このページのまとめ
- 保険会社には大きく分けて「営業」「商品開発」「事務」の3つの職種がある
- 保険会社の志望動機の作成で大切なのは業界研究と自己分析
- 志望動機を書く前の事前準備をしっかり行うことがポイント
「保険会社に入社したいけど、具体的な志望動機の書き方がわからない…」と悩んでいる就活生は多いでしょう。保険業界は毎年たくさんの就活生が志望する人気業界でもあるので、魅力的な志望動機を書いて選考を勝ち抜きたいと思っている人も多いはず。
この記事ではそんなハードルが高いとされている保険会社を目指す方に向けて、志望動機の書き方や作成時のポイント、例文も合わせて解説していきます。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
保険業界の仕事内容とは
保険会社の志望動機の書き方の詳細に入る前に、そもそも保険会社の仕事内容ってどんなものがあるのかについてみていきましょう。
保険会社と一口にいってもさまざまな仕事内容や職種があり、大きく分けて営業・商品開発・事務の3つの職種があります。1つずつ解説していきます。
営業
どの保険会社にもあるのが保険商品の営業です。保険会社の営業は保険業界の中心的存在で、主な業務としては保険商品の販売や新規顧客の獲得、その後のアフターフォローを担当します。
どの保険会社も自社の商品を売っている点は共通していて、営業は商品の提案をしながら既存顧客の継続利用を促す重要な役割を担うのが特徴。
ただし、志望する保険会社や種類の保険を取り扱っているかによって、個人営業なのか法人営業なのか、オンライン販売なのか対面なのかは異なります。
商品開発
商品開発のポジションも保険会社にとって必要不可欠な仕事。商品開発の仕事内容は、時代や社会のニーズに対しての新しい保険商品の企画や開発です。
情勢や顧客が何を求めているのかを察知し、より良い保険商品を展開することで保険会社の土台を支えている職種になります。
また、商品開発は保険商品の企画・開発のみではなく、監督官庁への許可申請などの業務も担当しているのが特徴です。
事務
保険会社に限った職種ではないですが、中には事務職を設けている会社も数多く存在します。事務の主な仕事としては、外回りでの業務が多い営業に代わって書類や資料の作成をはじめとした事務作業全般などが挙げられます。
表に立って目立つような仕事ではありませんが、作業を正確に進めることで営業担当者がスムーズに顧客対応や営業活動ができる、保険会社の縁の下の力持ち的な存在だといえるでしょう。
保険会社の仕事内容をさらに知りたい方は「保険会社に就職するには?仕事内容や就活の対策を解説」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
保険業界で求められるスキルや人材
続いては、保険業界で求められるスキルや人材の特徴についても解説します。
採用側が注目するポイントが分かれば、より説得力のある志望動機の作成にも繋がるので、ぜひ参考にしてください。
保険商品そのものに関心がある人
保険会社で働くとなると、保険商品に興味関心があるのはとても重要なポイントです。保険商品の中には内容が複雑なものもあり、常に情報をインプットし続けることが求められます。
したがって、保険業界で求められる人材としては保険そのものをもっと知ろうとするマインドや向学心を持っている人が重宝されるでしょう。
責任感がある人
責任感があることも保険業界に求められる人材の特徴の1つ。保険は、病気や怪我をしたときや、事故など生活の中で起こりうる可能性があるリスクに備えるものです。
さらに保険商品は安価ではなく、一定の額を投資をして保険を利用する顧客がほとんどです。保険の加入や商品選びがその人の人生を左右すると言っても過言ではありません。
保険は1人1人の生活や人生にとっても重要な役割を果たしています。そのため、保険業界に求められるスキル・人材として挙げられるのは、顧客の今後の人生に寄り添い責任を持って一緒に伴奏していくことだとされています。
問題解決が得意な人
問題解決力も保険業界で必要なスキルになります。特に保険会社の営業では、顧客の話を聞いてどこに課題があり、何を求めていて、課題を解決するための方法や施策を考える必要があります。
見えないリスクや今後の人生の中でどんなことに備えておけばいいのかなど、適切なアドバイスをする能力も求められます。
常に課題や問題に対してアンテナを張り、それを解決していくために自ら行動できる、そんな人材を保険会社は採用したいと考えています。
保険会社の営業については、「やっぱり営業は大変?保険会社が扱う商品や仕事内容」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
志望動機を書く前に必要な準備
新卒の方の中には、すぐに志望動機を書き始めようとしてつまづいてしまう人も多くいます。志望動機の作成においては、事前準備をしっかり行うことが大切なのでいきなり作り始める前に要点を抑えておきましょう。
ここでは、志望動機を作成する前にこれだけは考えておいてほしい2つのポイントを解説します。
業界研究と自己分析
就職活動の中でも「業界研究」と「自己分析」はとても重要な要素です。数多くある業界ですが、それぞれの特徴や今後の見通しなどを知ることによって、なぜ自分は保険業界を選んだのか、その理由をもっと掘り下げられます。
保険業界の何に魅力を感じ、どの商品に関わりたいと思ったのかを明確にして志望動機に入れてより質の高い内容を作る材料集めをするイメージです。
また、企業研究と同時に自己分析もすることで、企業の理念や方針に自分自身の価値観やビジョンにマッチした企業を探し出すのに役立つでしょう。
志望動機の構成を決める
志望動機を作成する上で重要なのが構成です。同じ内容であっても伝える順番や、どこまで具体性を持って伝えるかのバランスをあらかじめ決めておくと、スムーズに志望動機の作成ができます。
志望動機の基本的な構成は、
2.具体例を差し込む
3.志望した理由を伝える
4.入社後のイメージを添える
の4ステップ。この4つのステップに沿って作成すれば、分かりやすく説得力がある志望動機を作れます。読み手を意識して作成することが何よりも大切です。
志望動機の構成についてさらに詳しく知りたい方は、「新卒の志望動機の書き方を解説!構成例や例文も紹介します」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
保険会社の志望動機を作成する3つのコツ
ここでは、保険会社の志望動機を作成するときに、特に意識しておきたいポイントを3つ解説します。
最初に保険業界を選んだ理由を述べる
まずは、数ある業界の中でもなぜ保険業界を選んだのか、またなぜその保険商品を扱っている企業を志望したのかについてを端的に述べましょう。結論から伝えることで、その後に続く具体例や背景をよりイメージしてもらいやすくなりますし、全体的にも分かりやすい内容になります。
保険業界でなければならない理由を伝えるのが重要で、例としては次のようなものがあります。
・友人が事故に遭い入院したこときっかけに生命保険の重要性を感じ、生活を守る重要な役割を果たす保険に携わりたいと思ったから
志望する保険会社の特徴と強みを含める
2つ目のコツは、保険業界の大きな枠組みではなく、なぜその企業・会社でなければいけないのか、志望する保険会社の強みや特徴に沿った内容を志望動機にも含めましょう。
採用する企業も、自社に入りたいという強い熱意を持った学生を採用したいと思っています。「志望度の高さ」は注目しているポイントにもなるので、志望する保険会社の取り扱っている商品の特徴や競合他社と比較したときの強み、会社が掲げているビジョンや方針もよく調べておきましょう。
志望動機のコツをさらに知りたい方は、「就活の志望理由にもう困らない!基本的な作り方や伝え方を例文付きで解説」も参考にしてください。
入社後の姿をイメージした内容を入れる
就活生が忘れがちなのが、実際に入社したときの姿やイメージを言語化して志望動機に入れることです。
自分が理想とする社会人の姿や、実際に保険会社の一員として何で強みを発揮し、どう会社に貢献していくのかを自分自身の強みとセットで述べることを意識してみてください。
自分は入社後に活躍できる人材であるとアピールして締めくくり、採用側にも自社で働いている姿をイメージしてもらうのが狙いです。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
保険会社の志望動機の例文
では、実際に保険会社の志望動機にはどのようなものがあるのか、真似したい例文とNG例の両方をみていきましょう。
真似したい保険会社の志望動機
私が生命保険に興味を持ったきっかけは、私の弟が中学生の時に病気で入院したことです。両親が生命保険に加入させてくれていたこともあり、弟は保険のおかげで適切な手術を受けられました。もし、生命保険に入ってなかった場合のことを考えると改めて保険の重要性を感じさせられました。
この経験から、保険が私たちの生活に必要不可欠であることと、いつ誰しもの身に起きる可能性があるリスクに備えることの重要性を学びました。そのため、私は生命保険をはじめとしたさまざまな保険商品の魅力や必要性を伝えられる仕事をしたいと強く思っております。
特に貴社は、生命保険で取り扱っている商品数も他社と比較して多く、顧客の多様なニーズや状況に合わせた提案ができると感じ志望いたしました。貴社に入社することができましたら、持ち前のヒアリング力や対人力を活かし、1人1人にあったプランを提案できる営業職として貢献したいと思っております。
結論から始まり、自分自身のエピソードを踏まえた具体例を提示しつつ、企業の強みも含めているので、端的で分かりやすい志望動機となっています。
志望動機のNG例
貴社では幅広い保険商品の企画、横展開に力を入れており、他の企業には見られない珍しい商品や、顧客にとっても選択肢が増えることはメリットになるのではと考えております。私は保険商品の企画や開発に携わり、急速に変化していく時代に沿って常に新しい保険を提供する仕事がしたいと考えています。
学生時代のアルバイトで培ったコミュニケーション力を活かし、保険商品の提案や貴社の売上工場に貢献したいと思っております。
こちらの例文では、商品開発と営業の志望動機が混同してしまっています。やりたいことは商品開発の仕事内容ですが、自己PRの部分が営業の仕事内容を指しています。
志望動機の軸がぶれないように、一貫性を持った内容を意識して作成しましょう。
保険会社向けの志望動機について、さらに例文を知りたい方は、「生命保険会社の志望動機を作るにはどうする?ポイントや例文を解説!」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
保険会社の理解を深めて魅力的な志望動機を作りたいあなたへ
保険会社は多くの就活生が志望する人気の高い業界。だからこそ他の就活生との差を付けるためにも、魅力的で印象に残る志望動機の作成が必要です。
説得力のある質の高い志望動機にするためには、企業研究と自己分析を中心に深掘りをするのが大切です。
一人で志望動機を考えるのは難しいと思う方は、ぜひ就活エージェントであるキャリアチケットにご相談ください。
キャリアチケットでは志望動機作成のための自己分析や業界・企業分析はもちろん、ESの添削や模擬面接なども実施しています。
就活に悩んだら、下記のボタンから登録しお気軽にご相談ください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら