エントリーシートはいつまでに出せばいい?効率的な書き方や注意点も紹介

このページのまとめ

  • エントリーシートは3月頃から受け付け開始
  • 期限ギリギリよりも、早めに提出するほうがベター
  • アピールポイントは1つに絞り、内容を簡潔にポイントを押さえて書こう

エントリーシートはいつまでに出せばいい?効率的な書き方や注意点も紹介のイメージ

「エントリーシートはいつまでに出せばいいの?」

「提出期限ギリギリの提出でも大丈夫?」

これらの疑問や不安は、多くの就活生が抱える共通のものです。この記事では、エントリーシートの提出時期や効率的な書き方、提出時に注意すべき点を徹底解説します。

提出期限ギリギリになって慌てないためにも、早めにエントリーシートの作成・提出を見据えて準備を進め、就活を有利に進められるようにしましょう。

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目 次

エントリーシートはいつから提出?3月頃から受け付け開始

多くの企業では、新卒採用エントリーシートの受け付けを3月から開始し、提出期限を4月~5月に設定しているようです。

すべての企業が3月からエントリーシートを受け付けているわけではないため、特に志望度が高い企業については、募集要項をチェックして事前に締切を押さえておくと安心です。

また、インターンシップの場合、開催予定日の1〜2か月前から受け付けが始まる可能性があるため、募集要項などをチェックしておきましょう。

本採用の選考については、エントリーシートの提出期限を一次締切と二次締切に分けている企業もあります。一定の人数制限に達した場合、つまり、一次締切の段階で優秀な人材が集まった場合、二次締切での募集人数が減るか、募集自体を打ち切られるリスクがあるからです。

これらのような理由があるため、志望度が高い企業に応募する際は、一次締切までのエントリーシート提出をしたほうが確実です。

通過率が高いエントリーシートの書き方についてより詳しく知りたい学生は、「ESの通過率を上げるにはどうする?アピールのコツを解説!」 を参考にしてください。

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エントリーシートは提出期限ギリギリでも大丈夫?早めに出す3つのメリット

ここでは、エントリーシートを早めに出す主なメリットを3つ紹介します。

採用の可能性が高まる

エントリーシートを早めに提出することで、採用の可能性が高まる、というメリットが挙げられます。

早期に提出したエントリーシートは、採用担当者がじっくりと読む時間があります。反対に、多くのエントリーシートが集中する締切前後に提出した場合、どうしても読み込む時間は少なくなるでしょう。

このため、早期にエントリーシートを提出することによって、あなたの強みや適性をしっかりと伝えられる可能性が高まり、結果として内定の可能性を高められます。

早期提出者向けのイベントに参加できる

一部の企業では、早期提出者に向けた説明会や選考イベントを開催しています。これらのイベントに参加することで、企業の詳細な情報を得たり、採用担当者と直接コミュニケーションを取る機会を得られます。

また、先述した通り、エントリーシートに一次締め切りと二次締め切りを設定している企業もあります。人気企業の場合は、一次締め切りの時点で採用人数の定員に達してしまう場合もあるでしょう。

エントリーシートを早期に提出することで、選考を有利に進められるチャンスが広がると言えます。

志望度の高さをアピールしやすい

エントリーシートを早期に提出することは、その企業への高い志望度をアピールすることにもつながります。提出期限ギリギリに受け取ったエントリーシートよりも、余裕を持って提出されたエントリーシートの方が、「入社意欲が高い」と評価されやすいためです。

多くの企業は、準備を怠らず、積極的に行動を起こせる学生を高く評価します。エントリーシートをどの時点で出すかを通して、就活生の計画性や積極性を見出すこともできます。

エントリーシートをギリギリに提出することについてより詳しく知りたい方は、
ESを締切ギリギリに提出しても大丈夫?メールで送る際のポイントも解説」を参考にしてください。

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エントリーシートの主な入手方法

選考に参加するために必須のエントリーシートは、企業によって入手方法が異なります。ここでは、主な入手方法3つを紹介します。

企業サイトからダウンロードする

エントリーシートは、企業サイトからダウンロードするのが代表的な入手方法です。

多くの企業では、採用情報ページにエントリーシートのフォーマットをPDFやWord形式で公開しています。この場合、そのデータをダウンロードし、指定されたフォーマットに沿って記入すれば問題ありません。

企業説明会などで受け取る

企業説明会やセミナー、就職フェアなどのイベントで、企業がエントリーシートの紙を配布することがあります。企業サイトを通じてダウンロードするよりも、早いタイミングでエントリーシートを入手できる可能性があるため、志望度の高い企業の説明会やセミナーの情報は常にチェックしておきましょう。

早めにエントリーシートを入手できれば、どのような設問があるのかを把握でき、余裕をもって回答を準備できます。その場に採用担当者がいる場合、エントリーシートの書き方や中身について質問もできるため、積極的にイベントに参加すると良いでしょう。

市販の履歴書を流用する

一部の企業では、特定のフォーマットを用意しておらず、市販の履歴書での提出を許可している場合があります。この場合、市販の履歴書を購入し、それをエントリーシートとして使用すれば問題ありません。

ただし、必須の質問項目があるなど、利用できる履歴書が限られている可能性もあります。募集要項などをよく確認し、履歴書選びを間違えないようにしましょう。

そもそもエントリーシートがどのようなものなのか、具体的なイメージを持てていない学生は「エントリーシートと履歴書の違いは?それぞれの項目や書き方を解説」を参考にしてください。

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エントリーシートを効率よく書くための3つのポイント

ここでは、効率的なエントリーシートの書き方の3つのポイントを紹介します。

ESで頻出する設問を押さえておく

ESで頻出する設問を事前に押さえ、ある程度内容を考えておくようにしましょう。設問の内容は企業によって異なりますが、以下の設問は多くの企業のエントリーシートで聞かれます。

・志望動機
・自己PR
・趣味・特技
・長所・短所
・学生時代に力を入れたこと
・成功体験
・失敗から立ち直った体験

多くの企業では過去と同じ質問愛用を設定しているため、志望企業の過去のエントリーシートを確認しておくこともおすすめです。

頻出問題に対しては、回答のテンプレートを作成しておけば、より効率良くエントリーシートが提出できるでしょう。

自己分析で持ちネタを整理しておく

自己分析をし、エントリーシートに書くネタを整理しておくようにしましょう。企業によって求める人物像は異なるため、自己PRや志望動機などを書き分ける必要があります。

自己分析をしてエピソードを整理しておけば、それぞれの企業の特徴に合わせた回答が効率的に作成できます。学生生活やアルバイトで経験し、学んだことをリストにするなどしておき、いつでも引き出せるようにしておきましょう。

自己分析の進め方について詳しく知りたい学生は「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」を参考にしてください。

業界研究や企業分析を進める

業界研究や企業分析を進めておくことも、効率良くエントリーシートを作成するポイントの一つです。特に同じ業界の複数企業の選考に参加する場合、企業ごとの特徴を押さえることでエントリーシートが書きやすくなるためです。

同じような商材を扱っていても、企業ごとに強みや弱みがあるものです。このような企業ごとの違いを知るためには、業界全体の動向や企業の製品・サービスについて調べなければいけません。

業界研究や企業分析をすれば、企業ごとの特徴や業界内の関係性が見えやすくなり、志望動機や自己PRを考える際の大きな手がかりとなるでしょう。

エントリーシートの作成に取りかかる前に、業界について詳しく書かれている本を読んだり、OB・OG訪問をしたりして業界や企業に関する知識を得るようにしておきましょう。

業界研究の進め方について詳しく知りたい学生は「業界研究のやり方とポイントを詳しく解説!自分に合った仕事を見つけよう」を参考にしてください。

企業ごとに提出期限を確認する

就活では、数社以上、人によっては何十社という会社にエントリーするのが一般的です。そのため、各企業のエントリーシートをいつまでに提出するのか、期限を把握しておきましょう。

多くの企業が一斉に募集をかける新卒採用では、提出期限が重なることもあるので、スケジュール管理をしっかり行うことも大切です。その際、同時進行で志望企業の優先順位を決めておくと効率化が図れます。

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企業にアピールできるエントリーシートを書く5つのポイント

ここでは、あなたの魅力を効果的にアピールできるエントリーシートの主なポイントを紹介します。

1.アピールポイントやエピソードは1つに絞る

自己PRや過去の経験についての回答では、アピールポイントやエピソードを1つに絞りましょう。「あれもこれも」と複数のエピソードを詰め込みすぎると、内容が散漫になり、本当に伝えたい部分がどこなのか分かりにくくなってしまいます。

エントリーシートを書く際は、自分の最も主張したい部分を意識してポイントやエピソードを選ぶと良いでしょう。

2.内容は簡潔にまとめる

エントリーシートの内容は「結論→根拠・理由→再度結論」という構成で、簡潔にまとめましょう。質問に対する結論を最初に書くことで、これからどのような話が展開されるのかが分かりやすくなります。

結論を伝えたあとに、根拠や理由となるエピソードを付け加えることで、内容の説得力が増します。そして最後に改めて結論を書くことで、最も伝えたいことがまとまり、全体として読みやすい文章が書けるでしょう。

このような書き方は「PREP法」と呼ばれる技法で、社会人のプレゼンテーションやビジネス文書の作成にもよく使われるテクニックです。この書き方が身につくと、社会人になってからも役に立つため、今のうちにマスターしておきましょう。

3.具体的な内容を心がける

エントリーシートを読む採用担当者に伝わりやすいよう、抽象的な表現は避け、具体的な内容を心がけましょう。

たとえば、根拠となるエピソードを伝える場合、「私は◯◯のアルバイトで売上アップに貢献しました」という抽象的な表現ではなく、「私はPDCAサイクルを回すことを職場で徹底することを提案し、アルバイトとして店の売上を◯%アップさせました」というように、具体的な数字やエピソードを入れて説明します。

専門的な経験をエピソードにする場合は、専門用語を用いないことも重要です。専門用語を用いれば、知識がある人同士なら分かりやすい文章が書けますが、知らない人にとっては意味の伝わらない内容になってしまいます。

誰が読んでも分かる内容にするために、専門用語ではなく、具体的な事例や簡単な言い換え表現を使って書くようにしましょう。

4.自分が働いている姿をイメージして書く

エントリーシートは、自分が働いている姿をイメージして書きましょう。

たとえば「商品やサービスに魅力を感じている」という志望動機の場合、「その商品やサービスの魅力を広めるために何をしたいか・活かせる強みはあるか」という観点が必要になります。

実際に自分がその企業で働く姿をイメージし、自分の経験やスキルがどう活かせるのかを考えるようにしましょう。

企業に評価してもらえるエントリーシートの書き方のコツをより詳しく知りたい学生は「就活のエントリーシートの書き方を一から解説!落ちないための注意点」を参考にしてください。

5.添削をしてもらう

エントリーシートが完成したら、自分で見直すことはもちろん、第三者に添削してもらいましょう。客観的な意見をもらうことで、より質の高い内容に仕上がるためです。

第三者にチェックしてもらうことにより、自分では気付かなかった間違いや、アピールポイントが見つかる場合もあります。

大学のキャリアセンタースタッフや就活エージェントにお願いすると、専門的なアドバイスがもらえるのでおすすめです。エントリーシートの添削依頼先に迷っている学生は、「ES添削は誰にお願いする?おすすめの依頼先9選・選び方・注意点も解説」の記事も参考にしてみてください。

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エントリーシートを書くときの5つの注意点

エントリーシートを書く際には、気をつけなければいけない注意点がいくつかあります。ここでは、特に気をつけたい注意点を紹介します。

1.言葉づかいに注意する

エントリーシートを書く際は書き言葉を基本とし、会話調の言葉づかいをしないように気をつけましょう。

会話調の言葉には、「〜的な」「〜みたいな」「〜っていう」などがあります。口頭で使うとそこまで違和感がなくても、エントリーシートに書いてしまうとフランクすぎて、非常識と思われる可能性があります。

エントリーシート以外にも、ビジネス文書は書き言葉でフォーマルに書くのが一般的です。くだけた表現を使ってしまっていないか、提出前にしっかりと確認するようにしましょう。

2.大きすぎる余白や空欄はNG

文字数や記入スペースが指定されているエントリーシートの場合、大きすぎる余白や空欄は作らないようにしましょう。あまりにも余白や空白がある場合、あなたの真面目さや志望度の高さを疑われてしまう可能性があります。

書くことが思い浮かばない場合も、スペースを極力埋められるように内容を考えなければいけません。自己分析や業界研究を積み重ねて、エントリーシートに書くための内容を練り上げておくようにしましょう。

3.手書きの場合は字を丁寧に書く

手書きのエントリーシートの場合、字を丁寧に書くようにしましょう。

なぐり書きのような雑な書体や、読みにくい字で書いている場合、採用担当者の心象を悪くしてしまう可能性があります。

たとえ字をきれいに書くのが苦手だとしても、相手が読みやすいように、止めや払い、字のバランスを意識するなど、一字ずつ丁寧に書くようにしましょう。

4.誤字脱字がないかチェックする

エントリーシートを提出する前に、誤字脱字がないかチェックしましょう。誤字脱字をそのままにしておくと、「いい加減な人」という印象を与える恐れがあります。

近年は、エントリーシートをPCで作成することも珍しくありません。PCで回答を作成する場合、誤変換が起こりやすいため、手書き以上に誤字脱字のチェックを入念に行うようにしましょう。

手書きのエントリーシートで誤字脱字を発見した場合は、修正液や修正テープなどは使用せず、1から書き直すのが基本です。万が一のことを考えて、予備の履歴書を用意し、時間に余裕をもって作成すると安心です。

エントリーシートや履歴書には、NGとされるワードがあります。エントリーシートを作成する際に注意すべき点について、より詳しく知りたい方は「エントリーシートや履歴書のNGワードは?就活で気を付けたい言葉を解説」を参考にしてください。

5.提出方法を確認する

エントリーシートの提出方法は企業によって異なるので、採用ページなどで必ず確認しましょう。メール、または郵送が主な提出方法ですが、それぞれマナーを守って提出することが大切です。

メールの場合は、万が一の送信事故を考え、パスワードを付けるのがおすすめです。エントリーシートを送信した後、別メールでパスワードを送信するのがマナーです。

郵送の場合は、A4サイズ・白色の封筒を選ぶのがマナーです。記入の際は、表面に企業名・企業の住所・送り先の部署、そして左下に「応募書類在中」と赤線で囲んで記入しましょう。

エントリーシートの郵送マナーについて詳しく知りたい学生は、「エントリーシートを郵送する方法は?封筒の書き方や提出マナーも解説」の記事も参考にしてみてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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