四大卒は就職に有利?就活でのメリットや注意点を解説!

このページのまとめ

  • 四大卒は企業のニーズが高く、就活で有利になりやすい
  • 企業は優秀な人材の確保や専門性に期待して四大卒を募集している
  • 四大卒は選択肢の広さやポテンシャル採用などのメリットがある
  • 四大卒でも内定を取れない場合、就活の対策が不十分な可能性がある
  • 四大卒だからといって油断せず、就職のために努力をすることが大切

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「四大卒は就職に有利」という説がありますが、実際はどうなのでしょうか。確かに募集を四大卒に絞っている企業は多いため、選択肢が広いという点では有利といえます。しかし、就活では学歴だけでなく、熱意や将来性も評価されるため、必要な準備や対策を怠らないことが大切です。このコラムでは、四大卒の就活におけるメリットや注意すべきポイントを解説しています。

 

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四大卒とは?

四大卒は、知名度や偏差値に関係なく、「四年制大学」を卒業した人を指します。
一部では「四大卒=東大や京大などの有名大学を卒業した人」という認識もあるようですが、こちらは誤りなので注意しましょう。
四年制大学を卒業する人は年々増加傾向にあるようです。また、求人情報に「大卒以上」と記載されている場合、基本的に「四大卒」や「大学院卒」が対象となります。

 

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四大卒は就職に有利ってホント?

四大卒は企業の需要が高く、就職に有利といえるでしょう。
厚生労働省の調査によると、平成31年3月に卒業した大卒者の就職率は97.6%という結果が出ています(※平成31年4月1日時点の情報)。
ただし、2020年の前期に流行した新型コロナウィルスの影響で、今後の就職率に大きな変動が見られる可能性があります。
油断はせず、世の中の動向に目を向けながら対策していきましょう。

参照元
厚生労働省
「平成31年3月大学等卒業者の就職状況を公表します」

企業が四大卒を募集する3つの理由

企業が四大卒を採用条件とする背景として、以下のことが考えられます。

1.優秀な人材を確保しやすい

四大卒はその学歴から、「優秀な人材を確保しやすい」と考えている企業が多いようです。
学歴と能力の高さは必ずしも比例するとは限りませんが、評価基準の1つとして考えてもらえる可能性があります。

2.専門性に期待している

四大卒は4年間学業に励んできた実績があることから、専門性を期待されています。
その反面、アピールが不足していると「4年間何を学んできたのか」と思われてしまうリスクも。
大学で身につけた知識やスキルがあるなら、自信を持って十分にアピールしましょう。

3.応募者を絞りやすくするため

応募者を絞りやすくすることも、企業が四大卒を募集する理由の1つです。
大卒だけでも多くの応募が集まりやすい中、制限を設けずに募集をかけると選考に膨大な時間がかかってしまう恐れがあります。
学歴を四大卒や大学院卒に限定することで、応募者をある程度絞ることが可能です。

 

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就活における四大新卒のメリット3つ

四大卒の就活における主なメリットとして、以下の3つが挙げられています。

1.多くの企業に応募できる

日本には「新卒一括採用」という独自の文化があるため、多くの企業に応募可能です。
大卒以上を対象としている求人に応募できるので、知名度の高い人気企業や、幅広い業種・業界に挑戦するチャンスに恵まれています。
そのため、仕事を探す際は少しでも興味を引かれる企業があったらエントリーしてみると良いでしょう。

2.ポテンシャル採用が期待できる

即戦力を求められる中途採用と違い、経験やスキルを問わないポテンシャル採用が期待できるのも、四大新卒のメリットです。
これまで学生だった新卒は、業務経験やスキルはありません。その分、人柄や仕事への熱意・意欲などのポテンシャルで評価されます。
また、未経験を前提としている採用のため、入社後も充実した教育や研修を受けられる可能性が高いでしょう。

3.人脈を広げやすい

四大新卒は、人脈を広げやすい環境にあります。
4年間の学生生活の中で、サークル活動やアルバイト、人によっては留学など、学業以外にも経験していることがあるでしょう。
そのため、同年代の友人や教授のほかも、サークルの先輩やバイト先の上司など、多くの人と関わる機会があります。
幅広い人と交流を持つことで、新しい知識を吸収したり、視野を広げたりするチャンスに繋がるでしょう。

 

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四大新卒なのになかなか内定を取れないのはナゼ?

四大新卒といっても、全ての就活生がスムーズに内定までたどり着くとは限りません。中には何十、何百社も受けているのになかなか内定が決まらないという方もいるでしょう。
内定が取れない主な理由としては、以下の原因が考えられます。心当たりがある方は、今後の就活を見直してみましょう。

選考対策が不十分

内定が取れない原因の1つとして、今までの選考対策が不十分な可能性があります。
自己分析や企業研究、面接対策などがきちんとできているか振り返ってみましょう。特に自分の強みや希望を知るために行う自己分析は、十分にできていないと企業選びの段階からつまずいてしまいます。
また、たとえ自己分析や企業研究が完璧にできていても、面接の練習が不十分だと本番で自分の思いを上手く伝えることができません。
1つでも「不足している」と思う部分がある場合は、もう一度じっくり取り組みましょう。

自ら選択肢を狭めている

こだわりが強すぎて、自ら就職の選択肢を狭めていませんか?
たとえば、倍率の高い大手企業ばかりを選んでいる、特定の業界・職種に偏っているなど、選択肢を絞りすぎてしまうと挑戦できる企業は少なくなります。
目標を設定することは良いことですが、広い視野を持つことも内定獲得のポイントです。
知名度や憧ればかりにとらわれず、「自分ができること」にも焦点を当てて仕事を探してみましょう。

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「新卒」でいられるのはいつまで?

基本的に、大学卒業後は新卒ではなく「既卒」の扱いになります。
大卒であっても求人の応募条件が新卒と定められている場合、既卒者は応募できません。
一部には卒業から3年以内であれば新卒と見なす企業もありますが、新卒時に比べると選択肢は狭まるでしょう。
また、新卒者がライバルになるため、採用のハードルも高くなります。そのため、内定を勝ち取るには新卒者以上に企業研究や自己分析、面接対策などを徹底して行う必要があるでしょう。
既卒になっても就職が絶望的ということはありませんが、なるべく新卒のうちに内定を獲得するのがベターです。

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四大卒でも学歴を過信しないことが大切

学歴を過信せず、就職のための努力を怠らないようにしましょう。
企業は学歴だけでなく、学生生活を通した成長や熱意、物事に取り組む姿勢など、さまざまなポイントを総合的に見て評価しています。
「四大卒は就職に有利だから」と過信し、就活の対策を何もしていないと、そのような姿勢は高確率で見抜かれるでしょう。
学歴はあくまで評価基準の一部分でしかないということを念頭に置き、入念に対策をしたうえで就活に取り組んでください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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