離感が分かるから
・なぜゴールまでの距離感を知りたいのか?→自分の頑張りと目標を数値化できるから
・なぜ自分の頑張りと目標を数値化したいのか?→正当に評価される基準になるから

このように、「なぜ」をひたすら突き詰めていくと、自分の考え方の軸がわかります。自己PRでの強みや、長所にも使えるでしょう。

Will・Can・Must

Will・Can・Mustとは、「やりたいこと(Will)」「できること(Can)」「すべきこと(Must)」の3つから自分を分析する方法です。3つの要素が重なる場合、あなたがもっとも力を発揮できるでしょう。

Willでは、あなたが就活を通して実現したいことを考えます。「周りが就活しているから」「大学を卒業したら就活をするのが普通だから」などの動機でも構いません。掘り下げれば「人と違うことはしたくない」「周囲にあわせたい」のような考え方の軸がわかります。

Canでは自分ができることを挙げてみましょう。自分でできると思う内容であればOKです。

Mustでは、WillとCanを踏まえて今後自分がやるべきことを記入しましょう。どの項目も1つに限らず、思いつく限り書き出してください。

たとえば、Willに「信頼される上司になりたい」、Canで「人に教えることが上手い」と書いたとします。すると、Mustには「人に教えられる正しい知識を身に付ける」という内容が浮かび上がってくるでしょう。この分析を行うことで、現在の自分の能力や希望、将来像がわかります。

What・Why・How

What・Why・Howでは、目標設定が可能です。「何を(What)」「何のために(Why)」「どのように(How)」するのか、明らかにしてみましょう。

特に重要なのが、Whyです。何のために行動するのかが明確になっていないと、目標を見失いやすくなってしまいます。うまくいかないときや状況が変化したときでもブレないように、Whyを明確にしてください。

就活の場面では、「なぜ就活をするのか」「どのような企業を目指したいのか」などを決める際に役立ちます。目標を決めてから行動するのも大切なので、この先どうするか迷った場合に活用してください。

25卒の就活について相談したい

   

自己分析ノートのやり方の注意点

自己分析ノートを作る際は、「作っただけで終わらない」「継続し続ける」などに気を付けて行いましょう。ここでは、3つの注意点を紹介するので、参考にしてください。

作ることを目的にしない

自己分析ノートを作るのが目的ではないので気を付けましょう。自己分析ノートの目的は、「自己分析を行うこと」です。

「ノートをきれいに書こう」「内容を充実させたい」などと考えてしまうと、目的がずれてしまいます。あくまでも、自己分析を行うためのツールなので気を付けてください。

正解はないので自由に行う

自己分析ノートに正解はないので、自分なりに書いてみましょう。自分に適した方法が見つかれば、それでOKです。

自己分析ノートで大切なのは、自己分析を行い、あなたの強みや長所などのアピールにつなげることになります。目的が達成できるのであれば、メモの内容に正解はないので、思いつくままに書いてみましょう。

就活中も継続して行う

自己分析ノートは就活が始まってからも、継続して書くのをおすすめします。就活を通して感じた内容をメモしておきましょう。

たとえば、会社説明会やOB・OG訪問で感じたことをメモするのも1つです。実際に働いている人の話を聞いて、「自分もあの人のような社会人になりたい」と思ったら、どのような点に憧れを抱いたのかを書いておきましょう。

反対に、「あのような姿はNG」だと感じたら、なぜNGなのかをメモします。自分の考えに対してメモや深掘りを続ければ、より自己分析が進むでしょう。

自己分析をするために、OB・OG訪問で話を聞くのもおすすめです。OB・OG訪問の進め方については、「就活で行うOB訪問とは?そのメリットと訪問時の注意点」の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。

25卒の就活について相談したい

   

自己分析ノートのやり方を学んで就活に役立てよう

自己分析のやり方に悩んでいる場合は、ノートに書くのがおすすめです。言葉にすれば内容がまとまりやすく、理解を深められるでしょう。書いている最中に思い出せることも多く、関係ありそうな内容はとにかくメモをしておくといいでしょう。

もし、自己分析のやり方に自信がない場合は、就活エージェントに相談するのもおすすめです。就活のプロであれば、苦戦しやすい自己分析もサポートできます。

就活エージェントのキャリアチケットでも、あなたの悩みにあわせてアドバイスを実施。専任のアドバイザーが、マンツーマンでサポートします。

カウンセリングから内定後のフォローまで対応するので、就活で発生するあらゆる悩みを解決。1人で進める就活に不安を感じたら、ぜひキャリアチケットに相談してください。  

25卒の就活について相談したい

   

本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。