このページのまとめ
- 大卒で就職できないのは、就活の準備や対策が不足しているから
- 就職できないのは、希望条件が厳し過ぎることが原因の場合もある
- 就職できないと悩む場合は、自己分析を行い就活をやり直すことも大事
「このままだと就職できないのでは」「就職するためには何が必要?」などと悩む就活生もいるでしょう。就職できないのは、就活準備が不足していたり、やり方が間違っていたりするからかもしれません。
この記事では、就職できない理由や就職できない状況を抜け出すための方法を解説します。最後まで読めば内定獲得に向けて何が必要かが分かり、具体的な行動に移せるはずです。
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就職できない大学生の割合は約8%
大学を卒業しても就職できない大学生の割合は、約8%です。就職できない大学生とは、卒業後に就職も進学もしていない人を指します。
文部科学省の「令和6年度学校基本調査(p.6)」によると、令和6年に大学を卒業した人は59万487人でした。そのうち、4万5,344人が就職も進学もしていない状況です。
参照元
文部科学省
学校基本調査-令和6年度 結果の概要-
近年は就活生が有利な売り手市場である
近年の就活市場は、就活生優位の売り手市場が続いています。売り手市場とは、求職者1人に対して複数の求人が集まる状態のことです。募集している企業数より、働こうとしている学生のほうが少ない状況が生まれています。
人材を募集している企業が多いということは、就活生からすると企業の選択肢が増えるということです。多くの企業の中から、自分に合う企業を選んで就職しやすいメリットがあります。
大卒の学歴は就職で有利になりやすい
中卒や高卒と比べて、大卒は就職で有利になるケースが多いことを知っておきましょう。企業の応募条件に「大卒以上」を含める企業もあるためです。
正社員ではなく非正規で働く人もいる
大卒後は正社員だけではなく、非正規労働者として働く人もいます。非正規労働者とは、パートや派遣社員のように、期間のある労働契約を結んでいる人々のことです。
非正規労働者として働いているのは、毎年卒業者の約1%ほどです。
・令和2年:5,935名
・令和3年:7,225名
・令和4年:6,914名
・令和5年:5,839名
・令和6年:5,365名
一方で、平成25年に約37万人だった正規就職者は、令和6年には約45万人に増加しています。近年は、売り手市場かつ正社員就職がしやすい環境であることが分かるでしょう。
大卒が就職に有利かどうか知りたい人は、「四大卒は就職に有利?就活でのメリットや注意点を解説!」の記事も読んでみてください。
参照元
文部科学省
学校基本調査-令和6年度 結果の概要-
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大卒でも就職できない理由
大卒で就職できない場合には、就活に対する考え方に問題があるかもしれません。就職できない場合によくある理由について解説します。
就職してやりたいことがない
就職してやりたいことがない場合、なかなか内定がもらえない傾向にあります。やりたいことがなく、具体的に就活に向けて行動しようとしないからです。
やりたいことがなくとりあえずで動いたとしても、就活へのモチベーションがなく選考に落ちてしまうでしょう。何をしたいかがないまま就職しようとしても、企業に評価されにくくうまくいかないのです。
有名企業や大手企業ばかり狙っている
有名企業や大手企業ばかり狙っている場合も、就職できない場合があります。有名企業などは人気が高く、選考に落ちてしまう確率も高いからです。
また、有名企業などはライバルとなる就活生のレベルも高く、アピールの内容や質が重要になります。「大手だから」「有名だから」という理由だけで志望を決めていると、アピール不足になり選考に通らないでしょう。
中小企業に目を向けていない
中小企業に目を向けずに就活をしている学生も、うまくいかない場合が増えます。選択肢が大手企業ばかりになり、内定獲得が大変になるからです。
中小企業の中にも、業界トップの企業やほかの企業が真似できないサービスや商品を持っている場合があります。「中小企業はブラック」「中小企業は安定しない」などと思い込み大手企業に固執していると、就活はうまくいかないでしょう。
中小企業に就職するメリットを知りたい人は、「中小企業にはどんなメリットがある?大手企業との違いと合わせて解説」の記事を読んでみてください。
就活対策が足りていない
就活に向けての対策ができていないと、内定を獲得するのは難しいといえます。自己分析や企業研究、面接練習など、一つひとつの対策を入念に行いましょう。
企業の担当者は多くの就活生を見ており、就活対策ができていないことは見抜かれてしまいます。また、対策不足だとほかの就活生と比べてアピールが足りず、選考を突破するのは難しいでしょう。
面接対策など就活がうまくいかないときに必要な対策については、「就活がうまくいかない…内定がでないときの対策10選と選考時のコツを紹介」の記事でまとめているので参考にしてください。
希望条件が厳しすぎる
企業選びの条件が厳しすぎる場合も、なかなか就活は成功しません。選択肢が狭まり、エントリーできる企業がなくなってしまうからです。
企業選びで大切なことは、優先順位を決めて考えること。条件をすべて満たす企業を探すのではなく、譲れない条件を満たしているかどうかで選ぶことが大事です。
選択肢が少ないと、選考に落ちた場合に持ち駒がなくなり苦しくなってしまいます。譲れない条件と妥協できる条件を用意し、エントリーする企業の選択肢を広げてみてください。
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大卒で就職を成功させるための5つの極意
ここでは、新卒での就職活動を成功させるためにするべき対策をまとめたので、実践してみてください。
1.自己分析を改めて行う
就職活動がうまくいっていない場合は、改めて自己分析を行いましょう。自己分析が不足しており、自分の強みや特徴を把握できていない可能性があります。
また、就職活動を進めるなかで、価値観や考え方が変わっていることもあるでしょう。そのまま就職活動を行うとミスマッチを起こす場合もあるので、定期的に自己分析を行うことは大切です。
自己分析の方法については、「自己分析とは?おすすめのやり方8選や実施時の注意点を紹介」の記事で詳しく解説しています。
2.企業研究を徹底する
自分に合う企業を見つけられるように、企業研究を入念に行いましょう。自分の強みや特性を活かせる企業ほど、選考でのアピールが評価されやすくなります。
また、企業研究を行うことでミスマッチを防止でき、入社後に後悔することも減るでしょう。
企業研究の実施方法については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事で解説しているので参考にしてください。
3.面接対策を徹底する
面接で落ちるケースが多い人は、面接対策に力を入れましょう。面接では評価されるポイントがある程度決まっているので、対策を行うことで選考の通過率を上げられます。
たとえば、面接で聞かれやすい質問をあらかじめ想定し、回答を準備しておきましょう。「自己PR」「志望動機」「学生時代に力を入れたこと」などはほとんどの企業で聞かれるので、対策が欠かせません。
面接でよく聞かれる質問については、「就活の面接で聞かれる質問集40選!答え方のポイントや回答例も解説」の記事で詳しく紹介しています。
4.エントリー企業数を増やす
内定が獲得できていない場合は、エントリー数を増やしてみるのも一つです。行動数が少ないことが原因で、内定にたどりついていない場合があります。
一般的に、就職活動では内定を得るよりも選考に落ちるケースのほうが多いため、数を増やしてチャレンジすることは大事です。「第一志望しか受けない」のように、企業を絞りすぎるとうまくいかないでしょう。
ただし、エントリー数を増やすためにとにかく選考を受けるのは避けてください。興味のない企業や適性のない企業にエントリーしても、企業とミスマッチになるため選考を通過できません。
自分の就職活動の軸に合う企業を探し、エントリー数を増やすのが内定獲得のコツです。
5.就職エージェントに相談する
プロ目線のアドバイスがほしい場合は、就職エージェントに登録し、サポートを受けてみましょう。就職活動に必要なことや改善すべきことをマンツーマンで教えてもらえます。
就職エージェントは、自己分析など就職活動のスタートから内定獲得までをサポートをしてくれるサービスです。エントリーシートの添削や面接対策など、自分に不足している対策のアドバイスをもらいましょう。
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大卒で就職できないかもしれないと悩むあなたへ
大卒だからといって、絶対に就職できるわけではありません。就職活動に向けてしっかりと準備を行い、内定獲得への努力をすることが求められます。
しかし、「今のままでは就職できないかもしれない」「頑張ってるけどうまくいかない」などと悩む就活生も多いでしょう。就職活動について相談するのであれば、就職エージェントのキャリアチケットがおすすめです。
キャリアチケットでは専任のアドバイザーが自己PRの添削や求人紹介など、一人ひとりの悩みに合わせた丁寧なサポートを提供しています。これから就職活動を始める場合も、すでに就職活動に取り組んでいる場合もぜひご相談ください。
サービスはすべて無料です。困ったことがあったら一人で悩まず、キャリアチケットと一緒に解決しましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。