このページのまとめ
- ゼミで学んだことからは経験をどのように仕事に活かせるかを聞かれている
- ゼミで学んだことでは「主体性」「リーダーシップ」などがアピールしやすい
- ゼミで学んだことを伝える際は、「結論」「エピソード」「ビジョン」の構成がおすすめ
「ゼミで学んだことって、どうやって答えるのがいいの?」と迷う就活生も多いでしょう。エントリーシートや面接で聞かれる場合が多く、どのようにしてアピールにつなげるかは悩むところです。「この内容でいいのかな?」と不安にもなるでしょう。
この記事では、ゼミで学んだことをアピールする際の書き方や、伝え方のポイントを解説しています。エントリーシートでの書き方を学び、選考を突破できるようにしましょう。
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- 就活にてゼミで学んだことを聞かれる理由
- ゼミでの経験や研究が業務で活かせるか知りたいから
- ゼミ活動にどのように取り組んだかを知りたいから
- ゼミで学んだことをアピールするメリット
- 自分の考え方や価値観を伝えられる
- 採用担当者が状況をイメージしやすい
- 組織内での役割や立場をアピールできる
- ゼミで学んだことからアピールできる強み
- 問題解決能力
- プレゼンスキル
- 主体性
- リーダーシップ
- チームワーク
- ゼミで学んだことを伝える際に盛り込みたい内容
- ゼミでの研究・活動内容
- 所属していたゼミを選んだ理由
- ゼミの活動を通して学んだこと
- ゼミでの経験を仕事にどのように活かすか
- ゼミで学んだことを伝える際の構成
- 所属しているゼミや研究内容
- ゼミでのエピソード
- 入社後のビジョン
- ゼミに所属していなかった場合にできる対応
- ゼミに入らなかった理由を書く
- ゼミ以外でアピールできることを書く
- 嘘は書かずに所属していないと伝える
- ゼミで学んだことを伝える際の例文
- ゼミで学んだことをアピールして内定を取得したいあなたへ
就活にてゼミで学んだことを聞かれる理由
就活でゼミの経験が聞かれる理由は、企業はゼミで学んだことや研究内容を仕事でどのように活かせるかを知りたいからです。企業の意図を理解し、回答につなげられるようにしましょう。
エントリーシートでよく聞かれる内容になるので、準備しておいてください。
ゼミでの経験や研究が業務で活かせるか知りたいから
企業はゼミで学んだことから、ゼミ経験や研究が、仕事でどのように活かせるかを聞こうとしています。企業が採用するにあたって、自社で活躍できそうな人材かどうか判断するのは欠かせません。
ゼミで学んだことをアピールする際には、業務に関係のあるアピールポイントを選びましょう。研究をしてきた就活生は、志望企業の業務と研究内容が合うかどうかも考えて、企業選びをするのが大切です。
ゼミ活動にどのように取り組んだかを知りたいから
企業はゼミで学んだことの内容から、就活生の物事への取り組み方を見ています。物事への取り組み方を見れば、仕事にどのように取り組みそうかをイメージできるからです。
たとえば、コツコツと努力するタイプなのか、自分から進んで行動するタイプなのかなど、人によって行動の傾向は違うでしょう。ゼミで学んだことからは、就活生の人柄や特徴も見えるので、自社の仕事や雰囲気に合うかどうかを判断しています。
ゼミ活動をアピールする方法については「ゼミで学んだことをどうアピールする?伝えたい内容やおすすめの構成を解説」も参考にしてください
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ゼミで学んだことをアピールするメリット
ゼミで学んだことをアピールすれば、自分の価値観を伝えられたり、組織内での役割をイメージしてもらえたりなどのメリットがあります。アピールする際のメリットも意識して、ゼミで学んだことを伝えてみましょう。
自分の考え方や価値観を伝えられる
ゼミで学んだことからは、自分がどのように考えているのか、どのように感じるかなどが伝えられます。考え方や価値観は、企業の雰囲気や理念とマッチするか見られていることを知っておきましょう。
また、考え方や価値観は人それぞれであり、オリジナリティをアピールできるメリットも。行動や研究内容ではなく、「何を考えたか」に注目してアピールすれば、ほかの就活生とは被らない内容になるでしょう。
採用担当者が状況をイメージしやすい
ゼミで学んだことは、採用担当者が就活生の様子をイメージしやすいメリットがあります。採用担当者もゼミに入り、研究や勉強を行っていたケースが多いからです。
採用担当者もゼミ経験があれば、就活生のアピールに対して、「自分も同じようなことがあった」「その大変さはよくわかる」と共感してもらえるでしょう。まったく知らない内容よりも、イメージしてもらいやすいため、ゼミ経験をアピールするのは有効です。
組織内での役割や立場をアピールできる
ゼミ経験を通して、あなたが組織でどのような役割をはたしていたかをアピールできます。チームとして活動した経験をメインに、アピールするといいでしょう。
仕事はチームで活動するケースが多く、協調性を持って活動できるのは強みになります。ただし、チーム内には役割が複数あるため、どのように企業に貢献できるかイメージしてもらうのが大切です。
たとえば、リーダーシップを発揮して、貢献する人もいるでしょう。また、縁の下の力持ちとなり、チームを支える人もいます。ゼミ経験を通して、組織の場合どのように活躍できそうかもアピールできるので覚えておきましょう。
チームワークをアピールするコツについては「チームワーク力を自己PRで伝えるには?評価される構成や例文を紹介」も参考にしてください
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ゼミで学んだことからアピールできる強み
ゼミで学んだことからは、「問題解決能力」「主体性」「リーダーシップ」などの強みがアピールできます。どのようなアピールができるかを知り、自分の強みをアピールする際の参考にしてください。
問題解決能力
ゼミでの経験を通して、問題解決能力をアピールするのがおすすめです。ゼミ活動を通してぶつかった課題や困難を乗り越えた経験から、アピールできるでしょう。
たとえば、研究がうまくいかなかったときに、どのように乗り越えたかからアピールできます。また、グループワークで発生した問題に対し、どのように対処したかも問題解決能力をアピールできるポイントです。
社会人になっても、問題や課題は多く発生します。問題解決能力を強みとすれば、困難があっても解決に向かって努力できそうだと評価されるでしょう。
問題解決能力のアピール方法については「自己PRで問題解決能力を伝えるコツは?相手に伝わる構成や例文も紹介」も参考にしてください
プレゼンスキル
ゼミでプレゼンをする機会があった就活生は、プレゼンスキルをアピールポイントにするのもおすすめです。特に、理系の就活生は、研究内容をプレゼンする機会も多かったでしょう。
プレゼンスキルからは、「相手にわかりやすく伝える能力」「情報をまとめる能力」などもイメージできます。仕事でも、わかりやすく物事を伝えられると強みになるでしょう。
発表だけではなく、普段の仕事にも応用が利く強みなので、アピールするのがおすすめです。
主体性
自分から進んで行動する、主体性もアピールしやすい強みです。指示を待つのではなく、積極的に行動する姿勢は、仕事でも評価されるでしょう。
たとえば、ゼミでグループワークを行う際に、自分から発言したり、行動を起こしたりするのは主体性です。研究内容を自分で考え、行動するケースも主体性を発揮したといえるでしょう。
仕事の場面でも、自分から積極的に発言し、物事に参加していく姿勢は評価されます。ゼミで学んだことからでもアピールしやすい強みなのでおすすめです。
リーダーシップ
リーダーシップ経験も、アピールにおすすめの強みです。チームで行動した経験があれば、積極的にアピールしましょう。
仕事ではチームで動くことが多く、リーダーシップを発揮して周囲を引っ張る人材は欠かせません。誰でもできる能力ではないので、企業からも評価されるでしょう。
リーダーシップには、結果を出して周囲を引っ張るタイプもあれば、協力して周囲をまとめるタイプもいます。自分がどのようなリーダーシップを持っているか整理して、アピールしてみてください。
チームワーク
チームをまとめたり、支えたりできる能力も、立派な強みになります。リーダーシップに自信がない場合でも、チームワークをアピールしてみましょう。
チームワークをアピールする際は、どのようにチームに貢献できるか伝えるのがおすすめです。コミュニケーションでチームをまとめる人もいれば、チームの弱点を補ってチームを支える人もいるでしょう。
チームワークだと漠然としてしまうので、具体的に伝えれば強みをアピールしやすくなります。
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ゼミで学んだことを伝える際に盛り込みたい内容
ゼミで学んだことをアピールする際には、学んだ内容はもちろん、仕事への活かし方もあわせてアピールしましょう。
ここでは、ゼミで学んだことを伝える際に必要な内容を4つ紹介します。
ゼミでの研究・活動内容
まずはゼミで行った研究や活動の内容を伝えましょう。ポイントは、専門用語を使わず、わかりやすく伝える点です。
研究内容は専門的な内容が多く、採用担当者が内容を知っているとは限りません。そのため、専門用語が多いとイメージが湧かずに、内容を理解できないケースも。エントリーシートであれば、途中で読むのをやめてしまうかもしれません。
わかりやすく伝えることは、就活で重要なポイントです。誰が聞いてもわかるような言い回しを工夫してください。
所属していたゼミを選んだ理由
なぜ所属していたゼミを選んだか、理由を説明するのもポイントです。ゼミに入った動機が明確になれば、「どのようなモチベーションを持っているか」がわかります。
就活でアピールするためには、オリジナリティが大切です。研究内容だけではなく、自分の考えや感情も伝えれば、ほかとは違った内容になるので意識しておきましょう。
ゼミの活動を通して学んだこと
ゼミ活動を通して、何を学んだかもアピールが大切です。
たとえば、「ゼミ長を務め、1つのチームをまとめることの大変さややりがいを知ることができた」「フィールドワークを重ねて情報を得ていくことで、実際に物事を目で見て体験することの大切さを知った」などのアピールができます。
できるだけ具体的に、何を学んだかを伝えましょう。
ゼミでの経験を仕事にどのように活かすか
ゼミで学んだ経験を、入社後の仕事にどのように活かすかも伝えます。アピール内容を選ぶ時点から、仕事と関連させられるようにしておくのが大切です。
たとえば、研究内容をそのまま仕事に活かす人もいるでしょう。また、ゼミで得たリーダーシップや主体性などの強みを業務に活かす人もいます。
アピールポイントは、ゼミで学び、仕事に活かせるものであれば何でも大丈夫です。関連付けられるようにだけしておきましょう。
ゼミで学んだことは、エントリーシートの場面でよく聞かれます。エントリーシートの書き方を学び、アピールできるように準備しておきましょう。
エントリーシートの書き方については「エントリーシートとは?履歴書の違いや基本を押さえて選考を突破しよう」も参考にして。くださいゼミで学んだことはもちろん、自己PRや志望動機などの準備も必要なので、取り組みましょう。
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ゼミで学んだことを伝える際の構成
ゼミで学んだことを伝える際の構成は、「ゼミや研究内容について」「ゼミでのエピソード」「入社後のビジョン」の順番がおすすめです。
どのように書けばいいか、構成について説明するので参考にしてください。
所属しているゼミや研究内容
最初に、「私は◯◯のゼミに所属しています」「私は◯◯の知識を深めるために、◯◯のゼミでこのような研究をしています」など、所属しているゼミや研究内容について伝えましょう。
ゼミで学んだことを伝える際は、結論からが大切です。結論を後回しにしてしまうと、話が冗長になり、読む側がストレスを感じてしまいます。
また、結論から伝えると、話全体をイメージしやすくなる効果も。自己PRや志望動機なども同様で、就活では結論から伝えることを意識しておきましょう。
ゼミでのエピソード
次に、ゼミでのエピソードを具体的に伝え、内容に説得力を持たせます。
「ゼミではどのようにして目標を達成したか」「困難をどのように乗り越えたかなど」、特に印象に残っているエピソードをピックアップして書きましょう。
経験を通して得た気づきや、スキルも合わせて書いておくとアピールに効果的です。
入社後のビジョン
最後に、入社後どのように活躍していきたいか、具体的なビジョンを説明しましょう。エピソードで語った経験や気づきを活かし、企業にどうやって貢献していきたいかを述べます。
自分が働いている姿を明確にイメージできていれば、企業に入社意欲や熱意を伝えられるでしょう。
ビジョンがうまく思いつかない場合は、5年後、10年後のように、細かく分けて考えるのもおすすめです。就活のビジョンについては「就活のビジョンはどう答える?企業が質問する意図や答え方のコツを解説」も参考にしてください。
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ゼミに所属していなかった場合にできる対応
ゼミに所属していない場合には、所属していなかった理由をエントリーシートに書いておきましょう。空欄にはせず、何か書いておくのが大切です。
ここでは、ゼミに所属していない場合にできる、3つの対応を紹介します。
ゼミに入らなかった理由を書く
ゼミに所属していなかった場合、「なぜ所属していなかったのか」が大事になります。採用担当者が納得できそうな理由を書いておきましょう。
たとえば、「ゼミ以外で学びたいことがあり、そちらに力を入れたかった」「アルバイトで実務経験を積みたかった」など、納得しやすい内容がおすすめです。
「必修ではなかったから」「ゼミに入らなくても卒業できたから」などのように、マイナスな理由は避けるようにしてください。
ゼミ以外でアピールできることを書く
ゼミ以外にアピールできる内容があれば、書いておきましょう。たとえば、大学での勉強や、ボランティア経験、アルバイトなどもアピールできる材料です。
ゼミ以外の経験を通して、学んだことを書いておくといいでしょう。
嘘は書かずに所属していないと伝える
ゼミに所属していない場合に、所属していると嘘をつくのはNGです。正直に、所属していないと書きましょう。
ゼミに所属していないからと言って、不採用になるわけではありません。別のアピールポイントを探し、評価してもらえるようにしましょう。
就活で嘘をつくリスクについては「就活で嘘をつくとどうなる?ばれる理由やリスクも解説」も参考にしてください。面接はもちろん、履歴書やエントリーシートでの嘘もNGです。
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ゼミで学んだことを伝える際の例文
ここでは、ゼミで学んだことを伝える際の例文を紹介します。
私はデザインの仕事に携わりたいと考えており、商業デザインのゼミに所属しています。自分がしたい表現だけを優先するのではなく、世間のニーズやクライアントが伝えたいことなど、サービスの提供に必要な情報も踏まえたデザインを学んでいます。
ゼミでは毎週教授が決めたテーマに沿ってグループで協議を重ね、商品の資料や広告を作成してプレゼンテーションを行います。
私はゼミ長を務めましたが、最初はグループ全体が商業デザインの知識が浅かったこともあり、意見をまとめるのに苦戦しました。しかし、教授に質問をして詳しく話を聞いたり、課題の数をこなしたりしていくうちに知識が深まっていき、私もゼミ長としての役割に慣れていきました。
今では、資料やフィールドワークで得た情報と、メンバーの意見を踏まえて課題の作成をスムーズに進められるようになり、毎週高評価を得るまでに成長しています。
ゼミを通して得た商業デザインの知識とチームワークを、貴社でも活かしていきたいと考えています。
ゼミで学んだ内容はもちろん、経験を通して何を得たかもアピールするようにしましょう。
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ゼミで学んだことをアピールして内定を取得したいあなたへ
エントリーシートや面接では、ゼミで学んだことが聞かれます。学んだ内容はもちろん、経験を通して何を得たのか、仕事にどのように活かせるかも含めてアピールしましょう。
もし、どのようにアピールするか迷う場合は、就活エージェントへの相談がおすすめ。あなたのゼミ経験を整理して、アピールできそうな強みや経験を明確にします。
キャリアチケットは、就活生が目指すキャリアを実現できるようにサポートを行う就活エージェント。ゼミで学んだことのサポートだけではなく、ガクチカや志望動機、自己PRなどもアドバイスを送ります。
納得いく就活にするためには、しっかりと準備をして、自信をもってチャレンジするのが重要です。キャリアチケットがしっかりとサポートするので、充実した就活を送れるように取り組みましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。