志望動機で給料に触れるのはNG?伝え方のコツや例文を解説

このページのまとめ

  • 志望動機で「給料のよさ」と伝えてしまうと評価されにくい
  • 志望動機で給料に触れる際は「なぜ重視しているのか」具体的な理由を伝える
  • 志望動機で給料のよさを伝えると「どの企業でもいい」と思われるので注意する

志望動機で給料に触れるのはNG?伝え方のコツや例文を解説のイメージ

「志望動機で給料がよかったからと伝えるのはNG?」と不安に思う就活生もいるでしょう。志望動機で給料のよさを伝えても評価されにくく、伝え方に注意しなければなりません。

この記事では、志望動機で給料について触れる際のコツを解説しています。志望動機で「給料がいいから」と答えても評価されにくい理由についても解説するので、採用担当者の考えを意識して志望動機を作るようにしましょう。

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目 次

志望動機で「給料」が評価されにくい理由

志望動機で「給料」が評価されにくいのは、企業に対する貢献が伝わらず、入社意欲もわかりにくいからです。志望動機で給料を伝えると、どのように思われるかを解説します。

より給料の高い企業を選ぶと思われる

志望動機で給料と伝えてしまうと、より給料の高い企業を選ぶと思われてしまいます。給料の高い企業であれば、どこでもいいと伝えているようなものだからです。

また、内定をもらって入社しても、よりいい条件の企業が見つかればすぐに辞めてしまうとも思われます。選考に参加している企業に就職したいという意欲は伝わらず、評価はされにくいでしょう。

企業に対してどのように貢献できるかが伝わりにくい

給料を志望動機にすると、どのように貢献できるかが伝わりにくくなります。採用担当者からすれば、採用するメリットがわからず、評価ができません。

就職活動では採用担当者に対し、自分が入社すればどのような効果があるかイメージしてもらうのが大切です。「給料が高いから志望しました」と伝えても、自分の能力やスキルは伝わらず、活動のイメージは湧かないでしょう。

ほかの就活生よりアピールできる志望動機にならない

志望動機で給料をアピールしても、ほかの就活生との差別化ができません。採用する魅力がわからず、評価されないでしょう。

就活生の多くは、志望動機で企業に入社したい意欲を伝えています。「お金を稼ぐため」「生活するため」などは当たり前の理由になり、プラスの評価にはつながりません。

企業研究ができていないと思われる

志望動機で給料のよさをアピールする場合、企業研究ができていないと思われてしまいます。会社の特徴や魅力がわからず、給料しか見ていないように考えられるからです。

志望動機を伝える際には、「企業理念に共感した」「自分のスキルを活かして業務で活躍できる」のように、企業と自分を関連付けてアピールするのが大切です。給料だけに触れていると、「企業のほかの部分には興味がなく、熱意がない」と思われるので気を付けましょう。

企業研究を行う方法については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」で解説しています。志望動機では企業について調べて、入社意欲をアピールするようにしましょう。

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志望動機で給料に触れる際のコツ

志望動機で給料に触れてアピールしたい場合は、給料を志望動機にする具体的な理由を伝えましょう。具体的な理由があれば、採用担当者に納得してもらえる場合があるからです。

たとえば、志望企業が成果主義の企業だったとします。その場合、「成果を出せば給料もあがる点が、自分の性格にあっている」のように答えれば、給料で会社を選ぶ具体的な理由がわかります。

くわえて、「成果主義で、実力があれば評価される環境を魅力に感じた」と答えると、志望企業を選んだ理由が詳しく伝わり、納得感が生まれるでしょう。

「給料がよかったから」だけを志望動機にしてしまうと、採用担当者は就活生の人柄を詳しく知れません。志望動機は自分がどのような人物かを伝える場面でもあるので、給料を重視している具体的な理由を伝えるようにしましょう。

魅力的な志望動機を考えるコツは、「面接官を惹き付ける志望動機とは?回答例とNG例を合わせて紹介」で解説しています。NG例も紹介しているので、参考にして伝え方を工夫するようにしましょう。

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志望動機で給料について言及する際の例文

ここでは、志望動機で給料について減給する際の例文を解説します。

私は全社員がアイディアを出し合える貴社の社風に惹かれて志望しました。

学生時代に所属していた演劇部では、演目の企画と脚本を担当していました。自分一人だけで突き進むのではなく、他の部員の意見やアイディアを取り入れることで、より魅力的なストーリーに仕上げることができました。周囲と協力するスタイルで制作を続けてきたことが実を結び、今年は市内の演劇コンクールで演目の内容と部員の演技が評価され、優秀作品賞を受賞しました。

貴社の特徴である、全社員がアイデアを出し合う社風は、私の考え方にマッチしています。演劇部で部員と協力してきた経験を活かし、貴社でもより魅力的なサービス作りに貢献できるよう、積極的な提案をしていきたいと思います。

また、貴社はインセンティブや表彰制度など、社員のモチベーションアップを図る試みにも積極的です。成果を評価してもらえる制度があれば、より高い向上心を持って仕事に取り組んでいけると考えています。

志望動機の構成や例文については、「志望動機を構成する4つの要素を解説!書き方のコツも例文付きで紹介」でも解説しているので、あわせて参考にしてください。

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志望動機で給料について触れていいか迷うあなたへ

志望動機で給料に触れてもいいのか、触れる場合はどのように伝えるのがいいのか、などと悩んでいませんか。志望動機の伝え方に悩む場合は、ぜひキャリアチケットに相談してください。

キャリアチケットでは、内定獲得に向けて、志望動機作成のサポートを行っています。自分の志望動機に自信がない場合は、1人で悩まずに相談してください。志望動機のサポートだけではなく、面接対策やエントリーシートの添削なども実施しています。キャリアチケットを活用して、内定獲得を近づけましょう。

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志望動機で給料について触れるか迷う際によくある質問

ここでは、志望動機で給料について触れるか迷う際によくある質問について回答します。

Q.志望動機で「お金を稼ぎたいから」はNG?

A.志望動機で「お金を稼ぎたいから」は、評価されにくい内容です。採用担当者から、「ほかの企業でも給料が高ければいい」「入社後にどのように貢献してもらえるかがわからない」などと思われてしまいます。

志望動機では、入社意欲を伝えたり、自分の能力をアピールしたりするのが大切です。「給料のよさ」を志望理由にして、自分自身のアピールができているのか考えてみましょう。

Q.志望動機を給料と伝える場合のコツは?

A.志望動機を給料と伝える場合は、ほかの志望理由やアピールポイントと組み合わせましょう。

たとえば、「給料が高ければモチベーションにつながり、活躍できる」と答えるのも1つです。給料を志望理由にしながら、自分の意欲をアピールできます。

給料を志望動機にする場合、自分の能力や意欲が伝わりにくいので、アピールが難しい点に注意しましょう。自分の考えをより詳しく伝えるなど、工夫が必要です。

Q.志望動機で給料以外の理由を探す方法は?

A.志望動機で給料以外の理由を探すためには、自己分析を行いましょう。自分の考えを整理し、就活の軸を見直してください。

志望動機は給料以外にも、「成し遂げたい目標が実現できる」「企業理念に共感した」などが考えられます。給料のよさ以外に大切にしている考えがないか、もう一度整理してみてください。

自己分析の方法については、「【就活生向け】自己分析のやり方を解説!内定に近づく活用方法とは」で詳しく解説しています。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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