このページのまとめ
- ESの自分史は、過去の経験を時系列で整理して一貫性のある文章にまとめることが重要
- 自分史では事実の羅列を避け、行動の背景にある感情や学びを伝える
- 大学時代のエピソードに重点を置いて自分史を書き、入社後の活躍をアピールする

「自分史をESに書くにはどうすれば良い?」「どんな内容が評価されるの?」などと気になる就活生もいるでしょう。自分史で高評価を得るには、事実に即して人柄や強みを書き、企業との相性の良さをアピールするのがポイントです。
この記事では、ESにおける自分史の書き方や評価されるポイントを解説します。例文や注意点も紹介しているので、選考突破につながる自分史を作成するためにぜひ参考にしてください。
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- ESの自分史で評価されるポイント
- これまでの経験
- 人柄や考え方
- 強みやスキル
- 企業との相性
- ESに自分史を書くための4つの準備
- 1.幼少期から現在までを振り返る
- 2.モチベーショングラフを作成する
- 3.経験の共通点を見つけ出す
- 4.企業の「求める人物像」と重なる部分を選ぶ
- ESにおける自分史の書き方
- 1.各年代に分けて記入欄を作る
- 2.年代別にエピソードを書く
- 3.エピソードごとに当時の考えや感情を書く
- 4.エピソードを通して学んだことを書く
- 5.全体を通して自分の強みや特徴をまとめる
- ESの自分史をより魅力的に書くコツ
- 過去の経験を現在の価値観につなげる
- 周囲からの評価や行動の結果を具体的に書く
- 【文字数別】ESに書く自分史の例文
- 1,000文字程度の例文
- 2,000文字程度の例文
- 【経験別】ESに書く自分史の例文
- 部活動やスポーツ経験を軸にする場合
- 学業や研究を軸にする場合
- 困難を乗り越えた経験を軸にする場合
- ESに自分史を書く際の注意点
- 事実の羅列に終始しない
- ネガティブな要素を除外しない
- 自慢話で終わらせない
- 嘘や誇張を書かない
- ESでの自分史の書き方に悩んでいるあなたへ
ESの自分史で評価されるポイント
自分史とは、これまでの経験や感情を時系列にまとめたものです。幼少期から現在までを振り返り、「どのような出来事があったか」「何を考えたのか」などをまとめます。
ES(エントリーシート)で自分史が求められる場合、これまでの経験のほかに人柄や強み、企業との相性を見られるのが基本です。評価されるポイントをチェックし、自分史の作成に役立ててみてください。
なお、自分史を含めたESの提出は、選考の第一歩である「エントリー」の重要なプロセスです。何社ほど応募すべきか、今の進め方で大丈夫か不安を感じたら、「就活におけるエントリーとは?開始時期や応募数などを解説」の記事を読み、改めてエントリーの基本ルールを整理しておきましょう。
これまでの経験
自分史を通じて、企業は「あなたがこれまでに何をしてきたのか」を見ています。過去の経験が、現在の価値観や活動にどう結びついているのか、一貫性を見極めるためです。
ESにおいては、必ずしも「大会優勝」のような華々しい実績が必要なわけではありません。むしろ、目標に対して「どのように取り組んできたのか」「なぜその行動を選んだのか」など、行動の背景が重点的に評価されます。
人柄や考え方
人柄や考え方も、自分史で見られるポイントです。ESの限られた質問だけでは、就活生の人柄や価値観を深掘りできない場合があります。
そのため、企業は過去の出来事をさかのぼって就活生の価値観を確認し、どのような人間で、どのような状況で力を発揮するのかを見極めるようです。
強みやスキル
自分史では、具体的なエピソードに裏打ちされた強みやスキルも見られます。主観的な主張だけでなく、経験にもとづいた根拠があることで、その能力が本物であると証明できるからです。
厚生労働省の調査によると、企業は選考において以下のような項目を重視しています。
※複数回答
※上位5項目を抜粋
| 企業が新卒選考で重視した点 | 重視した企業の割合 |
| 職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神 | 79.3% |
| コミュニケーション能力 | 74.8% |
| マナー・社会常識 | 58.6% |
| 組織への適応性 | 53.2% |
| 体力・ストレス耐性 | 36.2% |
参照:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況(p.7)表4 採用区分、若年正社員の採用選考の有無及び採用選考にあたり重視した点別事業所割合」
自分の経験がこれらの項目にどう結びついているかを意識して自分史を書くと、より高い評価につながるでしょう。
参照元
厚生労働省
令和5年若年者雇用実態調査の概況
企業との相性
自分史からは、企業にマッチしそうかどうかも見られています。どれほど優れた経験を積んでいても、企業の方向性や社風と一致しなければ、入社後のミスマッチや短期離職のリスクを懸念されかねません。
自分史で強調するエピソードが、志望企業の求める人物像とリンクしているかが鍵となります。自分の考え方や行動様式が志望企業の文化に馴染むことを証明できれば、確かな評価へとつながるでしょう。
「エントリーシートとは?履歴書との違いや基本を押さえて選考を突破しよう」では、企業がESで見ているポイントを紹介しています。選考突破につながるESを作成するため、ぜひ参考にしてください。
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ESに自分史を書くための4つの準備
説得力のある自分史をESに書くためには、以下の図のステップに沿って過去の経験を深掘りし、企業が求める人物像と結びつけることが重要です。

ここでは、自分史を書く前にやっておきたい準備をまとめました。ESを書き始める前に、まずは自分自身を客観的に見つめ直しましょう。
1.幼少期から現在までを振り返る
自分史作成の第一歩は、これまでの人生を時系列で網羅的に振り返ることです。以下のフェーズで印象に残っている出来事を書き出します。
・幼少期
・小学校
・中学校
・高校
・大学
過去を振り返る際は、大きな成功体験だけでなく、「悔しかったこと」や「日常の何気ない習慣」も思い出しましょう。何気ない行動のなかにこそ、本当の価値観や強みが隠れている可能性があります。
過去のエピソードから自己理解を深めるため、「自己分析のやり方は?おすすめの方法12選と就活における注意点を紹介」の記事もご確認ください。
過去を振り返るときのテンプレート
効率的に過去を振り返るために、以下の項目を埋めていく形式でメモを作成してみましょう。
| 印象に残ったエピソード | そのときの考え・感情 | 学んだこと | |
| 幼少期 | |||
| 小学生 | |||
| 中学生 | |||
| 高校生 | |||
| 大学生 |
事実だけでなく「そのとき、どう感じたか」をセットで書き残すことが重要です。テンプレートをあらかじめ埋めておくことで、ESに書く内容を整理しやすくなります。
2.モチベーショングラフを作成する
出来事を洗い出したら、次は「モチベーショングラフ」を作成して感情の動きを可視化しましょう。縦軸にモチベーションの高さ、横軸に時間を取り、人生の浮き沈みを曲線で描きます。
グラフの山と谷に注目すると、自分がどんなときにエネルギーが湧き、どのような状況で挫折を感じるのかがひと目で分かるでしょう。
ESにおける自分史は、現在の自分自身の強みや価値観がどのように形成されたかを示す場です。特に感情が大きく動いた「山」や「谷」のエピソードを深掘りすると、自分の行動原理を裏付けるアピール材料が見つかります。
3.経験の共通点を見つけ出す
複数のエピソードが集まったら、共通する「思考のクセ」や「行動特性」を見つけ出しましょう。複数の出来事に共通する要素こそが、自分自身の「強み」や「価値観」です。
たとえば、「中学校の部活で部長を務めた」と「大学で学園祭を成功させたとき」の両方で、「周囲の調整役に徹していた」という共通点があれば、それが揺るぎない軸といえます。共通点を軸に据えて自分史を書けば、幼少期から現在まで一本の筋が通った文章に仕上がるでしょう。
4.企業の「求める人物像」と重なる部分を選ぶ
最後に、整理した自分史のなかから、応募先企業の社風や求める人物像と「重なる部分」を厳選します。自分史をそのまま書くのではなく、企業のニーズに合わせて強調するポイントを変えるのがコツです。
たとえば、企業の理念が「挑戦」であれば、自分史のなかから「新しいことに飛び込んだ経験」や「壁を乗り越えたエピソード」を中心に文章を組み立てましょう。「チームワーク」を重視する企業なら、周囲と協力した経験を軸に据えてください。
自分史という人生の記録から、その企業で活躍できる根拠を見つけ出すことで、「この人こそ自社に合う」という評価につながります。
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ESにおける自分史の書き方
ここでは、自分史の書き方をまとめました。自分自身の経験や強みを分かりやすく書くため、ぜひ参考にしてみてください。
1.各年代に分けて記入欄を作る
まずは、年代別に記入欄を作りましょう。一般的には、次のように分けます。
・幼少期
・小学生
・中学生
・高校生
・大学生
ここでのポイントは、ひと目で全体像が分かるレイアウトを意識することです。【小学校】【中学校】のような小見出しを立て、年代の区切りを明確にしましょう。視覚的な工夫を凝らすと、採用担当者に内容が伝わりやすくなります。
2.年代別にエピソードを書く
記入欄を作成したら、それぞれの年代を象徴する具体的なエピソードを書きましょう。ここでは「自分が主体的に取り組んだこと」や「大きな決断をした瞬間」にフォーカスするのがポイントです。
たとえば、「中学時代に部活動でレギュラーを外れたが、練習方法を変えて復帰した」といった具体的な事実を記載してください。自分史において、エピソードは個性を裏付ける証拠となります。
年代別の文字数の比率
自分史全体の文字数配分は、直近の経験である「大学時代」を最も多くするのが基本です。一般的には、小学校・中学校を各10%、高校を30%、大学を50%程度にするのが理想的とされています。
ESの自分史において、企業が知りたいのは「現在のあなた」に近い姿です。幼少期は「今の性格が形成されたきっかけ」を伝える程度に留め、大学での活動に比重を置くことで、入社後の活躍イメージが湧きやすくなるでしょう。
3.エピソードごとに当時の考えや感情を書く
自分史では、事実関係を並べるだけでなく、エピソードごとに「何を考え、どう感じたか」を書き加えましょう。企業は「何をしたか」以上に、「なぜその行動をとったのか」という動機を知りたがっているからです。
たとえば、「大会で入賞した」という事実でも、「周囲の期待に応えたかった」という動機からは責任感、「ライバルに負けたくなかった」という気持ちからは競争心が伝わります。当時の感情を書き、自分らしさをアピールしてください。
4.エピソードを通して学んだことを書く
各エピソードの締めくくりには、経験から得た「学び」や「気づき」を書きましょう。「楽しかった」「頑張った」で終わらせず、その経験がのちの人生にどう活かされたかを言語化します。
「チームで協力することの大切さを学んだ」「継続が成果を生むと実感した」など具体的に書くと、企業から「入社後も自ら成長し、活躍してくれる人材だ」という評価につながるでしょう。
5.全体を通して自分の強みや特徴をまとめる
自分史の最後には、各年代のエピソードに共通する「自分らしさ」を総括としてまとめます。これまでのすべての経験が、一つの軸でつながっていることを示すのがポイントです。
たとえば、「私の人生を振り返ると、常に『知的好奇心』が行動の原動力でした」というように、自分を定義するキャッチコピーを添えると、採用担当者の印象に残りやすくなります。
結びとして、その強みを「入社後の仕事でどう活かしたいか」で締めくくれば、自分自身のポテンシャルをより効果的に伝えられるでしょう。
「自分史の書き方はどうすればいい?テンプレートの例やまとめ方を解説」の記事では、自分史を作成する際のコツを紹介しています。評価につながる書き方を詳しく知りたい人は、ぜひあわせてご覧ください。
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ESの自分史をより魅力的に書くコツ
魅力的な自分史を書くためには、エピソードの取捨選択と深掘りが欠かせません。ここでは、自分史をさらに魅力的にするコツをまとめました。ESを作成する際に、ぜひご確認ください。
過去の経験を現在の価値観につなげる
自分史を書くときに重要なのは、過去の出来事を「点」で終わらせず、現在の自分自身を形作る「線」としてつなげることです。
企業は就活生の年表が見たいわけではありません。過去の経験から得た「学び」や「強み」が、入社後の仕事にどう活かされるかを確認したいと考えています。
たとえば、「中学時代の挫折があったからこそ、現在は粘り強さを大切にしている」とアピールしてみましょう。過去の経験を現在の価値観に結びつけることで、採用担当者に「この人は自社でも同じような価値観で動いてくれそうだ」と感じてもらえます。
自分自身がもつ価値観について理解を深めたい場合は、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方9選や目的・活用例を解説」の記事を参考に、自己分析を進めてみてください。
周囲からの評価や行動の結果を具体的に書く
自分史に説得力をもたせるには、自分の感想だけでなく、客観的な事実が必要です。自己評価に加え、周りから言われた言葉や、行動によって起きた変化を具体的に書きましょう。
「リーダーシップを発揮した」よりも、「周囲から『君がいたからチームがまとまった』と言われ、退部率が0%になった」と書くほうが、強みが鮮明に伝わります。
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【文字数別】ESに書く自分史の例文
ESに自分史を書く際は、文字数制限に合わせて記載内容や構成を工夫しましょう。ここでは、1,000文字と2,000文字の具体的な例文を紹介します。例文を参考に、指定された文字数内で何をアピールすべきか考えてみてください。
1,000文字程度の例文
【小学生】地元のサッカークラブに所属していました。当時は技術の向上に夢中でしたが、キャプテンに選ばれたことを機に、チーム全体の動きを意識するようになりました。
試合に負けて泣いている仲間がいれば真っ先に声を掛け、練習メニューがマンネリ化していると感じればコーチに相談するなど、幼いながらに「組織を良くするために動く喜び」を覚えました。
【中学生】合唱コンクールの実行委員を務めました。私のクラスは当初、男子生徒の練習意欲が低く、合唱が成立しないほどでした。私は練習を強制するのではなく、一人ひとりと対話を重ね、彼らが「恥ずかしい」と感じている本音を聞き出しました。
そこで、部分練習を取り入れて上達を実感させる工夫をした結果、クラスがまとまり、本番では金賞を受賞できました。この経験から、対話の大切さを学びました。
【高校生】硬式テニス部に入部し、副部長として県大会ベスト4を目指しました。私たちのチームは個々の能力は高いものの、ダブルスの連携に課題がありました。そこで私は、試合の動画を撮影して全員で分析する「ビデオミーティング」を週に一度導入しました。
客観的な視点を取り入れたことでペアごとの課題が明確になり、最終的に目標であった県ベスト4を達成することができました。この経験から、データに基づいた課題解決の重要性を実感しました。
【大学生】カフェでのアルバイトにおいて、店舗の廃棄ロス削減に取り組みました。私の働く店舗では毎日大量のフードが廃棄されており、それを当たり前とする風潮に違和感を覚えました。当初、周囲からは「今まで通りで良い」という声もありましたが、私は「無駄を減らすことは、結果的にサービスの質向上に繋がる」と信じ、行動に移しました。
私は店長に掛け合い、時間帯ごとの客層と売れ行きを1ヶ月間記録し、発注量を調整するよう提案しました。ベテランスタッフから「手間が増える」と反対されましたが、数値を示して説得を続け、さらに「余った時間で接客に注力できる」というメリットを具体的に提示しました。
結果として廃棄量を30%削減することに成功し、店舗の利益率向上に貢献したとして「ベストスタッフ賞」をいただきました。この経験から、課題に対してデータに基づき、周囲の納得感を得ながら改善する重要性を学びました。
【結び】私の人生を振り返ると、常に「現状をより良くするために周囲を巻き込む」という共通点があります。貴社においても、現場の声を拾い上げ、最適な解決策を提示することで貢献したいと考えています。
2,000文字程度の例文
【小学生:集団における責任感の芽生え】
私の責任感の原点は、小学4年生から卒業まで務めた学級委員の経験にあります。当時は単なる憧れで引き受けた役職でしたが、運動会の学年競技でクラスがまとまらず最下位になった際、自分の無力さを痛感しました。
悔しさから翌年は、一方的に指示を出すのではなく、クラスメイト一人ひとりに声を掛け、練習メニューの改善案を募るスタイルに変えました。全員が納得感をもって取り組める環境を整えた結果、最後には優勝を勝ち取ることができました。
このとき、集団の代表として周囲の声を汲み取ることの重要性と、全員で一つの目標を達成する喜びを学びました。
【中学生:自己規律と継続力の習得】
中学校では英語のスピーチコンテストに出場し、大きな挫折と成功を経験しました。帰国子女がひしめくなかで、独学の私は当初、発音の拙さを周囲に笑われ自信を失いかけました。
しかし、できないことをそのままにせず、毎日1時間の音読とシャドーイングを3年間欠かさず継続することを自分に課しました。さらに、昼休みを返上してALTの先生の元へ通い、一語一句の正確なニュアンスを叩き込みました。
結果として、3年生の県大会で入賞を果たし、「才能の差は継続的な努力で埋められる」という信念をもつに至りました。この経験が、私の粘り強さの土台となっています。
【高校生:多様性のなかでの自己確立と葛藤】
高校時代は、1年間のカナダ留学を選択しました。それまでの私は「周囲に合わせること」が円滑なコミュニケーションだと考えていましたが、現地の高校ではその価値観が通用しませんでした。
特に印象的だったのは、歴史のディスカッション形式の授業です。自分の意見を言わずに聞き役に徹していたところ、担当教師から「発言しないのはクラスの思考を停止させているのと同じだ」と厳しく指摘されました。衝撃を受けた私は、英語力への不安を捨て、たとえ文法が間違っていても自分の考えを言語化し、議論の場に投じるよう努めました。
また、留学中のサッカー部では、言葉が完璧に通じないなかでも「プレーで信頼を勝ち取る」ことに執着しました。練習後にはメンバーを誘って自主練を行い、戦術について図解を用いて説明するなど、言語以外のコミュニケーション手段を必死に模索しました。
これらの経験を通じて、異質な価値観をもつ他者を尊重しつつも、自分という個を明確に打ち出す「真のコミュニケーション力」を養いました。困難な環境でも自ら居場所を作り出す主体性は、私の大きな強みです。
【大学生:論理的思考に基づいた課題解決の実践】
大学生活においては、個別指導塾での講師のアルバイトと、ゼミでの地方自治体への政策提言に最も力を注ぎました。
アルバイト先の個別指導塾では、第一志望へ合格する生徒が全体の30%を下回るという課題に直面していました。当初、ほかの講師たちは「生徒のやる気がない」と決めつけていましたが、私は生徒一人ひとりとの面談を通じ、本当の原因は「成功体験の欠如」にあると分析しました。
そこで、スモールステップ方式の学習計画表を独自に作成し、毎回の授業で「今日できたこと」を可視化する仕組みを導入しました。さらに、ほかの講師にも協力を仰ぎ、校舎全体で生徒を褒める文化を醸成しました。その結果、1年後には塾全体の合格率を75%まで引き上げることができ、論理的な分析に基づく施策が組織を動かすことを実感しました。
ゼミでの「地方都市の経済活性化」に関する研究では、理論を机上の空論にしないため、実際に山間部の自治体へ足を運び、100世帯以上の住民を対象にフィールドワークを実施しました。当初、外部の学生である私に対して住民の方々は保守的な反応を示しましたが、数ヶ月間にわたって現地に滞在し、農作業を手伝いながら信頼関係を築きました。
聞き出した生の声をもとに、「既存の交通インフラを活かした配送シェアリング」のモデルを立案し、最終的には町長へのプレゼンテーションを行うまでに至りました。この4年間で、私は「現場にある本質的な課題」を見極め、周囲を巻き込みながら具体的な形にする力を磨きました。
【結び】 私の人生は、好奇心を原動力に未知の世界へ飛び込み、直面した壁を分析と努力で乗り越えていく過程の連続でした。小学校でのリーダー経験、中学校での継続、高校での異文化適応、そして大学での実践的な課題解決。これらの経験はすべて、私の「粘り強さ」と「客観的分析力」を形作っています。
貴社においても、直面する困難を成長の糧と捉え、組織の目標達成に向けて論理的かつ情熱的に貢献したいと考えています。
「就活のエントリーシートの書き方を一から解説!落ちないための注意点」の記事では、内定につながるESの書き方を解説しているので、ぜひご覧ください。
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【経験別】ESに書く自分史の例文
ESの自分史では、自身の経験を通じて培った強みや価値観を効果的に伝えることが重要です。ここでは、主な経験別の例文を紹介します。これまでの経験を盛り込み、自分自身の魅力を効果的にアピールしましょう。
部活動やスポーツ経験を軸にする場合
【小学生】地元の少年野球チームに入団しました。体格が小さく最初はベンチを温める日々でしたが、誰よりも早くグラウンドに行き、毎日100回の素振りを欠かさず行いました。このとき、地道な準備が成果の土台になることを学びました。
【中学生】野球部で「守備の要」であるショートを任されました。エラーを恐れて消極的になっていた時期もありましたが、顧問の先生から「失敗を恐れず一歩前へ出ろ」と励まされ、攻めの守備を意識するようになりました。これにより、ミスを恐れず挑戦する精神が身につきました。
【高校生】野球部の主将を務めました。甲子園予選で敗退した際、チームに足りなかったのは「個々の自律心」だと痛感しました。
そこで、全員が毎日「今日の目標」と「反省」をノートに書き、互いにフィードバックする仕組みを作りました。結果、部員の課題意識が向上し、秋の大会では県大会ベスト8進出を果たしました。
【大学生】ラクロス部に所属しました。私たちのチームは指導者が不在で、戦術が属人化しているという課題がありました。そこで私は「戦術分析班」を立ち上げ、過去の試合をデータ化して全メンバーがスマホで共有できる「デジタル戦術書」を導入しました。
これにより、経験の浅い下級生も共通の判断基準を持ってプレーできるようになり、チーム全体の底上げに成功しました。最終的には、創部以来初となるリーグ昇格を果たすことができました。
【結び】私はスポーツを通じて、個人の努力を「仕組み」に昇華させ、組織の力を最大化する術を学びました。貴社においても、現場の課題を構造的に捉え、チーム一丸となって目標を達成する仕組みづくりに貢献したいと考えています。
学業や研究を軸にする場合
【小学生】読書が大好きで、図書室の蔵書を読み漁る日々でした。特に歴史小説に惹かれ、過去の偉人がどのように困難を乗り越えたのかを学ぶことに喜びを感じていました。
【中学生】数学の美しさに魅了されました。公式を暗記するのではなく、「なぜこの定理が成り立つのか」を証明することに没頭し、論理的に思考する基礎を築きました。
【高校生】理系特進クラスで物理学を専攻しました。複雑な現象がシンプルな数式で解き明かされる過程に感動し、放課後は友人に数学や物理を教える「ミニ講習」を自主的に開催していました。
【大学生】有機化学の研究室に所属し、新規化合物の合成に取り組んでいます。実験は失敗の連続で、100回試しても目的の物質が得られないこともあります。
しかし、失敗データこそが宝であると考え、反応条件を細かく変えながら粘り強くアプローチを続け、最終的に学会で発表できる成果を出しました。
【結び】学業を通じて磨いた「論理的思考力」と「仮説検証を繰り返す粘り強さ」を武器に、技術職として社会の基盤を支える製品開発に貢献したいです。
困難を乗り越えた経験を軸にする場合
【小学生】ひどい人見知りで、クラスメイトの前で話すことが苦手でした。しかし、放送委員になったことをきっかけに、原稿を読む練習を毎日家で繰り返し、少しずつ人前で話す度胸を身につけました。
【中学生】部活動で大怪我をして半年間の長期入院を余儀なくされました。勉強が遅れる不安に駆られましたが、病院でできる学習計画を立て、通信教育で学力を維持しました。この経験で精神的な強さを得ました。
【高校生】志望校への不合格という挫折を味わいました。滑り止めの学校に進学することになりましたが、「環境のせいにしない」と決め、学年1位の成績を維持することを目標に掲げて猛勉強しました。結果、3年間学年1位を維持できました。
【大学生】長期インターンシップ先で、新規事業のテレアポ営業に挑戦しました。当初は1日に100件電話しても1件もアポイントが取れず、精神的に追い込まれました。しかし、断られる理由をすべて書き出し、トークスクリプトを20回以上修正した結果、最終的にはチーム内でトップのアポイント獲得率を記録しました。
【結び】私は困難に直面したときこそ、冷静に原因を分析し、行動を変えることで乗り越えてきました。この「逆境を糧にする力」を活かし、いかなる困難なプロジェクトも完遂させてみせます。
就活において困難を乗り越えた経験は、企業に評価されやすいアピール材料の一つです。書き方については、「『困難を乗り越えた経験』例文9選!基本的な書き方や回答のポイントを解説」の記事で詳しくご確認ください。
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ESに自分史を書く際の注意点
自分史を作成する際、書き方を間違えるとただの思い出話になってしまいかねません。ここでは、ESに自分史を書くときの注意点をまとめました。選考を突破できるESを書くため、ぜひ参考にしてください。
事実の羅列に終始しない
ESに自分史を書く際は、事実を羅列するのではなく、当時の「感情」や「行動原理」を重点的に書きましょう。「5歳でピアノを始め、8歳でコンクールに出場した」という事実だけでは、あなたの人間性は伝わりません。
先述したように、採用担当者がESから知りたいのは、そのときに何を考え、なぜその行動を選択したのかというプロセスです。行動の裏側にある「自分なりの理由」を言葉にすることで、表面的な経歴だけでは見えない価値観や人柄が採用担当者に伝わります。
ネガティブな要素を除外しない
自分史において、挫折や失敗の経験を隠す必要はありません。むしろ、マイナスの状況からどう立ち直ったかを示す「回復力(レジリエンス)」は、社会人として高く評価される要素です。
成功体験ばかりを並べると、成長の軌跡が見えにくく、信憑性に欠ける印象を与えかねません。失敗した事実を素直に認め、それをどう乗り越えて今の自分につながっているかを論理的に説明しましょう。
自慢話で終わらせない
実績のアピールは大切ですが、単なる「自慢話」で終わらせてはいけません。自分の実力だけを強調し過ぎると、「周囲の協力に気づけない人」「独りよがりな人」という印象を与えるリスクがあります。
自分史ESで本当に伝えるべきは、その経験から得た強みを、入社後にどう再現できるかです。周囲への感謝やチームのために動いた背景を添えると、「この人は組織のなかで周囲を巻き込み、安定して成果を出せる」という期待につながります。
嘘や誇張を書かない
自分を魅力的に見せようと、嘘や誇張を書く必要はありません。ESの内容は、面接での質問材料の一つ。事実にもとづいた言葉で語ることで、どんな質問に対しても一貫性のある回答ができるでしょう。
また、ありのままの自分を伝える姿勢は、「誠実で信頼できる人物」という評価につながります。たとえ些細な出来事であっても、自分なりの気づきや工夫は立派なアピール材料です。背伸びをしない等身大の言葉こそが、結果として評価につながります。
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「自分史の書き方が分からない」「自分だけで考えるのは難しい」と感じる人もいるでしょう。自分史がうまく作れないと悩む場合には、ぜひキャリアチケット就職エージェントにご相談ください。
キャリアチケット就職エージェントでは、就活のプロがマンツーマンで選考対策を実施します。自己分析で自分史に必要な経験を一緒に洗い出したり、ESの書き方をアドバイスしたりと幅広いサポートが可能です。
プロの視点でESの添削もできるので、「この内容で大丈夫?」と不安な人もご相談ください。ぜひ一緒に、志望企業の内定獲得を目指しましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。