このページのまとめ
- 2019年の就活生のプレエントリー数の平均は23.4社
- エントリー数が少ないと、1社1社の就活に時間を割ける
- エントリー数が多いと、就活するうえでの視野が広がる
- むやみにエントリー数を増やすのではなく、就活の軸に沿って企業を選ぼう
企業へのエントリー数は多いほうが良いのか少ないほうが良いのか、悩んでいませんか?エントリー数よりも、自分の就活のペースや現状に合っているか、無理なくスケジュール管理できるかが大切です。このコラムでは、エントリー数の平均や、エントリー数が多い場合と少ない場合のメリット・デメリットなどを解説しています。適切なエントリー数を確保し、就活本番に備えましょう。
実際に就活生は何社エントリーしている?
周りの就活生が何社エントリーしているのか、気になる方は多いのではないでしょうか。
就活には、エントリーの前段階の「プレエントリー」というものがあります。
プレエントリーは、興味のある企業に名前や住所、連絡先などの個人情報を登録し、説明会の案内や資料などを受け取れるようにすることです。
プレエントリー後に送られてきた資料を見たり、説明会に参加したりして企業への理解を深めていくため、本エントリー数は絞られていきます。
そのため、まずはプレエントリー数の平均から見ていきましょう。
プレエントリー数の平均は23社程度
就活生のプレエントリー数の平均は、23社程度といわれています。
プレエントリー数は年々減少傾向にありこの段階である程度企業を絞り込んでいる就活生が多いようです。
実際に書類選考に進んだ数の平均は10社程度
就活生が実際に書類選考まで進んだ企業数の平均は、10社程度といわれています。
上記のプレエントリー数の平均と比較すると、半数程度に絞り込まれているのが分かります。
あくまで平均値なので正解ではありませんが、自分が想定しているエントリー数よりもプレエントリーを多めにしておくのが無難といえるでしょう。
エントリー数が多い・少ない場合のメリットとデメリット
前項に挙げたような平均値はあるものの、エントリー数は人によるので、明確な正解はありません。
また、エントリー数が多い場合も少ない場合も、一長一短です。それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。
エントリー数が多い場合
エントリー数が多い場合のメリットとデメリットは、以下のとおりです。
メリット
エントリー数を多くすると、その分多くの企業や業界を知ることになるため、視野や選択肢が広がるでしょう。さまざまな企業の説明会に参加したり、選考を受けたりしていく中で、隠れ優良企業の発見に繋がる可能性もあります。
デメリット
エントリー数が多い場合のデメリットは、企業ごとのスケジュールが管理しにくくなることです。エントリー後は説明会への参加やエントリーシート提出、選考の対策など、やるべきことが多々あり、それらのスケジュールをすべて把握してこなさなければいけません。
また、1つひとつの企業に割ける時間や労力が限られてしまい、対策がなおざりになってしまう恐れもあります。
エントリー数が少ない場合
エントリー数が少ない場合、下記のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
エントリー数が少なければスケジュールに余裕ができ、1社1社の就活にじっくり取り組めます。企業研究や選考対策などを念入りに行えるため、企業への理解を深めることができ、選考本番も万全の状態で臨めるでしょう。
デメリット
エントリー数が少ない場合のデメリットは、万が一のための持ち駒が少なくなってしまうこと。そのため、選考にすべて落ちてしまった、説明会や選考の過程でミスマッチを感じたという場合に就活が行き詰まってしまう可能性もあります。
自分の現状に合わせて無理なくエントリーすることが大切
数だけで考えるよりも、自分の状況に合わせて無理のないエントリー数を確保することが大切です。
エントリー数が多くても少なくてもメリット・デメリットはあるため、自分の現状を見ながら判断しましょう。
希望する企業・業界が絞りきれていない就活生は多めにエントリーする
希望が明確になっておらず、企業や業界を絞りきれていないという就活生は、エントリー数を多めにしておきましょう。少しでも興味を持てる企業や業界、職種があるなら、迷わずエントリーして選択肢を広げておくことをおすすめします。
希望する企業・業界が定まっている就活生はエントリー数を絞る
希望する企業や業界が定まっているなら、ある程度エントリー数を絞りましょう。エントリーする企業を絞ればその分1つひとつをしっかり深堀りでき、志望動機や自己PRにも説得力が持たせられます。
エントリーで失敗しないための4つの対策を解説
「スケジュール管理が思うようにできない」「ミスマッチばかりで意欲が下がる」など、エントリーでの失敗を防ぐための対策を4つご紹介します。
1.自分の「就活の軸」に沿った企業・業界を選ぶ
ただ闇雲にエントリーするのではなく、自分の「就活の軸」に沿った企業や業界を選びましょう。たとえば、「接客のアルバイト経験を活かしたい」「人を楽しませる仕事がしたい」「社会貢献がしたい」というように、ある程度絞り込むと良いでしょう。
2.プレエントリー数を多めにしておく
エントリー数よりも、その前段階のプレエントリー数を多めにしておきましょう。プレエントリー後に本エントリーや選考に進む企業は減少することが見込まれるからです。プレエントリーの段階で持ち駒を多めにしておけば、本エントリーの前にミスマッチを感じた企業があった場合も安心でしょう。
3.手帳と端末を活用してスケジュール管理
就活のスケジュール管理には、スマートフォンやタブレットなどの端末と手帳を活用しましょう。
端末と併用しやすいよう、手帳はカバンやポケットに入れて持ち運べるサイズのものがおすすめです。
端末でのスケジュール管理はアプリを使用しましょう。検索機能がついているのもや、予定がある日をリスト化できるものだと、スケジュール確認が素早くできて便利です。
4.就活エージェントやキャリアセンターを活用する
一人で志望先を絞るのが難しいと感じているなら、就職エージェントやキャリアセンターなど、就活に詳しい第三者がいる機関を活用しましょう。
求人の紹介やセミナー、面接対策など、就活に関するサポートを受けられます。
悩み事も聞いてくれるので、「就活がうまくいかない…」と感じたときも気軽に相談できるでしょう。
就活エージェントの場合、進路がはっきり決まっていなくてもマンツーマンでカウンセリングや自己分析のフォローをしてくれます。