就活ができないのはなぜ?理由と対策を知って現状を打破しよう

このページのまとめ

  • 就活ができないのは、不採用が続く不安や心身の不調が考えられる
  • 就活ができない状態が続いたら、視野を広げて応募先の選択肢を増やす
  • 気分転換や一旦就活をストップすることも、就活ができない状態を変える方法

就活ができないのはなぜ?理由と対策を知って現状を打破しようのイメージ

「就活ができない…どうしたらいいのかわからない」と感じている就活生もたくさんいるでしょう。就活できない理由は人によってさまざまです。就職活動は、今までの学生生活とは大きく異なるイベントであり、人生における重要なポイントです。

この記事では、就活ができないと感じる理由と対策方法、悩みに陥りやすい特徴をご紹介します。自分がどこで行き詰っているのか把握し、前向きに就活を再開させましょう。

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目 次

就活ができないと悩む就活生は多い

就活ができないと悩んでいる就活生は多くいます。だからといって、悩みをそのままにしていては前に進めません。

就活は、人生の中でとても重要な分岐点です。しかし、今後の人生の全てが就活で決まるわけではありません。就活生の中には、今後の人生を左右する大きな決断に不安を感じ、就活ができないと感じている人もいるでしょう。

まず、自分がなぜ就活ができないのか理由を明確にし、適切な対処法を見つけて就活に真剣に向き合うことが大事です。

就活ができないときはネガティブループにはまっている

就活ができないと感じやすく、就活がうまくいかない状況に陥りやすいのは、生真面目に物事を考えすぎたり、ネガティブな思考から抜け出せないときです。

何事にも真面目に取り組むのはよいことですが、真面目すぎるからこそ自分の理想と違う結果に対して落ち込みやすいこともあります。真面目な性格は、完璧を求める傾向もあり、多くのエネルギーを注いだ選考に通過できなかったときに大きく落胆し、ネガティブ思考に陥ってしまうことがあります。

また、ネガティブ思考が強いと採用面接官からのするどい質問や選考が思い通りに進まないことに対して神経質になり、「自分は企業に必要とされていない」と自己否定してしまうこともあります。

神経質にとらえすぎず、また家族や友人、就職エージェントなど第三者に悩みを聞いてもらったりすると気持ちが軽くなるでしょう。

就活をやる気がでなくて悩んでいる人は、「就活できないのは甘えじゃない!やる気が出ないときの対処法を解説」の記事も参考にしてみてください。

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就活ができない理由

ここでは、就活ができない理由として考えられる事柄についてご紹介します。自分に当てはまる原因はどれに当たるのか確認してみてください。

不採用が続く不安

就活ができないと悩む最も多い理由は、不採用が続くことです。不採用通知の連絡を見るたびに、自分は本当に就職できるのかという不安がつのり、就活に対してだけでなく将来への漠然とした恐怖を感じてしまうこともあります。

何十社も不採用になりなかなか選考に進めないと、「自分は会社に必要とされていないのでは」と自己嫌悪に陥ってしまう人も多いでしょう。

面接など選考に対するプレッシャー

説明会への参加や書類作成、面接など就職活動は緊張の連続です。

特に面接では、初めて会う面接官と適切なコミュニケーションを取らなくてはならず、かつ自分の魅力や強みをアピールしなければなりません。予想していたものと違う質問をされるとうまく答えられず、その結果さらに落ち込んでしまう人もいます。

面接が苦手と感じている人は、「就活でうまくしゃべれない原因と面接下手の克服方法」の記事も読んでみてください。

やりたい仕事がわからない

就きたい仕事や行きたいと思える企業がみつからないと、就活ができない理由になってしまうでしょう。
自分が何がしたいか分からないと、就活に対してモチベーションがさがってしまい、就活自体がわからなくなってしまう可能性も。目標や目的がないと就活の準備や対策もうまく進まず、選考に通らない、という悪循環に陥ってしまいます。

選考対策ができていない

書類作成や適性検査対策、面接対策ができないと、就活はスムーズに進みません。入念な準備なしでは、選考を突破することは困難です。

履歴書やエントリーシートといった選考書類の作成、面接の練習など就活で必須となる作業を怠っていると、選考で自分の強みをうまくアピールできないでしょう。

大手企業ばかり受けている

大手や有名企業などに応募が集中している就活生は、「就活できない」と思ってしまいやすいでしょう。

規模の大きい企業は人気があるため倍率が高くなるとともに、全国から優秀な学生が集まってくるので、ライバルのレベルも高くなります。競争率が高いとなかなか選考に進まず、焦る気持ちが募ってしまうでしょう。

大手企業に就職するメリットとデメリットについては、「大企業で勤務するメリットとデメリットは?会社選びで大切なポイントも解説」の記事も参考にしてください。

身だしなみが守れていない

就活では、正しい身だしなみが整っているかもチェックされています。面接にふさわしい身だしなみができていないと、回答内容が良くても選考に通過できない可能性が高いでしょう。

寝ぐせや、シャツのシワ、靴が磨かれていないなど、「清潔感」に欠けているとマイナスの評価につながってしまうので気をつけてください。

選考の振り返りをしていない

毎回の選考の振り返りをせずに就活を続けていると、選考を通過することは難しくなります。失敗した原因がわからないと、次の選考でも同じ失敗をしてしまう確率が高いからです。

就活は、失敗の原因を追求し、次に活かすことを繰り返すことでもあります。その作業をしていない人は、就活ができない状態になってしまうでしょう。

心身の不調

就活できないと感じる学生は、病気によって心や体の調子が悪い可能性があります。

体調が悪いときは就活する元気が出ず、選考に進んでも本来の力を発揮できません。自分の就活がうまくいっていないのに対し、周囲の人が順調に選考を進めていると、劣等感や焦燥感を覚えることもあるでしょう。

精神的なストレスから病状が悪化した場合、さらに就活するのが難しくなる恐れがあります。就活のストレスを感じた時は、「就活ストレスがやばいときはどうする?限界になる理由や対処法を解説」も参考にしてください。

タイトなスケジュール

就活ができない理由として、タイトなスケジュールも挙げられます。忙しさの中身は、授業、研究、卒論などが最も多く、就活との両立に苦戦しているようです。

また、部活動によって就職活動の時間が取れないという人もいるかもしれません。学生最後の大会が控えているなど練習が忙しく、学業との両立で精一杯という状況も考えられます。

アルバイトをしている学生の中で、就活に合わせ勤務時間を調整できる人、または学費や生活費のためにどうしてもアルバイトのシフトを減らせない人もいるでしょう。いずれにしても、就活が終わったあとに働くので、肉体的にも精神的にも疲れが溜まりやすくなります。

就活にくじけてしまうかも、と思っている人は、「就活でくじけそうになったら?内定のために気持ちを切り替える4つの思考法」の記事も読んでみてください。

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就活ができないときの対策

ここでは、就活ができるようになるための対策をご紹介します。自分の「就活ができない」理由が分かったら、それに合った対応策を実践してみましょう。

自己分析と企業研究をやり直す

就活が思うようにできないときは、自己分析と企業研究をもう一度行いましょう。選考を突破できないのは、就活の軸がブレている可能性もあるからです。

自己分析で「自分の本当にやりたいこと」「将来のビジョン」などを明確にし、その理想に近づける会社を企業研究で見つけていきます。

就活の軸が曖昧だと、企業にうまくアピールすることも難しくなります。就活の軸の決め方のコツについては、「就職活動の軸はどう作る?決め方のコツや面接での回答例をご紹介」の記事で紹介しているので読んでみてください。

応募企業の視野を広げる

なかなか結果が出ないときは、自己分析や企業研究を見直し、業界や職種の視野を広げると、大手以外にも自分に合った魅力的な企業が見つかることがあります。

特に大手や有名企業ばかり受けている場合は注意が必要です。本当に自分にマッチした応募先かを改めて考えてみたり、関連企業や子会社まで目を向けてみたりしましょう。

視野を広げて企業を選ぶコツは、「就活がつらいときの解決策とは?視野を広げるのが成功のコツ」の記事で紹介しているので参考にしてみてください。

スケジュール管理をする

忙しくて就活ができないと感じている就活生は、自分の中の「優先順位」を決めましょう。

就活もアルバイトも授業も大切ですが、人によって優先順位は変わります。たとえば、単位がギリギリの場合は、内定を得ても卒業できない可能性があるため授業が最優先になるはずです。

アルバイトも、経済状況によるものの実家で暮らしていれば優先度を下げる選択肢もあるはずです。すべてに取り組む場合は、しっかりスケジュールを管理して無理のないよう調整しましょう。

就活エージェントを利用する

面接でのプレッシャーや緊張感に負けて就活ができないと思っている人は、志望動機作成や面接対策を再度徹底しましょう。

自分一人の力で行き詰まりを感じるときは、就活エージェントに相談するのがおすすめです。就活支援のプロの目線からのアドバイスや面接練習も受けられますし、書類の添削もしてくれるので不安が軽減するでしょう。

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就活がつらいときの対策

ここでは、「就活ができない」と悩んでしまい、精神的につらいときにおすすめの対処法をご紹介します。メンタル面が弱ってしまっている人は、これから紹介する対策を実践し、新たな気持ちで就活を進めましょう。

気分転換する

就活ができないと思い悩んでいるときは、気分転換をしましょう。スポーツなどの運動、映画や音楽などの芸術鑑賞、大自然に触れるなど、自分の好きなことをして気分をリフレッシュさせることが必要です。

気持ちをリセットすることで、新しい気持ちでまた目の前の課題に取り組めるようになるでしょう。

思い切って就活を休む

病気で就活ができない人は、一旦就活をストップするのも選択肢のひとつです。

体調が悪いまま就活を続けても思うように進まず、それどころかさらに悪化してしまう可能性があります。自分の体を第一に考え、就活を再開するための休養期間ととらえて体と心を休ませることが大切です。

心のメンテナンスをする

エネルギーが湧いてこない、常にイライラしている、悲しい、好きなことが楽しめないなど、いつもの自分と違うなと感じたときは、深刻に悩む前にカウンセリングを受けるのも選択肢のひとつです。

カウンセリングは、うつ病の人が受けるものと考える人が多いですが、海外では敷居が低く、自分の考えを整理したいという人もカウンセリングを受けることがあります。

悩みの大きさに限らず、気持ちが落ち込んでいるときは心のメンテナンスが重要です。髪の毛をきれいに整えるために美容院に行ったり、体の疲労回復のためにマッサージに行ったりします。

心のメンテナンスも同じで、定期的に心のケアをすることは恥ずかしいことではありません。

趣味に集中する

自分の好きなことがあれば、それに集中するのも一つの方法です。自分の趣味や好きなことに集中する時間を持ちましょう。

思いっきり趣味に没頭し気持ちを切り替えたら、「もう一度就活を頑張ってみよう」という活力が生まれてくることがあります。大切なことは、今やっている好きなことに集中し、就活で落ち込んだ気持ちを引きずらないことです。

就活が辛いときの対策をさらに知りたい人は、「就活が辛い時の対処法!原因や肩の力を抜くヒントもご紹介」の記事でも紹介しています。

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就活ができないなどの不安につけ込むトラブルに注意

就活は、ほとんどの人がはじめての経験であり、不安や悩みも多くなるもの。就活がうまくいかないと、誰かのアドバイスがほしい、どうすればいいのか教えてほしいと思うのは当然のことです。

このような学生の就職活動に対する迷いや不安につけ込んで、高額なセミナーやビジネススクールなどを契約させるトラブルが増加しています。もし、おかしいなと思ったときは、消費者ホットライン「188」に相談してください。

参照元
独立行政法人国民生活センター
学生の就活の不安につけ込むトラブル-Web会議で無料カウンセリング等を受けるだけのつもりが高額契約に-

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就活できないのを乗り越えたいあなたへ

「就活ができない自分が情けない」と思う人もいるかもしれませんが、そう感じる必要はありません。新卒就活生の誰もが初めて経験する就職活動は、戸惑うことも上手くいかないことも必ずあるからです。

上手くいかない原因に対して効果的な対策を実践すれば、就活がスムーズに進んでいくことも多いはずです。必ず道は開けると信じて、周囲と比べずに自分のペースで就活を進めていきましょう。

新卒就活生のサポートに特化した就活エージェントサービスのキャリアチケットでは、一人ひとりの悩みに寄り添い、選任のアドバイザーによる最適なサポートを提供しています。

後悔しない就活にするためにも、プロの手を借りて内定獲得を目指し一緒にがんばりましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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