このページのまとめ
- 就活写真は「人物像のイメージ」と「本人確認のため」に必要とされる
- 就活写真で採用担当の記憶に残ってもらえるかにも影響を与える
- 証明写真は、スタジオまたはスピード写真機で撮影する
「就活用の写真はどう撮影しよう…」と悩んでいる人も多いでしょう。
証明写真は、応募書類の中で一番先に目に入る部分といえます。マイナスな印象を与えないためにも、基本的なマナーを把握しておくことが大切です。
このコラムでは、印象の良い写真を撮るためのコツをご紹介します。また、スタジオ撮影とスピード写真のそれぞれのメリット・デメリットも解説。自分に合った方法で、納得のいく写真を撮りましょう。
- 就活のESや履歴書で写真が求められる理由
- どのような人物かイメージしやすくなるため
- 本人確認のため
- 就活写真で合否判断は決まるの?その重要性
- 営業や接客では第一印象が特に重視される
- 採用担当者の記憶に残ってもらいやすくなる
- 就活用の証明写真を用意する時期
- 就活用の証明写真を撮影する場所
- スタジオ撮影
- スピード写真
- アプリ撮影
- 撮影前に確認しておきたい証明写真のマナー
- 1.指定のサイズを守る
- 2.できる限り最近の写真を使用する
- 3.裏面に氏名と大学名を記載する
- 4.背景に余計なものを映さない
- 5.顔が隠れないようにする
- 6.過度な加工は避ける
- 就活で好印象な写真を撮るための4つのポイント
- 1.身だしなみを整える
- 2.表情は明るく
- 3.背筋を伸ばす
- 志望業界によって撮り方を変える
- 就活の証明写真をデータで用意する方法
- 写真データを保存できるスタジオや機種を選ぶ
- プリントした写真をスキャンする
- スマホのアプリで撮影
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就活のESや履歴書で写真が求められる理由
就活で日本の企業にES(エントリーシート)や履歴書を提出する際は、証明写真の添付が求められます。主な理由は以下のとおりです。
どのような人物かイメージしやすくなるため
企業にとって、書類選考の段階から応募者の人物像をイメージしやすくなります。文字だけではわからないその人の雰囲気を掴むために、写真をチェックします。
本人確認のため
履歴書の写真は、面接時の本人確認の目的でも活用されます。気をつけたい点として、普段メガネをかけている人なら写真でもメガネをかけるようにし、ひと目で写っているのが本人であるとわかるようにしましょう。
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就活写真で合否判断は決まるの?その重要性
就活写真は選考に影響するのか、重視すべきなのか気になる方もいると思います。選考においてどのような影響を与えるかみていきましょう。
営業や接客では第一印象が特に重視される
写真の印象で合否が決まることはありませんが、営業や接客などの対人職種では第一印象が特に重視される傾向があります。企業に良い印象を与えるために、見た目も採用担当者にチェックされているという意識を持ちましょう。
採用担当者の記憶に残りやすくなる
また採用担当者の中には、1日に何十人もの就活生と面接する人もいます。面接後に履歴書を見て評価する際に、名前だけではどの学生のことなのかわからなくなることも起こり得ますが、写真があれば思い出しやすくなります。採用担当者の記憶に残るためにも、証明写真は非常に大切です。
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就活用の証明写真を用意する時期
証明写真は、遅くとも履歴書やES提出の1週間前には用意しましょう。
スタジオで証明写真を撮影する予定の人は、1ヶ月前くらいから準備することをおすすめします。就活が本格化する時期には、スタジオの予約を取りづらくなることもあります。応募書類の提出に間に合うように、スタジオの予約をしておきましょう。企業によっては、早期に選考が始まる場合もあるため、早めの行動を心掛けることが大切です。
用意する証明写真の枚数は、応募する企業の数にもよりますが、20~30枚程度あると良いでしょう。ESと履歴書の両方に写真を貼る場合には、1つの企業で写真を2枚使うことになります。そのため、エントリーする企業数に対して2倍となる枚数を用意しておくと安心です。
▼関連記事エントリーシートの写真はいつ撮る?撮影のコツや注意
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就活用の証明写真を撮影する場所
撮影場所は、写真館(スタジオ)かスピード写真のほか、近年ではスマホのアプリを使って自宅で撮影する人もいます。仕上がりが高いものを目指す場合は写真館やスタジオがおすすめですが一長一短であり、様々な手段からメリットとデメリットを踏まえて自分に合う方法を選びましょう。企業は清潔感や身だしなみ、表情などをチェックしているため、撮影場所よりも写真から伝わる印象が大切です。
スタジオ撮影
スタジオや写真館での撮影には、以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
スタジオや写真館にはフォトグラファーがいて機材も揃っているため、クオリティの高い写真が撮れます。自分では気が付きにくい表情や姿勢などについて、プロ目線からアドバイスを受けられることも利点です。
撮影後の写真で気になる部分は、補正や加工をしてもらえることがほとんど。確実に好印象な写真を撮りたい就活生は、スタジオでの撮影がおすすめです。
さらに、スタジオによってはメイクやヘアセット、スーツのレンタルといった手厚いプランが用意されている場合もあります。枚数に不安があれば、焼き増しにも対応してもらえるでしょう。
デメリット
スタジオ撮影のデメリットは、費用と時間が掛かることです。充実した撮影環境を望んだり、オプションサービスを利用したりすると、出費が1万円ほどになることも。撮影や写真の確認・修正、プリントなどに掛かる時間もスピード写真より長くなります。
また、予約が必要な場合もあり、人気のスタジオだとなかなか予約が取れないこともあるでしょう。スタジオや写真館で証明写真を撮る際は、お金と時間に余裕を持って準備をする必要があります。
スピード写真
続いて、スピード写真のメリットとデメリットを紹介します。
メリット
スピード写真のメリットは、費用が安いことです。通常の撮影であれば費用はおよそ800円前後、美肌機能のようなオプションを付けても1,000円前後とお手ごろです。髪型やメイクを変えて数回撮影したとしても、スタジオ撮影よりも安く済むことが多いでしょう。
さらに、予約なしで撮りたいときに気軽に撮れることも魅力です。スピード写真機の機種によっては、試し撮りやデータダウンロードができるものもあります。
デメリット
スピード写真では、服装や髪型、表情などはすべて自分でチェックする必要があります。レンズが汚れていると写真に写り込んでしまう恐れがあるので、レンズの確認や掃除も欠かせません。
また、スピード写真機は一度の撮影で撮り直せる回数が限られている場合が多く、納得できるまで撮影を繰り返すと費用がかさんでしまう可能性も。写真の仕上がりの微調整も、スタジオほど柔軟にはできないでしょう。
アプリ撮影
最後に、アプリ撮影のメリットとデメリットを紹介します。
メリット
スマホで撮影した写真をコンビニ等で印刷可能なため、自宅に高機能プリンターがなくても印刷品質の良い写真が24時間いつでも準備できます。アプリの中に美肌補正機能が入っていることもあり、年々品質が向上しています。スピード写真以上の手軽さや費用を押さえて証明写真を用意したい人におすすめです。
デメリット
本人の撮影技術、撮影環境によっては少し安い仕上がりに見えることがあります。またそれが企業からしてもわかってしまう場合、志望度が低いのではないかと思われることもあります。
▼関連記事証明写真機の値段は?きれいに撮影する方法をご紹介
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撮影前に確認しておきたい証明写真のマナー
履歴書やESに貼る証明写真にはマナーがあります。下記の6点を覚えておきましょう。
1.指定のサイズを守る
一般的な証明写真のサイズは縦4cm・横3cmですが、企業によって指定サイズが異なる場合があるので、よく確認しておきましょう。用意した写真が大きい場合は、指定のサイズに切り取ってから貼り付けてください。
写真を真っ直ぐにカットし、指定の位置からはみ出さないように貼り付けることも大事です。写真のでき栄えが良くても、切り口が曲がっていたり、写真が傾いて貼られていたりすると「細かい部分に気が付かない」「細かい業務で手を抜くのでは?」といった悪印象に繋がってしまう可能性もあります。
2.できる限り最近の写真を使用する
就活で提出する写真は、できる限り最近撮影したものが望ましいでしょう。目安としては、撮影から半年以内のものを使用します。
前述のように、証明写真には本人確認の役割もあるため、現在の自分と相違がないように注意しましょう。たとえば、普段メガネを掛けている人は、撮影時もメガネを装着してください。髪が短い人の場合、撮影時よりも伸びてきたときは切るか新しく撮り直すのが無難です。
3.裏面に氏名と大学名を記載する
写真の裏面には、氏名と大学名を記載しましょう。万が一写真が剥がれてしまったとき、誰の写真かわかるようにするためです。
4.背景に余計なものを映さない
写真の背景には、余計なものが写り込まないように注意しましょう。背景のあるスナップ写真などは証明写真として使用できません。背景色は、無地の白やグレー、青などが一般的です。
5.顔が隠れないようにする
帽子やサングラスなどは外し、顔がはっきり見えるようにしましょう。前髪やサイドの髪で顔が隠れている写真も望ましくありません。
6.過度な加工は避ける
写真を過度に修正・加工することは避けてください。実際の姿からかけ離れていると、本人確認ができなくなってしまうことも考えられます。
▼関連記事履歴書用証明写真で好印象を与えるコツは?
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就活で好印象な写真を撮るための4つのポイント
印象の良い就活写真にするためのポイントを3つご紹介します。 写真を撮る際の参考にしてみてください。
1.身だしなみを整える
身だしなみは多くの採用担当者が見ているため、しっかり整えましょう。そのまま面接に向かえる格好で撮影することをおすすめします。
服装
企業から指定がない限り、服装はスーツが基本です。スーツのサイズが合っていないとだらしなく見えることがあるので、体に合ったサイズを選びます。
撮影前はアクセサリー類を外し、襟元が開き過ぎていたり乱れたりしていないか、スーツとシャツに汚れやシワがないかを念入りにチェックしましょう。
男性の場合は、ネクタイの歪みや緩みにも注意してください。ネクタイの色は紺色や青が無難です。
髪型
髪型は爽やかさと清潔感を意識し、髪が目や耳にかからないようにしましょう。前髪を上げたり横に流したりして、眉や額を見せると顔が明るく見えます。
ロングヘアの女性は、ポニーテールやシニヨンなどの後ろにまとめる髪型がおすすめです。
撮影前に髪のハネや寝ぐせがないかよく確認しましょう。ワックスやヘアスプレーは乱れの防止になりますが、付けすぎると不潔な印象になるため、適量の使用を心掛けてください。
メイク
就活のメイクは、派手すぎないナチュラルメイクが鉄則。ファンデーションやリップ、チークなどは、自分の肌に馴染む自然な色を選ぶのがおすすめです。また、マスカラの使用は少量で目元を明るく見せる程度に留めましょう。カラーコンタクトやつけまつ毛の使用は控えてください。
男性も、目の下のクマや肌荒れが目立つ場合は、コンシーラーやリキッドファンデーションなどでカバーすると良いでしょう。
2.表情は明るく
前をしっかり見据え、口角を少し上げると明るく頼りがいのある表情になります。口角の下がった暗い表情や硬すぎる表情、過度の笑顔はマイナスな印象を与えることもあるので、歯が見えない程度の微笑で撮影するのがおすすめです。
メガネをかけている人は、撮影前にレンズをきれいに拭きましょう。撮影時はメガネのズレを直し、奥に掛けます。
3.背筋を伸ばす
撮影時は顎を引き、胸を張って背筋を伸ばしましょう。上目遣いやカメラを見下ろす角度にならないよう、真っ直ぐレンズを見て撮影します。
志望業界によって撮り方を変える
髪型や服装、表情などは、志望先企業の雰囲気にマッチするよう変えても良いでしょう。
たとえば、商社や金融業界などでは誠実な印象が求められるため、髪をきっちりまとめて引き締まった表情で撮影すると好印象になると考えられます。ホテルや観光業界では、健康的な印象が重視される傾向にあり、親しみを持てる表情や明るめのメイクが受け入れられやすいでしょう。
証明写真の撮り方には、業界・職種ごとに適したスタイルがあるため、撮影する前に調べておくのがおすすめです。アナウンサーやキャビンアテンダントなどの職種では、歯を見せた笑顔の写真や斜めから撮った写真、全身写真などが求められることがあります。
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就活の証明写真をデータで用意する方法
就活を進めていく中で、ESや履歴書をWeb上で提出する機会もあるでしょう。証明写真のデータを手元に持っておくと、Webで提出する際に便利です。プリントした写真が足りなくなったときも、写真データがあれば近くのコンビニエンスストアなどですぐに追加印刷できます。
証明写真をデータ化するには、下記のいずれかの方法がおすすめです。
写真データを保存できるスタジオや機種を選ぶ
撮影した写真のデータを購入できるスタジオを選ぶと、画質の良い写真データが手に入ります。スピード写真機で撮影する場合は、写真データのダウンロード機能を備えた機種を選びましょう。
プリントした写真をスキャンする
プリント済の証明写真をデータ化したい場合は、スキャンするときれいに保存できます。自宅にスキャナーがない場合は、コンビニでもスキャン可能です。
スマホのアプリで撮影
データで欲しい場合は、スマートフォンの就活写真アプリを使って写真を撮影しそのままデータとしてお手頃に使用できます。もしプリントしたい場合はコンビニで印刷も可能です。
▼関連記事証明写真をデータ化して就活を効率的に!
本記事の執筆者
梶川沙綺(かじかわさき)
プロフィール概要:就職活動の軸は「20代の若いうちに圧倒的成長」を掲げ、新卒でレバレジーズ株式会社に入社。年間1000名以上の就活生の支援を行い、入社3年目で神戸支社の立ち上げに携わる。現在は本社でサービスの向上にも関わりながらキャリアコンサルタント国家資格取得に向けてスキルアップ奮闘中。
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