このページのまとめ
- 自己PR欄は、企業に自分の人柄や魅力伝える重要な項目
- 協調性や主体性を必要とする企業にとって、部活動経験は格好のアピールとなる
- 具体的なエピソードは、自分にしか語ることのできないオリジナリティあるものを
- だいたい300字程度で、分かりやすく簡潔にまとめる
- 「結論→根拠となるエピソード→仕事への活用方法」という文章の構成を意識する
履歴書の自己PR欄に書くことが思いつかず悩んでいる方は、部活動のエピソードを盛り込んでみてはいかがでしょう。
部活動経験は、団体行動における社交性や、挫折経験を乗り越える成長プロセスなど、あなたの人柄や魅力をアピールするのに最適な要素がつまっています。ぜひ活用して、書類選考を突破しましょう。
本記事では、自己PRにおける部活動経験の活かし方を、例文も交えて紹介していきます。
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履歴書に自己PRを書くなら「部活動」がおすすめ
それではまず、どうして自己PRに「部活動」の経験を書くことが効果的なのか、順を追って説明していきます。
自己PRの重要性
まず、履歴書における自己PRとは、とても重要な項目です。
氏名や住所、学歴など基本事項で並ぶ履歴書の中で、「自己PR」欄は、あなたの人となりや魅力を伝えることができる数少ないスペース。ですから、一番自分自身をアピールできるエピソードを添えて、採用担当者の心を掴みましょう。
部活動の経験は自己PRにもってこい
ではなぜ、学生時代の部活経験が自己PRに最適なのでしょうか。
それは、部活動を通して学んだ、仲間と共に勝利を勝ち取るプロセスや、挫折から立ち直って目標を達成する精神力は、企業が、組織で活躍する社員に求める要素に他ならないからです。
部活動におけるチームと、企業における組織の構成は非常に似通っており、どちらも、団体における個の活躍や、挫折をした時にどう前向きな行動を起こすかといった思考の転換が重要になってくるのではないでしょうか。
つまり、部活動の経験をうまくアピールすることで、企業の組織の中でもうまくやっていける人間だと受け取ってもらえる可能性が格段に高まるということです。
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履歴書の自己PR欄を書く時の注意点
部活動経験を語る重要性が分かったところで、さっそく自己PR欄を書いていきましょう。
自己PRを書くにあたって、いくつか基本的な注意点があるので、まずはそこを押さえておいてください。
文字は読みやすく、大きさは揃える
綺麗で読みやすい文字を意識し、大きさは揃えましょう。
履歴書の自己PR欄には、罫線が無い場合が多いので、書いているうちに文字列が斜めに曲がったり歪んだりしていないかよく注意してください。
基本的には300字程度
自己PRは、短すぎず長すぎずを心がけ、基本的には300字程度におさめましょう。
目安としては、1行30字で、10行に分けて書くとすっきりします。
「御社」ではなく「貴社」
相手の企業を表す敬語は、話し言葉だと「御社」ですが、書き言葉だと「貴社」とするのが一般的です。
間違えないように注意しましょう。
スペースの8～9割は埋める
自己PR欄のスペースは、全て埋まっているのが望ましいですが、それが難しい場合でも、かならず8～9割は埋めてください。
あまりにも空白が多いと、アピールすることがない…つまり「やる気がない」「受かる気がない」と思われてしまう可能性もあるので、誠意と意欲を伝えるためにも、スペースは埋めましょう。
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履歴書の自己PR欄に部活動経験を書く時のポイント
自己PR欄を書く際の基本が分かったら、次に自己PR欄に部活動経験を書く、効果的な方法を紹介していきます。
自分の人柄がアピールできる内容に
数ある部活動の経験のなかでも、特に自分の人柄が伝わるような、説得力のある内容を選びましょう。
例えば、「今までの自分の価値観や考え方が大きく変わった」、「今の自分の性格を形成する決定的な瞬間」のように、その経験がどれほど自分の中で大きいものなのか伝えられるとベストです。
自分だけが書ける具体的なエピソードを盛り込む
そのエピソードが、自分にしか書けない唯一無二のものであるか確認しましょう。
「部長としてチームを全国優勝に導いた」という1行だけであれば、自分だけの経験としてはオリジナリティに欠けます。同じような経験をしている人は、おそらく全国にたくさんいるはず。
ですから、「仲間割れしたチームにおそろいのミサンガづくりを提案し、さらに結束力が深まり、全国優勝を勝ち取った」など、採用担当者の目を引くような、自分にしか書けないエピソードを心がけましょう。
企業の採用ニーズに合うような強みを
部活動経験を通して得た強みは、特に企業の採用ニーズに合うものを選ぶと良いでしょう。
企業のWebサイトや採用サイト、説明会などで語られる「自社が求める人材」というものを意識し、それに見合った自分の強みを提示することで、書類選考を突破できる可能性も大きく上がるはずです。
「結論→具体的なエピソード→仕事への活用方法」の流れを意識
自分の部活動経験を、分かりやすく簡潔に伝えるためには、文章の構成方法を意識しましょう。
「結論（自分の強みは～です）→結論の根拠となる具体的なエピソード→仕事でどう活かすか」という流れをふまえて書くことをおすすめします。
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部活動経験を活かした自己PRの例文
それでは、以上のポイントをふまえた自己PRの例文をみていきましょう。
ぜひこちらを参考にして、自分にしか書けない、部活動経験を盛り込んだ自己PRを書いてみてください。
部活動を活かした自己PRの例文
私の強みは、ピンチをチャンスに変える力です。（結論）
私は大学時代、テニス部で部長をしていたのですが、最後の大会の直前で部員同士の仲間割れが起きてしまいました。
練習期間が残り少ない中で、言い争いが激化し、部の雰囲気は最悪な状態に。
そんな中、私は、むしろこの状況を「部員一人ひとりと対話するチャンス」だと切り替え、一人ひとりとゆっくり話すことにしました。
その結果、部員たちが日頃から感じていた疑問や悩みを知ることができ、誰もが気持ちよく活動できるよう根本的な練習制度の見直しを図りました。その結果、部の雰囲気か格段に良くなり、大会では見事優勝。（具体的なエピソード）
この部活での経験をふまえ、貴社では、どんなにチームの状況が辛くなっても、突破口を見つけ、ピンチをチャンスに変えていけるリーダーシップを発揮したいです。（仕事での活用方法）
この自己PRは一例にすぎませんが、社会人において重要な資質「リーダーシップ」と、「ピンチをチャンスに変える力」を、部活動経験をふまえて効果的にアピールしています。
チームの雰囲気が悪くなったとき、状況を瞬時にポジティブに切り替え、部長として自発的に行動しているリーダー思考の人柄が伝わる文章になっています。
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以上、部活動経験を自己PR欄に書く効果的な方法を紹介しました。
それでもまだ自己PRの書き方に不安があるという方は、キャリアチケットで書類添削を頼んでみてはいかがでしょう。
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