大学生必見!自己PRの書き方や好印象につながるポイントと例文を紹介

このページのまとめ

  • 大学生が就活で伝える自己PRでは、自分の強みやポテンシャルをアピールする
  • 自己PRは結論から書き、根拠となるエピソードを盛り込むのがポイント
  • 自己PRの内容が思いつかないときは、就職エージェントに相談しよう

大学生必見!自己PRの書き方や好印象につながるポイントと例文を紹介のイメージ

自己PR欄の作成にお悩みの大学生の方も多いでしょう。自己PRとは、学生生活やアルバイトの経験を交え、自分の強みをアピールするもの。自分が「強みを発揮できた」と思う体験を洗い出し、自信をもって伝えることが大切です。

この記事では、大学生に向けた自己PRの書き方を経験別の例文とあわせて紹介します。また、自己PRで使える強み一覧や思いつかないときの対処法も解説しているので、ぜひお役立てください。

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目 次

大学生の自己PRは何を書く?役割と目的を解説

自己PRとは、就活生一人ひとりがもつ魅力や能力を企業にアピールすることです。企業は「この学生を採用したら、自社にどのような利益をもたらしてくれるだろうか」という視点で評価を行っています。そのため、「これが自分の強み」と自信をもって言えるような題材を見つけることが大切です。

自己PRの題材は、学生生活で成し遂げたことやアルバイトでの具体的な成果、内面的な長所や価値観など、人によってさまざま。まずは、これまでの経験を振り返り、自身の長所や能力をアピールできる題材を探してみましょう。

採用担当者が入社後の活躍のイメージをもてるよう、内容を工夫する必要があります。「その長所を活かしてどのようなことを成し遂げたか」「長所をより磨くためにどのような努力をしたか」というプロセスや結果を具体的に示しましょう。

自己PRを聞く企業の目的は、「自己PRとは?書き方や強み・職種別の例文と合わせて回答のポイントを解説」の記事で解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

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自己PRを作成する大学生がすべき準備

自己PRを作成するには、「自己分析」と「企業研究」を行い、自分と企業への理解を深めておく必要があります。徹底的に行い、採用担当者が納得できるような自己PRを作成しましょう。

以下で、自己PRを作成する大学生がすべき準備を解説します。選考対策を行う就活生の方は、ぜひ参考にしてみてください。

自己分析

自己PRで使える自分の強みや適性を知るためには、自己分析が必要です。まずは、幼少期までさかのぼってこれまでの経験を振り返ってみましょう。部活やアルバイト、サークル、学業、ボランティアなど、どんなことでも構いません。頑張ったと思えることや困難を乗り越えた体験、長所を発揮した経験などを洗い出し、一つひとつを深堀りしてみてください。

たとえば、「接客業のアルバイトを始めた」→「なぜ始めようと思ったか」、「お客さまの笑顔を見ると頑張ろうと思えた」→「なぜそのように感じるか」など、1つの体験に対して自問自答を繰り返すと良いでしょう。この問いかけを続ければ、自分の強みや仕事に対する価値観を見つけられます。

自己分析の詳しい方法は、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方9選や目的・活用例を解説」の記事を参考にしてみてください。

企業研究

企業研究も自己PRを作成するために行う必要があります。企業研究では、企業のWebサイトや採用サイト、IR情報を活用しましょう。事業内容や経営状況、企業理念を調べ、企業が目指す方向性を把握することが大切です。さらに、競合他社と比較すると、その企業独自の事業の強みや特徴がより明らかになります。

志望先企業についての理解を深めることで、企業の求める人物像や課題が見えてきます。自己分析の結果と照らし合わせると、説得力のある自己PRの構成要素が見つかりやすくなるでしょう。

企業研究の具体的な方法を知りたい方は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」をチェックしてみてください。

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大学生が自己PRでアピールできる強み一覧

大学生の自己PRでは、社会人経験がない分、学生時代に培った社会人としてのポテンシャルをアピールすることが大切です。向上心やコミュニケーション能力、問題解決能力など、自己PRに使える強みは多くあるので、自分の強みのなかから志望企業で評価を受けやすいものをアピールしましょう。

ここでは、多くの企業が新卒に求める「強み」一覧と、どのようにアピールすれば採用担当者に響くのかを解説します。

向上心

向上心は、常に目標をもって成長し続けようとする意欲のことです。企業は、入社後も学び続け、会社の成長に貢献できる人材を求めています。

厚生労働省の「令和5年若年者雇用実態調査の概況(2)若年正社員の採用選考にあたり重視した点(p.7)」によると、企業が新卒者を採用する際に最も重視したものは、「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神(79.3%)」でした。向上心は、「勤労意欲」や「チャレンジ精神」につながる要素の一つのため、企業でも評価されやすいでしょう。

向上心を強みとしてアピールする際は、ただ「向上心があります」と述べるだけでなく、「具体的に何を目標とし、それに対してどのような行動をとったか」というプロセスを説明することが重要です。結果だけでなく、目標達成に向けて粘り強く努力した事実を伝えましょう。

参照元
厚生労働省
令和5年若年者雇用実態調査の概況

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、多くの企業が重視する基本的なスキル。現代のビジネスでは、社内外との円滑な情報共有や、お客さまとの良好な関係構築が不可欠となっているためです。特に、リモートワークの普及により、効果的なコミュニケーションの重要性は一層高まっています。

自己PRでコミュニケーション能力をアピールする際は、アルバイトでの接客経験や、サークル活動での対人関係の構築などのエピソードを伝えられます。日常的な経験を通じて培われたコミュニケーション能力は、具体的なエピソードとして説得力があるでしょう。

特に、困難な状況でのコミュニケーションや、異なる価値観をもつ人々と協力した経験は、より印象的なアピールポイントになります。

リーダーシップ

リーダーシップは、組織の成長や変革に不可欠な要素として、多くの企業が求める強みです。リーダーシップとは、単にグループを引っ張るだけでなく、メンバーの意見を調整し目標達成に向けてチームを導く能力を指します。近年の企業では、役職に関係なくリーダーシップを発揮できる人材が重宝されています。

自己PRでは、部活動やサークルの代表として組織を運営した経験やイベントを成功に導いた経験などのエピソードを伝えられるでしょう。自分の強みをビジネスの現場でも活かせることを、根拠を示しつつ説明することが大切です。

チームワーク

チームワークとは、組織や集団で共通の目標を達成するために協力し合う能力のことです。円滑なコミュニケーションや相互の役割に対する理解、目標達成に向けた責任感といった要素が含まれます。多くの企業では、部署やチームで連携して仕事を進めるため、協調性は不可欠な能力として重視されるでしょう。

自己PRでは、チームワークをアピールする根拠として、サークル活動やアルバイト、ゼミでのグループワークの経験を伝えられます。単に「協力しました」ではなく、「自分の役割を理解し、積極的に他者をサポートした」という側面を示すと、より評価されやすくなるでしょう。

問題解決能力

問題解決能力とは、課題を発見し原因を多角的に分析したうえで、最適な解決策を見つけ出して実行する能力です。ビジネスの現場では予期せぬトラブルや課題が発生するため、この能力をもつ人材は重宝されるでしょう。

自己PRで問題解決能力をアピールする際は、「予期せぬ事態が発生した際に、冷静に状況を分析し、論理的な手順を踏んで解決に導いた経験」を伝えるのがおすすめです。問題が起こったときに衝動的に行動するのではなく、「原因は何か」「どうすれば解決できるか」と深く思考したことを説明してみてください。

探究心

探究心は、技術革新や変化の多い企業において特に重視される資質です。新しい知識や技術を積極的に学ぼうとする姿勢は、企業の競争力維持と革新につながります。

大学での研究活動や自主的な学習への取り組み、資格取得のための努力などは、自己PRで探究心を示す具体的な例として効果的です。また、専門分野以外の講義の自主的な受講やインターンシップへの積極的な参加、新しい技術やトレンドへの関心と学習も、探究心の表れとして評価されます。

柔軟性

企業が特に重視する強みの一つが柔軟性です。グローバル化やデジタル化の進展により、ビジネス環境は常に変化しており、その変化に迅速に対応できる人材が求められています。

自己PRでは、留学経験やアルバイトでの急な対応、予定変更への適応など、実際の経験を通じて身についた柔軟性をアピールすることができます。特に、異文化環境での適応経験や予期せぬ事態での臨機応変な対応、多様な価値観をもつメンバーとの協働経験を積極的に伝えましょう。

計画性

計画性は、効率的な業務遂行とプロジェクト管理に必須の能力として、企業が求める傾向にあります。限られた経営資源を最大限活用し、期限内に成果を出すことが求められるビジネスの現場では、計画的に物事を進める能力が不可欠だからです。

自己PRでは、学業と課外活動の両立や、長期的な目標達成のための計画立案などの経験を伝えるのが効果的です。計画を立てるだけでなく、そのとおりに実行できることを述べてください。

実行力

実行力とは、目標や計画に向けて迷わず行動に移し、最後までやり遂げる能力です。どんなに優れたアイデアも、実行されなければ成果にはつながりません。そのため、企業は「考えて終わらず、確実に行動に移せる人材」を評価します。

自己PRの説得力を上げるには、目標と結果だけでなく、途中経過も伝えましょう。計画どおりにいかなかった経験や、予想外のトラブルについても含めるなら、柔軟に対応できることのアピールにもつながります。

継続力

継続力とは、長期にわたって一つの物事に取り組むことができる力です。仕事は短期間で結果が出るものばかりではないため、忍耐強く努力を続けられる人は企業に評価されます。

自己PRで継続力をアピールする際には、期間の長さと乗り越えた困難をセットで説明するのがおすすめです。単調な作業でも飽きずに取り組める粘り強さや、困難な状況でも諦めずにやり抜く精神力を伝えることで信頼性が高まるでしょう。

自己PRに使える強み一覧!見つけ方や効果的にアピールするコツを解説」の記事でも、自己PRで役立つ強みをご紹介しているので参考にしてみてください。

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自己PRに関するキャリアアドバイザーのアドバイス

Q.印象に残るような自己PRを作成するには何に気をつけるべきですか?

印象に残る自己PRにするには、客観的な事実にもとづき、あなたの強みを分かりやすく伝えることが重要です。前提として、ES(エントリーシート)をチェックしたり面接をしたりする採用担当者は、皆さんのことを全く知りません。

自己PRの一つ目のカギとなるのが、定量的なエピソードです。「数字」を用いることで、経験のスケール感や努力の度合いが明確になり、採用担当者もイメージしやすくなるでしょう。
たとえば、「TOEICでスコアアップした」と伝えるよりも「TOEICで400点から650点までアップした」と伝えたほうが、具体性があり説得力も高まります。同様に、アルバイトの経験なら「売上を△%向上させた」「顧客満足度アンケートで5点満点中4.8点を達成した」など、成果を数字で表現しましょう。

また、自己PRに面接官の興味を引く「印象的なワード(キャッチフレーズ)」を挿入するのも効果的です。自己PRは面接の序盤で聞かれることが多いため、キャッチフレーズを用意しておくと強いフックを作れます。
たとえば、「粘り強さ」といった抽象的な表現ではなく、「目標達成のために周囲を巻き込む推進力」など、具体的な行動や長所が連想されるフレーズを選びましょう。

このように、「印象的なワード」で興味を引きつけ、「定量的なエピソード」でその裏付けを示してみてください。採用担当者が「この学生すごいな」「もっと話を聞いてみたい」と思える、具体的で説得力のある自己PRになりますよ。

印象に残る自己PRの作成方法は、「自己PRに説得力を持たせる方法は?抑えるべきポイントと注意点を解説」も参考にしてみてください。

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大学生が確認しておきたい自己PRの書き方4ステップ

就職活動における自己PRは、自分の魅力を企業に伝えられる貴重な機会です。ただ自分の強みを羅列するのではなく、論理的かつ説得力のある構成で伝えることが大切になります。結論から伝えることや、根拠となるエピソードを含めることなどを意識しましょう。

ここでは、大学生が自己PRを書くときの4つのステップを解説します。以下の流れに沿って、自己PRを作成してみてください。

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1.最初に結論を伝える

自己PRを書くときは、最初に結論を伝えることが大切です。「私の強みは△△です」「私は△△な人間です」というように、最初に結論であるアピールポイントを伝えましょう。

先に具体的なエピソードや経験談を話して、結論を後回しにすると本当に伝えたいことがぼやけてしまい、印象に残りにくくなります。結論から述べることで、読み手が話の大枠を理解でき、そのあとの内容も頭に入りやすくなるでしょう。

2.根拠となるエピソードを添える

自己PRには、強みの根拠となるエピソードを添えてください。ただ「私の強みは△△です」のひと言だけでは、「本当だろうか?」「入社後に仕事で活かせるのだろうか?」と懸念される可能性があります。

自分の強みをアピールするときは、「粘り強さを活かしてピンチを乗り切った」「リーダーシップでグループをまとめ上げた」などのエピソードを具体的に説明しましょう。オリジナルのエピソードによって説得力をもたせられるだけでなく、採用担当者の印象に残りやすくなります。

3.経験を通して学んだことを述べる

自己PRで具体的なエピソードを伝えたら、その経験を通して得たことや学んだことも伝えましょう。学びや成長が、今後どのような状況で活かせるか、または活かしたいかを明記するとさらに説得力が増します。

たとえば、「部活の大会で優勝し、チームで何かを成し遂げることの大切さを学んだ、この経験から、困難な目標に対しても周囲と協力して取り組む姿勢を今後も大切にしたい」「ゼミをきっかけに△△に興味をもち、今でも趣味で続けているこの探求心は、貴社での△△という業務にも必ず役立つと確信しています」などのように伝えられます。

経験をきっかけに変わった点や影響を受けたことを具体的に述べると効果的です。

4.仕事での活かし方を伝える

自己PRの最後に、強みをどのように仕事で活かしていくか伝えることも大切です。自己PRのゴールは、過去の実績を自慢することではなく、「自社で活躍してくれそうだ」という期待感をもってもらうことです。

「私の○○という強みを活かし、お客さまの課題解決に貢献したい」「○○で培った調整力を発揮し、チームの生産性向上に寄与したい」のように、自分の強みを志望先の業務内容と結びつけてみましょう。

自己PRの基本的な構成は、「受かる自己PRの書き方とは?基本的な構成や評価されるポイントを解説」でも解説しています。こちらもあわせてチェックしてみてください。

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大学生が魅力的な自己PRを作るコツ

魅力的な自己PRを作成するには、個性を大切にすることや再現性をアピールすることなどが効果的です。自己PRの基本的な構成を守るだけでなく、内容に深みと説得力をもたせると、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。

ここでは、大学生が魅力的な自己PRを作成する5つのコツを解説します。ぜひ参考にしてみてください。

個性を大切にする

自己PRを周囲の就活生と差別化するためにも、自分の個性を大切にしましょう。
例文の丸写しや、AIの作成した内容をそのまま利用するのは楽ですが、自分の魅力が採用担当者に伝わりにくくなってしまいます。また、面接で「なぜそう考えたか」と深掘りされた際に答えに詰まったり、ほかの応募者と印象が被ってしまう恐れもあるでしょう。

オリジナルのエピソードにもとづいた自己PRを作成し、自分らしい言葉と表現で自信をもってアピールしてください。

具体的な数字を出す

自己PRのエピソードに説得力をもたせるために、客観的な指標となる「数字」を盛り込むのも効果的です。

たとえば、「売上に貢献した」「多くの人を集めた」といった抽象的な表現だけでは、その凄さや規模感が採用担当者に正確に伝わりません。「半年間で売上を前年比10%向上させた」「50名規模のイベントを企画し、アンケートで9割の満足度を得た」というように数字を用いることで、努力の過程や結果をイメージしやすくなるでしょう。

大きな数字や華々しい結果でなくても構いません。変化の度合いや回数などを具体化し、エピソードの解像度を高めることを目標としましょう。

客観的な視点を盛り込む

自己PRで強みを述べるだけでなく、それを裏付けるための客観的な視点を盛り込むと、信ぴょう性を高められます。自分の強みが周りからも認められていることを説明しましょう。

たとえば、「アルバイト先の店長から『誰よりもお客さま目線で行動できる』と評価された」といった第三者からの評価や、資格やテストのスコアなどの客観的な事実が有効です。自身の主張が独りよがりではないことが証明され、自己PRに説得力をもたせられるでしょう。

再現性をアピールする

自己PRでは、自分の強みに再現性があることをアピールするのもおすすめです。企業は、就活生の強みが「入社後も発揮されるかどうか」をチェックしています。

過去の成功体験を語るだけで終わらず、その強みが企業のどのような業務や場面で役立つのかをセットで伝えるようにしましょう。自分の能力を仕事内容に紐付けることで、採用担当者に入社後の活躍イメージをもってもらえます。

企業の価値観と結びつける

魅力的な自己PRを作成するために、企業の価値観と自分の個性を結びつけることもできます。企業は、自社の文化や価値観にマッチする人材を求めています。そのため、どんなに優秀な人材でも、企業に合わないと判断されたら採用されない可能性があるのです。

企業の理念や社風、求める人物像を事前にリサーチし、自分の強みがその企業でどのように活かせるかを考えましょう。たとえば、「挑戦」を重んじる企業に対しては、自ら高い目標を掲げて取り組んだエピソードを強調し、「誠実さ」を求める企業に対しては、地道な努力で信頼を得た経験を伝えるといった具合です。

個性を偽る必要はありませんが、企業のニーズに合わせて伝える情報の優先順位を整理することが大切です。企業の目指す方向性と自分の強みが重なる部分を丁寧にアピールすることで、「この学生は自社の文化に馴染み、長く活躍してくれそうだ」という安心感と期待を同時に与えられます。

企業と自分の価値観が一致しているか確認したい方は、「大切にしている価値観の見つけ方と伝える際のコツ|質問と回答例文あり」の記事を参考にしてみてください。

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大学生向けの自己PR例文8選

自己PRを作成したい大学生のなかには、「自分の経験をどう表現すれば伝わるのだろう…」と悩む人も多いでしょう。

ここでは、大学生活の主な経験別に、自己PRの例文をご紹介します。以下の例文を参考に、自分のエピソードと置き換えて自己PRを作成してみてください。

1.サークル活動

私の強みは、周囲の意見を丁寧に汲み取りながら、組織の目指すべき方向を一つにまとめる「傾聴力とリーダーシップ」です。

大学時代、100名規模のテニスサークルで幹事長を務めました。当時は、競技志向のメンバーと交流を重視するメンバーの間で活動方針に温度差があり、練習への参加率が低下していることが大きな課題でした。

私は、全メンバーが納得感をもって活動できる環境を作るため、まず個別の面談を実施し、活動に対する本音を収集しました。そこで得た意見をもとに、「レベル別練習コース」の導入と「毎月の親睦イベント」を並行して企画しました。また、意思決定の過程をオープンにすることで、全員が「自分たちの意見が反映されている」と実感できる仕組みを整えました。

この施策により、活動参加率は50%から80%以上に向上し、退会者数も前年比で半減させることができました。

この経験で培った「多様な価値観を尊重し、共通のゴールへ導く力」は、多くの関係者と協力しながらプロジェクトを進める貴社の業務において、円滑な連携を実現するために活かせると考えております。

2.部活動

私の強みは、現状を論理的に把握できる構造化された分析力です。

大学時代、私は低迷していたサッカー部で副部長を務めました。私たちのチームは、情熱をもって練習に取り組んでいたものの、大会では予選落ちが常態化し、努力が結果に結びついていませんでした。

この状況を打破するため、副部長就任を機にチームの抜本的な改善に着手しました。まず、練習試合のプレー内容と選手のコンディションを詳細に記録・分析し、過度な負荷による疲労の蓄積と戦術パターンの単調さが敗因であると特定しました。

顧問や部長と連携し、この分析にもとづいて改善を実行しました。具体的には、科学的なデータをもとに、体に無理な負担をかけず継続的にパフォーマンスを向上させるトレーニングへと最適化を図りました。また、戦術面では他校の強豪チームの戦術を研究し、私たちの選手の特性に合わせた新しい攻撃パターンを導入することで、戦略の多角化を進めました。

この一連の施策の結果、部員一人ひとりが怪我なく着実に成長し、その年の大会ではチームを3位入賞へと導くことができました。

この経験で培った、複雑な状況から核心的な課題を見抜き、具体的なアクションプランに落とし込む分析力は、貴社の営業職においても、お客さまの潜在的なニーズや市場の動向を正確に捉え、効果的な提案を行うために活かせると確信しています。

3.ゼミ

私の強みは、チームの目標達成のために、周囲との関係性やスケジュールを調整する力です。

私は大学時代、経営学ゼミで組織におけるお金の流れや戦略について学んでいました。グループ研究に取り組む際、初期段階でグループメンバーのスケジュールが合わず、活動が思うようにできない課題に直面しました。このままでは質の高い成果が出せないと判断し、私はゼミ長と連携しながら改善に乗り出しました。

具体的には、まず全員が心理的な負担なく参加できる昼休みに定期的な話し合いの場を設けました。単にスケジュール調整をするだけでなく、互いの得意分野や研究への意欲を共有し合い、共通の目標意識とインプットの機会を増やすため、全員が参加できる日程で合宿やフィールドワークなどの課外活動も積極的に提案・実行しました。

その結果、メンバー間の信頼関係が深まり、自発的な情報共有が進みました。これにより、多角的な視点から集約された情報が資料に盛り込まれるようになり、教授から「テーマについて深く掘り下げた、内容が充実している資料だ」と具体的な高評価をいただくことができました。発表でも上位の成績を収めることができました。

この経験で培ったチームのポテンシャルを最大限に引き出す調整力を活かし、貴社においても多様なメンバーと連携しながら、お客さまと会社双方の利益に貢献していきたいと考えております。

4.アルバイト

私の強みは、状況と相手のニーズを正確に把握し、最適な距離感で関係性を構築できる適切なコミュニケーション力です。

私は大学時代、アパレルショップでのアルバイトをしていました。始めた当初は接客の適切な距離感が掴めず、お客さまが必要とされているときに対応できないという課題に直面しました。
「このままではお店に迷惑をかけてしまう」と考え、私は高い売上を出す先輩社員の接客を分析し、お客さまの購買行動のどの時点で、どのような声かけをするかを徹底的に学びました。また、先輩からの指摘やお客さまアンケートの自由記述欄を細かく確認し、多角的なフィードバックを収集しました。

その結果、お客さまの表情や行動パターンから状況を先読みし、最高のタイミングで心地よい接客を提供できるようになり、担当時間帯の売上を前年比10%向上させることができました。アンケートでも「必要なときに適切なサポートをしてくれるから助かる」と評価をいただいております。

この経験で培った状況把握力と主体性を活かし、貴社でもお客さまの潜在的なニーズに応える提案をいち早く実現し、貢献したいと考えております。

5.インターンシップ

私の強みは、高い目標に対して現状の不足分を逆算し、愚直に改善を繰り返す目標達成への執着心です。

私は、IT企業の長期インターンシップにて新規顧客向けの営業活動に従事しました。当初は、1日50件のコールを行ってもアポイント獲得率が1%を下回り、設定された目標を達成できない日々が続きました。

現状を打破するため、自身の商談を録音してトップセールスの方と比較・分析し、ヒアリングの浅さとベネフィット提示のタイミングに課題があることを特定しました。そこで、顧客の業界別に「課題解決型トークスクリプト」を自作し、毎日30分のロールプレイングを欠かさず実施しました。また、断られた際も理由を詳細にデータベース化し、切り返し案を常にアップデートし続けました。

その結果、3カ月後にはアポイント獲得率を5%まで向上させ、インターン生20名のなかで月間成約数1位を獲得することができました。

貴社においても、困難な目標に対して解決策を自ら見出し、着実に成果を積み上げる姿勢で貢献したいと考えております。

6.ボランティア

私の強みは、状況を多角的に把握し、求められることを先読みして行動に移す対応力です。

この強みは大学時代に参加した震災ボランティアの経験で培われました。私が参加した当初、被災地での活動内容は多岐にわたり、何から手をつけるべきか判断が難しく、指示を待ってしまうことが多くありました。

しかし、「被災された方々の役に立ちたい」という強い思いから、ただ待つのではなく、周囲のボランティアの方々の動きや、被災地の方々の様子を徹底的に観察することに集中しました。
たとえば、ガレキ処理班の作業が終わりそうなタイミングを見計らい、必要な道具を準備しておく、炊き出しの列の長さを予測し、洗い場が混雑する前に水や洗剤を補充するなど、一歩先の行動を心掛けました。

このようなことを繰り返すうちに、何をすべきか瞬時に判断し、求められる前に動けるようになりました。結果、「よく気がついてくれるから助かる」とほかのボランティアや被災地の方からも声を掛けていただき、自分の行動が直接人の役に立つ喜びを実感しました。

先を見通し、自発的に行動する力は、常にお客さまの潜在的なニーズを探り、最適なサービスを提案する貴社の業務に不可欠だと確信しております。入社後は「一歩先を行く提案」で貢献したいと考えております。

7.留学

私の強みは、異なる背景をもつ人々の間で橋渡し役となり、相互理解を促進する柔軟な適応力です。

大学3年次にアメリカへ1年間留学した際、現地学生と留学生が混合で進めるプロジェクトで、コミュニケーション不足による作業の停滞という壁にぶつかりました。文化や言語の壁から、日本人学生が議論に消極的になり、現地学生との間に心理的な溝ができていることが原因でした。

私は双方が本音で話せる場を作るため、公式な会議とは別に「カジュアルな対話の時間」を設け、まず私自身が橋渡しとなって互いの意図を翻訳・解説するように努めました。また、視覚的に進捗を把握できる共有ツールを導入し、言葉以外の手段でも意思疎通を図りました。

結果、チームの連携が飛躍的に高まり、最終プレゼンテーションではクラス最高評価を得ることができました。

未知の環境でも物怖じせず関係を築く力は、グローバルに事業を展開する貴社において、異なる部門や文化をつなぎ、価値を創出する力として活かせると確信しています。

8.資格

私の強みは、自ら立てた計画を最後までやり抜く継続力です。

私は大学時代、独学で難関とされる宅地建物取引士の資格取得に挑戦しました。法学部以外の専攻であったため、当初は専門用語の理解に苦しみ、模擬試験でも合格点に遠く及ばない状況でした。

合格という目標を達成するため、私は試験日から逆算した6カ月の学習ロードマップを作成しました。特に、苦手とする権利関係の分野については、過去10年分の問題傾向を分析し、間違えた箇所を徹底的に構造化して理解するまで繰り返しました。また、通学時間や隙間時間を暗記に充て、日々のルーティンを徹底的に管理しました。
その結果、初回の受験で合格を果たすことができました。

目標から逆算してやるべきことを整理し、着実に実行する力は、緻密なタスク管理と粘り強さが求められる貴社の業務においても、プロジェクトを完遂させる大きな武器になると考えております。

上記はあくまで自己PRの一例です。参考にしつつ、自分らしいエピソードの自己PRを作成してみてください。ほかにも自己PRの例文を知りたい方には、「履歴書の自己PRが今すぐ書ける!強みの見つけ方や書き方、例文を紹介!」の記事がおすすめです。

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大学生が就活用の自己PRを書く際の注意点

大学生が自己PRを書く際には、いくつかの注意すべき点があります。抽象的な内容は避け、余白が多くならないように意識しましょう。

ここでは、大学生が自己PRを書く際の3つの注意点を解説します。

抽象的な内容は避ける

自己PRを作成する際は、抽象的な内容や表現にならないよう注意しましょう。抽象的な表現では、採用担当者に自分の強みが伝わりにくく、ほかの就活生との差別化も難しくなります。

たとえば、「コミュニケーション能力があります」や「主体的に取り組みました」といった言葉は、人によって定義が異なります。これだけでは、具体的にどのような場面で、どのような行動をとったのかが伝わりません。

抽象的な言葉を使ったときは、「具体的には?」「たとえば?」と自分に問いかけ、詳細な行動レベルまで掘り下げることが重要です。行動を具体的に言語化することで独自性が生まれ、採用担当者の記憶に残る内容になるでしょう。

余白は少なめにする

履歴書やエントリーシートの自己PR欄は、可能な限り余白を少なくしましょう。限られたスペースのなかで最大限の情報を伝える努力は、企業から「熱意」や「自己分析の深さ」を測る指標の一つとして見なされるためです。

文字数が少なく、余白が多過ぎる状態で書類を提出すると、企業から「志望度が低い」「アピールできる要素が少ない」と見なされる恐れがあります。
また、文字数の少なさをごまかすために極端に大きな文字で書いたり、不必要な改行を入れたりするのは印象が良くないため、避けるのが無難です。

自己PRを書く際は、枠内の8~9割を埋めることを心掛けましょう。パソコンで作成するときは、10.5~12pt程度が一般的なフォントサイズです。

高校時代の出来事は伝え方を工夫する

大学生の自己PRで高校時代の出来事をアピールしても問題ありませんが、書き方を工夫する必要があります。自己PRで高校時代の話をすると、「大学では何も行っていないのか」という疑問をもたれる可能性があるためです。

高校時代の出来事を自己PRとして扱う場合は、その経験が大学時代や将来の仕事にどのようにつながるのかを明確に説明しましょう。たとえば、「高校時代の部活動で培った目標達成への粘り強さが、大学でのゼミ研究や貴社での業務で活かせた」といった書き方ができます。過去の経験と現在の自分、そして企業への貢献をつなげることが大切です。

大学での活動を主なアピールポイントとし、高校時代のエピソードはそれを補強する具体例として扱うのも一つの手です。高校時代のエピソードを使いたい場合は、「学生時代に力を入れたことで高校時代の内容はあり?伝え方を解説」の記事もあわせてチェックしてみてください。

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自己PRが思いつかないときの対処法

就職活動において、自己PRは避けては通れません。しかし、「自分には特別な強みがない…」と悩んでいる就活生も多いでしょう。自己PRが思いつかない場合は、周囲の人や就職エージェントの力を借りるのがおすすめです。

ここでは、自己PRが思いつかないときの3つの対処法をご紹介します。

周りの人に自分の強みを聞く

自己PRが思いつかないときは、周りの人に自分の強みを聞いてみましょう。自分の長所や特徴は、意外と自分では気づきにくいものです。友人や家族、アルバイト先の上司など、普段から自分をよく知る人に意見を求めることで、新たな発見につながることがあります。

質問する際は、「私の良いところは何だと思いますか?」といった漠然とした聞き方ではなく、「困ったときにどんな対応をしていた?」「チームで活動するときの私の役割は?」など、具体的な場面や状況に絞って聞くと良いでしょう。

周囲からの客観的な評価は、自己PRのヒントになるだけでなく、自己理解を深める良い機会にもなります。

企業の求める人物像から考える

企業が求める人材像を理解し、それに合致する自分の経験や特徴を探してみるのも一つの手です。企業のWebサイトや求人票、会社説明会での情報から、その企業が重視する価値観や求める人材像を把握し、自分との共通点がないか探してみてください。

たとえば、「主体性のある人」が求められている場合、学生時代のサークル活動やアルバイトで自ら提案して改善を行った経験などを振り返ってみましょう。企業の求める要素と自分の経験を照らし合わせることで、自己PRのポイントが見えてくることがあります。

就職エージェントに相談する

自己PRを思いつかないときは、就職エージェントに相談するのもおすすめです。就職エージェントは、数多くの就活生の支援経験があり、企業の採用動向にも精通しています。経験豊富なキャリアアドバイザーに相談することで、自分では気づかなかった強みや効果的なアピール方法に関するアドバイスを得られるでしょう。

また、就職エージェントは面接官の視点からもアドバイスができるため、より説得力のある自己PRの作成をサポートしてくれます。特に、自己PRの構成や表現方法について具体的なアドバイスをもらえることはメリットです。

これらの方法を組み合わせることで、より効果的な自己PRを作成することができます。一度で完璧な自己PRを作る必要はありません。自分の就活状況に合わせて、段階的にブラッシュアップしましょう。

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自信をもって就活で自己PRしたい大学生へ

自己PRは、入社後に活かせるあなたの魅力や能力を企業にアピールするものです。採用担当者が活躍を期待できるよう、具体的な経験を根拠に自分の長所や強みを伝えましょう。

「自己PRで書ける経験や強みがない」「好印象を得られる内容になっているか不安」という方は、キャリアチケット就職エージェントへご相談ください。

キャリアチケット就職エージェントは、就活にお悩みを抱える学生の支援に特化した、新卒向けのサービスです。就活のプロであるキャリアアドバイザーがヒアリングを行い、一人ひとりの強みを引き出します。希望と適性にマッチする企業も厳選してご紹介するので、一人で就活を進めるのが不安な方も安心できるでしょう。

就活に関するどのようなお悩みにも対応しているので、自己PRの作成も丁寧にサポートします。また、企業研究サポートや書類添削、面接対策、スケジュール管理などのサービスも充実。サービスはすべて無料です。就活に不安をもっている大学生の方は、ぜひお気軽にキャリアチケット就職エージェントへお問い合わせください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

キャリアチケット就職について

キャリアチケット就職エージェントは、プロが一人ひとりの就活をサポートする無料のエージェントサービスです。