このページのまとめ
- 就活がうまくいかないのは「選考対策が不十分」「反省を活かせていない」などが原因
- 就活がうまくいかないときは、準備を入念にしたり周囲の意見を聞いたりすることが大切
- 就活がうまくいかないときは、リフレッシュして自分を追い詰めないようにしよう
「なかなか選考を通過できない」「面接で本来の自分を出せずにいる」など、就活がうまくいかなくて悩んでいる人も多いのではないでしょうか。就活がうまくいかないときこそ、焦らず着実に行動していくことが大切です。
この記事では、就活がうまくいかない人の特徴とやるべき行動について解説します。選考時のコツやNG行動もまとめているので、内定獲得に向けて就活を効果的に進めていきたい方は、ぜひ参考にしてください。
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- 就活がうまくいかないと感じている学生は多い
- 就活がうまくいかない10の原因
- 1.就活の目的や目標がない
- 2.ビジネスマナーが身についていない
- 3.自己分析ができていない
- 4.業界・企業研究が足りていない
- 5.スケジュール管理ができていない
- 6.エントリー数が少ない
- 7.応募書類の完成度が低い
- 8.適性検査の対策が足りていない
- 9.面接でコミュニケーションが取れていない
- 10.選考後に振り返りをしていない
- 就活がうまくいかないときに覚えておきたい心構え
- 人格を否定されているわけではない
- 周囲と比べて焦らない
- 自分を追い詰めない
- 疲れたらリフレッシュの時間をつくる
- 就活がうまくいかないときにやりがちな4つのNG行動
- 就職をあきらめてしまう
- やみくもにエントリー数を増やしてしまう
- インターネットやSNSの情報を信じてしまう
- サポートを受けずに一人で就活してしまう
- 就活がうまくいかないと辛いときにやるべき10のこと
- 1.反省を次に活かす
- 2.基本的なマナーを身につける
- 3.自己分析をやり直す
- 4.業界・企業研究を徹底する
- 5.志望する企業の選択肢を広げる
- 6.応募書類の完成度を高める
- 7.適性検査の対策をする
- 8.面接練習を繰り返す
- 9.よくある質問の回答を用意する
- 10.就活エージェントを利用する
- 就活がうまくいかないときに意識したい面接のコツ
- 結論ファーストを意識する
- 簡潔にハキハキと話す
- 適度にアイコンタクトをとる
- 言葉遣いに気をつける
- 就活がうまくいかない状況から抜け出したいあなたへ
就活がうまくいかないと感じている学生は多い
就活がうまくいっているかどうかは人それぞれで、就活への焦りや不安の感じ方も人によって違います。しかし、自分が置かれている状況に不安を感じている就活生は少なくありません。「自分だけ内定を獲得できなかったらどうしよう」と焦りを感じる人もいるでしょう。
公益社団法人全国求人情報協会の「2023年卒学生の就職活動の実態に関する調査(16p)」によると、23年卒の学生は1人あたり平均18.7社にプレエントリーし、最終面接数が4.1社、内定または内々定の取得数が平均2.2社という結果でした。
プレエントリーしても内定をもらえるのは10分の1程度の確率で、多くの学生が書類選考や面接で落とされているとわかります。
周囲がうまくいっているように見えるかもしれませんが、あなただけが就活で苦戦しているわけではありません。今の就活状況に不安を感じていても、悲観せず、どう前に進むかを考えることが重要です。内定獲得に近づくためにも、なぜ就活がうまくいっていないかを理解し、必要な対策に取り組みましょう。
就活がうまくいかなくてしんどいと感じている場合は、「就活がしんどいときの対処法10選!時期別の理由と内定獲得のコツも解説」の記事も参考にしてください。
参照元
公益社団法人全国求人情報協会
2023年卒学生の就職活動の実態に関する調査
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就活がうまくいかない10の原因
就活がうまくいかないと感じる原因は、「書類選考を通過できない」「第一志望の選考に落ちた」など、人によってさまざまです。
しかし、就活がうまくいかない人には共通する14の特徴があります。以下で詳しく解説するので、なぜ就活がうまくいかないのか原因を探る際の参考にしてください。
1.就活の目的や目標がない
就活の目的や目標が明確になっていない人は、就活がうまくいかない傾向にあります。目的や目標がないと就活へのモチベーションが保てず、就活準備や選考対策に力を入れられないからです。
そのような状態では、志望動機に熱量がなくなったり、面接で質問に的確に答えられなかったりします。採用担当者には熱量不足や準備不足が伝わるので、不採用の可能性が高まるでしょう。
また、目的や目標がないと周囲に流されるように就活をしてしまい、受け身の姿勢になりがちです。中には、「親に言われたから」「みんなが受けている大手企業だから」という理由で志望企業を決める人もいます。この姿勢では熱量が伝わらず、不採用になりやすいのは想像しやすいでしょう。
就活の目的や目標がないと、準備や対策に力が入らず、うまくいかないからといってすぐにあきらめるなど、悪循環に陥りやすくなります。
行動量が足りない
就活がうまくいかないと感じている人は、行動量が足りない傾向にあります。
就活を効果的に進めるためには、企業説明会やインターンシップに参加したり、OB・OG訪問をしたりしてより多くの情報を得ることが大切です。行動量が少ないと、その分、情報量が減ってしまい、自己PRや志望動機に深みを持たせられなくなります。
周囲の就活生と情報量の差がついてしまうと、「気づいたときには選考参加に必須の説明会が終わっていた」「エントリーの一次締め切りに間に合わなかった」といった事態も考えられます。エントリー数を増やしたり、イベントに参加したりと行動数を増やしましょう。
2.ビジネスマナーが身についていない
ビジネスマナーが身についていないのも、就活がうまくいかない原因の一つです。ビジネスマナーが身についていないと、知らないうちに相手を不快にさせ、マイナスの印象を与えかねません。
就活生には、主に下記のような基本のビジネスマナーが求められます。
・時間厳守
・遅刻や欠席の事前連絡
・入退室の作法
・正しい言葉遣い
・メールの送り方
就職活動では多少の失礼があっても、それだけを理由に不合格になる可能性は少ないでしょう。しかし、社会人になると最低限のビジネスマナーは必須です。
学生のうちからビジネスマナーを身につけることで採用担当者によりよい印象を与え、就活にもプラスの影響を与えてくれます。
3.自己分析ができていない
自己分析ができていない人ほど、就活がうまくいかない傾向です。就職活動においては、自分の価値観や強みを明確にするための自己分析が欠かせません。
就職活動では、自分の価値観にあった理念を掲げる企業や自分の強みを活かせる仕事を選んだりする必要があります。自分の価値観や強みを理解せず、自分に合わない企業を選んでしまうとミスマッチをおこし、成果が出なかったり早期離職の原因になったりする恐れがあるでしょう。
実際に、自己分析ができていないと、「周りがエントリーしているから」「有名だから」のように企業選びの基準が曖昧になりがちです。
また、自己分析ができていない就活生のなかには、自分のアピールポイントに自信が持てないまま就活に臨んでいるケースも珍しくありません。自分の価値観や強みが明確でなければ、内定につながるような説得力のある自己アピールが難しくなります。
正しく自己分析できているか確認したい学生は、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事を参考にしてください。
強みや特徴を明確にできていない
強みや特徴を明確にできるかどうかも、就活では重要です。履歴書やエントリーシート、面接で評価されるアピールができるかどうかに関わってきます。
企業が評価しているポイントの一つが、「強みが仕事で活かせるか」です。どれだけ優秀な人材も、仕事で活躍できる能力がなければ評価できません。志望企業に適した人材だとアピールするためにも、自分の強みを明確にしておくことが欠かせません。就職活動の初期段階から自己分析を行い、自己理解を深めるようにしましょう。
4.業界・企業研究が足りていない
業界・企業研究が不十分な人も、就活がうまくいかない傾向にあります。
志望する業界や企業についてよく理解しないまま就活をしていると、自分の強みと企業のニーズがマッチしているかどうか判断できません。企業のニーズを把握せず、ミスマッチの状態でやみくもにエントリー数を増やしても、選考を通過できない状況が続いてしまいます。
企業のニーズを把握するためには、業界・企業研究が不可欠です。自分の興味・関心や熱意をどれだけアピールしても、志望先の企業が求める人物像とマッチしていなければ、高評価にはつながらないでしょう。
業界・企業研究が不十分だと感じた学生は、「ほかの就活生と差をつけろ!1歩先行く業界企業研究のコツ」も参考にしてください。
5.スケジュール管理ができていない
スケジュール管理ができていないのも、就職活動がうまくいかない原因です。就活では説明会や選考、書類提出など多くの出来事があるため、しっかりとスケジュールを管理しておかなければなりません。
学生の多くは、学業や部活動、アルバイトなどと並行して就職活動に取り組んでいます。そのため、スケジュール管理がうまくできないと、就職活動以外に時間を取られ十分な準備や対策ができなくなってしまうでしょう。
また、管理できずにスケジュールに追われるようになると、心身のストレスを抱えやすくなり、自信を持って選考に臨むのが難しくなります。
6.エントリー数が少ない
エントリーしている企業の数が少ないと、選考に参加する機会が減るため自ずと内定を獲得できる可能性も低くなります。結果として、就活がうまくいかないと感じやすくなるでしょう。
内閣府の「令和5年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(53p)」によると、エントリーシートの提出数について、「10〜19社」と回答した学生の割合が28.0%と最も多い結果でした。
引用元:内閣府の「令和5年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(53p)」
また、2割弱の学生が「1〜4社」と回答している一方で、「40社以上」の企業にエントリーしている学生も一定数います。実際に、就活のスタイルは人によってさまざまです。そのため、何社エントリーすべきか明確な決まりはありません。
やみくもにエントリー数を増やせばよいわけではありませんが、就活がうまくいかないと感じている場合は、平均的なエントリー数を目安に自分の状況を見直してみるとよいでしょう。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
大手企業ばかりにエントリーしている
大手企業ばかりにエントリーしている人は、就活がうまくいかないと感じやすくなります。大手企業は就活生に人気があり多くのエントリーが集まるからです。
大手企業や有名企業は、優秀な学生も志望する傾向が強く、競争率も上がります。就活がうまくいかないと感じている場合は、エントリー先が大手企業に偏っていないか確認してみてください。
大手企業にこだわって応募していた学生には、「大企業に就職すれば安心!と考える前に知ってほしいこと」の記事もおすすめです。
7.応募書類の完成度が低い
書類選考をなかなか通過できない場合は、履歴書やエントリーシートの完成度が低い可能性があります。応募書類を作成するときは、内容の質だけではなく、下記のような点も意識しなければなりません。
・履歴書やエントリーシートの内容を使い回していないか
・空欄や空白が目立っていないか
・きれいな字で書いているか
・伝わりやすい文章を書いているか
応募書類の自己PRや志望動機は、採用担当者が合否を判断する重要な材料になります。自己分析や業界・企業研究が十分できていない場合には、ありきたりな自己PRや志望動機しか書けず、応募書類の完成度が低くなりがちです。
8.適性検査の対策が足りていない
適性検査の対策が不十分の人も、就活がうまくいかないと感じやすいでしょう。適性検査とは、学生の能力や性格を判定するためのテストで、多くの企業が採用時の判断材料として活用しています。
基本的には、書類選考と同時に適性検査を受けるケースがほとんどです。企業によって判断基準は異なりますが、対策を怠ると、書類の内容は良くても適性検査の結果次第で面接に進めなくなります。
面接のチャンスすら得られずに不合格になった場合、就活がうまくいかないと後悔が残りやすいでしょう。適性検査の対策が不十分だと感じた学生は、「就活のテスト対策を始めよう!適性検査の基礎知識」の記事を参考にしてください。
9.面接でコミュニケーションが取れていない
就活がうまくいかない人は、採用担当者とコミュニケーションが取れていない可能性もあります。就活の面接は、企業が応募者を評価する場です。しかし、面接の基本は人と人のコミュニケーション。そのため、採用担当者からの質問の意図を汲み取れなかったり、関係のない回答を一方的に話したりすると、「コミュニケーション能力に問題がある」といった印象を与えかねません。
面接に慣れていない場合には、本番で緊張して萎縮してしまうケースもあるでしょう。しかし、何度か面接を経験しているもののうまくいかないと悩んでいる場合は、採用担当者とのやりとりを振り返って、会話のキャッチボールができていたか確認してみてください。面接の評価ポイントについては、「会社の面接で評価を得るには?質問例やマナーを知ろう」の記事で詳しく解説しています。
面接でうまく受け答えできない
面接でコミュニケーションが取れていないことに加えて、うまく受け答えができていない場合にも、選考を通過するのは難しいでしょう。
就活で重要なのは、採用担当者に自分のアピールポイントをどれだけ効果的に伝えられるかです。面接時のマナーや立ち居振る舞いなどに気をつけても、アピールしたいことが相手に伝わらなければ、企業からの評価にはつながりません。
就活生がきちんと対策したうえで面接に臨んでいるかどうか、採用担当者には伝わってしまいます。面接で質問されて回答に困ったり、わかりづらい受け答えをしたりしてしまうと、対策不足の印象を与えかねません。
10.選考後に振り返りをしていない
選考後に振り返りをしていないことも、就活がうまくいかない原因の一つです。
選考で落ちたときに、「面接を通過できなかったのは運が悪かったから」などと、反省することなく次の選考に臨んでいると、失敗から何も学べません。就活を続けていくうえでは気持ちの切り替えも大切ですが、反省しないまま過ごしていると、よりよい変化も生まれないでしょう。
客観的な意見に耳を傾けない
周りからの客観的な意見を聞き流している人も、就活がうまくいかない傾向にあります。「人の意見に流されてはいけない」と頑なになってしまうと、いつまでも自分の改善点に気づけず、「書類選考で落ちてばかり」「なかなか一次面接を通過できない」などと同じ失敗を繰り返しがちです。
自分の課題や改善点に自ら気づくのは簡単ではありません。客観的な意見に耳を傾けずにいると、成長の機会を失う可能性もあるので注意してください。
なかなか選考に通過できない就活生の特徴については、「不採用が続く就活生の特徴とは?今からできる対処法も解説」の記事も参考にしてください。
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就活がうまくいかないときに覚えておきたい心構え
就活がうまくいかないときこそ、周囲と比べて焦らず、ときには立ち止まりながら就活を進めていくことが大切です。
ここでは、就活がうまくいかないときに心得るべきことを解説します。就活を前向きに取り組むために大切にするとよいマインドについてまとめているので、ぜひ参考にしてください。
人格を否定されているわけではない
就活で書類選考や面接に落ちてしまうのは、誰にでもある経験です。しかし、就活がうまくいかないからといって、人格を否定されているわけではありません。
就活がうまくいかない原因は就活生にもありますが、実際には、企業との相性による部分も大きいといえます。なかなか選考を通過できない場合であっても、それは応募先の限られた企業との結果にすぎません。
就活がうまくいかなくても、「企業との相性が悪かっただけ」と割り切って考えるようにしましょう。次の選考に向けて前向きな気持ちになれるはずです。就活を続けていけば、ほかに相性の合う企業が見つかり内定をもらえる可能性は十分考えられます。
周囲と比べて焦らない
就活がうまくいかないときこそ、焦らず着実に準備を重ねていくことが大切です。なかなか内定を獲得できないからと焦ってしまうと、冷静さを欠いて、一つひとつの準備や対策が疎かになってしまう可能性があります。
たとえ、周囲の友人が内定を獲得し始めたとしても、あまり気にせず自分のペースで就活に集中しましょう。内定は1社からもらえれば十分です。就活をするうえでは、周囲に流されず、自分としっかり向き合っていく気持ちが大切です。
自分を追い詰めない
就活がうまくいかなかったとしても、自分を追い詰めないようにしましょう。
新卒採用では、学生のスキルや能力の高さよりも、企業が求める人物像にマッチしているかが重視される傾向です。そのため、就活がうまくいかなかったときは、反省しつつも、落ち込んだ気持ちを引きずらないようにしましょう。
また、時期によっては大学4年の夏以降、秋から冬にかけて秋採用・冬採用の機会があります。なかなか内定を獲得できない場合は、あらためて自己分析と企業研究に時間をかけながら、秋採用・冬採用に向けて準備していきましょう。
秋採用や冬採用については、「新卒の秋採用で内定を獲得する6つのポイントとは?企業の探し方や注意点」の記事を参考にしてください。
疲れたらリフレッシュの時間をつくる
「就活がうまくいかない」と思い詰めてしまいそうなときは、期間を決めてリフレッシュすると効果的です。気持ちが落ち込んでしまうと自己評価が極端に下がり、悪循環に陥る可能性があるので注意してください。
就活を効率よく進めるためには、適度な息抜きも必要です。就活がうまくいかないときは、意図的に休息を取るようにして、新たな気持ちで就活に臨みましょう。
就活で焦る気持ちを落ち着かせる方法については、「就活で焦る原因や対策を解説!心を落ち着かせる対処法も紹介」の記事を参考にしてください。
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就活がうまくいかないときにやりがちな4つのNG行動
就活がうまくいかないからといって、やみくもに行動してはいけません。うまくいかないからこそ原因を特定し、落ち着いて行動することが大切です。
ここでは、就活がうまくいかないときにやってしまいがちなNG行動を紹介するので、同じ失敗をしないよう参考にしてください。
就職をあきらめてしまう
新卒での就活をあきらめてしまうと、いざ正社員になろうと考えたときに苦労します。たとえば、既卒としてフリーターでしばらく働いたあと正社員を目指しても、社会人経験のない状態で中途採用を受けることになります。「なぜ新卒時に就職しなかったのか」「就職せず何をしていたのか」といった厳しい質問をされることも。
就活がうまくいかなくても、就活をやめる必要はありません。気分が落ち込んでいるのであれば、少し休んでもよいでしょう。就活をやめたくなるほど辛い場合には、一度就活から離れてみるのがおすすめです。冷静に考えられるようになると、自分が納得いく選択をしやすくなるはずです。
やみくもにエントリー数を増やしてしまう
内定がもらえないからといって、やみくもにエントリー数を増やすのもよくある失敗です。ちにかくエントリーを増やしても、落ちた原因を改善しなければ内定にはつながらないでしょう。
また、やみくもにエントリーして不採用が増えた結果、さらに自信を失う場合もあります。うまくいかないからこそ、「なぜ落ちてしまうのか」「選考対策は十分にできているか」などを考え、就活と向き合うことが大切です。
インターネットやSNSの情報を信じてしまう
インターネットやSNSの情報ばかり見て、信じてしまうのもやめましょう。就活がうまくいかないときは冷静な判断ができず、どんな情報でも信じてしまう場合があります。
インターネットやSNSの情報は、すべてが正しいわけではありません。「就活では絶対△△すべき」「△△の企業はやめておいた方がよい」のように、明確な根拠のない情報もあふれています。
就活がうまくいかないときは、「自分にはこの情報が必要なんだ」と深く考えずに飛びついてしまいがち。情報に流されないようにするためにも、不確かな情報とは一定の距離を保つようにしてください。
サポートを受けずに一人で就活してしまう
就活がうまくいかないときこそ、周囲のサポートを受けましょう。特に、なんどか選考に参加しているもののいい結果が出ない場合は、第三者から就活の方法を評価してもらう必要があります。
第三者から見ることで、自分では分からない改善点に気付けることも。具体的な選考対策を知りたい場合は、就職エージェントや大学のキャリアセンターなどのサービスを使うのがおすすめです。
就活がうまくいかないときの相談先については、「就活相談先のおすすめ15選!適切な相手選びのポイントや注意点も解説」の記事でも紹介しているので参考にしてください。
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就活がうまくいかないと辛いときにやるべき10のこと
就活がうまくいかないときには、基本に立ち返って自己分析や業界・企業研究をやり直すなどすると、結果的に内定獲得に近づけるでしょう。
以下で、就活がうまくいかないときにやるべき10のことを解説します。選考を通過するために「何をすればよいかわからない」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
1.反省を次に活かす
就活がうまくいかないのには、何らかの原因があるはずです。そのため、うまくいかなかったときは必ず振り返って反省し、失敗を次に活かしましょう。
うまくいかないとつい立ち止まってしまいがちですが、内定獲得に向けて就活を続けていくためには、原因を探って分析する必要があります。「選考のどの段階でつまずいているのか」「落ちた原因は何が考えられるか」など、自分なりに考えてみてください。
就活がうまくいかない原因を探って、改善点を見つけられると、具体的な行動に移しやすくなります。
2.基本的なマナーを身につける
就職活動では、最低限のビジネスマナーを身につけることも重要です。特に、面接においては、口角を上げた明るい表情であいさつができるだけで「入社意欲を感じられる」「良好なコミュニケーションを築けそう」といった印象を与えられるでしょう。
採用活動において、採用担当者は多くの応募書類に目を通し、面接を行っています。限られた情報をもとに合否を判断しなければならない企業にとって、第一印象はとても重要です。よりよい印象につなげて採用担当者に興味を持ってもらうためにも、基本的なマナーを身につけておきましょう。
面接における企業の評価ポイントについては、「就活の面接対策で必要なことは?よく聞かれる質問と対策法も解説」を参考にしてください。
3.自己分析をやり直す
就活がうまくいかないときは、あらためて自己分析を行いましょう。就職活動において、自己分析は自分の適性を見極めて、相性のよい企業を見つけるために必要な作業です。
自己分析は何度も繰り返し行うと、自己理解をより深められます。また、自己分析を深めるために家族や友人に他己分析を依頼するのもいいでしょう。自己分析を徹底することで、自己PRや志望動機のブラッシュアップにもつながります。
4.業界・企業研究を徹底する
就活がうまくいかないときは、さまざまな方法で業界・企業研究を行ってみるのがおすすめです。業界や企業について理解を深めるのは、ミスマッチの防止にもつながります。
Webサイトで確認できる情報は、企業の一面にすぎません。企業説明会やインターンシップに参加して実際に企業へ足を運んでみると、職場の雰囲気や社風など、よりリアルな情報を得られるでしょう。ほかにも、OB・OG訪問をして、福利厚生や休日の過ごし方など、採用担当者には聞きにくい質問をするのもおすすめです。
業界・企業研究をするときは、自己分析を通して明確にした自分の価値観や強みが企業のニーズや社風にマッチするかを意識してください。
女子学生の企業研究におけるポイント
女子学生の場合は、企業研究の際に、女性管理職の数や結婚・出産後のキャリアについて調べてみるとよいでしょう。なかには、就活をしていてジェンダーバイアス(男女の役割に関する固定的な観念)を感じた経験がある方もいるかもしれません。
近年は、政府が中心となって企業活動のダイバーシティが推進されている一方、実際の取り組みは企業によって差がある印象です。
・採用や配属、昇進に女性の比率が一定以上あるか
・育児休暇の取得率が高いか
・女性ならではの福利厚生があるか
・政府による認定(くるみん・えるぼしなど)を受けているか
上記の項目をチェックしていくと、「男性だから」「女性だから」といった偏見が少ない企業を見極めるのに役立つでしょう。
5.志望する企業の選択肢を広げる
就活がうまくいかないときは、志望する企業の選択肢を広げるのも効果的です。特に、大手企業にこだわってエントリーしていた就活生は、中小企業や大手企業のグループ会社にも目を向けてみてください。
大手企業と比べて知名度は低くても、条件がよくやりがいのある仕事ができる優良企業は数多くあります。なかでも、大手企業のグループ会社は倒産のリスクが少なく、福利厚生も親会社に準じているところが多いので、条件面を重視する学生の選択肢としておすすめです。
なお、企業選びにあたって、学生時代の経験や学びとの関連性はあまり気にする必要はありません。たとえば、理系学生の場合、理系職種だけに絞らず文系職種も視野に入れてみると、選択の幅が広がるでしょう。
中小企業も視野に入れて就活を進めたい学生は、「中小企業にはどんなメリットがある?大手企業との違いと合わせて解説」も参考にしてください。
6.応募書類の完成度を高める
書類選考でつまずいている場合は、履歴書やエントリーシートの完成度を高めるよう意識してください。下記のポイントを見直すだけで、読み手に与える印象がよくなるでしょう。
・空欄をゼロにし、記入欄の8割を目安に埋める
・丁寧な読みやすい字で記入する
・志望動機や自己PRは志望先の企業ならではの内容にする
自分が書く文字に自信がない場合は、パソコンを使って応募書類を作成するのも一つの方法です。志望する職種によっては、PCスキルもあわせて効果的にアピールできるでしょう。
履歴書の完成度を高めたい人は、「就活生が知っておきたい履歴書の書き方のルールを解説」を参考にしてください。また、エントリーシートについては、「通過するエントリーシートの書き方は?例文付きでポイントを解説」で解説しています。
7.適性検査の対策をする
適性検査に課題を感じている場合は、しっかりと対策して臨みましょう。適性検査の対策は、参考書を活用するなどして簡単に進められます。
適性検査の判断基準は企業によって異なるものの、「あなたに業務を問題なく遂行できる学力があるか」といった観点から応募者を絞り込むのが主な目的です。適性検査は、事前にしっかりと対策しておけば、企業が求める合格のレベルに達するのは難しくないでしょう。
面接の機会を得るためにも、適性検査が行われる日から逆算して、対策するようにしてください。適性検査の対策方法は、「就活の適性検査とは?検査の種類や特徴、受ける際のポイントをご紹介!」で解説しています。
8.面接練習を繰り返す
面接で緊張しないためには、入念に練習するのがポイントです。模擬面接に参加するなどして、実際の面接に近い雰囲気で練習を重ねましょう。面接マナーが体に染みつき、自信を持って本番に臨めます。
面接練習をするときは、就活セミナーや大学のキャリアセンターなどの利用をおすすめします。第三者の客観的な意見がもらえるため、「会話が成り立っているか」「どのような印象を与えているか」など、あなた自身では気がつかなかった改善点に気づけるはずです。
9.よくある質問の回答を用意する
よくある質問の回答を用意しておくのも、面接対策の一つとして挙げられます。就職活動の面接では、志望動機や自己PRといった定番といわれる質問があるため、質問を予測して準備しておくことでスムーズな回答が叶います。
回答を用意する際は、まず質問の意図を理解することが大切。面接での受け答えをスムーズにするためには、「企業がどのような意図で質問しているか」「何を知りたいと思っているのか」を押さえたうえで、質問の回答を用意しましょう。
なお、質問の回答は丸暗記するのではなく、自分の言葉として伝えられるようになると、コミュニケーション能力のアピールにもつながります。
面接でよくある質問は、「就活の自己紹介で伝えるべき項目は?評価されるポイントもあわせて解説」を参考にしてください。
10.就活エージェントを利用する
就活がうまくいかないときは、第三者を頼るのもおすすめです。なかでも、就活エージェントなら、自分に合った求人を紹介してもらえるほか、就活のプロの目線で書類作成や面接のアドバイスをもらえます。
また、就活エージェントのサービスは無料で利用できる場合がほとんどです。「就活がうまくいかないけれど具体的な原因がわからない」「何から対策すればよいかわからない」といった場合には、気軽に相談してみるとよいきっかけになるでしょう。
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就活がうまくいかないときに意識したい面接のコツ
就活では、アピールポイントを相手にしっかりと伝えられるよう、わかりやすい書き方・話し方を意識することが大切です。
ここでは、就活がうまくいかないときに意識したい選考時のコツを解説します。簡単なポイントばかりまとめているので、ぜひ参考にして実践してみてください。
結論ファーストを意識する
結論ファーストを意識するのは、わかりやすい伝え方の基本です。最初に結論を述べると、読み手・聞き手は話の要点を理解したうえで内容に入っていけるため、最も伝えたいことが伝わりやすくなります。
たとえば、自己PRであれば、「私の強みは△△です」と結論から話しはじめましょう。
簡潔にハキハキと話す
面接では、簡潔にハキハキと話すのもポイントです。面接は自分をアピールできる貴重な機会ですが、長々と話をしても、採用担当者に「話をまとめるのがうまくない」「結局何が言いたいかわからない」といった印象を与えかねません。
簡潔にハキハキと話すコツは、文章を1文ごとに区切ることです。
1文ごとに区切らない自己PRだと、「私の強みは協調性で、学生時代には200人規模のボランティア団体に所属し、大人数で活動する中で協調性を身につけ、被災地の瓦礫撤去のボランティア活動をしていました...」のようにダラダラと続いてしまい、伝えたいポイントがわかりづらくなります。
この文章は、以下のように細かく区切ることができます。
私の強みは協調性があることです。
学生時代は、200人規模のボランティア団体に所属していました。主な活動内容は、被災地の瓦礫撤去です。
大人数で活動する中で欠かさなかったのが協調性です...
面接では、聞き手に寄り添う気持ちで、本当に伝えたい内容だけを簡潔に話しましょう。
適度にアイコンタクトをとる
面接では、採用担当者の目を見てアイコンタクトをとることが大切です。目を見て聞く姿勢は、相手への興味・関心を示します。また、しっかりと目を見て話すと、言葉だけでなく熱意や誠実さが相手に伝わるでしょう。
ただし、じっと目を見つめ過ぎると威圧的な印象を与えかねないので、ときどき視線を外すようにしてください。なお、アイコンタクトを取るのに躊躇してしまうときは、相手の眉間やネクタイの結び目を見るのがおすすめです。
言葉遣いに気をつける
就活では、言葉遣いにも気をつける必要があります。正しい言葉遣いも、相手に好印象を与えるための重要なポイントの一つです。たとえば、下記のような基本を意識するだけで、ずいぶんと丁寧な印象になります。
・自分のことは「わたし」か「わたくし」と表現する
・相手企業のことは、話し言葉なら「御社」書き言葉なら「貴社」と表現する
・「恐れ入りますが」「失礼ですが」などのクッション言葉を使う
・二重敬語に気をつける
敬語を使いこなすには練習が必要です。最初は慣れないかもしれませんが、第三者にチェックしてもらうなどして自分では気が付きにくい癖を直していけると、正しい言葉遣いが身につくでしょう。
就活で欠かせない面接対策のコツについては、「新卒就活における面接のコツを解説!事前対策を万全にして、第一印象を良くしよう」も参考にしてください。
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就活がうまくいかない状況から抜け出したいあなたへ
なかなか内定を獲得できずにいると、「就活がうまくいかないけれど何をすべきかわからない」と悩む就活生も少なくありません。就活がうまくいかないときは、原因を探ったうえで、一つひとつ準備と対策を行っていくことが大切です。
しかし、自分1人で改善点を見つけて就活を続けていくのは簡単ではありません。「このまま就活を続けて、内定を獲得できるか不安」といった場合には、エージェントの利用がおすすめです。
キャリアチケット就職エージェントでは、専任のアドバイザーが自己分析から面接まで、就活生のあらゆる悩みに寄り添って支援しています。就活がうまくいかない状況から抜け出して、内定を掴みたい方は、ぜひキャリアチケットまでご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。