自己PRで看護学生が強みを伝える例文22選!コツや注意点も紹介

このページのまとめ

  • 看護学生の自己PRは、志望する病院の特徴や理念を踏まえて作成する
  • PREP法を使うと自己PRの内容を論理的に伝えやすくなる
  • 看護学生の自己PRでは、内容だけでなく伝え方や印象も評価の対象になる

自己PRで看護学生が強みを伝える例文22選!コツや注意点も紹介のイメージ

応募書類(履歴書・ES)や面接で自己PRを求められた際に、「内容がうまくまとまらない…」と悩む看護学生もいるでしょう。採用担当者は、自己PRの内容からあなたの人柄や看護師としての適性を見ているため、自分の強みが伝わるように工夫することが大切です。

この記事では、看護学生向けに自己PRの書き方や例文を紹介します。自信を持って選考に臨みたい方や自己PRの伝え方に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

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目 次

看護学生だけじゃない!自己PRで採用担当者が重視するポイント

自己PRを評価する際、採用担当者は学生の人柄や看護師としての適性が伝わるかを見ています。ここでは、採用担当者が重視するポイントを解説するので、ぜひ参考にしてください。

求める人物像に合っているか

看護学生の自己PRでは、病院が求める人物像と合っているかが見られています。病院とのミスマッチを防止し、長く働いてもらえる人材を採用するためです。

そのため、自己PRで評価されるには病院側が求める看護師像を調べたうえで、強みをアピールする必要があります。どのような人材や強みが求められているかを企業研究で調べておきましょう。

企業研究の方法は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事も参考にしてください。

職場の風土や雰囲気に合っているか

自己PRでは、志望者の人柄や性格が、職場環境や雰囲気に合っているかも重視されます。職場の雰囲気に合わないと、仕事が円滑に進められなかったり、周囲との関係がうまく築けなかったりする可能性があるからです。

看護師の仕事はチームで協力する場面が多く、同僚と良好な関係が築けるかが選考時の判断材料になります。看護実習や病院見学を通して感じた印象をもとに、職場の雰囲気に合った自己PRを作成するとよりアピールになるでしょう。

入職後に活躍できるイメージが湧くか

自己PRでは、入職後にどのように活躍できるかを採用担当者がイメージできるかが重要です。人柄が良くても、業務での貢献が期待できない印象を与えてしまうと採用につながりにくくなります。

活躍するイメージを持ってもらうために、仕事内容とのつながりを意識して自分の強みをアピールしましょう。また、「自分を採用するとどのようなメリットがあるか」を意識すると、より説得力のある自己PRになります。

自己PRとは?企業が求める理由や回答のポイント・例文を紹介」の記事では、企業が自己PRを求める理由や回答のポイントを紹介しているので、あわせてご一読ください。

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看護学生が自己PRを作成するための準備

自己PRで自分の魅力を伝えるためには、事前の準備が重要です。自分の強みや目指す看護師像を明確にすると、内容に一貫性が生まれ、好印象を与えるポイントになるでしょう。

ここでは、自己PRを作成するための準備について解説するので、ぜひ参考にしてください。

徹底的に自己分析する

自己PRを考える際は、まず入念に自己分析を行い自分を理解することが大切です。強みや長所を正しく伝えるためには、自分の言葉で分かりやすく説明できるように準備する必要があります。

以下の項目を参考に、過去の経験を振り返ってみましょう。

・成功した経験や失敗した経験
・習慣化している物事や経験、苦労せずにできること
・昔から感じている自分の性格
・家族や友人からよく言われる自分の特徴
・仕事をするうえで大切にしたい価値観

これらから、自分らしさが伝わる強みを見つけていくことがポイントです。強みを発揮した経験に対して「なぜできたのか」と繰り返し問い掛けると、自分の価値観や強みがより明確になります。丁寧に自己分析を進めると、採用担当者の印象に残る自己PRが作成できるでしょう。

自己分析のやり方について詳しく解説している「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」のコラムもご覧ください。

強みと弱みを洗い出す

自己分析をしたあとは、自分の印象に残っている経験を振り返り、強みや弱みを具体的に書き出すことが大切です。また、書き出した強みを自分らしい言葉で言い換えられないか考えてみましょう。

たとえば、毎日5kmのランニングを続けている経験があれば、「継続力がある」と表現できます。そのほかにも、「コツコツ努力できる」「粘り強い」「根気がある」などの強みにも言い換えられるでしょう。また、短所に関しても以下のように見方を変えると強みになることがあります。

・楽観的 → ポジティブ
・頑固 → 意志が強い
・心配性 → 計画性がある
・抱え込みやすい → 責任感がある
・おせっかい → 気配りができる

もし、自分の弱みだけが思い浮かぶ場合でも、視点を変えればアピール材料にできます。自分の性格を強み・弱みの両面から言語化すると、自己PRに深みが出るでしょう。

強みの見つけ方については、「『強み』ってどうやって見つければ良いの?簡単にできる『強み』の発見法」の記事も参考にしてください。

理想の看護師像をイメージする

自己分析をしながら、就職後の理想の看護師像やキャリアプランもイメージしてみましょう。
理想の看護師をイメージするうえで、考えたい項目は以下のとおりです。

・どのような看護師になりたいのか
・看護師として病院や社会にどのように貢献したいか
・どのような仕事にやりがいを感じられるか

さらに、自分の強みを業務でどのように活かせるかといった視点で将来を考えると、自己PRと理想の看護師像を結びつけやすいでしょう。

志望する病院の特徴や理念を調査する

自己分析だけでなく、就職を希望する病院やクリニックなどの特徴・理念の理解も必要です。自己PRの内容を作成する前に、以下のような内容について事前によく調べておきましょう。

・ほかの病院との違いや魅力
・病院の理念
・病院の規模や組織形態
・求める人物像 など

また、自己PRは自分の強みをアピールするだけでなく、「病院側がどのような人材を求めているのか」という視点で考えることも大切です。病院について詳しく調べると、自分のアピールすべき強みが見えてくるでしょう。

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看護学生や医療業界で求められるスキル

厚生労働省の「2023年度第6回雇用政策研究会関係資料集」によると、看護師が活躍する医療・福祉業界で最も重視されている資質は、「チームワーク、協調性・周囲との協働力」です。

医療・福祉業界で最も重視されている資質のイメージ

引用元:厚生労働省「2023年度第6回雇用政策研究会 関係資料集(9p)

次に求められているのが、「職種に特有の実践的スキル」であり、医療や福祉といった分野の特徴が表れています。新卒採用では、専門的な技術以上に、チームで協力して働く姿勢が重視される傾向にあるでしょう。

協調性を強みとして自己PRに取り入れたい方は、「看護師の自己PRで協調性をアピールできる?伝え方のポイントと例文12選」の記事も参考にしてください。

参照元
厚生労働省
2023年度第6回雇用政策研究会 関係資料

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看護学生が自己PRを作成する際の6つの注意点

自己PRは、伝え方を工夫すると印象が大きく変わることもあります。
ここでは、看護学生が自己PRを作成する際の注意点を解説するので、ぜひ参考にしてください。

1.強みを一つに絞る

自己PRでは、複数の強みを並べるのではなく、一つの強みに絞って深く掘り下げることが重要です。たとえば、「コミュニケーション能力」「観察力」「責任感」など、複数の強みを持っている場合でも、最も自信があり、具体的なエピソードで証明できる強みを一つ選びましょう。

そうすることで面接官の記憶に残りやすく、より説得力のある自己PRとなります。また、一つの強みに関連する複数のエピソードを用意することで、質疑応答にも対応しやすくなるでしょう。

2.自己PRと志望動機を区別する

自己PRを作成する際は、志望動機と混同しないように、それぞれを明確にまとめることが大切です。

自己PRと志望動機の違いは、以下のとおりです。

自己PR 志望動機
主な目的 ・自分の強みやアピールポイントを伝える
・採用することで得られるメリットを示す
 
・なぜその病院を選んだのかを伝える
・志望度の高さをアピールす
強調すべきポイント ・強みが発揮された場面
・経験を通じた業務への貢献
・病院の理念や人物像に共感した理由
・関心のある業務や将来のキャリアプラン

自己PRと志望動機ともに、入職後にどのように貢献したいかを伝える点で重なる部分があります。質問の意図を正しく理解し、それぞれの意図を踏まえたうえで、内容を整理して伝えることが大切です。

自己PRと志望動機の違いについては、「自己PRと志望動機の違いは?作成のポイントや例文を紹介」の記事も参考にしてください。

3.ネガティブな表現を避ける

自己PRでは、「△△はできませんが」「△△の経験はありませんが」など、否定的な伝え方は避けましょう。謙遜して伝えたつもりでも、採用担当者に不安を感じさせるおそれがあるためです。

たとえば、「看護師として仕事をするのは不安ですが、迷惑をかけないように頑張ります」と伝えた場合、「本当に現場でやっていけるのか」と懸念を抱かれる可能性があります。

自信を持って取り組む姿勢を示すために、自己PRでは前向きな言葉を使うことが大切です。未経験であることや不安を伝える場合も、学ぶ意欲や前向きな姿勢を中心とした内容を心掛けましょう。

4.抽象的な表現を避ける

自己PRを考える際は、抽象的な表現を避け、できるだけ具体的に伝えることが重要です。自分らしいエピソードを伝えるだけでなく、数字で示せる成果があれば積極的に取り入れましょう。

たとえば、「アパレルのアルバイトを頑張りました」と伝えるよりも、「アパレルのアルバイトでは、お客さまが商品を手に取ったタイミングで必ず声を掛けるよう意識し、その結果、お客さま満足度で1位を獲得しました」と伝えると、具体的なイメージが伝わりやすくなります。

また、「さまざま」や「いろいろ」といった曖昧な言葉も避け、自分の行動を明確な言葉で表現するのがおすすめです。

5.ほかの質問と一貫性を持たせる

就活では、自己PRだけでなく、履歴書やES(エントリーシート)に記載するさまざまな項目が総合的に評価されます。そのため、ほかの質問と一貫性のある内容を意識することが大切です。

各項目の回答に矛盾があると、どの情報が本当なのか判断がつかず、採用担当者に不信感を与えてしまうおそれがあるでしょう。

たとえば、自己PRで「コミュニケーション能力の高さ」を強みとして挙げた一方で、短所として「内気な性格」と記載してしまうと、内容に矛盾が生じます。

履歴書やエントリーシートを提出する前に、各項目がつながりのある内容になっているかを確認しましょう。

6.自分を良く見せようとして嘘をつかない

自己PRを作成する際に、自分を良く見せようとして事実と異なる内容を書くのは避けましょう。嘘が見破られた場合、評価が大きく下がるだけでなく、その後の面接や職場での信頼にも影響するおそれがあるからです。

また、内定を得たとしても、実際の業務でうまく立ち回れず、働きづらさにつながる可能性もあります。実際とかけ離れたエピソードは面接で深掘りされた場合に矛盾が生じやすく、採用担当者に違和感を与えることもあるでしょう。

多くの学生を見てきた担当者であれば、わずかな違和感からでも不自然さに気づく可能性があります。

自己PRでは、結果よりも自分の強みをどのように伝えるかが重要です。特別な成果がなくても、誠実に取り組んだ経験を丁寧に言葉にすると十分に伝わります。自分らしい姿で就活に取り組みましょう。

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看護学生の自己PRの書き方・伝え方4ステップ

看護学生が自己PRを応募書類に書いたり、面接で伝えたりする際は、段階を踏むと内容を整理しやすくなります。ここでは、自己PRをスムーズに作成するためのステップを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1.アピールしたい強みから伝える

自己PRでは、アピールしたい強みから伝えます。「私の強みはコミュニケーション能力の高さです」といったように、簡潔に伝えると効果的です。

最初に強みを伝えると、読み手や聞き手が「今から△△△(強み)について話を展開するのだな」と理解できます。話の全体像がイメージでき、その後の内容も聞いてもらいやすいでしょう。

一方で、説明が長くなると自分の強みが十分に伝わらない可能性もあります。「結局何を言いたいのだろう」と思われる場合もあるので、アピールしたい強みから伝えるよう意識しましょう。

PREP法でまとめるのがおすすめ

自己PRでは、「PREP法」を活用すると、構成に一貫性が生まれて内容に説得力が増します。
PREP法とは、Point(結論)→ Reason(理由)→ Example(具体例)→ Point(結論)といった順序でまとめる方法です。以下の4つの要素を意識して作成しましょう。

・Point(結論):最初に伝えたい要点や強みを簡潔に述べる
・Reason(理由):その強みを裏付ける理由や背景を伝える
・Example(具体例):実際の経験やエピソードを挙げて説得力を高める
・Point(結論):最後にもう一度要点を伝えて印象づける

PREP法を使うことで、伝えたいポイントが整理され、採用担当者の印象にも残りやすくなります。PREP法は、自己PRで何を強調したいのかが明らかになる点がメリットです。

ただし、履歴書には文字数の制限があり、面接でも時間が限られています。限られた条件のなかで自分の魅力を伝えるには、論理的に構成された自己PRが重要です。書き方に悩んでいる方は、まずPREP法を意識してみましょう。

2.具体的なエピソードを盛り込む

アピールしたい強みを伝えたら、次にその強みを発揮したエピソードを伝えましょう。エピソードがあると説得力が増します。「どのような場面で強みを発揮したのか」「どのような成果が出たか」を具体的に伝えて、能力があることをアピールしてみてください。

また、あなた自身の体験だからこそ語れる情景や思いを盛り込むと、ほかの人と差がつく自己PRになります。

自己PRのエピソードが浮かばない場合は、「自己PRのエピソードの書き方や探し方は?企業に評価されるポイントも解説」の記事をご覧ください。

3.自分の強みをどのように業務に活かすか伝える

自己PRでは、自分の強みをどのように仕事で活かせるかも伝えましょう。優れた強みを持っていても、仕事で活かせなければ評価されにくいからです。

たとえば、「強みである傾聴力を活かして、患者さまの悩みや不安に寄り添える看護師を目指します」といったようにアピールすると効果的です。具体的にどのような業務で活かせるかは、忘れずに伝える必要があります。

4.第三者に添削を依頼する

完成した自己PRは、提出前に第三者へ添削を依頼しましょう。客観的な視点で読んでもらうと、伝わりにくい表現や不自然な文章が明確になります。

自分では問題ないと感じていても、初めて読む人には意図が伝わらない場合もあるため、他者の視点を取り入れると内容に説得力が生まれるでしょう。

自己PRの質を高めたい方は、学校のキャリア支援室や就活支援サービスなどに相談してみるのもおすすめです。キャリアチケットでも添削サービスを行っているので、ご活用ください。
添削の依頼先に迷っている方は、「自己PR添削はどうすればいい?依頼先やセルフチェックのコツも紹介」の記事もおすすめです。

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【強み別】看護学生の自己PR例文17選

自己PRでは、自分の強みをどのように相手に伝えるかが重要です。ここでは、看護師として評価されやすい強み別に自己PR例文を紹介します。自分の強みに合った伝え方を知りたい方や表現方法に迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

1.コミュニケーション能力

私の長所は、周りを明るくできるコミュニケーション能力があることです。私はどんなときもポジティブな気持ちに切り替え、周囲を笑顔にできます。

看護実習では患者さまとの関わりを含め、初めてのことばかりで悩む場面もありました。しかし、「自分が不安だと周りも心配してしまう」と考え、常に笑顔で接することを心掛けていました。

その結果、患者さまから「頑張ってね」「ありがとう」などの言葉を掛けていただくようになり、少しずつですが自信につながりました。いつも笑顔で過ごすことで、自分自身が元気になれたり、明るい気持ちになれたりしました。

実習の経験と私の強みを看護師になってからも活かして、どのようなときも笑顔を絶やさず、穏やかな対応を心掛けたいです。

2.思いやり

私の長所は、思いやりを持って行動できることです。

私は、大学入学時から老人ホームでボランティア活動をしていました。施設内では忙しくしている職員の方が多かったので、自分の仕事以外にも何かできることはないかと、積極的に声掛けを行いました。

また、一度頼まれた仕事はメモをとって内容を覚え、職員の方が困っている場合には、自分から率先してサポートするように心掛けました。

その結果、施設スタッフの方から信頼していただけるようになり、施設全体でも、大変そうな人がいたら進んでサポートする雰囲気ができました。ボランティア最終日には、手作りの寄せ書き色紙をいただけたことも嬉しかったです。

当時の経験を活かし、貴院に入職してからも思いやりを持ち続け、どのようなことも疎かにせず丁寧に向き合って取り組んでいきたいです。

3.忍耐力

私の長所は、忍耐強く物事に取り組めることです。

学生時代に取り組んだ看護実習は、複数あるプログラムのなかで最も大変とされていましたが、無事に完遂できました。私が通う学校では、看護実習の内容は全員が共通のプログラムで行うものではなく、一部を選択して自分にあった実習内容を構成できるものでした。

そのため、私は実務経験を少しでも積みたいと考え、実習時間が最も長く、課題が多く出される実習プログラムを選択しました。1人暮らしをしていることもあり、生活費は自分で賄う必要があったため、日中は看護実習、夕方からアルバイト、夜は課題作成と、かなりハードな日々でした。

しかし、そのような状況でも忍耐強くすべてに取り組み、実習を完遂させるだけでなく、アルバイト先にも迷惑を掛けることなくその期間を過ごせました。

貴院に入職してからも、持ち前の忍耐強さを活かして多忙な看護師業務を忠実に遂行し、ひたむきに患者さまと向き合いたいと思います。

4.傾聴力

私の長所は、傾聴力の高さです。

大学入学時から所属しているテニスサークルでは文化祭の実行委員を担当し、文化祭に関わる全メンバーの意見を聞いてまとめながら、提案や改善策を指示しました。

実行委員では、30名いるメンバー全員の意見をまとめるのに苦労しました。最初に行った会議では、それぞれが自由に主張してしまい、意見がまとまらずに失敗した経験があります。

そこで私は、一人ひとりにアンケートをとり、意見をまとめたうえで全体会議を実施しました。意見がある程度まとまっていることで、議論もスムーズに進み、最終的にはみんなが納得する楽しい文化祭にできました。

貴院に入職したあとも傾聴力を発揮し、チームワークを大切にしながら活躍したいです。

5.責任感

私の長所は、責任感の強さです。

看護実習を通じて改めて感じたことは、医療の現場では些細なミスさえ許されず、常に慎重かつスピーディな仕事が求められることです。そこで私は、課題の提出とは別で毎日日誌をつけて、その日の実習で学んだことや反省点をまとめて、改善できることがないか考え続けました。

その結果、実習当初はうまくできなかった業務がスムーズに行えるようになり、実習後半では先輩の動きを観察できるような心の余裕も持てるようになりました。

実習の経験を踏まえ、看護師として院内の業務に責任を持ち、日々あらゆる業務に細心の注意を払って、信頼される存在を目指したいです。

6.協調性

私の長所は、周りの人と協力して物事に取り組める協調性があることです。

私は中学・高校生のころに吹奏楽部に所属しており、トランペットを担当していました。高校3年生では副部長を任され、部長のフォローはもちろん、部員一人ひとりに寄り添って、不満のキャッチアップやモチベーションの維持に励みました。

また、楽器のパートごとに行っていた朝練を全体で行うことを提案した結果、県のコンクールでは銀賞を受賞できました。

医療の現場では、看護師がチーム一丸となって患者さまの対応を求められるため、自身の協調性と当時の経験を活かして、質の高い看護業務を提供できるよう努力いたします。

7.リーダーシップ

私の長所は、チームの先頭に立って能動的に動けるリーダーシップ力が強いところです。

実習先ではチームのリーダーを自ら引き受け、メンバーのまとめ役を買って出ました。実習期間中、先輩看護師の指導を適切に仰ぎ、分からないことはその都度質問して、その日の疑問点は必ずなくしてから実習を終えるようにしていました。

加えて、毎日の実習が終わってから必ずメンバーで集まり、その日の反省会をして翌日に活かすことを続けました。

看護師として働く際は、立場に関係なく、その時々の状況に合わせて臨機応変に対応する姿勢が求められます。看護師同士はもちろん、ほかの職種との連携も大切にして、院全体を意識した働き方をしていきたいです。持ち前のリーダーシップを活かして、同僚だけでなく患者さまにも頼りにされる看護師を目指したいです。

8.向上心

私の強みは、向上心の高さです。

直近で行われた看護実習では、先輩看護師の仕事をサポートする立ち回りを任される機会が多く、最初は言われたことに対応するのが精一杯で、もどかしい日々を過ごしました。

もっとスムーズに動けるようにするにはどうしたらよいか、先回りして動けることはないかを常に考えて行動し、先輩に積極的に質問して自分の業務の幅を広げられるように努力し続けました。

その結果、実習では高評価をいただき、サポートに入った先輩からも褒めていただきました。向上心の高さを貴院でも活かし、毎日の看護業務では常に学び考えながら行動して、看護師スキルを高めたいです。

9.努力家

私の長所は、地道な努力を継続できることです。

私の母は看護師をしています。大変そうな姿を見ることもありましたが、毎日がとても充実していて楽しいと話していたため、私も看護師に興味を抱きました。しかし、当時の私は、勉強も苦手で看護学校への入学は到底できるものではありませんでした。

そこで私は心を入れ替え、平日は毎日4時間の勉強を欠かさず行うことに決めました。塾にも通わせてもらい、環境を整えて自らを追い込み、コツコツ淡々と参考書の問題を解いた結果、理解できる内容が少しずつ増えてきました。すると、勉強が徐々に楽しくなり、偏差値も右肩上がりで上昇して、志望していた看護学校に無事入学できました。

勉強する習慣が身についたことで、現在も実習の課題や自習に難なく取り組めています。地道に努力できる姿勢を看護業務にも活かして実務を1日でも早く覚えて、患者さまに安心してもらえるような看護師になりたいです。

10.行動力

私の長所は、能動的に行動できるところです。

実習期間中、私は誰よりも率先して行動し、実務から多くの学びを得たいと考えていました。そこで、ほかの実習生に先んじて先輩のフォローに回ったり、少なくとも1日3回は質問することを意識したりして、実習中の疑問はすべてその日に解消させることを徹底しました。

実習の初期はたどたどしい動作でしたが、実習の終盤には少しスムーズに行えるようになり、先輩看護師の所作をより注意深く見る余裕も生まれました。

貴院に入職してからも、指示待ち人間にならず、できることから能動的に行動する姿勢を絶やさないのはもちろん、業務の幅を広げられるように努力いたします。

11.明るい性格

私の長所は、チームの雰囲気を明るくできるところです。

大学で所属するゼミでは、2週間に一度、ゼミ生による進捗報告会が行われていました。しかし、発表者への質問や話を聞く態度が高圧的な印象で、ゼミメンバーがストレスを抱える状況でした。この雰囲気を変えたいと思ったため、報告会の冒頭は必ず雑談を挟むことを提案しました。

また、私が聞き手に回った際は、質問する際のトーンを意識的に上げて、リアクションをオーバーにとるように心掛けました。その結果、報告会の雰囲気はかなり柔和になり、担当の教授からも褒めてもらえました。

貴院に入職してからも、持ち前の明るい性格を活かして、患者さまの気持ちを少しでも晴れやかにできる看護師として活躍できるよう努力いたします。

12.冷静さ

私の長所は、どのような状況でも冷静に対応できるところです。

大学時代は、カフェで3年間働いていました。平日は通勤前の社会人の方が次々と来店され、土日は買い物に来た方が休息するために訪れる立地で、注文を提供する店内は常にバタバタしていました。アルバイトを始めた当初は仕事の覚えが悪く、商品の提供に時間がかかってお客さまを待たせてしまうこともありました。

それでも提供する商品は一度も間違えたことはなく、どれほど忙しくても淡々と業務を遂行してきました。今ではピーク時に欠かせない存在の一人として店長からも褒めていただき、やりがいを感じています。

貴院でも、このような冷静に対応できる力を活かして、日々の看護師業務はもちろん、イレギュラーな事態が起きた際も落ち着いて業務に取り組みたいです。

13.体力

私の強みは、何事にも粘り強く取り組める体力があるところです。

私が所属していたバレーボール部は部員が多く、レギュラーになるには厳しい練習に耐えて実力をつける必要がありました。入部当初、私は実力がないため試合中はベンチにすら入れない状況でした。その状況がとても悔しく、必ずレギュラーを勝ちとると決めてからは、苦手だったサーブの練習と筋トレを毎日の練習後に1時間行い、そのメニューを2年間継続しました。

その結果、2年生ではベンチ入りして、ここぞといったときにサーブを任されるようになり、3年生になると念願のレギュラーの座をつかみました。

看護師業務は夜勤を含む不規則な勤務形態で、体力がなければ業務をこなせないと考えています。貴院に入職後は、持ち前の粘り強く取り組める体力を活かして、看護現場の第一線で活躍していきたいです。

14.柔軟性

私の長所は、状況に合わせて柔軟に対応できるところです。

私は現在、結婚式場でアルバイトをしており、お客さまのご案内や料理の配膳などを行うスタッフとして働いています。

あるとき、参列者が100名近い結婚式で挙式が予定より20分近く遅れてしまい、披露宴の進行が慌ただしくなる機会がありました。そこで、式の進行を元に戻すため、私が主体となって料理を提供するタイミングを調整し、無事に定刻に披露宴を終了できました。披露宴全体の進行には特段の影響もなく、新郎新婦さまからもご満足いただけたことを大変うれしく思っています。

貴院に入職後も、自身の柔軟性を活かして、患者さま一人ひとりの立場や状況に合わせて最適な対応をしたいです。

15.観察力

私は、周囲の変化に敏感に気づける観察力を強みとしています。

あるとき、同じ授業を受けていた友人の様子に、普段とは異なる違和感を覚えました。声のトーンや目線の動きに注意を払った結果、心に悩みを抱えていたことが分かり、相談に応じるなかで少しずつ落ち着きを取り戻していきました。

自分の気づきが誰かの助けになったことに、深い喜びを感じた経験です。今後も、周囲に気を配る姿勢を忘れず、さりげない変化にも目を向けながら行動できる看護師を目指します。

患者さまの表情や動作、声にならないサインを丁寧にくみ取り、信頼される存在でありたいです。

16.時間管理能力

私の強みは、目標達成に向けてタスクの優先順位を明確にし、効率的に時間を使う時間管理能力です。

この能力は、特に看護実習期間中に発揮されました。実習では、日々の記録や事前学習、患者ケアなど、多岐にわたるタスクを限られた時間でこなす必要がありました。私は、まずタスクの緊急度と重要度に応じて優先順位を設定し、それぞれに具体的な時間配分を決めました。

たとえば、通学時間を疾患学習や記録の下書きに充てることで、帰宅後の作業時間を大幅に短縮しました。また、「質の高いケアには自己の体調管理が不可欠」と考え、十分な睡眠時間を確保し、集中力の高い状態で記録を仕上げるルーティンを徹底しました。

結果、実習期間を通して提出物の遅延はなく、患者さまとの関わりや情報収集に時間を割くことができ、指導者からも「計画的で落ち着いた行動」と評価されました。貴院の看護師として働く際にも、多忙な病棟業務において、この時間管理能力は活かせると確信しています。

17.ポジティブ思考

私の強みは、困難な状況でも必ず学びを見出し、前向きに取り組めるポジティブ思考です。

これは、特に厳しかった老年看護学の実習で発揮されました。最初は受け持ち患者さまとのコミュニケーションがうまくいかず、記録も何度も書き直しになり、自信を失いかけた時期がありました。しかし、私は「失敗は成長のための貴重なヒントだ」と捉え、指導者や教員からのフィードバックを素直に受け止め、次の関わりで改善点に挑戦することを徹底しました。

具体的には、「一方的になっていないか」「患者さまの非言語的なサインを見逃していないか」など、毎日目標を設定し、実習のたびに改善を積み重ねました。この前向きな姿勢が、やがて患者さまとの信頼関係構築に繋がり、「あなたが来てくれると明るくなる」というお言葉をいただくことができました。

看護の現場では、予期せぬ出来事や精神的な負担が大きい場面に直面することもあるかと思います。私は、持ち前のポジティブ思考で、チームの一員として明るい雰囲気を作りながら、困難を成長の機会と捉え、粘り強く質の高い看護を提供することで貢献したいと考えています。

まずは、冒頭で自分がアピールしたい強みを明確に伝えましょう。そのあとに、具体的なエピソードや仕事への活かし方を説明することで、採用担当者は内容を理解しやすくなります。

また、ここまで紹介した自己PRの例文は300〜400文字程度です。より短くまとめたい方は「自己PRを短文で書くコツとは?例文を交えて作成法を徹底解説!」の記事も参考にしてください。

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【志望先別】看護学生の自己PR例文5選

看護師としてどのような就職先を目指すかによって、求められる強みは変わってきます。ここでは、5つの志望先における自己PRの例文を紹介するので、参考にしてみてください。

1.外来看護師を志望する場合

私の強みは、限られた時間で患者さまの状態を的確にアセスメントし、臨機応変に対応する力です。

これは、地域包括支援センターでのボランティア活動を通して培いました。健康相談の担当をした際、さまざまな訴えを持つ方に対して、短い会話のなかで緊急度や潜在的な問題を素早く判断し、必要な情報を提供することが求められました。

単に話を聞くだけでなく、表情や声のトーン、わずかな言葉の裏にある不安を捉えることを意識しました。特に、体調の急変を訴える方には、慌てずに冷静に優先順位をつけ、関係機関への連携をスムーズに行うことができました。

外来においては、一日に多くの患者さまが来院されます。私は、この経験で培った短時間での判断力と、多職種・他部署との連携に必要な調整力を活かし、診察が円滑に進むよう貢献したいと考えています。

外来看護師は、短時間で多くの患者さまの状態を把握し、的確な判断と迅速な対応、そして不安を和らげるコミュニケーションが求められます。

それぞれの志望先の仕事内容や特徴に焦点を当て、力を発揮できそうな自分の強みをアピールしましょう。

2.訪問看護を志望する場合

私の強みは、相手の生活背景や価値観を尊重し、「その人らしさ」を支える傾聴力と個別性を重視する姿勢です。

病院の実習では、患者さまの病状管理が主な業務でしたが、地域看護学実習で関わった在宅療養中の方から、「家に帰ってからの生活が不安」という声を聞き、病気を抱えながら地域で暮らすことへの関心が深まりました。

そこで私は、病院での関わりでは見えにくいご本人のこだわりやご家族の思いを深く理解するため、日常の些細な会話や自宅の環境を細かく観察し、ケアプランに反映させる努力を重ねました。

訪問看護では、利用者さまの生活の場に入り込み、その人らしく暮らすための支援が中心になると理解しています。私は、この実習で培った傾聴力と生活全体を見る視点を活かし、利用者さまやご家族が抱える不安を丁寧に受け止めます。そして、医療的なケアはもちろん、多職種と連携し、その方にとって最適な在宅療養生活を共に築くことで、貴ステーションに貢献したいと考えております。

訪問看護師は、利用者さまやご家族の生活全体を理解する力や多職種との連携力、そして予期せぬ状況に一人で対応する判断力・応用力が求められます。

「病院ではなく、自宅での生活に根ざした看護がしたい」という熱意と、訪問看護の現場で自分の強みがどのように発揮できるのかを、具体的なエピソードとともにアピールしましょう。

3.デイサービスを志望する場合

私の強みは、細かな変化を見逃さない観察力と、チーム全体の活動を円滑にする多職種連携への積極性です。

これは、高齢者施設でのボランティア活動を通して培いました。集団活動の場である施設では、利用者さま全員の体調や気分を同時に把握することが難しいと感じました。

そこで私は、バイタルサイン測定時だけでなく、レクリエーション中の表情や活動への参加度、わずかな動作の変化を重点的に観察し、すぐに介護職員の方と情報を共有しました。その結果、「いつもと様子が違う」という小さなサインを早期に発見し、体調不良の悪化を防いだ経験があります。

デイサービスの看護師は、利用者さまの安心・安全な活動を支える役割だと理解しています。貴施設においても、持ち前の観察力を活かし、体調変化の予防に努めます。また、介護士やリハビリスタッフと密接に連携し、医療的な視点からレクリエーションや生活支援の質を向上させることに積極的に貢献したいと考えております。

デイサービスの看護師は、利用者の日々の健康状態を観察する鋭い観察力や介護職員との連携力、そしてレクリエーションなどを通して利用者の「活動」を支える力が求められます。

学生生活や実習、ボランティアなどを通して、これらの力を発揮したエピソードを盛り込んでアピールしましょう。

4.美容クリニックを志望する場合

私の強みは、美しさを求めるお客さまの期待に応える接遇スキルと、美容医療に対する強い学習意欲です。

学生時代、百貨店の化粧品売り場でアルバイトをしていた経験があります。そこでは、商品の知識だけでなく、お客さま一人ひとりの微妙な肌の悩みや理想を察知し、丁寧なカウンセリングを通じて最高の購買体験を提供することを徹底しました。結果、リピーターのお客さまから「あなたに相談すると安心できる」と評価をいただきました。

美容医療は、お客さまの人生を前向きに変える医療であると理解しています。貴院で働くにあたり、この接客経験で培ったホスピタリティとコミュニケーション能力を活かし、施術前の不安を抱えるお客さまに心から寄り添い、安心感を提供します。

また、常に進化する美容医療の知識・技術を積極的に学び続け、看護師としての確かな知識と技術で、お客さまの「美しくなりたい」という願いを最前線でサポートし、貴院の発展に貢献したいと考えております。

美容クリニックを志望する看護学生の自己PRでは、一般的な看護師に求められる「命を守る能力」に加えて、「接客・接遇スキル」「美意識と向上心」「患者(お客さま)の不安に寄り添う力」が重視される傾向があります。

接客のアルバイト経験や、自分の「美」に関するこだわりなどをアピールしましょう。

5.保育園を志望する場合

私の強みは、子どもの小さな変化を見逃さない鋭い観察力です。

小児科実習中、私は、言葉で体調不良をうまく伝えられない子どもたちの表情、遊びへの集中度、普段との動作の違いを注意深く観察する訓練を重ねました。特に、食欲不振や機嫌の悪さといった非特異的なサインから、体温やバイタルに表れない体調の波を予測し、早期に介入できた経験は、私の自信となっています。

貴園においても、この観察力を活かし、ケガや事故、感染症のリスクを未然に防ぎます。また、保育士の方々への専門的な知識提供を通じて、園全体が安心して子どもたちを育てられる環境づくりに貢献したいと考えております。

保育園を志望する看護学生の自己PRでは、「子どもの健康と安全を守る専門性」に加えて、「子どもの発達段階への理解」「予防的な視点」などがポイントとなります。

「子どもの健康を日常的に守る予防的な視点」と「保育というチームのなかで医療専門職として機能する能力」をアピールしましょう。

自己PRに説得力を持たせる方法は?抑えるべきポイントと注意点を解説」の記事では、説得力のある自己PRを作成するポイントを紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。

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看護学生が面接で自己PRを伝える5つのポイント

看護学生が面接で自己PRを伝えるためには、いくつかのポイントを押さえることが大切です。ここでは、面接時に意識したい5つのポイントについて解説するので、ぜひ参考にしてください。

1.応募書類の内容に沿って答える

面接で自己PRを答える際は、履歴書やエントリーシートに書いた内容に沿うようにしましょう。

採用担当者は、手元にある履歴書やエントリーシートを見ながら面接を行います。応募書類と異なる内容の自己PRをすると、「どちらをアピールしたいのか」と採用担当者は混乱する可能性があるからです。

また、採用担当者は、履歴書やエントリーシートの内容から面接でさらに詳しく話を聞きたいと考えています。そのため、自己PRは履歴書やエントリーシートに記載したものをベースに回答しましょう。

2.エピソードはさらに掘り下げる

履歴書などに記載した自己PRをそのまま答えるのではなく、面接ではエピソードを交えて具体性を持たせることが大切です。

面接は採用担当者とコミュニケーションをとる機会なので、そのまま読み上げるのではなく、エピソードを膨らませて質問のきっかけを作りましょう。

エピソードの掘り下げに関しては、自己PRに限らずすべての質問に共通します。話の広げ方次第では、コミュニケーション能力の高さもアピールできるでしょう。

3.1分程度で答える

面接で自己PRを伝える際は、1分程度で話せるように構成するのが基本とされています。個人差はあるものの、聞き取りやすいペースで話すと1分あたりの文字数はおよそ300文字が目安です。1文を約50文字で構成すれば、6文程度で1分以内にまとまります。

また、自己PRを話す際にも、PREP法を意識するのがおすすめです。まず結論から述べたうえで、その理由や背景、具体的なエピソードを続け、最後にもう一度結論で締めくくると、説得力のある内容になるでしょう。

自己PRの制限時間が長めに設定されている場合は、「自己PRを3分で伝えるポイントは?評価されるコツや例文も紹介!」の記事も参考にしてください。

4.回答に自信を持つ

面接で自己PRを伝えるときは、自信を持って堂々と話すことが大切です。自信のない態度で答えてしまうと、内容が正しくても採用担当者に不安を与える可能性があります。

ほかの看護学生と比べてしまったり、実績がないことに不安を感じたりする必要はありません。自分の経験や考えをしっかり言葉にし、自分らしさを正直に伝えることが重要です。自己分析で見つけた強みや長所に自信を持ち、自分の魅力を前向きにアピールしましょう。

5.笑顔でハキハキと答える

面接では、回答内容に自信を持つだけでなく、笑顔で明るく話す姿勢も重要です。表情が硬く声が小さいと、話の内容が正しくても暗い印象を与えてしまうでしょう。

一方で、笑顔を意識しながらはきはきと話すと、同じ内容でも印象は大きく変わります。採用担当者に好印象を与えるためには、相手の目線を意識してどのような立ち居振る舞いが適切かを考えることが大切です。意識すると態度や話し方にも自然に表れ、面接全体の印象向上につながるでしょう。

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自己PRに悩む学生のあなたへ

自己PRは、自分の強みを採用担当者に分かりやすく伝えるための重要な要素です。伝えたい内容を整理したうえで、論理的に構成すると、自身の魅力がより伝わりやすくなります。

一方で、自己PRでどのような強みをアピールすればよいのか、伝え方に迷っている学生もいるでしょう。そのような場合は、就職エージェントへの相談がおすすめです。

就職エージェントであるキャリアチケットでは、自己PRの内容に悩んでいる学生に向けて、強みの見つけ方や文章の構成の仕方などを丁寧にサポートしています。また、すでに自己PRを作成済みの方には、キャリアアドバイザーによる添削も可能です。

自分に合った強みの見つけ方に悩んでいる方や自信を持って選考に臨みたい方は、キャリアチケットまでお気軽にご相談ください。

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看護学生の自己PRに関するよくある質問

最後に、看護学生の自己PRに関するよくある質問とその回答を紹介します。

Q.自分の強みが分かりません…

A.自分の強みが分からないのは、自己分析が不足している可能性があります。まず、看護実習やアルバイト、部活動など、過去の経験を振り返ってみましょう。そのなかで、自分が力を発揮できたことや、周りに褒められた出来事などを思い出してみてください。

こういった分析を行うことで、あなたの看護師としての適性につながる強みが見つかるでしょう。客観的な意見を取り入れるために、家族や友人などに聞いてみるのもおすすめです。

Q.看護師の面接で自己PRは必ず聞かれますか?

A.自己PRは、面接において定番の質問項目です。「自己PRをしてください」という直接的な質問形式でなくても、長所やガクチカ(学生時代に力をいれたこと)など、あなたの「強み」や「仕事への活かし方」をアピールできる質問は必ずされると考えて対策しましょう。

自己PRと長所は似ていますが、厳密には意味が異なります。自己PRと長所の違いを解説している、「自己PRと長所は何が違う?アピール時のコツや伝え方を例文含めて解説」の記事をご覧ください。

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