履歴書持参の面接前に!渡し方や封筒マナーを確認しよう

このページのまとめ

  • 履歴書は重要書類なので、持参でも郵送でも丁寧に扱うのが鉄則
  • 持参するときはクリアファイルに入れてから封筒に入れ、さらにクリアファイルに入れる
  • 受付での渡し方は封筒のまま、面接官への渡し方は封筒から出すのが基本
  • 封筒の表面には赤字で「履歴書在中」と書き、裏面には自分の住所と氏名を記載する
  • 履歴書の渡し方に注意して、面接で好印象を与えよう

面接を控えている就活生のなかには、履歴書を持参するよういわれている方もいるでしょう。持参の場合は採用担当者に直接手渡すため、渡し方次第ではマイナスイメージを与える可能性も。
では、どのような渡し方だと好印象を残すことができるのでしょうか。当コラムでは、持ち込む場合の注意点や渡し方、履歴書を入れる封筒に関するポイントなどをまとめました。
面接前のマナー確認にご活用ください。

 

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履歴書は重要書類なので丁寧に扱うのが鉄則


企業から履歴書の提出を求められたとき、郵送するケースもあれば当日に持参するケースもあるでしょう。いずれの場合も、履歴書は丁寧に扱うのが鉄則。
履歴書とは、応募者の氏名や住所、生年月日、学歴といった個人情報が記載された書類です。重要事項が書かれていますし、採用時の判断資料として使用されることから「重要書類」とするのが一般的。
重要書類なので、折れたり汚れたりしないよう丁寧に扱いましょう。

扱い方で性格やマナーを見破られる

履歴書の扱い方から、その人の性格やマナーが露見することも。丁寧に扱っていれば「マナーが守れている人」「仕事も丁寧に行いそう」「一般常識がある人」といった印象を与えることができるでしょう。
一方、扱いが雑だと「常識や礼儀を知らない人」「私生活も乱れていそう」「仕事も雑に行うのかな」などマイナスイメージを与えかねません。

限られた時間で合否を決める選考では、筆記試験の結果や面接の内容以外に、本人の立ち居振る舞いや身だしなみといった点も評価対象になり得ます。履歴書の扱いが雑だと、面接前からマイナスイメージを抱かれてしまうため不利になることも。
少しの気づきで好印象を与えることができるので、次項を参考に履歴書の正しい扱い方を確認しましょう。

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面接に履歴書を持参するときの3つのポイント

ここでは、履歴書の持参方法についてご紹介しています。以下の3つのポイントを抑え、好印象を与えましょう。


1.クリアファイルを使用する

郵送でも持参でも、履歴書はクリアファイルに入れるのがマナーです。履歴書をそのままカバンに入れると、破損したり汚れたりして雑な印象を与えてしまうでしょう。
クリアファイルに入れることで、折れ・シワ・濡れを防ぐ効果が期待できます。

2.裸ではなく封筒に入れる

履歴書をクリアファイルに入れたら、それを封筒に入れます。ビジネスシーンにおいて、重要書類はむき出しではなく封筒に入れてやり取りするのがマナー。
履歴書には個人情報が記載されているので、漏洩を防ぐという観点からも封筒に入れるのが望ましいでしょう。

3.持ち歩くときは封筒ごとクリアファイルに入れる

履歴書をクリアファイルに入れたら封筒に入れ、それをさらにクリアファイルに挟むのがおすすめです。封筒ごとクリアファイルに入れることで、「封筒」が汚れたり折れたりするのを防げるでしょう。
封筒ごと履歴書を提出するケースも見受けられるため、出来る限りきれいな状態を保てるよう配慮することが大切です。

 

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受付や採用担当者への履歴書の渡し方とは?


履歴書の持ち歩き方を確認したら、提出方法についても確かめておきましょう。提出方法は、主に「受付で渡す」ケースと「採用担当者に直接渡す」ケースがあります。

受付の場合→封筒のまま提出する

受付時に「履歴書をお預かりします」などと言われたら、封筒のまま渡します。面接官以外の人に履歴書を渡す場合は封筒から出さないのが基本。受付など、面接官ではない人は履歴書を見る必要がない、というのが理由です。
ただし、「この人は選考に関係ないから」と横暴な態度を取ったり、マナーを守らなかったりするのは危険。受付の方も会社の一員です。その態度やマナーが採用担当者に伝わると考え、挨拶や礼儀を守りましょう。

採用担当者の場合→封筒から出してクリアファイルごと渡す

面接会場の控室や個室で採用担当者に直接渡す場合は、封筒から出してクリアファイルに挟んだ状態の履歴書を提出します。すぐに面接をスタートできるよう、読める状態で渡すと覚えておきましょう。
また、渡すときは封筒の上にクリアファイルに入った履歴書を重ね、「履歴書です。よろしくお願いいたします。」など一言添えると好印象。
採用担当者から指示を受けたら提出しますが、万が一指示がない場合は「履歴書はいかがいたしますか」など声をかけてみましょう。ただし、面接の最後に履歴書を提出するケースもあるため、声をかけるのは面接終了後にします。

いずれの場合も相手が読めるよう正面を上にして両手で提出

提出するシチュエーションによって細かな点は異なりますが、いずれの場合も「相手が読める状態」で渡すのがマナーです。
受付であれば封筒のフタの部分が、採用担当者であれば履歴書の頭がそれぞれ自分側にくるように持ちます。さらに、丁寧な印象を与えるために両手で持ち、相手の目を見て一言添えるのもポイント。
相手から見て書類が正しい位置になっているか、丁寧な印象になっているかの2点に注意してみましょう。

 

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履歴書を入れる封筒の選び方と書き方

この項では、履歴書持参時の封筒についてまとめています。「どうせ封筒から出してしまう」「そんなに見てない」と軽視せず、マナーを守って好印象につなげましょう。

直接渡すので住所や宛名は必要ない

郵送する場合は郵便局員や配達員など第三者が介入するため、宛先は必須。
しかし、履歴書持参の場合は他者を通しておらず、就活生と企業の当事者同士で直接やり取りします。そのため、封筒に企業の住所や宛名を書く必要はありません。

表には左下に赤字で「履歴書在中」のみ記載する

住所や宛名は必要ありませんが、履歴書が入っていることは記載するのがマナー。郵送時と同様に、封筒の左下に赤字で「履歴書在中」と書き、周囲を長方形に囲みましょう。
この印がないと、誤って破棄されてしまったりほかの郵便物にまぎれてしまったりする可能性が考えられます。

裏側には自分の住所と氏名を書く

封筒の裏側、左下には自分の住所と氏名を記入。企業には多くの応募書類が集まるため、「誰の応募書類なのか」を明らかにしておきましょう。

色は白または茶

封筒の色は、白や茶、水色などが望ましいです。ただし、どの色でも無地を選ぶこと、中身が透けないよう二重になっていたり厚手の紙でつくられていたりすることが重要。
茶封筒を「事務用」「DM用」としている企業もあるようなので、迷ったら白を選ぶのがおすすめです。

サイズはA4または角2

封筒には多くの種類がありますが、履歴書を入れるのに使うのは「A4」または「角2」というサイズ。この2つであれば、履歴書を折らずに入れることができます。
もし、履歴書を入れるクリアファイルが大きかったり、複数の書類を入れて厚みが出ていたりするなら、A4より一回り大きい角2サイズを用意しましょう。

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面接に履歴書を持参するときのポイン4つ

最後に、履歴書を面接に持参するときに気をつけたいポイントを4つご紹介します。持参方法や渡し方以外で気になる点について、明らかにしておきましょう。

1.履歴書のコピーをとっておく

履歴書の持参に限ったことではありませんが、提出する書類のコピーを取っておき、提出するものとは別に保管しておくのがおすすめ。
コピーがあれば、書類を渡したあとでも内容を確認したり、その内容をもとに面接の練習をしたりできます。

2.カバンのなかでも取り出しやすい場所にしまう

書類の提出を求められるタイミングは企業によってまちまち。会場に入ってすぐに言われることもあれば、一通り話が終わってから、会話の途中などさまざまです。
いずれの場合も、すぐに用意できるよう「取り出しやすい位置」にしまっておきましょう。なかでも、おすすめなのはカバンの外側にある「サイドポケット」。メインコンパートメントだとほかの荷物も入っているので探しにくく、折れや汚れのリスクも高まります。
サイドポケットがない場合は、内ポケットやPCコンパートメントを活用。書類の定位置を決めてスムーズな出し入れを行いましょう。

3.添え状はなくてOK

添え状とは、書類を送付するときに同封する「挨拶状」のこと。本来であれば対面で行うあいさつを代用する目的で用意するものなので、対面でやり取りをするときは必要ありません。
代わりに、前述したように手渡す際に「(応募書類を)提出させていただきます」「よろしくお願いいたします」など一言添えましょう。

4.封筒は糊付けしない

履歴書を持参すると、その場で内容を確認するケースが多く見受けられます。そのため、封を糊付けしてしまうと開封に時間がかかり「気が利かない人」「相手のことを考えない人」といった印象を抱かれる可能性も。
郵送の場合は機械などを使用するため中身がでる可能性がありますが、持参であればその心配もないので、糊付けは控えましょう。

 

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